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かにへいです。
なとこです。
前回に引き続き、今回もサーモンについて話していきます。
はーい。
今回は、この特集です。
お!
特集!
サーモン2024年問題。
パフパフ?
わかんない。適当でした。
なかなか聞きなれない言葉ですけど、これ、かにへいさんが作ったんでしたっけ?
そうなんですよ。
これね、2024年から大規模な国産サーモンの養殖が、順次出荷が始まっていくんですよ。
結構今までその、会社ができたとか、どこどこの商社に肝づいたとかね、リリースがここ3年ぐらい相次いでてて。
いよいよ!
そう、やってくよ!やってくよ!っていうニュースがあったじゃないですか。
で、その、いつ出荷するんだっていうのを見ると、
2024年、2025年っていうのがめちゃくちゃ多くて、
2024年を皮切りに始まるから、
この時な、日本のサーモン市場、消費者側の、それもどうなるかっていうのが、
ほんと大注目ですよね。荒れるんじゃないかなと思ってまして。
今回そこに行くと。
そう、それをね、今回いろいろと説明していこうかなっていう。
さっきの話の延長で話すと、
さっきね、昔はその、北洋漁業の時代はベニマス、ギンマスと呼んでたのが、
当時、日本では鮭っていう名前に市場価値があったから、
ベニジャケ、ギンジャケに呼び名が変わったって話したじゃないですか。
それがね、今やノルウェーの戦略にまんまとはまりまして、日本は。
鮭よりもサーモンっていう名前に市場価値が出てきてるわけですよ。生食できる。
鮭の仲間っていうことで。
生食はやっぱできると、寿司に入りますからね。
寿司で使えるからやっぱ価値があると。
そんなこんなで、全国でサーモン養殖っていうのはね、盛り上がりに盛り上がってるんですけど、
全部そんなに大きな、中規模とかそれぐらいあるけど、
87階ぐらいね、小規模系のサーモン養殖っていうのが多くて。
あれ、僕の手元のリストだと109種類あるよ。
109種類?ごめんごめん、僕古いやつ見てた。
109か。
僕の中だと生産ちょっと今やってないのも少し混ざるけど。
あー、なるほど。
そうだよね、やってみて。
まあでもこの間にも増え続けてるから。
最近だと僕の手元。
何サーモンがある?
おくしり島サーモン養殖協議会の淡雪っていうトラウトとか。
あと。
もうサーモンって名前すらつけないんだ。
大阪万博を念頭に置いた大阪門サーモンっていう大阪の。
それ何サーモン?トラウトサーモン?
多分トラウトなんじゃないか。ちょっとね、大阪門は何か分かんないな。
まあね、各所その深浦サーモンとかね、宮城サーモンとか福井サーモンとか。
03:03
実際今まではほとんどその何のサーモンかっていうと、トラウトサーモン、ニジマスがね、要は。
それが多かったり、あとはまあ銀ジャケですよね、これの養殖が多くて。
まあこれが精っぽれじゃないですかね。
特に銀ジャケは宮城がね、震災前にすごい成長して、震災でちょっと落ち込んでしまったけど、その後もまた復活を遂げて、今2万トン近くまた夕食されていて、大成功を収めてると。
風物詩ですよね、時期になったらすごい銀ジャケがやってきますっていうのでね。
そこにね、今度はそのアトランティックサーモン、ザッサーモンって呼ぶべきね、魚が食わろうとしておると。
これすごい話ですよ。
この養殖の仕方もラスっていうもので大規模な養殖始まろうとしてるんですが、ラスとは何かと簡単に説明しますと。
リサーキュレイティングアクアカルチャシステムのことで、陸上循環ろ過養殖プラントでの養殖方法のことなんですね。
この陸上で、要は循環型のろ過装置をつけての養殖っていうのは、日本では4つぐらい大きな資本を持つ会社が、このラスによるサーモン養殖に賛同することが分かってまして。
説明していくと、1つ目がプロキシマーシーフードっていうか、ショトマルベニのこの2つの会社の出資で、静岡の小山町というところでアトランティックサーモンを養殖しようとしてると。
ここが2024年に5000トンの出荷、2027年には年間2万1000トン以上の出荷を目指してます。
いや多いですよ。すっごく多いですよこれ。
すごく多いですね。
今だって養殖の銀ジャケが今2万トンぐらいですから。
秋ジャケとか5万?
いきなりその規模ですからね。
そこにそう、三宅の養殖銀ジャケのまず4分の1ぐらいが市場に投入されて。
2027年には同じぐらい出荷するっていうとんでもない話。
2つ目、ソウルオブジャパンという会社が、これ極陽と伊東中小寺、この2つの会社の出資で、三重の寿司で170億円も投資してアトランティックサーモンをラスで養殖しようとしてると。
なんか工事が止まっただのなんだのって話がいっぱいあったけど、また動いてるみたいですね。
そうですか。
2025年以降、アトランティックサーモンを年間1万トン以上目指すと。
これまた1万トン単位ですよね。
06:05
これそっか、シンガポールの資本のピアサーモンっていうところも出資してるのかな。
雑組が結構ごちゃごちゃしてるんですけど、販売側で極陽と伊東中小寺が協力するんだっけかな。
生産がソウルオブジャパン。
そうね。
という会社できます。三重県ですね。
で、3つ目。まだまだあと2つありますからね。
3つ目がアトランド。
ネーミングはいいですよね。
ネーミングセンス。
ニューカマーですね。
ニューカマー。
これは水産商社最大手の丸藩日露と総合商社最大手の三菱商事のタッグ。
これでかいですよね。
富山の乳善町っていうところでアトランティックサーモンをラスで養殖しようとしてる。
ここはちょっと遅くて、2025年に施設を稼働して、2027年に初出荷2500トンを目指していますっていうね。
これは本当今年になってリリースが出てきて、ちょうど7月かな。
違うな、10月か。
ちょうど今月、合弁会社がちゃんと設立できたんじゃないか。
そうなんだっけ。最近ニュースで見ましたね。9月ぐらいかな。
リリース出たのが6月末ぐらいだったかもしれないけど。
今月ちょうど改めて工人化できたよっていうのでリリースができた感じ。
これはね、三菱商事がね、今もう海外でセルマックっていう会社で、ノルウェー、チリ、カナダで年間20万トン弱サーモンを養殖してるから、
なんか本当に成立させかねないというか、一番ノウハウとしては長けてる印象。
丸波日露さんも確か山形でサクラマスのラスをやろうとしてたはずなんだけど、
リリース出た後トンと効かなくなったんでその辺の知見が生かされるのか、
ゼロベースで三菱の知見が投入されるのかとかが僕はした気になっております。
どうなんでしょうね。
一応銀座家はね、丸波さんも確か九州の、どこだっけ、佐賀かな。
限界サーモンだっけかな、やってたから。
そういう海面養殖のサーモン養殖のノウハウ自体はお持ちだと思いますし、
ハンロはね、どうなるか。
ハンロはね、一番にニューケさんも丸波日露さんグループであるから、
ハンロもあるしね、どうなるかっていう感じで。
なるほど、これ熱いですね。
これちょっと熱い。
ここは三井物産が、もう2013年に成立して、
千葉県の木更津でトラウトサーモンを、
もう今ラスで今2人間2,30トンくらい実際にもう養殖して出荷もされていると。
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まだ2,30トンくらいで、
まだ2,30トンで実証実験段階だっていう話ですけど、
結構いろんなスーパーさんには出荷されているニュースを拝見しますね。
オカ育ちっていうね、ブランド名でやってて。
ここが2025年までには2人間2,000トン育てられる商業プラントを新たに設置して、
拡張していく予定をしている。
ここだけあれ、今の時点では、
何でトラウトサーモンにしたんですかね。
逆に僕それ、いろんなところがアトナにやるっていうニュースを見ると、
トラウトからアトナにする話とか出たりしてないのかなとか。
参入したタイミング的にはFRDさんが一番前ですかね。
一番早い。
でも実際にトラウトサーモンにしたんですかね。
でも実際にトラウトサーモンにしたんですかね。
なんか3つ、多分今カニさんもそういう軸で整理されたと思うんだけど。
生産、拠点生産者と、あと商社がやっぱ組んでるっていうところで、
そうね。
資本と販路っていうところが多分あるかなと。
FRDに関しては、密輸物産系の子会社が、
生鮮物流に特化した新しい会社に分社化したから、
密輸物産シーフーズっていうのが確か9月にできていて、
その辺で地理の関係会社とかFRDの営業をしたりするのかなとか、
商社筋の動きがこの辺にどう絡んでくるのかっていうのが、
これから具体化してくるんだろうなっていう観点の方向があって。
そっか、密輸物産ってこれだけでいくと商社単体って見えるけど、
密輸物産ってグループに東宝物産っていう水産商社持ってるから、
その中に生産本部があって、
今回それ切り離して分社化して、
ニュースあるある。
シーフーズにした。
そうそう、それそれ。
全然繋がるって報道出てないからあくまで僕の憶測ではあるんだけど、
もしかしたら今後、
販売協力とか。
生鮮物流に特化した機能を各商社が持って、
ここに三菱で一生寿だったら三菱食品とかね、
その辺が絡んできたりするんだろうなっていう。
三温土台の流通を持っているトンヤが絡んできたりするんだろうなっていう。
やるのかなー。
けど、まずなんか本当にできるのかっていうところがね。
そうですね。
そうなんですよね。
12:00
やっぱこうね、こんだけ作ったら売らなきゃいけないっていうところもすごい大変だし、
果たしてそれだけの魚を育てられるのかっていう。
ちょっと前には僕がね、藤宮で平林さんに色々聞いたけど、
平林さんもその100トンぐらいだっけ、
なんかその養殖でもすごい大変にやられてたから。
人の問題がまずあるって言ってたもんね。
そう、人の問題あるし、
人がね、その5000トン、1万トン養殖する責任を負うっていうなかなかプレッシャーも強いでしょうし。
果たしてなんか今ガイム要因としてさ、
日本国内で生産をするって結構あの、
ビハインドというか、向かい風じゃない?
電気代と輸入資料の方法と円安っていうのがあるから。
これ、今ラスって儲かるのか?っていうようなところがね。
それはありますね。
そう、そこが気になりますよね。
そこが多分参入を各社決めた頃と外部要因として変わってきてるんだろうなっていうのが、
果たしてどういう、多分各社さんカンカンガクガクしてるんだろうけど、
どうな問題じゃの?っていうのは気になってる。
そうですね。
特になんかガイ氏がやっているプロキシマさんとかソウルオブジャパンさんとか、
多分そのあたり多分投資回収シビアだとより思うんで、
もしかしたらこのままやらない?みたいなことも十分あり得るんじゃないかな?
あり得るんじゃないかなっていうのはありますよね。
しかもいろんな会社、ここら辺4社、
FRTジャパンはもう先に走ってるとして、
新たにでかい3社が一気に参入ってなると、
これ予想されるのは市場にサーモンが一気に溢れてしまって、
そしたら相場ができたとしたら、
そしたら相場もちろん在庫型になって落ち込んでしまうことは予想されるんで、
そうするとどこも大赤字になっちゃうっていう友倒れリスクもめちゃくちゃあるじゃないですか。
プロキシマとソウルオブジャパン、輸出を結構念頭に置いていた気がする。
ここまでにリリースを見ると。
だからどちらどうなんでしょうね。
FRDさん、アトランドが、特にアトランドがどこまで本腰入れて、
輸入品がこれから上がっていく中で国内向けにアトランを供給安定してできるなら、
もしかして一社独占みたいになったりするのかなとかね。
そうですね。先にマーケットを占めた会社が勝つっていう感じでもない気もしてて、
それがすごい難しい意味ですよね。
なんか生産上のボトルデッグいくつかあるけど、
15:00
結構ヤバいところが上がってきてる感じがするので、
果たして全員が俺みたいにならないといいなっていうのが。
ちょっと僕が整理したところを読むと、なんでみんなラストをやるのかっていう話。
確かに国内向けなんで。
これ僕整理したんですが、一番は参入しやすさは一個ありますよね。
漁業権がいらない。
あーはいはいはい。
とりあえず資本があれば、とりあえず作れると。プラントを。
海面漁業とかだと漁業権もしっかりだし、
地場の漁業との関係性とかもめちゃくちゃ大事じゃないですか。
確かにね。
これまでの調整が結構重いしできるかどうかわかんないよね。
ちゃんと処理した地とかもちゃんと処理してるとか言われちゃう可能性がある。
最近ありましたしね。
まあまああるわけだけど。
だからラストっていうのは漁業権が必要で、まず参入しやすいと大手資本にとっては。
あとは養殖のやり方としたら駆け流し式と比較して、
外部から病原菌が入らない養殖スタイルだから薬品が少なくて済んだりとか。
病原菌によって死ぬリスクが低い。
そういうのもあるし、循環ろ過で管理できるか。
管理したいようしかできやすそうだっていう。
ただ一方でデメリットももちろんあって、
それは電気代などのランニングコストが高くつくっていうね。
温度調査やもろこ装置も全部電気でやらなきゃいけないから。
あとは水質悪化にスコブル弱いから、何か機材でトラブルがあって水質が悪くなったら一気に自然が浄化してくれるわけじゃないから。
酸素と全部死んじゃう。
FRDさんとかのバクテリアでどうこうってやってるけど、
ああいうのの不活性になったら全員死ぬみたいなことが全然起きうるもんね。
起きうるですからね。
あとはそれが味で影響したったら出荷できる品質にならないかもしれないってリスクもはらんでますね。
まずい酒になっちゃったみたいになっちゃったらどうしようもないですからね。
食べ物ですから。
デメリットはこういうデメリットがあって、
あとはメリットとしてよく挙げてるけどちょっと疑念なのが自然環境への負荷が低いっていう論点もあって、
最近のSDGsにあってるみたいなところ。
これは僕はどこまで叫ぶべきかよくわかんなくて、
確かに直接的な水系の負担はないから、
18:00
確かにSDGsってそういう側面見たらあるかもしれないけど、
電気めっちゃ使うからその電気はどう作られてるかっていうところまでイメージすると、
果たして自然環境への負荷が低いのかなっていうのは微妙なんじゃないかなって気はしますけどね。
カーボンニュートラル的な話にすると結構厳しい話じゃないかなって思ったりはする。
あと排水のところとかもね。
実際に養殖に使う水は一応綺麗な形になるんだろうけど、
多分加工に伴う排水とかね。
5000トン、2万トンみたいな話になったら相当な量の産業廃棄物をちゃんと処理しないと近くの環境への影響とか、
あとはもっと言ったら産廃処理施設のキャパシティーを超えた場合どうするのかとかね。
多分その辺は各社やられてるんでしょうけど、
そこはさっきの漁業圏みたいな調整はいらない代わりに、
やっぱその地域で生産イトナムには必要な調整が多分苦労されてるんじゃないかなってちょっと思ったりして。
どこまで循環ろ過できてるのかがそこが詳しく知らないので、
それが本当にかなりのハイクオリティに循環ろ過できてれば、
タコさんが懸念したやつは結構抑えられてる可能性はありはしますね。
産業配給物的な水については。
生産に伴うゼロエミッションみたいなのって多分相当研究進んでると思うんですけど、
多分この生産をするにあたってほら加工をちょっとしなきゃいけないじゃない。
腹出したりとか。
そうですね。出荷をそのまんま何もいじらないで出荷してればいいかもしれないけど。
処理しない。サーモンは処理のニーズが強いから。
どこまでやるかわかんないけど、多分ラウンドで全量は出さないだろうから。
ある程度は加工をしたり例え冷凍したりとかフィレにしたりってなったら、
結構な食品産業としての調整項目か思うんじゃないですか。
確かに1万トンとかの話だと。
各社見込んでるだろうけど、多分地域との調整は結構苦労されてるんじゃないかなってね。
そこまでのイメージが。
じゃあそこのフィレマシンとかどこまで本当に導入するかとかはね。
生産が増えていかないと導入できないでしょうし。
今黒岸島の建物とかはもうすでにダイオハウス工業とか作っているけれど、
果たして本当に稼働できるのかみたいなところはありますよね。
そうですね。
じゃあなんでみんなアトランティックサーモンを選び始めてるかっていうところをちょっと触れると、
アトランティックサーモン自体が養殖魚としてはめちゃくちゃ優秀なんですよね。
21:05
これはよく雑肉係数っていう指標でいろんな魚と比較されますけど、
例えばブリと日本産ブリと体勢良さって比較したときに、
雑肉係数は食べた餌の量割る増えた体重で出されるやつで、
例えば2キロの餌を与えて2キロ増えたら1、1キロしか体重が増えなかったら2、
だから低いほど生産効率が良い養殖魚、経済的に優秀な養殖魚っていうそういう指標になるんですけど、
ブリは2.8増肉係数が言われてて、この2がなかなか超えられないっていう話なんですよね。
で、一方アトランティックサーモンは増肉係数が1.2。
すごいよ、たら。
しかもこのアトランティックサーモンのこの1.2っていう係数が、その増肉係数もいろんな定義があるんですけど、
これなんかこの1.2は経済的増肉係数っていうよりなんか厳しい指標らしくて、
これが給仕量割る出荷重量で定義される係数で、だから給仕量が食べた餌の量じゃなくて、
食べくぼしも考慮されてる量、で出荷重量になるから分母が、出荷重量になると死んだ魚とか選別して弾かれた魚の重量も考慮された。
うん。
数字なんで、より厳しく評価しても1.2あるっていうね。
確かに。
上げた餌、水あげした量じゃないっていうのがすごいですね。
そう。あとは養殖する期間も出荷サイズまでブリは5キロぐらいまで育てるために2年ぐらいはかかると。
だから今年なんかブリとかはね、2年前に種苗が少なかったから、全然今年になって全然作れないぞみたいな話になってるわけですが、
一方大西洋鮭は、アトランティックサーモンは14ヶ月で育っちゃうっていうね。
いやー素晴らしいね。
いやーすごいですよね。
こう考えると本当その、商品としてとても優秀っていうことが。
まあ経済生物ですよね。
そうですな。
ここはその多分ノルウェーのその種苗の改良とかもあってっていうところもあるんでしょうね。
あるんだと思いますね。
ネキエスも向上してるだろうし。
そうこれトラウトサーモンとかその銀ジャケとかも比較してみたいんですけどね。あんまり僕ちょっと調べたらそういうのがなくて。
はいはいはい。
やっぱそれよりも優位性はあるんでしょうね。そのコストとか考えると。
まあそうですねゾウニクエスが良いっていうことはコストが少なく済むっていう。
どうなってんのかなトラウトサーモンと銀ジャケ。ちょっと知ってる人いたらなんか資料教えてほしいですね。リスナー詳しい人。
24:06
ゾウニクエスに関してはあの高知大の深田先生のホームページがすごい詳しくわかりやすくて。
そうだねトラウトサーモンとか書いてあったっけ銀ジャケとか。
これはとか書いてないかなゾウニクエスの概念の。
そこがねサーモン内での比較がないのよなかなか。
なるほどね。
それ見たいんだよって思うんだけど。
平橋さん詳しいんじゃない。
聞いてみようかな。まあいいや。で、あと、実際儲かりそうなのかなっていう話さっきちょっとだけしてたけど。
これ僕海外の事例二つ引っ張ってきました。
要はラスでアトランティックサーモンを養殖している先駆者が海外にはもういて、それが今どうなってるかっていうのを。
一つ目がデンマークのダニッシュサーモンっていう会社。ここは2009年に創業した会社で、これで実はデンマークの会社だけど2020年から日水とマルベニが出資してるですって。
だからマルベニはここであんまりサーモンの印象なかったですけど、その天然蛇系を追っかけてたイメージ、それで追っかけてたけど撤退したイメージだけでしたけど、ここでアトランティックサーモンのラスでの養殖の知見を得てるんでしょうね。
このダニッシュサーモンは2009年の創業以来、あるニュース記事見たところ2018年の一回わずかに黒字になったのみで、それ以外は全部赤字。
近年特にウクライナの振興とかで経営が悪化してるようで、要はウクライナ振興によって原発が稼働停止だとか、ロシアからのガス供給の停止っていうヨーロッパがエネルギー的にすごい危機に立たされてるっていうのは皆さんニュースで見てるかもしれないですけど、それで電気代が10倍になってるところもあったりしてるようなんですね。
要はなんでこのダニッシュサーモンの養殖施設もそういった電気代が高まってたり、同時にサプライチェーンの混乱で餌代も上がってたりとかしたことで、具体的なその決算の数字も書かれてて2021年3月年度の決算は1億円くらいの赤字で、2022年の決算は2億円くらいの赤字だったそうですね。
ちょっと相当うまくいってない感じになってしまってる。
このカニさんが今貼ってくれてるのサーモンビジネスさんって。
サーモンビジネスって。
ダニッシュサーモンロシーズマウントアズエナジークライシスベターズヨーロッパバッターズバッターズヨーロップってなんかもろもろになんか生々しい記事の名前が。
そうなんですよ。エナジークライシスになってるわけですよ。
エナジークライシスなわけですな。なるほどね。
ちょっとこれは不運としか言いようがないですけどね。こういううまくいってない事例。これはね。
27:04
これに関してあれですね。ウクライナ振興っていうものがなかったとしても、じゃあ2018年しか黒字になってなくてどうなんだろうみたいなところがなんか逆にわかりづらい。
わかりづらくはなってしまってるけどね。どうだったんでしょうね。2020年から2002年までベニが出資してたらちょっと販路も拡大した可能性もあるから。
うまくいけたらそうね。2020年以降良かったのかもとかね。
かもしれないですよね。やっぱエネルギーコストはやっぱ大事だなっていうところ。
そうね。
でもう一つ。こちらはアメリカ・ウィスコン新州のスペリアフレッシュ。スペリアフレッシュは2016年創業した会社で、ここはね2022年8月末の記事で経営がうまくいってそうだっていうのがさっきと同じサーモンビジネスっていうところに投稿されてまして。
ここもアトランのラスの養殖。これフィッシュハウス事業って呼んでるんですけど、それとこれといろんな野菜の水耕栽培、グリーンハウス事業っていうのを組み合わせてる会社。だから面白いですよね。アトランだけじゃないと。
アクアポニック的なね。
なるほど。
そんな記事書いてありました。じゃあ黒字化してるかっていうと、記事に黒字化どうかも書かれてて、アトランの養殖事業は若干黒字化してるみたいですね。野菜はまだまだ赤字だけどあとちょっとで黒字化っていうところで。
なるほど。
ここは上手くいってる感じに記事には書かれてた。その背景の要因としてちょっと僕の考察含めて、記事にもちょっと書かれたこと含めて整理すると、ウィスコンシー州ってどこだっていうと、アメリカの内陸部のゴダイコあるじゃないですか、ミシガンコとかエリーコとかあれの西側の州なんですね。
30:07
ここってゴダイコ周辺だから、ここら辺の周辺のところって水産物7000トンぐらいしか取ってないんですよ、自分たち。地元の水産品がなかったっていう土地なんですよね。だから彼らが創業したことで新たな特産品にもなって、だから最初ウィスコンシー州の小売店が取り扱ってくれたりっていうスタートダッシュが、だから良かったのかなっていう感じがしますね。
あとアメリカは思った以上に広いんで、サプライチェーンも結構運ぶっていう時間かかったりとか、そういう物流コストとかも他から持ってくるとあったから勝てたっていう部分もあるかもしれないですね。
なるほどね。 あとウィスコンシー州って想像、知らなかったんですけど冬場はマイナス40度とかにもなるぐらい寒いらしくて。 全然知らない。
野菜育てらしいですよ冬は。全然。だからその野菜の供給も地元の生鮮野菜食べたいっていうニーズにはマッチしたんじゃないかなっていう。
だから初期の段階で地元で作られてないものかつ小売店が定番的に取り扱ってる一時産品っていうところを安定的に供給するポジションを取れたのがまあまあうまくいってるところなのかなとちょっと思いましたね。
なるほどね。 なんか地に足ついてるところから始めたのかなっていう。気すらするんですけどね。
もしかしたら供給需要があるからっていうので選んだのかもあるのかもしれないし。 かもしれないし。こういううまくいってるラスの会社も実際あると。すごいよね1000トン近く養殖してて黒地だっていうのは結構すごいんじゃないでしょうか。
だからそれをここ、しかも2016年創業してもう6年でこの成長率ですからね。すごいなと思いますけど。でも日本のその4つ大きくやろうとしてるところはさらに厳しいカーブでの増産を計画してるんで。
すごいね。2万トン1万トンって。 めっちゃ安く売るわけにいかないでしょうしね。
ちょっと規模感は違いますけどね。日本のラスは本当ねどうなるんでしょうね。
だからこの2024年1月出荷の会社が一つ、プロキシマシーフードが5000トン静岡の大山町でアトラン養殖して出荷したいっていう記事ありましたけど、そうすると逆算するとアトランティックサーモン14ヶ月出荷までかかるんで、仮に2024年1月出荷のためにはいつ魚入れてるかって逆算すると今なんですよね。
33:05
谷さん前からサーモンやりてぇやりてぇって言ってたけどこれに合わせたか合わせてやったんじゃない?
いやいやたまたま計算したらあれ?今じゃん。 4月出荷なら来年1月までに魚入れとく必要があるから、もし仮にうまくいってなかったらそれぐらいの時期に遅延させるリリースか、それかこっそり遅延してるかみたいな。
まあ同情してないから、結果が出てからのリリースになるかもしれないけど。
そうなんですよ。急には育ちませんからね魚。 魚は急には育たない。
まあやる、どういう議論が行われてるのかなって気になりますね。 そうね。
生産サイトとしたら生産側で絶対コスト上がってるじゃないですか。買わせも悪いし、エネルギーコストも電気代もね僕ら普通の日々の電気代すら上がってるから法人もすごい苦労してると思うんですよ。
平昌さんがそれこそ言ってたしね、この前。 すげえセキララな話してましたけど。
これだけ大手資本が入って生産を強化して潤沢にもし供給できたとしたら、今その100個ぐらいある小さいジャパンサーモンたちは果たして、果たしてみたいなね。
果たしてどうなっていくのか。
一方で消費者サイドは世界的には和食レストランとか増えててサーモン汁は伸びてるから、さらにあれでしょ、ノルウェーが250万ぐらいまで来たけど、こっから伸ばせるかっていうのが、国も規制したりしてるし、なかなか足踏みしてるって話は。
ちょうど今週聞いた話だと、9月に養殖業者に増税を提案してノルウェー混乱してるみたいで、それこそ大手のサルマールとかが増産計画破棄とか、ノルウェーロイヤルサーモンが投資見合わせとか。
サーモン養殖税みたいな。
グリーグシーフードって多分、ちょっと違ってたら後でごめんなさいですけど、確かプロテシマーに関係してるんじゃないかな、グリーグシーフード社も工場の拡張計画中断みたいなリリースが出てたんで。
増税率がものすごいんですよね。
政府案では一定以上の生産規模を持つとこの課税率が22パーから62パーなんで。
サーモン養殖業者。
そうそうそう。すごい儲くない。
たまんないよね儲くない。
36:02
理由もさっき言ってたダニッシュと一緒だけど、ウクライナ振興による難民受入れエネルギー価格の高騰を受け、ノルウェー政府の2023年度の財源不足を補おうと増税予定みたいな。
そこも繋がってはくるみたいな。
それぐらい儲かってる産業として認知もされてるんですね。
そうそうそう。
そのすごい話ですよね。全然別世界に生きてる感あるな。
反動体みたいな扱いなんだろうね多分。
補助金じゃなく税金増やすぞって言われてるねノルウェーが。
それを聞くともしかしたら全世界的なサーモン受給の混乱によって実はなんやかんやして25年ぐらいに海外の引き合いがめっちゃ強くなっちゃったりしてみたいなことも。
ジャパンサーモンぬるっと5000トンぐらい世界に吸い込まれていくっていうのもあり得する話かもしれないですね。
なかなかインフラ面の厳しさと餌の問題とかあると思うんだけど、
多分グッドシナリオバッドシナリオは各事業者相当今ガリガリやってんじゃないですかね。
まあ本当どうなっていくのかその100ぐらいある国産養殖サーモンの生産者さん、ブランドサーモンどうなっていくかっていうのも気になるし、この4社がどうなっていくかっていうのも気になるし、
ジャパンサーモンもね本当に気になりますね。 今年の頭あたりはウクライナ振興があってからジャパンサーモンも一気になくなったじゃないですか。引き合いが強くなって。
そういうことがこれからも続くのか、たぶんノルウェー輸入とか復活してくるけど、円安だから相対的に国産の経済的な需要が高まりやすかったりして、それに応える供給がないってなったら、実は2024年からちょうどいいんじゃねみたいな、そんなシナリオもなくはないよね。
そうそう。あるよね。 さあサーモン2024年問題もね、これは。
漁食系ラジオ本業を離れると、とにかく全部一回早く食べてみたいっていう、すごい食いしん坊的な興味があります。 食いしん坊、そうですね。食べてみますね、確かに。食べてみましょうぜひ。
最後に、これねFRDジャパンのCOOの曽豪さんっていう方がいらっしゃる。 すごく出てくる人、イケメンだ。
うん、イケメンですね。この会社もサーモン養殖、ジャパンサーモンへの投資意識めちゃくちゃ高くて、結構言われる言葉、発言すごい注目してるんですけど、この前のシンポジウム、私ちょっとウェブシンポジウムみたいなのに参加したときにおっしゃってた言葉がすごい印象的で、
これから何人もの人が日本で人生をかけて大規模なサーモン養殖に取り組んでいきます、誰かが必ず成し遂げるっていう、そんなセリフを言ってたんですよね。
なんかすごい投資者感あったし、やっぱりそういう、その一人が曽豪さんだと思うんですけど、誰かが成し遂げるんでしょうというね。 そうね。
39:14
銀ジャケに変わるのか、加えてなのかわかんないですが、なっていきましたね。 なんかその、サーモンというものの認知の高さとか、ノルウェーの戦略的な動きみたいな話もあったけど、なんか日本人もケイソン好き、酒種類好きじゃないですか。
大好き。 そこ大好き。なんかね、今週も酒フライ食べてたね、カニさんは。 美味しかった。秋ジャケフライ。
だけどやっぱその、北海道三陸に来る酒が減ってるじゃないですか。まあ今年ちょっと回復してるっぽいけど。 そうね、5万トンですからね、前世紀20万トンくらいあったかな。
なると、やっぱり天然のケイソン類の供給がなかなか厳しそうな状況っていうと、やっぱ北海道でも今さ、サーモン養殖のリリースが相次いでるのね。桜マスだったりトラウトだったり。 そうね、キングサーモンもあるし。
あの辺がその一時産業としてのケイソン類の供給って考えるとどうなっていくのかなっていうのが気になります。 そうね、リンクも同じ酒の仲間ですからね、このアトランティックサーモンのラスの動きに影響を受けるのかどうか。
ラスがいいのか、掛け流しみたいな話になっていくのか。 平昌さんが言ってたようにローカルとグローバルの話で、別のマーケットで墨汚けが行われるのかはわかんないですけどね。
サーモンはね、本当語り尽くせないぐらいもうね。 リスナーさんの中に僕らよりよっぽど詳しい方もいらっしゃると思うんで、実はこうだよ言える範囲でとかあったら教えてほしいなってちょっと思いました。
本当に教えてください。あとはチリ銀とかの歴史とかも気になるし、チリ銀っていう加熱用切り身でも、俺も触れてないから今回は。調べたらチリってもともと酒とかマスがいなかったらしいですね。
そんなところでもうなんかガンガン銀ジャケ養殖されてるから、本当に人間ってすごいことするなって。 ここまたあのノルウェーのプロジェクトジャパンみたいなドラマが。
また特集これまたしたいところですね。というわけで、以上2本続けてサーモン特集でございました。 いいんじゃないでしょうか。
ありがとうございました。じゃあバイバイ。じゃあとりあえずアケジャケ食べましょう。