00:00
みんな頑張って技術開発してるんじゃないのかな?
なるほど、良い点への視野がやっぱり野望感がありますね。
ちょっとそこを被ってる。
野望感あるね。
ありがとうございます。
えー、お次、あとね、えーと、2人かな?
はいはいはいはい。
お次、福島にお住まいの秋野雄一さん。
はい、おちゃんと来てます。
丁寧なコメント来てまして、ツイートなど拝見させていただいております。
いらばやさんのツイートは非常に先進的であり、いつも学ぶことばかりです。
本当にありがとうございます。
すごい丁寧な方です。
質問がございます。
現在の養殖業界は冷裁企業が多く、企業体力もあまりない会社が多いと考えております。
現状を踏まえ、どういった舵取りをすれば収益構造が改善していくとお考えでしょうか?
また、ひろあやさんの各業界の理想などありましたら、ご詳しいただけると励みになります。
これはもう、あれですね、もう信長に聞きに来てますね。
信長?
のろしが福島から上がっておりますね。
いや、これはすごいな。
飢えすぎ勢ですね、これは。
飢えすぎ勢ですかね、これは。
要は、質問を分解すると、まず冷裁養殖業者どう生き抜けばいいのか。
ひらばやさんの柴崎養存所も3人で回している。
冷裁ですよ。
どうなんでしょうね。
この手の議論って、みんな相対で考えると冷裁企業、悪、みたいな感じになっちゃうんだけど。
大きくなってないじゃん、みたいな目線で見ちゃうってことですね。
ただ、ミクロ的などうしたら現実に落とし込めていくのかっていうふうなのって、あんまり答えを出してくれる人っていないですよね。
僕の中では。
そもそも、どこまで企業体力がないと捉えるか。
例えばだけど、経営者の実家が3輪持ってたりとか、不動産持ってたりとかでめちゃくちゃお金持ちで。
とか、あと副業やってて、コインランドリーとか。
もしくは年金生活しちゃってる人とか。
で、そこまでお金に困ってないじゃん。
農業と同じロジックみたいな。
土地は持ってて、別に収入はいらないから、ちょっと野菜を育てて出荷するのが生き甲斐だみたいな。
その細々と生きていれば何とかなったりする企業が悪なのか。
別にそういう人たちって食い詰めそうになったら辞めりゃいいだけだし。
で、意外とそういう会社がいるんですよ、いまだに。
農業、水産業に似てるところはあるのかもしれないですね。
土地に紐付いてるから。
漁師さん含めて。
で、じゃあなんでそこまでして冷裁企業はダメだと。
収益構造を改善して生き残る必要があるのか。
多分この福島さんがおっしゃりたいのは。
03:02
福島の秋野さん。
秋野さんね。秋野さんがおっしゃりたいのは、多分次世代に技術をつなぎたい。
多分このままだと技術がなくなっちゃうから。
そういう機会もありますよね。
そこだと思うんですよ。
その場合だと必要とされるっていうのは、若くてやる気のある優秀な現場担当者。
だから別に普通の経営者いらないですよ。
従業員だけでいいんですよ、優秀な。
魚を作りたいっていう。
で、昔僕アクアネットの座談会かなんかで言った記憶があって、その頃から変わらないんですけど。
その場合、もうやるべきことは、もう並の経営者いらないから。
事業承継とか、M&Aとか。
もう産業全体を面として捉えた。
面的再生とか。
もしくは、もうだから合唱連行しちゃうだよ。
経営者はもう一人ぐらいでよくて、現場の人らがいかに所得を得られて維持できるかみたいなビジネスにしていかないといけない。
その経営者一人の中に、いくつもの養殖場がぶら下がってる、そんな形でいいと思うんですよ。
もしくは、最終的に使う人、寿司チェーンとかが、バリューチェーンまとめちゃう。
垂直統合しちゃう。
自分たちが使う分だけを育てるみたいな、そういうビジネス。
そういうのでいいんじゃない?
こういうのを地域養殖会社みたいな形に出していけばいいか、もしくはもう産家に入るかどっちかなんですけど、
要は価値を喪失できてない経営者とか中小企業が多すぎることがまず問題だと。
そういう上で言えば、価値を作れる人を集めていくっていう風なのが一番求められる選択肢。
これはね、言うとみんな怒るんですよ。
怒るな、それは信長が現れたみたいになっちゃうんじゃないですか、たぶん。
そうそうそう。
樋口さんお願いしますみたいなね。
あと面白いのは、政府系とかJF、新魚連とかの金融機関にね、水産業のM&Aの資金メニューってないんですよ。
え、なんで?
合併させる。
それに進めていかないとまずくないですか。
実はそういうところじゃん、中小企業政策もそうだけど、どんどんどんどん合衆を連行していこうよ。
だってもう経営者どんどん高齢化して、会社なくなっちゃうよみたいな。
でも従業員は雇用を守らなきゃいけないじゃん。
なのにM&Aの資金メニューって実は水産業ってほとんどM&Aあんま起きないですよ。
へえ。
そこがまずあんまり制度としての理解が追いついてないっていうところと、あとね漁協って存続するの難しいんですよ。
06:02
組合員15名以上いないと解散になっちゃうんですよ。
あ、そうなんですか。人数縛りがあるんですか。
あと漁業生産組合は5名まで、漁業共同組合は15名まで、組合員がいないと解散になっちゃう。
集めなきゃいけない。
集めなきゃいけない。だから合衆を連行しちゃったらさ、全部一つの会社になっちゃうじゃん。漁協作れなくなっちゃうんだよね。
ああ、その一つの会社から組合員になれるのって人数決まってるんでしたっけ。
厳密には決まってないんだけどさ。
決まってないけど。
15組合員全員一人の経営者の会社が漁協作ってたら意味わかんないじゃん。
意味わかんないです。確かに。そういう感じ。
っていうので多分都道府県から止められちゃうと思うんだよね。
なるほど。ちょっと独占的な感じになる。
そうそうそう。結局ね。
そうか。そういう部分もあるんですね。
そうそうそう。あと冷裁企業の方もさ、養殖場の中にオーナーの家があったりしちゃってさ。
はいはい。
所有と経営って分離できましたっけみたいな。
なるほど。本当にオーナー企業になってしまって。
そうそうそう。その高齢のオーナーの人に、ここを従業員寮で使いたいんで、家出てってくれますかなって言えないじゃん。
なるほど。そういう。なんかもう特例すぎるけど、そういう特例がすごいあるんだなって。
そうそうそう。だからもうみんな理解が追いついていない。現状では冷裁企業をどうにかしようっていうふうなのがよほどお腹が震わないと、なかなかうまくいかないんですよーと秋野さんには伝えたいですね。
なるほどな。どう生き抜けば、まあなんかそうですね。
皆さんじゃあ逆に冷裁養殖業者さんどうお考えなんでしょうっていうところもありますね。今の話を聞くと。
そうそうそう。先ほどもう一つあったその理想の養存業界。
理想の形。
ねえ。何が理想の養殖かなんて人によって異なります。見解は。と僕は思ってるんですけど、
IGPIの富山さんっていう、富山和彦さん。経営競争基盤っていうコンサル会社の人なんですけど、JALを立て直したタスクフォースの人だったかな。グローバルとローカル、GとLの世界で線引きした方がいいと。世の中の企業って。
富山さんが言うそういう線引きの仕方ってすごいありだなと僕は思っていて。
なるほど。ノルウェーサーモンみたいにグローバル展開するようなサーモンを作る人なのか。
それとも地域で細々と、時々来てくれる観光需要とかに対応する程度の。
あと給食とかに認定するとかね。
その程度でいいか。もう明確に自分たちのスタンスをどっちにするかっていうのは。
09:03
なるほど。確かにマーケットをどこを捉えていくかみたいなところはありますよね。
別にね、ご当地サーモン悪いとは思わないのよ。だってそれ細々と生きていくんでしょ。
地元のサーモンを何か名付けたいからつけただけで、結局は地元の飲食店とか料理屋さんとか旅館で終わりでしょ。別にいいじゃん。
それでペイしてるならいいじゃんっていう話ですけど。
それを合掌連行していきましょう。全部を統一していきましょうっていう話は、よほど野心的な目標を持ってるけど、自分たちではどうもできないなっていう人たちが集まっていくっていう2パターンに分かれるのが理想なんじゃないの。
なるほどな。
で、どっちに行きたいですかと。
なるほどな。ありがとうございます。
じゃあ最後の方かな。東京都にお住まいのガマさんからですね。
これもお知り合いですね。
ガマさんもお知り合いですね。
知り合いの方ですか。
平昭さんが考える日本の魚類養殖業が進むべき道は何でしょう。ブランティング、売価コスト占領、販路っていうね。
すごい勝ち。
これ切れちゃいます。
これはね。
これもう信長だと思って聞いてきてますね。
嬉しいですね。
そんな感じしますね。皆さんの質問が。平昭さんをもう天下統一する方だと思って質問しに来てる感じする。
信長だと殺されちゃうじゃないっていう。
どっか実はね、この明智光秀が聞いてるかもしれないから。
そうそうそう。写真に徳川さんに撮られちゃうね。
それで江戸時代来ますみたいな。
気づいてくれればいいなと思ってます。今回これを聞いてね。リスナーの皆さんには。
いろいろやってきました。僕も。ブランディングやら、その売価戦略やら、販路を広げるやら。一番はやっぱ立ち返って、コスト戦略だと。
いかに安いコストで作ってるか。
コストリーダーシップですよね。安く作ること。
商売の基本ですね。
みんな諦めてるから。
ああそうですか。コスト下げるって言うと、やっぱりエサと電気とかそこら辺なのかなって気がしますけど。
そうだし、一番はやっぱりエサでしょうね。
エサ。
やっぱ定魚粉、定魚油でいかに安く作るか。あと人件費とかもそうですよね。
確かにそうですね。あとは育てる人がいないと成り立たないですからね。
それを安くするとだいぶ辛い業界にさせてしまうから。そこはコスト戦略に加えないで。
だから3人で作れる仕事っていうのを2人で作れるようにして。
そっか。生産性を上げればいいよ。
そうそう。で、2人の給料をその代わりにもうちょっと1.5倍にしてあげるとか。
12:00
なるほど。そっかそういう風に。
でもいいと思うんですよ。だからそういう、やっぱりだし、それは供給面での話。
あと需要の話で言ってもスマホとかインターネットにめっちゃお金取られてるじゃないですか。
まあそうですね。日々結局4000円くらい平気で払いましたね。
そう。僕なんかもう25000円くらい払ってるのかな。
通信費用。
その中でね、エンゲル係数を上げてくれる人って一体何人いるんだろうっていう。
そうですね。恥ずかしい話。うちも基本的にはエンゲル係数月25000円くらい抑えたいみたいな。
でしょ。家計の節約のポイントってそこになっちゃうんですよ。
なっちゃいますね。通信費はどうもいじれない。いじれる限界が来るなって感じ。
だからそういうのを理解して生産するにはコストを下げていかないと。
わざわざ高いものをその盛りにASCとかMSCとか貼ってあってさ、この生産者はこういうふうに頑張って作りました。
ストーリー戦略、リブランディング。
で、ちょっと高いです。100円高いです。それを変えるのってそれを読み取れる人しかいないですよ。
小熊英二先生っていうのが日本社会の仕組みっていう本書いたんですけど、それすごい面白くて。
カニさんも僕も大卒ですよ。でも大卒って日本で5人に1人しかいないんですよ。
思ってる人少ないですね。
で、大企業を勤めてる人っていうのは人口の2割程度しかいないんですよ。要は僕らみんなマイノリティーなんですよね。
なるほど。
で、そういう大卒の人たちってそれなりにコンテクストを読み取ってSDGsだからとか、そういうのでより環境にフレンドリーだからこっちを買おうみたいなちょっと高くて。
時々国のため世界のためとか考えちゃったりしますね。
そうそうそう。
そういう人は実はごく一部なのかもしれないですね。
そうそう。ごく一部。
それにお金を払ってなんかしてるんですよね。
そう。で、我々も大卒だけれどもやっぱり食費は節約しちゃう。
確かに。
そんな人がね、高い魚なんて買わないんですよ。そう。勘違いしてる。
悲しい。悲しい。
だからこのままだともう鶏肉に変わります。
だから僕の会社はね、先ほども言いましたけど、ひいおじいさんがその戦中の何も食べれない苦しみの中でニジマスを当時食べたニジマスって最高のご馳走だったと。
これからもどんな人に対しても魚が日常を彩るご馳走であり続けるためには安く作り続けなきゃいけない。これはもう当たり前の話。
で、ノルウェーも環境規制とかもあって、10年以上かけて低魚粉とか低魚油化っていうのをしていったと。
15:08
だからもはやね、あれDHA含まれてるか本当謎なんですよ。だって魚食ってないんだもん。
あ、そっか。深田先生も言ってましたね。ノルウェーサーモンって実は魚粉とか全然入ってない。
うん。
DHA含まれてないかもしれない。
そうそうそう。
これまで言ってるかもしれない。
でもそれでもまあ、安くて美味しいものであればさ、ご馳走になるじゃない。
だからそうやって同様にね、日本も環境規制とかかけて、よりまあ環境フレンドリーになるかもしれないけど、ハイポンテキストになるかもしれないけど、それでも安く作れるんだったら、そっちの方が国民にとってはいいんじゃないのかななんて僕は思います。
なるほど。まあ魚を食べなくなることは僕はないと思いますけど、じゃあその魚を何を選ぶかっていうときに、やっぱ売り場見て安い魚をエンゲルケース考えると選択しちゃうときもあるよなとは思いますね。
そうそう。
考えてそこはやっぱり強く意識していかなきゃいけないんだろうね。
そう。ごめんなさい、ちょっと切れちゃいましたね。
ちょっと切れ案件ですね。
ちょっと切れ案件。
まあ悩みが、深い悩みが含まれてますね、これについては。
そうですね。そうそうそうそう。
なるほど。もうがまさんからあと2つばかしい質問来てまして、2つ目。若者が漁協で活躍できる秘訣を教えてください。
はいはいはい。
まあ漁協の組合長だからこその質問という感じですかね。
そうですね。
これどうでしょう?
まあ簡単に言っちゃうと、活躍できないっていうのはそこに事情がある。
あ、その当人の問題しかない。
当人の問題。もちろんね、受け入れてくれないっていう状況あるかもしれない、その若者を。
でも、だいたいそういう人って、あんまり適性とかコンピテンシーなかったりする可能性が高いですよ。
地元で就職したいんだけど、県庁とか市役所落ちちゃって、次漁協に行きますかみたいな、その程度。
なるほど。
そう。なので事務処理能力高いけど、そのよりその漁業環境とか養殖環境を良くするための業務とかって意外と苦手だったりする。
新しいことをやるの苦手だから。
なるほど。じゃあ結構、漁協で活躍するにはってなると、現場に寄り添える人の方が、まあいいのは圧倒的にいいにはいいんですかね。
そういうことですね。そうすると結構泥臭い業務の方が多いから。
そうだからコンピテンシーない人が入ってしまう可能性があるし、そうすると活躍できないよね。逆にコンピテンシーある人って優秀な人だから、そうするともうちょっと華やかな給与水準が高い産業にどうしても移ってしまう。
だからどっちにせよミスマッチになってしまうと。
18:06
まあ難しい問題ですね。漁協で活躍できる。
もし漁協で活躍する若者を呼びたいなら、地域活性化の文脈とかで、なおかつ何か得意な武器を持ってる人っていうのを中途で雇用してあげて、そういう人たちの意見を受け入れてあげる環境を整えていく。
そうすることによって若者は活躍できるんじゃないかなっていう。簡単にもうちょっと考えなきゃいけないポイントあるかもしれないけれども、あっさり言うとそんな感じかなと思います。
今ひればえしさんが運営されている富士養孫漁協は今何人ぐらいで運営されてるんですか?
富士養孫漁協今22名ぐらい。
組合員がいて。
組合員は24組合員。
その中で運営に携わっていない22名。
そう職員が22名。組合員と組合職員はまた別物ですよ。
その中でいわゆる若者、これを30代未満の方っておくといらっしゃいます?
三人。
中盤未満か。
三人、四人ぐらい。
どういう方が活躍、どういう部分で活躍されてますか?そういう方々って。
もうね、若い子はとにかく体力あって魚大好きか、もしくはすごい大学院まで行って特殊技能を持ってるかのぐらい。
そういうこともいるですね。
そんな感じの子しかいない。
なるほど。一人は養殖の生産技術的な知見が高い人がいて、そういう面でいろいろ指導できる人がいるし、一方平林さんは経営を学んできてるから経営についていろいろ活躍できるし、もう一人の方は事務所に能力とかそういうところで、魚が好きっていうところで活躍してる。
同様に魚が好きっていうところですね。まだ魚好きか田舎で活躍できるか田舎勝手食っちゃねえかなと思うでしょ。
シンプルに魚協なるとそうなるかもしれないですね。魚が好きイコール、現場が好きイコール。現場の人にもよくしてもらえて信頼もらえて活躍できる。シンプルにそこかもしれないですね。
役所じゃねえんだってことだけ。
確かに。そこの捉え方を勘違いしちゃうとミスバッチになれるかもしれないですね。
そういうことですね。
なるほど。ありがとうございます。じゃあ最後の質問、うかまさんから。
ジャパンサーモンを世界に推していくことは可能なのでしょうか?これさっきの話にちょっとかぶると思うんですけど、日本のサーモンを輸出するなら日本国内で100兆のブランドが争っている場合ではなく、
ノルウェーサーモン、チレサーモンみたいな感じで栗全体でプロモーションをかけるべしなんてことを以前おっしゃっていたような気がするんですが、
痛いとこつきますね。
現状ジャパンサーモンとしてまとまったプロモーションをかけられるような状況なんだろうかっていう。
すごいね。
以前そういうことを言ったからっていうその以前の発言を拾っての質問。
怖いことを言おうしね。
21:00
実際今そのね日本の国産養殖サーモンって100兆あるとは言われてて、その内訳がひろやしさんとこみたいに養殖のにじますだったりもするし、
宮城の養殖の銀じゃけだったりもするし、他にもいろいろ新鮮サーモンって掛け合わせたやつとかもあったり、いろんなものがあると思うんですけど、
まあほんとね47都道府県なのにもう100兆があるっていうところがもうなんかブランドありすぎなんじゃないかって思いますけど、どうですかね。
そうね。
さっきの発言を聞くとなんかまたちょっと意見が変わってきてる部分も感じますけど、グローバルとローカルの線引きの話でいくと。
まあだから要は先ほどローカルで、
そうローカルでもいいんじゃないかっていう。
そういう人は別にジャパンサーモンに共感しなくてもいい。
そうですね確かに。
でグローバルでいきたいっていう人はやっぱジャパンサーモンに最終的にしていくべき。
ですよね。
とするとさっきの話で結論が出たように、今まとまってないからそもそも無理じゃない?
確かにね。信長もいないし、信長を受け入れるような体制にもなってるし、それへの興味が別にあるわけじゃないって感じですからね。
無理。無理無理。ごめんなさい。無理でした。
私は思うんですけど、2024年ぐらいから大手資本がアトランティックサーモンをラスで養殖しまくるじゃないですか。
そういう予定を立ててますよね。ソウルオブジャパンとかプロキシマーシーフードとかマラハニチュロとのアトランドとか。あれがこうある種ジャパンサーモンを作ろうとする動きになったりするんすかね。
うん。なるとは思う。
なる気もしますよね。
なる気はする。
アトランティックサーモンか、みたいに。ニジマスとはまた別の魚で。
でも日本でアトランってもう訳わかんないじゃん。
それが概念がまた変わってくるんすかね。
ちょっとね。どうせニジマスも外来魚だし、アトランも外来魚だし、ジャパンサーモンなんてものは外来魚なんだと。
外来魚ですよみたいな感じにはなる。これまあそうですね。やっぱ増肉係数とか生産効率考えるとそうせざるを得ないって感じなんすかね。強い。
いやここでじゃあサクラマスとかねサツキマスをジャパンサーモンで売ってきますよみたいなこと言われて。
いやーしんどいわーみたいな感じに。
しんどいわ。
まあ生産者としては思ったりしちゃうよりは育ってやすいやつをするみたいな。
そうなんだろうなまだここ10年20年でタンパク質クライシスみたいなのが起きて世界の供給が不安定になっていきましたと。
その中で日本としてもうちょっと海外輸出を強化して国策産業としてもう一回ジャパンサーモン借り雑魚みたいな話がもし出てくるとしたら僕が思うのはね一社一企業で1万トン。
24:04
結構な量ですね1万トン。
今銀座家の年間生産量がだいたい1万5000トン。宮城県産で。
それぐらいですね。
岩手産とかも含めて。
岩手産全部含めて1万5000トンですね確かに。
それをたった一社で。
やっちゃわないとジャパンサーモン無理なんじゃないかって感じ。
そんな感じ。
それをやるには海面よりもラスとかになってくる。
ラスも海面も全部使わないといけない。
なるほど。一社が複合的にデザインしてやっていかないとみたいな話。
それがね何社か出てきたらジャパンサーモンって言えるよ。
ノルウェーとか確か300万トンくらいでしたよね。
そうそうそう。
桁違いますよね。
桁違う。
サーモンの養殖量が。
だから今言ってる話も小さい話ですし、それに比べたら。
そう。
かもしんないですけど。
やっぱねそこまでやんないと収益、収益っぽい収益は出ない。
収益って何かっていうと次に再投資できるくらいの収益。
だからそれだけ稼いだら10年後にまた新しい設備作れるぐらいとか5年後にまた新しい設備を新設増設拡張できるぐらいの収益たらしめないね。
なるほど。
平昭さんのところってどれぐらいの量の今にじますサーモン養殖してるんですか?
たった100トンですよ。
100トンか。
まあいいやたったとか100トンでも今までイケス見させてもらいましたけど別にそんな簡単に育ててるわけじゃないじゃないですか。
難しいよね。
あれだけあって100トンかっていうとかなり遥かな道取りにも思え。
ネバーエンディングストーリー。
そっか。
100倍近く付き合ってます。
100倍か。
うん。
すごいな。
なのでジャパンサーモン今は無理だけれども必ずこれからできるはず。まだそんなテイクオールしてる人いないから。
そういう人ができた時に東南アジアもしくは中国向けの輸出っていう風なのが関係こじれなければ輸出できると思うからそこを収穫のチャンスとして捉えて動いていくしかないんじゃないかなと思います。
ありがとうございました。かなりだいぶ深い、すごい対極的な話まで。
すごいね。
対極的な話が多かったっすね。
お腹いっぱい。
100トンの全然小さい量じゃないんですけど、それを生産されている平昭さんの質問がみんな日本を背負っている人向けの。
それぐらい期待されてる部分はあるんじゃないですかね。
そうね。ただやっぱりこんな口で軽々しく言えないですよ、余食は。
今日本とアメリカの種苗の生産技術、作出技術って40年ぐらいかけ離れてるらしいんですよ。
27:08
アメリカの方がそんぐらい進んでる?
アメリカめっちゃ進んでる、前にいってる。の中で桜マス、サツキマスで戦いたいとか言っても40年の差をどう埋めるの?っていう現実的な議論を誰もあんましない。
それってドナルドソン・ニジマスのような選抜育種していい種苗を作りましたっていう事例があるじゃないですか。
そう。
そのいい種苗を作り出す技術がだいぶ劣ってしまってる。
そういうことですね。
アメリカってアトランとかに対しても研究してるんですかね?
アトランはあんま研究してないんじゃないかな。
ニジマス?それで進めてる?
そうそう。
じゃあ日本が果たして今いろんな魚種を細々とまたやろうとしてるけど、その技術のことを考えると、追い越せるだけの技術を生み出せるかっていうところをちゃんと迎え合えてるのか?
一つはゲノム編集で一足飛びしていくとか。
ああはいはい。ありますね。
一応ね、日本の化学技術者さんたちも結構考えてはいるので、もしかしたらブレイクスルーできるかもしれないけど、そんなに甘かない。
ああそっかそっか。もう一個。
だからそうやったらローカルで生きてくのも別に僕は悪くないとは思ってるよ。細々と生きるのだって人生だし。
そうですね。
ああごめんなさい。そこだけ、みんなサツキマスを悪く言うようなこと言われちゃうとちょっとあれなんで、決して良い魚ですから。悪くは言ってない。
そうですね。
それはそれで価値があるんですよ。ただそれを海外と戦おうとすると話は別ですよっていうところだけ。
それに行きたいか、本当にそこに行きたいのかっていうところですね。
そう。ごめんなさい。すみません。
なるほど。ありがとうございます。サーモンって世界的な食材となってるからいろんなスケールでの議論があって、
これが全部ごっちゃにして議論されちゃうからまたややこしくしてるんだなっていうのもすごい今話してて思いましたね。
だから切り分けて自分たちの育成っていう風なのを考えていきましょうっていう考えるきっかけが今日になればすごくいいかなと思います。
そうですね。ありがとうございました。平林さん。主に経営者目線からいろんなことを語っていただきました。
じゃあお次は引き続き平林さんと今度はもう少しゆるい、どんなものを食べていきたいという話を、今度は切れさせないような穏やかな話をしていきたいと思います。
ぜひお願いいたします。
ありがとうございます。
富士山の湧き水で育てられた大きな大きなニジマス。あれ、あの魚はベニフジ?
30:01
ちょっと失礼。赤フジと読みます。
お召し上がりください。
はい。
うーん。鮮度抜群。もっちもち。
静岡が誇る真っ赤なサーモン。
赤フジ。
ニジマスも赤ければサーモンなのだ。