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皆さんこんにちは。ジャスタアイディア!北詰至です。
このポッドキャストは、知的好奇心旺盛なマルチポテンシャライトの私、北詰至が日々思いついた
ジャストアンアイディアを配信する雑談系ポッドキャストです。 今日のテーマは、ギブアンドテイク
その言葉の定義についてです。
ギブアンドテイクという言葉は、皆さん聞いたことがあると思います。 有名な本は、アダム・グラントさんという著者が書いた
ギブアンドテイク与える人こそ成功する時代という本かなと思います。 このテーマでアダム・グラントさん本人がテッドでスピーチしたこともありますよね。
私は以前、とあるコミュニティに入っていて、そこでギバーとテイカーというこのギブアンドテイクの本に書いてある概念を初めて知りました。
ギブアンドテイクという言葉自体は、もともと知ってたんですけれども、ギバーとテイカーっていう2種類の人間がいるっていうことは、そのコミュニティで初めて教えてもらいました。
で、その時にね、ギバーとテイカーっていう概念自体を知れたのはすごく良かったんですけど、言葉、単語、ギバーとかテイカーっていう単語が一人歩きしてるなって、それってちょっと怖いなって感じた出来事があったので、それをシェアしたいと思います。
そもそもギバー、テイカーっていうのはどういう人のことを指すかというと、ギバーはこの本の定義によると価値を与え続ける人。テイカーは価値を奪い続ける人。
で、本の中にはもう一つマッチャーという人を登場するんですけど、マッチャーっていうのはギバーとテイカーのあいのこみたいな感じで、もらった分の価値を返す人。
まあ客観的な感じの人ですかね。なんかそういう風な定義がされています。で、今回ちょっとマッチャーの話は省きたいと思います。
で、ギバー、テイカーってまあ価値を与える人と価値を奪う人で、私がいたコミュニティの中ではギバーがあると、ギバーでいることがすごく大事だよっていう風に教えられていました。
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で、それにはすごく共感していました。やっぱり自分が知っている知識とか自分の経験とかを惜しみなく人に与え続けるっていうのは、周りにとってもすごく良い影響があるし、その周りが自分の知識でどんどん成長したり得をしたり、
まあ良い効果が出ているのが自分の目から見てもわかれば、自分自身もそれですごく幸せになれるっていうですね、自分が社会の役に立ったんだなって満足感を得ることができるし、もしかしたらその副産物として自分が困った時にギブしてもらえるかもしれないっていうメリットもありますよね。
ギバーの場合はあんまりそういうメリットを考えてギブするっていうよりは、本当に純粋に自分の精神で自分が持っているものを相手に与え続けるっていうことが大事なんですけれども、そういう副産物も期待できるかと思います。
一方でテーカーっていうのは人から教えて教えてとか、頂戴とか、自分は何もしないけど、ただ人から与えられるのを待っていたり、あとは人から何かを奪ったりする人ですよね。これはやっぱり本人にとっても後々良くない結果になると思います。
人からの信用も下がっちゃうし、人からズバってばかりだと自分の経験として何も身についてないので、自分の成長っていうのが全然ない状態ですよね。それは結果自分にとっては何の価値ももたらさないテーカーっていうのは良くないよっていうことです。
今お話ししたように、ギバーとテーカーで、ギバーって良いよねってなると思うんですけど、私がそのコミュニティにいたときにギバーっていう言葉が一人歩きしてて危ないなって思った経験はですね、
とあるコミュニティの中のちっちゃい集まりがあったときに、その当時コミュニティでちょっと大きな問題を抱えている人がいて、それをできる限りみんなで助けたいよねっていうムーブメントが起こっていたときでした。
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で、そのギブする相手ですね、助けてあげたいなって思ってる困ってる相手がいない場でですね、ある人がその困ってる人、例えばみんなが助けてあげてる人をAさんだとすると、Aさんがいない場で、
Aさんは今はみんなにギブしてもらって助けてもらってる立場だけど、そのうちまたギバーになることができると思うっていう発言をしたんですよ。
で、私その発言にすっごく疑問を持ちました。もうその場で露骨に嫌な顔しましたね私。
で、なんでかっていうと、私はその当時Aさんのことを、Aさんは確かにたくさんみんなに助けてもらってるかもしれないけど、Aさんもまたギバーだなって思ってたからなんです。
だけどその発言をした人は、Aさんは今ギバーではなくて、ちょっと落ち着いたら彼女もギバーになると思うよって、つまり今はギバーじゃないよって言ったんですね。
で、それってなんでだろうって思ったんです。私の当時思っていた、今も思ってるんですけど、ギブの定義っていうのは先ほどの本の中の定義でお話しした通り、ギバーっていうのは価値を与え続ける人っていう定義ですよね。
で、その価値ってじゃあ何なのかっていうところをちゃんと考えないといけないなと思いました。私がその当時Aさんに感じていたそのギブの価値っていうのは、Aさんっていうのはとっても文章を書くのが上手だったんですね。
で、自分の困っていることをすごく論理立てて説明することが上手だったんです。で、私はAさんの抱えている問題についてほとんど知識がなかったので、世の中にはこんな問題があるんだっていうことをすごくAさんから教えてもらってました。
Aさんの書くそのお困り事が、もし感情的な書き方だったら、私はAさんからあまりその問題について学べなかったと思うんですけど、Aさんの書き方がとってもわかりやすかったので、世の中にはこういう問題があって、その時行政っていうのはこういう手続きをしてるんだ。
行政には手続きの中でこんな問題があるんだとか、地域がその問題に対して対応する時に、こういう面はいいけれど、こういう面では問題があるんだっていうことがすごくクリアになったんです。だから私としてはAさんにすごくギブをしてもらったなって感じてました。
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一方で、そのちょっと私がん?って疑問に感じる発言をした方にとっては、その情報っていうのはすでにその人は知っているか、もしくはその人には興味がなくて何の価値もなかったかもしれません。
だからその人からするとAさんはギバーではないって思ったかもしれないんですけれども、それをいろんな価値観を持ってる人がいるわで、今Aさんはギバーじゃないよねっていう風に発言するのはどうかなって思ったんですね。
しかもその場にいるほとんどの人がAさんはギバーじゃないっていうことに同調するようにうなずいたんですよ。
私はやっぱりそれってすごくおかしいと思って、その場ではちょっとその場の雰囲気で言い出せなかったので、その会合が終わった後に当日参加してた人が見れるコミュニティの掲示板みたいなところに誰々さんはAさん今ギバーじゃないっておっしゃったけど、私はAさんはギバーだと思いますよ。
なぜなら私はこういうことをAさんからたくさんギブしてもらってるっていう話をしました。
だけど残念なことにその方からまたは他の傍観者の方たちから返事はありませんでした。
で、私はそのコミュニティのことをすごく好きだったんですけど、その一件があって、その近辺に他にもちょっといろんな出来事があって、そのコミュニティからは結局大会をしたんですけれども、
なんかね、その時にすごく単語が独り歩きするって怖いなって思いました。
結局なんかギバー、テイカーっていう言葉だけが独り歩きして、ギバー、本当のギバーって何なのか、本当のテイカーって何なのかっていう言葉の定義をなんかすごく軽んじてる気がしたんですね。
で、私は本当はその時に、Aさんってギバーですよねって言った時に、もっと議論が活発化するかと思ったんですよ。
ギバーの意味っていうのをもう1回考えたいなって思ったんですけど、それに対しては何にも返信がなかったので、結局は議論できずに終わってしまったのはすごく残念だったなと思います。
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ギバーって一言で言っても、やっぱり価値を与え続ける人っていうすごく広い定義がつけられているので、価値って人それぞれ違いますよね。
私にとっての価値、その発言をした人にとっての価値っていうのは違うので、
なんだろうな、なんか、世間一般の常識の価値で見るとAさんはギバーじゃないよね、みたいなことを、なんかあの、みんなに共有しちゃうとすごく怖いなって思いました。
しかもその世間一般の価値って、それすらもすごく曖昧じゃないですか。
じゃあマジョリティー、それってマジョリティーの価値なの?っていう話になっちゃうし、じゃあマイノリティーの人はどうするの?ってなっちゃうし、
なんか、やっぱりそこ、なんか単語が独り歩きしちゃうと、そういうなんかその言葉の定義の議論をすぐにしなくなっちゃう。
忘れちゃうし、それ以上深くは考えなくなっちゃうので、なんか単語があることですごくこう話が通じるっていう良い面があるんですけど、
単語があることで、そういうふうにその言葉の定義を、定義そのものを考えなくなっちゃうっていう怖い面があるなって思いました。
今日はですね、ちょっとそんな言葉の定義についてお話ししてみました。
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それでは本日はこの辺で、また次の配信でお会いしましょう。