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2024-04-18 15:39

映画「美と殺戮のすべて」を観て社会問題をアメリカ人と語りたくなりました

ドラマ「ペインキラー」「DOPESICK」を観てオピオイド危機に関心があり、寸尺かんなさんがご紹介していたので「美と殺戮のすべて」観てきました。

寸尺かんなさん
別れた方が良いけれど別れたくなくて、でもやっと別れたある別れの話 #42
https://stand.fm/episodes/661cd2f6193a805c0b646ae4

映画「美と殺戮のすべて」鑑賞予定の方はこの配信聴かずにまっさらで鑑賞することをおすすめします🙏あわせてドラマ「ペインキラー」「DOPESICK」もおすすめします。

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こんにちは、ジュリーです。今日は映画を観てきましたので、その映画の話とそれに関連する話をしてみたいと思います。
スタンルFMのパーソナリティー、寸釈観奈さんがご自身の番組で紹介されていました映画、「美と殺戮のすべて」
これですね、ドキュメンタリー映画なんですが、これですね、早速観に行ってきました。
で、ちょっとですね、上映している映画館がそんなに多くない。そして、例えば新宿とかですね、鳴門、なんかすごく夜遅い時間だったので、ちょっとですね、吉祥寺まで行って観てきました。
吉祥寺、久しぶりに行ったんですけどね、なんかあの良かったですね、吉祥寺、もともとですね、吉祥寺大好きな街だったんで、あの最近ちょっと足が遠のいてたんですが、
今回この映画を観ることをですね、久しぶりに訪れて、ちょっとそれも合わせてテンションが上がったんですが、
アメリカのですね、大物アーティスト、写真家のナン・ゴールディンさんという方が出てきて、彼女はカメラを自分の声にするというですね、
子供の頃のですね、お姉さんが自殺したということをきっかけに、いろいろですね、彼女自身もですね、内面に問題を抱えていくんですけれども、
70年代、80年代の当時のサブカルとかパンクとか、そういったアーティストたちとの共同生活をしてるんですよね。
いろんな人たちと出会って、その時その時で共同生活を営んで、恋に落ちたり、破れたり、傷つけあったりっていう、
自分が会う人、そして自分の仲間が、くっついたり離れたりみたいなこと、それをですね、ずっとカメラで追い続けて、それをスライドショーという形にして、
ポートレートとして発表しているっていう、それをずっと続けていたことが非常に評価されてですね、今はもう70歳かな、大物ということになっていて、
彼女の生きざまと、後彼女が抗議活動をしていて、それを追いかけたドキュメンタリーでした。
オピオイド危機という言葉は、ご存知の方も多いと思うんですが、アメリカで過去20年間でもう50万人以上の人が死んでいます。
オキシコンチンというですね、医療用麻薬ですね、これの処方された人たちが、中毒性はないという嘘、
偽りで販売されていた薬の被害にあって、オーバードーズでですね、死んでいったり、中毒になって苦しんでいる人が未だいると。
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このゴールディンさん自身も手術のためにそれを、注射で打たれたのかな、それがきっかけで中毒になって、彼女は一面をとりとめて克服したのですが、
人の痛みでお金儲けしている製薬会社、バーリューファーマーというんですけれども、
その製薬会社、そしてそれを経営していたサックラーという一族がいて、それに対する抗議活動を展開していた、
そしてまだ今も展開されているんだとは思うんですが、それを追いかけたドキュメンタリーでした。
オピオイル機器を描いたドラマで、私は昨年2つ見ていまして、これも有名で問題作というか評判になっていたので、ご存知の方、見た方も多いと思うんですが、
ペインキラーというドラマと、あとはドープシックというやつですね。
この2つを、私は初めペインキラーを見て、それで主人公のサックラー一族のトップ、リチャードを、
マシュー・ブロデリックという昔ちょっと人気だったかわいい男優さんがいて、その人がもうおじいさんになって、
不気味なリチャードを演じていて、その不気味さとオキシコンチンと、
中毒になってしまう人たちの悲惨な状態がドラマになっていて、とても怖いドラマ、後味の悪いドラマなんですけれども、
それを見て、このペインキラーって恐ろしいけれども、もうちょっとドキュメンタリーっぽいのはないかなと思って検索したところ、
ドープシックという、また同じ題材を別の監督が撮っていた、これもドラマだったんですけれども、
それを見ました。そっちはそっちで、女性の人が依存症になって最後悲しいことになるんですけれども、
その辺も悲惨で、どっちを見てもなかなかアメリカって怖いなとか、そういう感想しかなかったんですけれども、
この2つを見て、このオピオイド危機に関しては関心があったので、今回の映画をじっくり鑑賞してまいりました。
ペインキラーの方で描かれていたのは、加害者側、サクラー家、バー流者の方が、どういうふうに薬を売り込んでいったのか、
まずは許可を取るんですけれども、それを薬として販売していいという許可を取るところも、巧妙な手口で許可を取ってしまうんですね。
本当は普通の一般の人に、そんな中毒性のあるヘロインをオキシコンチンという含有させて、
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そして鎮痛剤として販売するという、それを許可しちゃいけないのに、その許可のところを、その人をたぶらかすというか、かなりいろんな手法を使って許可を取ってしまうんですね。
人は痛みから逃げたいから、患者さんが痛い痛いと言って痛みから逃げたいから、その薬を飲む。
その薬を飲むと痛みも治るし、快楽が得られちゃうわけですね。
そうするとどんどん中毒になってしまう。
そうすると、永遠にその人はその薬を欲しがるから、そうすると薬が売れるという。
その時から莫大な富を得るという、このサイクルを繰り返すんだということをやるわけですよね。
しかもそのお医者さん、処方箋がないと出せないんですけども、お医者さんにキックバックを与えるわけです。
そのお医者さんにアプローチする販売員、営業の人たちを、例えばそのルックスの良い女性を採用して、
彼女たちも販売実績によって報酬が得られる、インセンティブを得られるような仕組みになっていて、
彼女たちは例えば、もともと貧しい家の女性が販売になって、インセンティブをもらっていい暮らしになっていくみたいな。
みんながみんな、金に目がくらんで欲まみれになっていくと。
それでみんな欲まみれになればなるほど、患者さんが増えて、被害者が増えて、
そのオキシコンチンの中毒になったがために、またいろんなドラッグに手を出したりして、
全く沼から抜け出せなくなってオーバードーズで死んでいく。
自分の娘さん、息子さんが中毒になって死んでしまったというような被害者が、もうすでに50万人以上という状態です。
加害者側のサクラーがもっとひどいなと思うのが、悪いことを公然とやっているわけですね。
ちゃんと許可を取って販売しているというふうに言い張るわけですけれども、その反面ですね、イメージアップ戦略がすごいんですよ。
もともとリチャードさんのおじさんのアーサーという人がいて、
その人がですね、全世界の有名な美術館等に寄付、莫大な寄付をして、
サクラーという名前を、例えばその建物の一角をサクラウィングと言って、これはメットの一部なんですけれども、
そんな形で自分たちの一族の名前を刻ませるんですね。たくさん寄付するので。
そうするとですね、サクラーってバーリューファーマーのね、みたいな感じで、一般消費者は安心しますよね。
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そういうしっかりした会社だから寄付もできるっていうですね、そういった潔白なイメージを消費者に植え付けて、
そこが作っている薬だから大丈夫だろうというような誤解を増長させていくんですよね。
ナン・ゴールディンさんは大物アーティストの一人で、そういった大きな美術館に、
サクラーの名前を撤廃せよと、排除してくれと、取り消せという抗議活動を展開していきます。
初めの頃はですね、彼女自身もドキュメンタリーなので緊張感が伝わってくるんですけれども、見ている私たちの方にも、
一番初めにMETで抗議活動をする時には彼女もものすごいナーバスになっているんです。
どういうふうに活動するのか、警備員に怪しまれている、どうしようどうしようみたいになるんですが、さあやるぞみたいな感じでやるんですよね。
そのやり方もさすがアーティストという感じで、ただ単にデモ更新するとかそういうのではないんです。
これ予告編に入っているからネタバレではないと思って言っちゃうんですけれども、
例えばオキシコンチンのボトルを自分たちで作って、それを大量に隠し持って、
さくらウィングの中にある小さい池、ポンドの中にオキシコンチンに似せたボトルをバーっとたくさんバラ撒いたりとか、
あとはグッケンハイムってですね、螺旋状の天井が高い建物になっているんですけど、
その一番上の階から、よし開始という合図になると、上にいる活動メンバーの一部の人が一番上の方から血まみれのお札をバーってバラ撒いたりして、
それでみんなで一斉に叫び出すんですよね。さくらがひどいということを。
そうすると活動の団体のメンバーはもちろん講義を発信するんですね、大きな声で腕を組みながらやるんですけれども、
その場にいた、美術館にいた、ただ普通に美術を鑑賞しようとして、そこにたまたま同じ時に訪れていた人たちも、
その講義活動に一緒に賛同して声を上げるようになっていくんですよね。
そういった講義活動のやり方も、ある種の彼女の作品みたいになっていて、
それがドキュメンタリーの映画の中でがっつり記録されているので、見ていてその緊張感も伝わってくるし、
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その凄さも伝わってきますし、その場に居合わせた賛同者が徐々に増えていく感じもひしひしと感じることができて、
本当に感じいったという映画でした。
始めは美術館の方もリアクションが良くなかったんですけれども、
その講義活動を継続していくうちに、一つ、二つと美術館の方が折れていく様子が映画の方では描かれていっています。
その講義活動ともう一つ、彼女自身の、ナン・ゴールディンさん自身の生い立ちのようなもの、また家族との関係というのが、
彼女の作品も含めて、その映画の中では描かれていて、ただの、ただのというとちょっと失礼なんですけれども、
ただ単に製薬会社を相手にとった講義活動をしていましただけではなくて、
もっと彼女自身の目から見た、彼女のカメラを通して当時の社会を見つめたというところが、
うまくバランスよくというか、映画の方に詰まっているというか、込められて詰まっていたので、
そのパッションだったりとか、彼女たちの彼らの怒り、そして抑圧されたもの、また親との関係ですね、
そういったものをまずまずと見せつけられる映画で、今回これを見に行けてよかったなと本当に思いました。
スタイフで紹介してくださったカンナさん、本当にありがとうございました。
そのオピオイド機器のですね、ペインキラー、ドープシック、そして今回の美と殺戮のすべて、
それを見てですね、やっぱりちょっとアメリカって怖いなって、もうつくづく思うんですよね。
私たちはゲストハウスをやっていて、一番ですね、多いゲストはやっぱりアメリカです。
ダントツアメリカからのゲストさんが多いんですね。
彼らとですね、円安円高みたいな話だったりとか、この間ですね、来たゲストさんとはですね、
最近その対魔の消費、対魔を食品に混ぜたりとか、なんかそういったマーケティングの仕事をしている方で、
その非常にタブーだっていうような話をですね、彼女としたりなんかしたんですけれども、
その対魔の話も含めて、ただ単にですね、あそこの観光地行ったら面白いよとか、
私は例えばLAへ行きましたよとか、ドジャースがとかですね、そういう話だけでなくてですね、
これからはこのオピオイド機器みたいなですね、重要な深刻な社会問題みたいなものに関してもですね、
ちょっと積極的にですね、ゲストさんと意見を交わすっていうか、話してみたいなとですね、
思いましたね。多分相手を選ぶと思うんです。キャラクターいろんな方が来ますので、
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ちょっとですね、人を選んでちょっとずつですね、この社会問題に関する意見交換みたいなものもですね、
せっかく生のですね、アメリカ人と接するチャンスがありますので、やっていきたいなと思います。
もしそんなことでですね、意見交換ができて、感想があればですね、またこのスタイフで話してみたいと思います。
今日は聞いていただきありがとうございました。ジョリーでした。
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