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富士山の湧き水で育てられた、大きな大きな虹マス。
あれ?あの魚は、デニフジ?
ちょっと失礼。赤フジと読みます。
お召し上がりください。
あ、はい。
うーん!鮮度抜群!もっちもちー!
静岡が誇る真っ赤なサーモン!
赤フジー!
虹マスも赤ければ、サーモンなのだー!
カニ兵です。
魚と食を笑って楽しもうコンセプトに、今回も明るい魚食トークをお送りいたします。
ただ今回はですね、私は有給なんですけど、なおたこさんの方は普通に仕事がある日ということで、
私一人だけで、藤宮、静岡県藤宮市に来ています。
ここは、虹マスを日本でもかなりたくさん養殖している場所でして、
ここに何やら、虹マスをたくさん育てている、
クマみたいなおじさんがいるということで、会いに来ました。
ということで、今回はこのコーナーに行きたいと思います。
魚のお仕事!
柴崎養孫場社長兼、藤養孫漁協組合長平林さん!
ありがとうございます。
このコーナーは、魚食の日々を広げてくださっている方に話を伺うコーナーです。
今回のゲストは、静岡県藤宮市で養孫場を経営している平林さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
どうもこんにちは、平林です。
よろしくお願いいたします。
実は平林さんと僕、まあまあ長い知り合いで、
5年前くらいでしたっけ、サーモン中尾さんが主催されたイベントでお会いして。
覚えてますよ、僕ちょっと遅れて行った時に、
サーモン中尾さんよりもめちゃくちゃ熱量高く、
その時松子の取材で来てたメディアに対して、
サーモン養孫場、養孫業についてすごい語っている人がいる。
そんな変なね、おっさんがいたなと。
大きいみたいな。よくよく聞いたら年下だみたいな。
え、え?みたいな。
おかしいな。
すごいなみたいな。
すごい人がいるなっていう。
それが出会いで、そこからいろいろドキドキどんなりしてね。
そうですね。
コミュニケーション取らせていただいて。
ありがとうございます。
今回やっと来たかったですね、ここに、藤宮にね。
いやー、はるばるお越しくださって。
ありがとうございます。
最近その平昌さんがちょっと怒ってるっていう話を聞いた。
すごいですね。
疲れてます?
さすが。
カニさんそこまで知ってらっしゃるんですね。
ちょっと怒ってる、よく怒ってるみたいな。
ツイッターとかでも誰かに怒ってる。
なんかキレてるぞと、あいつ。
その後ちょっと反省してるみたいな。
黄昏れてるんですよね。
聞いたりしたんで、話を聞きました。
というわけで、簡単ですが、本日ゲストの平昌さんのご経歴をご紹介したいと思います。
平昌かおるさん、1990年静岡県生まれ、神奈川県育ち。
東京の大学を卒業後、実家を継ぐことを見据えて職員徴者に就職し、その後事業を再生系合宿系コンサルタントに転職。
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同時に国内大学院にてMBAを取得し、2019年7月にその家業である柴崎養孫場に入社し、
同年11月に社長に就任。
今年6月には第10代富士養孫漁業協同組合代表理事組合長にも就任されているという。
若いながら、もうかなり当事者、養孫業の当事者としてご活躍をされているということで、今回いろんな話を聞きたいなと思います。
今回は魚のお仕事ということで、どんな仕事をしているかということに特に聞きたいんですけど、
まず養孫業、マスを育てる仕事っていうのがどういうことなのかっていうのはあんまり僕含めて知らない人多いと思うんで、
そういう基本的なことも知りたいし、そもそも今マスを育てる、マスを育てるっていうのはサーモン養殖と同義だと思うんですけど、
そのサーモン養殖業って今どうなっているのか、日本のね、どうなっているのかっていうのと、
その未来はどうなんだっていうのを経営者目線で、おっと怒っちゃいます。
これはもしかすると切れちゃうかもしれない。
切れちゃう、切れちゃう、それを経営者かつ組合長の目線というところから語ってもらいたいなと思ってますね。
わかりました。
まずはライトな養孫業でどんなことをしているのかっていうのを聞いてもいいですか?
そうですね、結構内陸の油水とか河川水を利用してですね、食用とかあとは釣り堀とかのレジャー用にですね、
淡水にしますを生産する内水面養殖業の一種でして、起こりは明治10年。
大分前、1877年。
そう結構昔なんですよ。カリフォルニアから卵を日本に輸入してきたと。よくできましたよね。
確かに。
明治40年頃から日本各地で養殖が広がっていった。
戦前ですね、戦前の話。
結構昔なんですよ。戦後はアメリカへの輸出とかをしてたんですけど、ハワイにめっちゃ売ってたらしいんですよ。冷凍して。
ただカワセとかの影響でどんどん輸出がしょぼっていって、国内需要をメインに。今は一番大きい時でね、15000トンとか販売してたんですけど。
1980年代ですよね。
そうそうそう。でも今それが4000トンぐらい。そのうちの5分の1、静岡800トンを生産しています。
静岡が一応日本一のニジマスの養殖業を持っているっていう。
そうです。
ニジマスの養殖の歴史的なところを今ご説明いただきましたけど、その中で平林さんが経営されている柴崎養孫場っていうのは、ニジマスを卵から育てて大きくしてみたいなのを全部やってるんです。
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そうですね。もう卵から生魚まで。主にうちは釣り掘りとかじゃなくて、食用、全国のスーパーとかに販売するようなニジマスを生産していると。
そのニジマスっていうと、普通は20センチぐらいの100グラムぐらいの塩焼きにして美味しそうな、いわゆる軽量に潜んでいるサイズ感のやつを想像しますけど、平林さんのところだと大きな2キロぐらいのニジマスも育ててるんですよね。
そうですね。アカフジっていう漁協ブランドの魚で、漁協内だと6生産者。アカフジを生産している人たちがいて、その1生産者なんですけれども、大体年間20トンから30トンぐらい、その3キロぐらいの大きなニジマスを生産していると。
そのちっちゃい、いわゆる普通のサイズのニジマスと、大きな今言ったアカフジ、2、3キロのニジマスってどっちの方が生産量的には多いんですか?平林さんのところだと。
うちだとね、レギュラーニジマスは大体70トンぐらい。だから塩焼きの方が圧倒的に。 そっちの方が多いんですね。そうですか。この大きい、ちょっと話それるんですけど、アカフジ、2、3キロぐらいの大きなニジマスっていつ頃から育て始めたんですか?歴史的に。
いい質問ですね。7年前ぐらいから。 そんな最近? アカフジとしてのブランドはつい最近なのよ。大型ニジマス自体は結構90年代あたりからやってたみたいなんですけど、あんまり売れなかったんですって。
だから本当に藤宮に来た人が地元の珍味みたいな感じでニジマスの刺身を食べるみたいな。 そうなんですか。そんなに新しいものなんですね。 そう、やっぱりノルウェーのサーモンが開店寿司屋で生食されるようになったのがやっぱり90年代以降。
ちょうど僕らが小さい頃よく食べてたユニコーンは食べ始めた印象があるんで。 それと同じなのよ。 そうなんですか。それがアトランティックサーモンで、それが2,30年ぐらい前から始まってきて、その後に俺らも大きいの作ろうみたいな。後なんですね。知らなかった。もっと前からやってるかと思ってましたね。
赤富士って意外と若い魚なんですよ。 そうなんですか。なるほど。ありがとうございます。養存所、あれですね。成り割としてやってることとしたら、ニジマスを卵を取ってそれを大きくして出荷するっていうのもやれば、シビョウっていう小さい魚を仕入れてそれを出荷サイズまで大きくしてっていうのもやったりしてる。
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そうですね。両方手掛けてると。 魚を育ててるっていうことなんで、エサやりだったり水質管理だったり、いろんなことが紐づくっていうことですよね。
そんな平昌さんですが、柴崎養存所自体が関連会社もいくつかあって、普通の養存所、単純に柴崎養存所でニジマスを育ててるよりは複雑な固形してるのかなっていう印象を持っていて、柴崎養存所自体はニジマスとかイワナの養殖をやりつつ。
僕自身では、一応柴崎養存所って、もともと柴崎家って山形出身なんですよ。家族一家で静岡の方がいいお水があるからっていうことで戦後移住してきたのよ。
もうマスを育てるために来た。 マスを育てるために、戦前は山形で養殖してたのよ。それが平昌さんがもっといい水が出るぞっていうことで藤宮にやってきて。
そうですか、エリート家系ですねマスを育てて。 ただ地元、もともと山形にいたっていうのもあって、地元にも魚を作る場所っていうので、例えば宮城県の白石に文場を設けたり、あとは笹谷生産組合っていって銀ジャケ専門に作るところを宮城県の川崎町っていうところに作ったりとか。
そこの経営も、結局柴崎大村城が中心となっているから付随して関係会社としてなっていると。 ああそうなんですか。それ聞いたとき結構びっくりしました。単純に藤宮でマスを育ててるだけじゃなくて、宮城で銀ジャケの種苗も生産してるっていうのを。
時々見に行かれたりもしてるんですか?経営してるから。 そうだ。来月行かなきゃいけない。 ああそうなんですね。お忙しい。いろんな引き合いもあってみたいな。大変ですね。
なるほど。あとは一社株式会社ストラウトっていう新しい会社を2020年11月に立ち上げたと伺ってまして、これが静岡県の清水で日本の地下海水を使用して陸上養殖を行いながら人材育成や養殖システムの開発まで出かけようとしているベンチャー企業ですみたいな説明も拝見しました。
これはどういう経緯で、どういう… 単純に生産量が襲ってて、レギュラーニジマスっていうのが今後売れなくなるんじゃないのかなっていうふうな。
なるほど。この藤宮での生産に限界を感じてたんですか。 そうそう。そうすると行きべき先ってどこなのかっていうと、売れる大型ニジマスをもっと作りたいわけですよ。
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じゃあ海水で陸上だったら自分たちの養殖ノウハウもちょっとは通じるかなと。海面養殖だとさすがに別次元じゃん。
なるほど。海面養殖じゃなくてストラウトさんは陸上養殖なんですね。これが駆け流し式の陸上養殖になるんでしょうか。
そうで今はやってみて駆け流しでいけるだろうと思ったら案外地下海水温度が高くて。だから温度下げなきゃいけない。
そうか。藤宮自体はさっき話して14度っていう冷えた水がジャスタンテに入るって言ってましたけど。
そう。19度から20度くらい。 それだとダメなんですか。
そう。虹マス死んじゃうのよ。なので虹マスをあえてその冷えた海水の中で養殖できる技術っていう風なのも一応技術として持っておこうと。
っていうので循環で虹マスを今飼ってる。半循環で。 なるほど。そういう工夫もされて。
ただ要はその淡水養殖での限界っていうのを海水で突破しようっていう風なところで作ったのがこの水産養殖ベンチャー。
なるほど。やっぱ海水の方が大きくなる。
そうそうそう。いろいろ詳しいメカニズムっていうのはちょっとわからない。またエラにある塩類細胞っていう風なのが活性化して塩に対応するようにですね。成長ホルモンが促されると。その塩類細胞を活性化させるために。その時に一緒になって体も。
なるほど。よくある鮭に備わってる。公開していくじゃないですか。シロザケとかも川から海に。スモルとか釣って銀河になってめちゃくちゃ大きくなって帰ってきますっていうのが洋村業でもその生態システムみたいなやつを利用して応用しちゃう。
そうなんですね。やっぱ元の生態っていうのは関わってるんですね深く。なるほど。しかもストラウトさん、ミホの方だと今まではニジマスをずっとやってましたけど、他の魚は養殖してる?
そうなんですよ。やっぱ海水ってね、海水魚養殖するのはすごい上手いんですよ。そうなんですか。当たり前になっちゃうんですけど。バカ野郎みたいな。だからやっぱ地下海水で19度20度って例えばカワハギとかサバとかってすげえ適水温なんですよね。それが年間一定だからずっと作り続けることができると。
これ締めたもんだなと思って。だから今カワハギとサバを同時に作ってますね。面白いですね。新しい漁師にもチャレンジされるっていう。やっぱ大変でした?どうですか?
めちゃくちゃ大変よ。全然違うんだもん。胃袋ないじゃんカワハギって。食べさせ方もちょっと違うわけよ。胃袋ないとウンチがたくさん出ちゃうんですかね。
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そもそもあんまり固形物でっかいの食えないとかね。消化能力が低い。 消化能力が低いとかね。色々あって。いつもマスに巻いてたような感じで餌を巻くと全然食べてくれないっていう。
また餌やりから変わっちゃうんですか? そう。食べ方から何から全然違うんで。そこはすごく勉強になったし。自分たちのコア技術とは何かっていうので養殖だったら何でも勉強しようというふうな動きを今ストラートではしてますね。
元々陸上で淡水養殖やってた方が海水養殖にチャレンジされる事例ってそんなないんじゃないですか?養母やってる人っていますかね? 聞いたことない。かなり珍しいですよね。
広橋さん自身はご経歴で触れましたけど養殖の勉強チューナーは別にしてきたわけではないんですよね? いや、ほんとにしない。
ごめんなさいね。言い方が悪かったかもしれない。 すぐ切れちゃうから。 ごめんなさい。怒らせちゃうかもしれない。すみません。
食品商社に入った時に1年目で築地行ったんですよ。先輩にこれは何だって言われて、アジだったんですけど僕はイワシです。
その段階。 あれは何だって言ってサバだったんですけど、あれがアジじゃないですかねみたいな。
あら、恥ずかしい。 じゃあこれはアジだったんですけど、これはサバですねとか言って。全部間違えて、その先輩北大水産?北水の先輩でマジで殴られるかと思った。
さすがに水産商社働きに来て、その知識レベルなんだお前みたいな感じで。 何にもないみたいな。
それで今は色んな魚を育てるところに行くっていうのは、結構そういう良い仲間がいるからっていう感じなんですか?養殖、育てるには育てるプロセッショナルが。
そうですね。あとも触れますけれども、人っていうのがすごい重要。それ以外何もないみたいな。
経営するにあたって。 そうそうそう。っていうのはすごい感じながらいつもやってますね。
なるほど。ありがとうございます。あとはちょっと私が気になっていることとして、組合長っていう漁協の組合長になられた。今年なられたっていうのもすごい気になっていて。漁協っていう存在自体が謎な人すごい多いと思うんですよ。
なるほどね。
漁協自体は販売を手伝ってあげたり、いろんな資材とか餌を共同で買ってあげたりとか、あとお金を貸してあげたりとかそういう機能ですよね。
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そうそう。お金を貸すっていうのは今はもう信用漁協同組合連合会に任せちゃってるから。
なるほど。
やってるのは販売事業とか。
その組合長ってなるとどういうことをされるんですか?
そう組合長自体はそんなにもうどっちかというと組合員さんの御用聞きみたいな。まあまあ儲かりまっかみたいな感じでぼちぼちでなみたいなそういう話をしたりとか。
同じ養存業を営んでる人たちの組合なんですね。
そうだからやっぱりケアもしなきゃいけないしそういう人たちのために役に立たなきゃいけないっていうふうなので。まあ月並みに言うと理事会とか総会とかっていうふうなのを開催するたびに事務局として頑張ってあったりとか。
あとはまあ富士養存漁協は特に特殊で赤字漁協だったから。
えっ赤字だったんですか?
万年赤字でもう債務超過もひどくて。もう普通だったらもう倒産してたような組合だったんですけど。
そこからお金をこうやってたんですか?赤字だけのとりあえずみんな食っていかなきゃいけないから赤字だけで運営してこうみたいな。
そうそうそんな感じ。いろいろ資金をつないでもらったりとかもうすごいそこから脱却するまでにもうほんと死にたいだったんですよ3年前までは。
でそれをやっぱこう土原化せんといかんみたいな感じで僕がもう一度改善計画閣の一緒に当時の組合長と手伝って。
で県とかいろんな人たちに頭下げながらその改善計画なんとか通してもらって。
でそれ通りにじゃあ運営してきますよっていうふうなその実行支援みたいなところまでを手めがれって言われて3年間。
もうその3年前から組合長じゃないけれど平昌さんがまあ内部コンサル的にこう入って改善されてたんですかずっと。
常務理事っていう。で僕もやっぱなかなかこう人への伝え方が下手くそでね。
すぐ切れちゃうから。
そうすぐ切れちゃうから。すぐ切れちゃうから。やっぱねちょっとあの組合員さんの中にはこうあいつダメだみたいな。
ああそうですかぶつかったりもしたんですか。難しいですよね同じだって洋産業やってるライバルにもなるわけじゃないですか。
もうライバルじゃん。だからやっぱそれはなるよ。
なりますよねそれは。
なります。でもその中でみんなのために何ができるかっていうふうなのをできないなりにやっていったら
とりあえずはあの組合が黒字を上げてまたみんなに配当金とかでお返しができるぐらいの財務基盤を作ることがみんなへのお返しかなというところで
今も動いているしずっと黒字経営僕が来てからできるように動いていると。
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なるほど。聞いた話だと1000万ぐらい収益改善したみたいな話も聞いたり。
そうですね。それも去年の話かな。ずっと300万300万で最後1000万で3年間終わった。
それを黒字で終わった。
そうそうそう。
良かったですね。赤字からそうなったっていう。
そうそうそう。だから今年からその財務の返還ももう一度スケジュール組み立て直して開始されますし徐々に人間になれる。
なるほどだ。
そう今まで人間じゃなかった。
ちゃんと独り立ちできるようになっていくっていう。
そうっていうところに来てるから今度は組合員。今までは組合員さんにも結構いろいろご迷惑をかけてたんだけど今度は今後3年間とか今度僕が組合長になってからはもっと組合員さんのためになるような施策をどんどん出していってそれでも利益が出るような状況にしていきたいなという風なのを組合長は確か考えてるはず。
いや組合長ですよね。
すごいですね。30いくばくにしてそこまで立て直すっていう。
ラッキーでしたね。みんながそういうのを受け入れてくれたから。本当組合員のおかげですよ。
そうですか謙虚でもいらっしゃるっていう。
切れてるのにね。
切れてるのにね。ありがとうございます。今回いくつか質問来ているのでその質問を今回は取り上げながら話していきたいなと思いますね。
お願いします。
まず一人目東京都にお住まいのナオタコさんからですね。
知ってる人ですね。
知ってる人ですか。僕もよく知ってる。一つ目がコストが増して一番直近でやばいのって何でしょうかっていう。何でしょう。結構ガチ質問。経営者だから聞きたいことっていうね。
笑って楽しもうって言ってんのにね。
切れちゃダメです。切れてないです。
良かった良かった。
コストが今もうすごい全部高い。
いろんな本物も安心じゃないですか。
そう。で一番やっぱ電気代。あと餌代かな。もうコロナ前の1.3倍ぐらい。
へえ。
だいたいねうち月100万ぐらい電気代かかってるんですよ。それだから130万になっちゃった。
そうかさっき電気代その100万ぐらいかかってる。井戸水を汲み上げるのにめちゃくちゃ電気代かかってる。
そうそうそう。ポンプ1台でだいたい1日でどれぐらいかかるんだろうな。1ヶ月でだいたい10万円とか1機。
へえ。
だからそれが5機とか6機とか動いてるからうちそれぐらいの値段になっちゃう。
すごいね。人権非波って感じですね。
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そう。
ステージとしてかかっちゃいますからね。その度電気代が1.3倍になっちゃったと。
そう。
よくそれで黒字にできましたね。すごいね。
そうね。柴崎養存所はまだそんなに。
自分たちの経営というよりは組合を立て直すことに注力してたね。
そうそうそう。これから柴崎養存所は立て直していくので。ただわかんない。ここまで来ると日本でいくら生産しても儲からない状況がもしかすると起きちゃうかもしれない。
インフラばっかり値段。エサ代もバカにならないですもんね。
そう。
エサ代も輸入品がほとんどなんですか?輸入原料が?
エサ代のほとんど漁粉と大豆と小麦でしょ?
ペルー産のアンチョビ原料による漁粉みたいな。それと小麦も入ってるんですか?エサで。
無理じゃん。
確かに。高くなるがなって感じの。
そうですか。ちょっと暗い話ですね。
これがスタートですね。
まあまあまあ。ここからでしょ。
ここからです。
ご質問2つ目。MBAホルダーと聞いてますが、現場でその知見が生きることはありますか?生産管理とかマネジメントとか。
MBAを取られてるっていうね。
そう。MBAって経営学習士っていうふうによく言うんですけど、勉強するのは経営戦略とバイナンス、あと人事ローム、経営フォーム、あとマーケティング。大体この5分野なんですよ。
5分野。
それは海外行っても国内でも大体同じ。ただメソッドぐらいなもんで、今も生きてるっていうのはあんまりない。
実際。
そうなんですね。
実際。
まあ要素上はまた特殊だみたいな。いろいろ違いますもんね。違いそうですから。
そうそう。MBAだからなんだって話なんですけど、でも体系的に知識吸収することは必要でですね。そのためには常に読書して勉強して、自分をアップデートし続けることをやめないようにするぐらい。
なるほど。
です。そんなに。
なるほどな。そういう勉強癖みたいなのが付けられたっていう部分だとすごい効果はあるなっていうところだね。
そういうことですね。
人の繋がりとかもできるもんなんですか?
それは確かにそうですね。今でもあの時ファイナンス、僕ファイナンス専攻だったんですよ。
そうですか。その中でもあるんですね。MBAの中でも。
ファイナンスで仲良くなった人間は今でもぶいぶい使いまわしてるから。
使いまわしてる。相談もらったりとか。
ちょっと企業価値評価シミュレーションやっといて。
ああ、なるほど。
はい、やりましたみたいな。はい、いくらみたいな。
ああ、経営の壁打ちができるっていうのは。
そうそう。
それはすごいいいかもしれないですね。
いいですね。そういう意味では良かったです。
なるほど。ありがとうございます。もう一つ、キャリアを棚下ろしして今の立場を一旦忘れたらどんなキャリアに興味ありますかっていう。
27:00
この人さっきからすごいね。
なんですよね。
鋭角な質問をしてくるね。
僕、言われてちょっと考えたんですよ。
マスを育ててなかったら。
なかったらでしょ。海水井戸掘るのすごい楽しかったんですよ。
ストラウトで。
そう。こんなに地層って面白いんだって思って。
水出てきたみたいな。
そうそうそう。で、ここの汁塗装は水が出ないとかなんかさ。ここの層は水があるとかさ。
すごいぶらたぼりの世界。
そうそうそう。ぶらたぼり大好きで。
そうなんですね。
なんでまだ石油掘削のエンジニアとか。
なるほどね。ここ掘って石油めちゃめちゃ出て結果儲かるみたいな。
そうそうそう。しかも日本が石油ないから、日本で必要とされる産業だなーっていう風なのもあって、そこらへんいいなーなんて思ったりします。
そういう探求心みたいなのはあるんですね。貢献家みたいな。
いやめっちゃ楽しいですよ。
なるほど。いいな。ありがとうございます。
じゃあちょっとまた別の方のご質問いきましょうかね。
次が高知県にお住まいの深田さん過去仮名から。
あれ?
なんか高知にお住まいの養殖人。
この人知ってる。
もしかしてお知り合いですか。
はいはいはい。
ご質問一つ。もともとは医療士のお勤めだったと聞いています。外から見た水産業の問題点、各教育、研究、なんでもといい点を教えてください。あとご自身の今後の野望も。
二つ二つ来てますね。
一つ目の水産業の問題点といい点。これちょっと切れちゃうかもしれないですけど大丈夫かね。切れない程度で。
そうっすね。ごめんなさい。先生、先生って言っちゃうけど。
先生って。
先生、野望はまたちょっと別等。
別等ってね。
あんまりね。
あんまり野望言いすぎちゃうと。
またコーチに行った時にお話します。
なるほど。
ただ、外から見た水産業の問題点といい点。これだけはちょっとお伝えしたいかなと思うんですけど。
僕もともと国策産業だと思ってたんですよ。水産業って。半導体とか自動車みたいな。
まあ食料の安全保障みたいな部分もあるし。
そう。
そうっすね。
そう。なのに、政府とか大手水産企業中心に当然取れてるかなと思ってたんですよ。全然取れてないじゃん。
結果的に大きな水産商社というのが海外から安いものを引っ張ってくる仕事にもなっちゃったし。国内の生産とマッチしてない部分もありますよね。産業自体。
そうなんですよ。だから、実際の生産現場の管轄も各都道府県だから、国がデザインしてるとか大手企業がデザインしてるっていうのは全く感じられない。
ああ、そうですか。
いや、でも国策というより一時産業だろっていう。自分たちの屋台骨じゃんかって思って。
もともとだってあれですよね。おいしいものを食べてほしいとか、食材を提供する意味で多分この柴崎養盛場も立ち上がったんですよね。
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そうですね。もともとは、あとで話しますけど、戦前やっぱ食料なんだったんですよ。その時においしい魚を提供したいっていうふうな心意気があったんですよね。
なんかね、もう今は所詮嗜好品?だから食料じゃない雰囲気が出てしまってて、どうしても誰もが買える商品になっちゃったから価値が下がっちゃった。
必要性が下がってしまったっていう。
そうそうそう。そんな業界のグランドデザインを作るってなかなかやっぱ難しいですよ。だってそんな危機感ないから。
確かに。溢れてますからね。どここの養盛場が一つなくなってもまだ食べるものあるでしょみたいなメンタルになってしまうかもしれない。
そう。だし、もう誰もが誰かの真似しようっていう日和見主義が。だから自分たちで何かをしていこうっていうふうなことじゃなくて。
でもね、まぁまぁそうだね。柔らかくいこう。日和見主義な人は多いっすよ。
難しいっすよね。でも日和見チャレンジ。今平部さん話聞いてて、ストラウトチャレンジしたり。すごいよくチャレンジするなっていう感じもしますもんね。すごいなと思いますね。
やっぱね、一定の何か強い一本筋があるんだったらいいな。国もそうだし。
確かにそうですよね。
あとね、これはちょっともう問題なのは、本当に問題だなと思うのは、生産技術とか、例えばその水槽作るにしても配管作るにしてもポンプ作るにしても周辺産業の起業数が圧倒的に少ない気がする。
ああ、そうですか。なるほど。
だからこれでね、価格競争とか技術進歩が大きく、にくくなってるんじゃないのかなと。
いざ新しい養殖場を作るってなった時に、先進的な装置を提供してくれる人があんまりいないんですか?
そう、いないし、一つ一つがオーダーメイドになっちゃう。
ああ、じゃあストラウトを作った時とか、そこの部分でもすごい苦労されたんですかね。
なるべく安くしようと思っても、結果やっぱり高コストになっちゃうのよ。イニシャルもランニングも。
ああ、そうなんですか。
これでさ、高い魚じゃん。売れないじゃん。
不のスパイラルですね。
そう、どんどんどんどんうまくいかないっていうふうな形になりそうだなっていうのは悲観としてあります。
なるほど。確かにね。
そうそうそう。あ、やばい。良い点言うの忘れてた。
ああ、確かに。いい点は。
いい点ね。
いい点。
逆に言うと、誰もいないわけよ。そういう何かをしようっていうふうな人。
ああ、なるほど。
ITで言うと、GAFA Mみたいに、もうでっかいプラットフォーマーみたいなの別にいないわけよ。
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うーん。
だから、テイクオール誰もできてないんだよね。
うーん。
それが唯一、フロンティア感が残ってる。
まだ小さい会社がうぞうむぞうにあるから、そこを取りまとめる。取りまとめるぞ、みたいな。
そうそうそう。
全国統一するような部署がまだ。
そう、部署がいない。
ああ、いないんだ。なるほど。
みんな各地でウォーウォーって。
そういう、そこは天下統一できるかもしれないっていうワクワク感みたいのはあるかも。
あるある。めっちゃある。
なるほど。
それを今ね、みんな頑張って技術開発してるんじゃないのかな。
いい点への視野がやっぱ野望感ありますね。
ちょっとね。
そこ被ってる。
信長のね。
ありがとうございます。
次あとね、2人かな。
はいはいはい。