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2021-02-24 14:49

攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLに学ぶ|多様性とは種が存続するためのリスク回避である

攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLに学ぶ|多様性とは種が存続するためのリスク回避である

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皆さんこんにちは、ジャスタアイディア!北詰至です。
このポッドキャストは、知的好奇心旺盛なマルチポテンシャライトの私、北詰至が日々思いついたジャスタアンアイディアを配信する雑談系ポッドキャストです。
今回のテーマは、多様性についてです。
前回、前々回とですね、しばらく広角機動隊の話を立て続けにしているような気がするんですけれども、
今まさにですね、広角機動隊祭りでして、ここ2、3週間くらいかな、ずっといろんなシリーズの広角機動隊を見ています。
最初、劇場版ゴーストインザーシェルに始まり、スタンドアロンコンプレックスで、それのセカンドギグ。
その後に、SACのソリッドステートソサイティ。
その後、アライズ見て、広角機動隊の新劇場版を見て、
もう一回、今ゴーストインザーシェルを見てました。
つながっているところとかもあったりするので、
意外とね、昔見たやつをもう一回いろんなシリーズを見た後に見直すと、
結構なんか新たな発見というか、より深く物語を知れるような気がします。
なんで私が最近こんなに広角機動隊ばっかり見てるかというと、
今までも映画も漫画も何度も見てきたんですけど、
結構あの、つまみ食いというか、こう、全シリーズ通してで見るっていうことはなかったんですね。
ちょいちょいって見て、また見なくなって、またしばらくして同じの見たりとかっていうことが多かったんですけど、
ちょっとなんか集中的に見て、もっと世界を深く知りたいなと思って、今すごい集中して見ています。
で、一番最初に今回の広角機動隊祭りの出発地点だったゴーストインザーシェルに、
いろんなアニメシリーズを見た後にもう1回戻ってみたらですね、すごいセリフでハッとしたセリフがあったんですね。
それが今回のテーマの多様性についてのセリフになります。
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多様性って、今すごく大事にしようって言われてるところで、ここ最近、何ですかね、キーになるワードだと思うんですけど、
そもそも多様性って何なのよっていう疑問があったんですね。
私は個人的に多様性ってすごく当たり前のことだし、人はそれぞれ違うってすごく当たり前のことなので、
何を今さら多様性を大事にしようって言ってるのかなっていう、あんまりピンときてなかったんですね、この多様性を大事にするっていうムーブメントが。
私が多様性を当たり前だと思うのは、まず初めに自分と同じ人がいない。
自分はすごく孤独だっていう気持ちが強いからなんです。
私が特に自分が好きになるもの、それは映画だったり漫画、音楽、そういうカルチャー的なものとかね、
なんかそういうのがどちらかと言えばマイノリティーな方なので、
マイノリティーって仲間になかなか出会えないじゃないですか、同じ感覚を持っている人にね。
だからすごくマジョリティーの中で寂しいなっていう思いがいつもあったんですね。
だからこそその人と人は違うってすごく当たり前のものとして、
認識してきました。
だから多様性って当たり前だよねって思ってるんですけど、
今回その攻殻機動隊のコーストイン・ザ・シェルを見てたら、
最後の方にすごくハッとしたセリフがありました。
これはですね、コーストイン・ザ・シェルのお話の中で、人形使いという、簡単に言うと敵みたいなものが出てきて、
それと主人公の草薙紋が出てきて、
その人形使いというのは、
これはですね、コーストイン・ザ・シェルのお話の中で、人形使いという、簡単に言うと敵みたいなものが出てきて、
それと主人公の草薙紋が最後のシーンでですね、会話をするんです。
その会話の中で出てくるセリフなんですけど、
人形使いからですね、融合しないかっていう提案がなされるわけですね。
その、君と融合したいって人形使いが草薙紋男に言う前の人形使いのセリフなんですけど、
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人形使いがですね、私のシステムには子孫を残して死を得るという生命としての、
あ、これあれですね、今ネットでプロット見てるんですけど、これちょっと間違ってんな。
えーとですね、本当のセリフは、なぜなら私のシステムには子孫を残して死を得るという生命としての基本プロセスが存在しないからだって人形使いが言うんですね。
で、元子がコピーを残せるじゃないって言うんです。
人形使いはプログラムなので、コピーを残せるじゃないっていうセリフが出てくるんですね。
そうすると人形使いが、コピーは所詮コピーに過ぎない。たった一種のウイルスによって絶滅する可能性は否定できないし、
何よりコピーでは個性や多様性が生じないのだ。
より存在するために複雑多様化しつつ、時にはそれを捨てる。
細胞が代謝を繰り返して生まれ変わりつつ老化し、そして死ぬ時に大量の経験情報を消し去って、
遺伝子と模倣子だけを残すものも破局に対する防御機能だ。
って言うんですね。
で、モトコがその破局を回避するためにも多様性や揺らぎを持ちたいわけね。
って言うんです。
ここでその敵のプログラムである人形使いが、
種を絶滅させないため、つまり我々が長く存在していくために多様性が必要だって言ってるんですね。
で、コピーは所詮コピーに過ぎない。たった一種のウイルスによって絶滅する可能性は否定できないし、
っていうのは個性や多様性がなくて、私たち人間がクローンだらけになってしまったら、
個体として全く同じものが多数存在するので、一個のウイルスによって絶滅するっていうリスクがありますよね。
同じものを揃えるとリスクがあるんですよ。
それは例えば、すごく身近なところだと、ちょっと例えへんかもしれないですけど、
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何だろうな、何かいい例えあるかな。
例えば、同じメーカーの同じ種類のボールペンだけを使ってるとして、それを予備のためにいっぱい持ってるとしますよね。
で、ある日その会社のその商品の生産ラインに変な陰気が混じりました。
でなると、それしか使ってない人はもう使えないわけですよね。
インクが出なくなっちゃってるんで、生産過程に不具合が出ちゃって、インクが出なくなっちゃって、使えなくなる、書けなくなっちゃう。
でもいろんなメーカーのいろんな種類の持ってる人だったら、
その特定のメーカーの特定の商品がダメになったとしても、他のを使えるからずっと書いてられるわけですよね。
ちょっと何か例えが上手いこと、もっといい例えあると思うんですけどね。
とにかくその同じものばかりの世界っていうのは、何かちょっとしたきっかけで全滅する恐れはあるんですよね。
それは私たち人間も同じで、このセリフの主である人形使いにとっても同じなんですね。
だから自分の血というか、自分のDNAというか、自分の種を保存するためには揺らぎとか多様性が必要なんだ。
それは究極のリスク回避なんだっていうことを人形使いは言ってるんだと思いました。
だから今その多様性を大事にしよう、尊重しようっていうのはすごく不思議な話で、
私たちは種の本能としてリスク回避のために全滅する、絶滅するっていうリスク回避のためにも多様化して、
揺らぎを持って個々の個性っていうものを持って生まれてくる。
それはもう前提としてそうなんですよね。
新しい種が生まれるときの前提として多様性を持たさなきゃいけない、個性を持たさないといけない。
そうしないと一個のトラブルで私たちは全滅してしまうかもしれないから、
私たちの種が未来永劫存続するために本能としてきっとプログラムされてるんだと思います。
それを自分と同じじゃないから排除するっていうのは本能に反した行動をしてるっていうことですよね。
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私だからこの広角機動体のセリフを見たときにそれがすっごく不思議だなって思いました。
私たちは本能として多様性っていうものを持って生まれてるのに、なぜか否定する。
本能レベルでは多様性を認めるどころか、多様性にすがっていかないと生きていけないのに私たちは。
なのに多様性を否定することがある。
しかも多様性を否定することがあるっていうのはかなりの割合でそれが起きていて、
だからこそ多様性を認めない風潮はいかんでなって、今多様性を大事にしようっていうムーブメントが起きている。
そもそも本能に従っていれば多様性を認めるっていうのはとってもごく自然なことなのに、
なんでそれができないでムーブメントを起こさないと大事にできないんだろうっていう。
それがなんかすごく不思議。
なんででしょうね。
なんかこの一つのアニメをずっと見て今回気づくことができて。
攻殻機動隊コーストインザーシェルももう映画、95年公開の映画なんで子供の時から何度も見てるはずなんですけど、
今回何度目なんだろう、もう何度目かわからないぐらいの感傷で新たな発見があったので、
それを残しておきたいなと思って今回多様性というテーマでお送りしました。
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ぜひお待ちしております。
それでは本日はこの辺でまた次の配信でお会いしましょう。
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