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2023-07-21 16:16

第419回 ほどよいストレッチがかかるオーダーの出し方

第419回 ほどよいストレッチがかかるオーダーの出し方

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

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こんにちは、遠藤和樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
ということで、今週も行きたいと思うんですが、今回はね、前回ご質問いただいた内容から、ちょっとこう、せいで終わりきらなかったところをやりたいんで、ズバリタイトルということで、
ご紹介したいと思いますが、ほどよいストレッチがかかるオーダーの出し方、こういうテーマでいきたいと思いますので、少しだけ背景を振り返りましょうか。
はい、背景は前回質問が来て、社長さん、経営者の方と思うんですけども、自分で施行するにも決まってあるの中で動いたり、指示に従う方法がなくと考えている部下に対してはどう接せばいいのですかという質問の中で、
まずは、実は、この質問された社長さんも困っているわけだから、自分も困っていることを書き出して、そしてそれを相手に伝えられるものがあったら伝える。
なおかつ、相手も困っているはずですから、あとは、なんでその枠組みの中でやっているかって話を聞くというところをチャレンジできるといいですよねと。
順番をね、プロセスをアプローチの、教えていただいた中に。
じゃあ、そこでちょっとやる気というか、チャレンジしたいんだよというような感じの部下、社員が出た時に、どのようにして程よいストレッチをかけたらオーダーを出すかということを今日はやりたいなと。
はい、そうです。
このストレッチっていう、ちょっと一回だけ話を脱線しますが、ストレッチって、私、体が硬いの苦手なんですね。
そっちのストレッチですか?
はい。で、やっぱり、私の友達でも、パーソナルトレーナーの方が何人かいらっしゃるんですけども、みんな同じことを言っているのは、ストレッチをやる時に、強引にやっていくと体が硬くなるよって言うんですよね。
へー、そうなんだ。
反動、反射で。
逆に。
はい。だからその、ビバーっていうところをやらないといけないと。そもそも、秋山さんは、なんでそんなに急いで体柔らかくしたいの?って言われるわけです。
急いで体柔らかくしたかったんですか?
そうそう。それはなぜかというと、体が硬いというコンペックスがあるから、何とかしたくてしょうがない。
あとは合気道で、やっぱり柔軟性がないと、ちょっと困ることがいっぱいあるんですね。
早く脱却したいという急成長を求めた。
だから体が硬くなるんだよって言われて。
つながりそうな話ですね。
それと同じで、やっぱりその相手の方が、相手の方はまず成長したいけど失敗が怖いという状態ですよ。
ガンガン行きたいっていう人はもう行けばいい。
成長したいけど失敗が怖い。
確かにその状態。葛藤してる状態ですね。
で、夢っていうように、いや俺はどんどん変わっていきたいんだっていう人はもう、ハードな、そこが彼にとってこだわるストレッチじゃないですか。
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で、今日がさっき言ったように成長したいけど怖いですと言った方に対してのオーダーの出し方というのがあってですね。
フレームワークであるんですけども、シンプルに言うとゴール、条件、託したいものってこの3つなんですね。
ゴール、条件、託したいもの。
ゴールというのは、その仕事の目標というかゴールですよね。これをここまでにこういうふうにやってもらいたいってことじゃないですか。
条件っていうのは、そのときにこれは抽出でとか、いつまでにとか、あとはこれを使ってみたいのがありますよね。
最後託したいものっていうのは、ここについては俺わかんないとか、どうしていいかわかんないから君のアイディアをちょっと立てねっていうところを明確に分けてあげるんです。
役割とも言える感じですか。
役割、そうですね。その役割という言葉を皆さんがどう捉えるかわかりませんが、そうですね。
その役割というよりも、なんかね、アイディア怖いので託したいっていう感じの方がいいのかな。
せいちゃん、責任を持ってもらいたい範囲とか言ったらちょっと怖すぎるからよくないわけですね。
ここはお前責任を持って自分で考えろっていうのは、そういう人にはまたプレッシャーになっちゃうから。
お願いしたい領域。
そうそう。自分が苦手だからちょっと頼むよみたいな。
なるほど。
だって本当にできないんだもん、そこ。
じゃあ一つ事例を紹介すると、どれの絵かな。
実際に私があった事例も含めてなんですけども、
マニュアルを作ってもらいたいと。
マニュアル。
そのゴールがマニュアルを作るんですよね。
そのときは、私はマリースポーツのスタッフが使っていくマニュアルを作ってもらいたいと。
ただジェットスキーだとジェットスキーみたいなね。
マニュアルあるんですね。
やっぱりちゃんとマニュアルがないと。
そのときの条件っていうのは、例えば納期いつまでに作ってくださいとか。
あとは項目としてこれとこれは絶対に入れてねとか。
そういうのが条件だと。
で、託したいものっていうところっていうのは、私にはちょっと難しいとか分かんないので、
君だったらちょっとアイデアがあるんじゃないかなっていう意味においては、
やっぱり私のときにマリースタッフの中では年齢がいたので、
若い方に対して平たい言葉が使えなかったんですね。
簡単な言葉が。
あとマーケティングとかやったらかっこいい言葉を使いたがるとかね。
カタカナ使っちゃうとか。
横文字多めの。
本当恥ずかしいです。すみません。
だからそこで若いスタッフにそのマニュアル作成をお願いしたので、
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託したいところっていうのは、
ゴールと条件に対して言葉遣いが、
若いマリースタッフにも分かる言葉遣いを選んでほしいんだけど、
それ俺には分からんと。
そこは考えてもらえないかっていうふうに渡せたんですよ。
このようにゴールと条件、託したいものっていうところを明確に分けてあげる。
っていうやり方をすると、
最終的に俺が頑張るとかどこかの託されたところをやっていけばいいんだなっていうふうに伝わってくる。
それが上がってきたときに、私が見るわけですよ。
そうすると私も疑問が浮かぶんですよね。
これって言い方ってよくないんじゃないのかなとか。
そのときにその方に聞けるんですね。
これどうしてこういう言い方したの?とか。
この表現で本当に伝わるの?とか。
そういう会話もできるようになったっていう経験がありますね。
なるほど。
これもうちょっと、実際の業務のときには条件とか託したいものって、
もっとディテール細かくやっていくと思うんですけど。
実はそのゴールのところに、
納期って条件じゃなくてゴールに入れちゃうといいと思うんですね。
いつまでにこれを仕上げてねっていう。
条件の場合は、使ってほしいもの。
リソースってことですか?
はい。
使ってほしい。
例えば、使ってほしいもの、入れてほしいものがあるわけです。
例えば、営業部のリーダーの方に、
じゃあ今期売り上げいくらまでやりましょうと。
そのときに君のメンバーの人たちをきちんと使ってねっていうか、
彼らがしっかりと数字が作れるようにっていうのは条件なんです。
はい。
あなた一人で数字を取るってことじゃないんですよってことかもしれないし。
あとは、してほしくないこと。
ここだけは絶対やらないでねと。
のっとまるまる。
うんうん。
あとは注意してほしいところ。
注意してっていうのはですね、情報提供ですよね。
例えば、新人の山田君はここまではわかってるけども、
ここまではわかってないよと。
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それをクミしてねという意味で。
うんうんうん。
これ今条件ですよね、ずっと。
はい。
最後に託したいものっていうのは、私自身がわからないこととか、
この人だったらそっちのほうがうまいんじゃないかなと思うもの。
っていうのを託したいものっていうふうに入れてきます。
ということは、これをやっていくときに、
その部下の方がどういうものが得意なのかとか、
どういうものが好きなのかとかっていうのも、
わかってると託したいものがより明確になってくるんですね。
確かにね、強み弱みとかちゃんと把握してないと。
いやいや、なんとかさんのほうが全然得意じゃないですかって託すなよみたいな。
あとね、その強みで勘違いがあったのは、
あるスタッフの方がすごい情報の整理がうまいと思ってたんですよ。
君これうまいからそこ託すねって言ったら、話聞いてみると、
めちゃめちゃそれに時間かかってたんですって。
だから本人としては、
それを本当にデータを整理しなくちゃいけないという責任感から一生懸命やってたので、
気持ち的には決して得意じゃなかったんですって。
だからありますよね。
私たちから見て、見た目がパッと見て外から、
この人ってこれうまいなと思ってても、
実は陰ですごいそれがつらいというか、
重くやってたことってあるのかなと思います。
なるほど。
勉強をしてないふりして試験めっちゃいいやつ。
そうそう。
そういう人ってやっぱ悲しいですよね。
なんとかさんってこれ簡単にできるからやっといてよとか言って、
いや、これ簡単にやってないんだけどみたいな。
どんどんストレスとプレッシャーがかかってて、
あるタイミングでやばいってなるやつですね。
でもそういう意味で言うと、
上司の方がそこをちゃんと見極めた上での託したいもの。
託したいもの、今の話聞いてると危なっかしいというか、
すごい言いたくないですけど、
世間で言うと、センスを取られてしまいそうな怖さがあるなと思ったんですけど。
いやー、なんかその辺もそうですよね。
その辺も何だろう、
これ今後こういうやり方でオーダー出したいんだけども、
どうかなみたいなことを言ってもいいと思うんですよね。
実はでも託したいものって難しいから、
これも苦手だから一緒にやろうぜとか一緒に考えようぜって言っちゃってもいいと思うんですよ。
なるほど、そこも含めてですね。
これお話しいただいた中で、
このフレームとしては非常に使い勝手がいいというか、
すぐ使えるなと思ったんですけど、
一方でこの程よいストレッチがかかるオーダーじゃない、
これをやらないパターンは結果的にどんな感じになりがちなんですか?
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成長したいけど失敗したくない人に。
結局ダメな方が。
まずゴールしか言わない。
まずね、確かに。
条件もリソースを渡さない、言わないで、
これ入れて、あれ入れて、ここ注意して、
っていう感じで、
条件の中でハードというかネガティブというか、
辛い方の条件を羅列される。
辛い方の条件を羅列。
そして託したいもの?
託したいものはないですよ。
だってできるでしょみたいな。
できる前提。
あと何年目だっけとか言われたね。
そっち?そういうこと?
できる前提で。
あと役職言われるんですよね、部長でしょって。
お兄ちゃんでしょと一緒ですね。
ところがお兄ちゃんも部長も、特に日本の企業の場合は、
本当にその人が部長職につけるかどうかっていう、
能力を精査してそこのセクションに置いていないこともあるじゃないですか。
そうですね。
でもお給料高くしたんだから、役職手当あるんだから、
というふうに無所得なプレッシャーかけちゃうんです。
なるほど、お金と役割を紐づけて、託したいものも一緒に圧力で渡すと。
そっか、そういうこと言われるとあれですね、
全くできてないっていう話に気づきますね、これ確かに。
そっか、それが言いたかったんですね。
お前らできてねえだろうと。
聞いたらドキリとしました。そっか、できてないんですね、そもそもこれ。
そういうふうに私たちもこういうふうに教わってなかったじゃないですか。
確かに。そっか、こうやればいいんだってよりも、
あれ、できてないぞっていう気づきのほうが大事そうですね、これ。
そうですね、本当そうなんですよ。
あとはさっき言ったように、実は程よいストレッチというのは成長にもなっていくってことを
私たちはあまり知らなかったんですよね。
強引な成長を促して。
ガンガンいきたい人はもうガンガン。
それがさっき言ったその人にとって程よいストレッチなんですよ。
ですから、本当に効率というか成長ということを考えたときに、
やっぱり私たちはもっと知恵というか工夫していかないといけないなって本当に最近感じています。
なるほど。
ということで最後どうですか。
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キャノン先生としてはこの枠組み、フレームワークと言っていいよね。
やり方を教えてくださいましたけど、最後にメッセージを。
さっき言ったようにこのフレームワークを扱う経営者の方、リーダーの方も
これをチャレンジだと思って程よいストレッチだと思ってこれを使ってください。
もうこれを教わったから絶対できるようにならなくちゃいけないっていう風に緊張というか体を固くしないで
自分にも程よいストレッチのつもりで扱ってもらうと
使い勝手が逆にいいんじゃないかなと思いました。
ですかね。ということでぜひ活かしていただけたらなと思います。
秋山先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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