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どうもハリーです。この番組はハリーとヤーマンの2人でお届けしているんですけれども、
今日相方のヤーマンがですね、すいません引っ越しがあるんでって言ってさっき帰って行っちゃったんで、
えっと今日は僕一人でやってみようと思います。ヤーマンファンの方すみません。
ということでですね、ちょっとスイカ割りの話いいですか。季節外れの話題で申し訳ないんですけども、
スイカ割りって前から不思議だったんですよ。あれってスポーツなのか行事なのか、
そもそもスイカ割ることに何の意味があるのかというのが疑問に思っていて、
でそのスイカ割りの歴史とかをね、検索してみたんですよ。で上位50件ぐらい見てみたんですけども、
なんかね、よくわからないんですよ。書いてあったのは多いのが都市伝説系ですね。
昔の罪人の処刑方法で、土の中に体を埋めて頭だけ出してその頭をバチコーンやるっていう処刑方法があって、
それがスイカ割りになった説とか、豊臣秀吉が縁起担ぎか何かでやっていた説とか、
京都の神社の恋占いが発祥になっている説とか色々あるんですけれども、
なんかね、どれもですね、それが本当の話だよっていう証拠らしきものが一つもないんですよね。
だから嘘じゃないかなと思ってるんですよ。もう面白かったらシェアしてねで終わっちゃってるんで、
うーんと思って、これだったら僕もうちょっといいアイディア考えれるなと思って考えた話を聞いてほしいんですけども、
僕が考えたスイカ割りの起源は、ビン・ワン・プロデューサーが流行らせた説、これです。
なんだそれはと思われるかもしれないんですけれども、
流行って自然発生的に生まれるものではなくて、流行らせようとした誰かの努力が身を結んで、
その結果一般に流行として認知されるようになるものなんですよ。
最近だとタピオカ屋さんとか、ちょっと前だとパンケーキとか白たい焼き屋さんとか、
あれも勝手に流行り始めたものではなくて、
それを流行らせようとした誰かが雑誌に取材してもらうとかテレビで取り上げてもらうとか、
そういったことをやってそれがうまくいった結果、我々が頻繁に目にするようになり、
これは今流行ってるんだなというふうに認知されるというものなんですよね。
スイカ割りもこれと同じじゃないかなと思っていてですね。
というのもですね、これには理由がありましてですね、スイカ割りって実は公式ルールがあるんですよ。
なのでスイカ割りっていうのはスポーツです。
そのルールというのがですね、1991年にJA農業共同組合が制定したものなんですね。
ルール結構面白くてですね、スイカ割りって目隠しして棒の周りぐるぐる回るじゃないですか。
あれのぐるぐる回る回転数は5と3分の2回転とかっていうのが決まってるらしいんですよ。
で、すいません、それ関係ないんですけど、
そのJAがスイカ割りの公式ルールを作った目的というのがスイカの消費量を増やすためっていうふうに書かれているんですね。
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ウィキペディアさんに。
で、しかもですね、そのルールの中に国産のスイカを用いるべしというのも書かれているんですよ。
なのでまとめると、スイカ消費量倍増計画みたいなものをJAかもしくは広告代理店と共同で展開しようということになり、
そのいろいろあったうちの施策の一つにスイカ割りという謎の企画があり、
それがなぜか受けて、これ受けたから毎年続けさせようと頑張った結果令和になっても夏の風物詩として残り続けたのではないかという話ですね。
まあ都市伝説に比べれば面白さがちっともないんですけど、真実なんてこんなもんじゃないかなと思います。
というところまで考えたんですけど、この説を論破する証拠がありまして、
ルールできたのが1991年なんですけど、そのちょっと前ぐらいからスイカ割り始まったのかなと思ってたんですけども、
僕が見つけた一番古いやつだと昭和30年ぐらいからあったというのが見つかったので、
まあこの説も違うんだなと思いました。
スイカ割りの話これで終わりなんですけど、スイカ割りみたいなものって意味がわかんないじゃないですか。
でも意味がわかんないものって今も結構多いよなと。
逆にそれが流行ってるなっていうのがあって、新しいアイディアだったりコンセプトっていうのを考えていきたいなと思っていてですね、
ちょっといろいろ本を読んでみたりしたんですけれども、その中の1冊を今日またご紹介しようと思います。
それがこちら。ニューコンセプト大全という本ですね。
この本はですね、新しいコンセプトを作る型みたいな、テンプレみたいなものがいくつか50個か、
50個載っていて結構面白かったので紹介したいんですけども、
有名なアイディアの出し方、メソッドみたいなやつにオズボーンのチェックリストっていうのがあるんですけど知ってますかね。
オズボーンのチェックリストというのアイディアが何か思いつかないなっていう時に、
それも20個ぐらい型があったのかな。
それに当てはめて考えてみたらまあ何かしらアイディア出てきますよっていうようなやつで、
例えば何でもいいんですけど、今目の前にペットボトルがあるんで、
このペットボトルで何か考えたいなっていう時に、
例えばこれをめちゃくちゃ大きくしたらどうなるかとか、めちゃくちゃ小さくしたらどうなるかとか、
他に使い道はないかとか、逆さまにしたら何かに使えないかとか、
そういうような型がいっぱい載っているんですけど、
それの最新版みたいな本かなと思いました。
どんなことが載っているのかというのを紹介したいんですけど、
全部で50個あるんで、2つ3つぐらいかな。
今日は紹介できたらいいなと思います。
一つ目ですね、当たり前メソッドというものがあります。
これは当たり前のことを当たり前だと考え直してみましょうというようなことなんですけれども、
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本に書かれていた内容だとですね、
当たり前新書という架空の本があって、
それのタイトルを考えてみるみたいな話が載っていてですね、
高齢化する老人とかパワーの力みたいな、
何も言ってないんですけれども、
なんかドヤ顔で言い切っているというところにね、結構面白さがあるっていう。
僕ね、これ系結構好きなんですよね。
2ちゃんのすれ対まとめとかでこういうのありそうじゃないですか。
3000円払うと無料で10連ガチャ回せるみたいな。
なんかそういうやつ結構好きなんですよね。
これを考えてみるといいなと思うんですけれども、
これが何の役に立つかというとですね、
当たり前のことって結構当たり前すぎてスルーしちゃうことが結構多いんですけど、
それを当たり前だと思っているものをなくしてみたりするといいのかなと思っていて、
実例で言うとですね、お湯沸かすティファールってあるじゃないですか。
ポットってもともと一般的にはその湯沸かし機能と保温機能というのがセットになっているんですよね。
だけれどもティファールっていうのは、
それの本当にコップ1杯分、2杯分ぐらいのお湯を1分で沸かせる保温機能はありませんっていう、
それだけに特化した製品で、
それがなんかバカ当たりしたっていうのがあって、
当たり前のことをなくしてみるっていうのが、
こういうのを考えていくとできるのかなというのがあります。
これが当たり前メソッドですね。
次がですね、2つ目、下告状タグ。
これはですね、知っている言葉と知らない言葉を組み合わせて、
さらにそこにストーリーを載せるというものですね。
何故下告状かというと、
その新しい言葉によって新たな市場っていうのを作ることで、
その第一人者になれるから、
何も持たざる者でもそこのナンバーワンになれるっていうようなものになってますね。
僕らもツイッターとか見てて、
新しいハッシュタグがトレンド入りしてるみたいな、
結構頻繁に目にするじゃないですか。
最近、最近でもないかな、ちょっと前に見たやつで、
バーガーキングピッコロっていうのがあるんですけど、知ってますか?
バーガーキングピッコロって、
これ何かっていうと、
本当に何の文脈もなくバーガーキングの前でピッコロ、
ドラゴンボールのピッコロのコスプレをして写真を撮るだけなんですよ。
何故かそれが海外で流行っているというのを見て、
本当に知らない世界めちゃくちゃあるなと思って、
面白かったんですけど、
そういう新しい言葉、新しいハッシュタグっていうのを作り出すことで、
そこの第一人者になれるというやつですね。
新しい言葉って結構思いつきにくいんですけど、
これ僕がたまに使うアプリがあって、
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PhrasePlusっていうスマホアプリがあるんですけれども、
これ結構便利で、
2つの単語を組み合わせて、
それを適当につなげたものをいっぱい表示してくれるっていうアプリですね。
例えばですね、
片方、その2つの単語の片方を指定することもできるんですけれども、
指定した方がいいかな。
じゃあ、新しいラジオを考えたいので、
ラジオというキーワードを設定してやってみると、
戦闘ラジオ、ラジオセールスマン、反権力ラジオ、
宇治金時ラジオ、たい焼きラジオ、
ラジオいれば、などなど、
こういうのをいっぱい考えてくれるっていうのがあるんで、
これね、結構いいと思います。
すいませんね、話がそれちゃって。
というのが、異国情タグというやつですね。
最後かな、これが、
最後がですね、プロセスの模様替えというやつですね。
これはですね、今までこう、
普通はこうするよねっていうプロセスを、
ちょっと変えてみましょうっていうやつですね。
例に載ってたのはDNAの事業フローが、
通常は新しいサービス作るときに企画を考えて、
それを会議にかけて、
それが通ったら開発に入って、
さらに会議にかけてリリースして、
経営会議にかけてっていう会議がね、
毎回入ってくるんですけど、
これも取っ払おうというので、
企画開発リリースまでは経営会議挟まない
っていうようなやり方をしていると。
で、結構ね、その、
何だろうな、手段と目的入れ替えるみたいな話に近いのかなと思ってて、
手段と目的入れ替えるのはあんまり良くないと言われているんですけれども、
なんかそれを逆手に取った発想っていうのは結構あるなと思っていて、
初音ミク流行ったのも結構それに近い文脈かなと思っていてですね。
初音ミクって元々はその曲を作っている人が仮歌とかを入れるときに、
自分だとそういう変な癖とかが入っちゃって、
本当に歌ってもらう人が聞いたときによくわかんなくなっちゃうから、
それをソフト側で人が歌ってくれるようにしましょうねっていうことで
生まれたのがバーチャルシンガー初音ミクなんですけれども、
初音ミクめちゃくちゃ流行ってた時って、
やっぱ初音ミク使って何かしてやろうっていう考えだったんですよね、みんな。
まあその方が初音ミクっていうタグが入れば再生されやすいとか、
いろいろあったんですけども、
その本来手段であったはずの初音ミクが目的になってしまっているというので、
その手段と目的で変えるっていうのは結構日本人得意なんじゃないかなと思っていて、
VTuberとかも同じような文脈じゃないかなと思うんですよね。
なのでですね、今までの当たり前にやってきたまずはこれをやって、
その次にこれをやってというのをちょっと変えてみたりなくしてみたりするっていうのを、
ところから新しいコンセプトっていうのが生まれるんじゃないかというお話です。
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こんなもんかな。
こんな感じでですね、新しいアイディア、コンセプトっていうのを考えたい人はですね、
ニューコンセプト大全という本を読んでみてはいかがでしょうかというところです。
今日はね、ちょっと一人でやったんでなかなか慣れない感じでしたけど、いかがでしたでしょうか。
また次回はヤーマン戻ってくると思いますので、ぜひまたよろしくお願いします。
それではコメント、高評価、質問などありましたらぜひぜひお願いします。
ということでまた来週、それではさよなら。