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2022-10-07 12:43

第378回 「ビジョン」を社員のやる気のために利用してはいけない!?

第378回 「ビジョン」を社員のやる気のために利用してはいけない!?

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:03
こんにちは、遠藤嘉杉です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ということで、今日も行きたいと思いますが、前回のコミ・ショーのアニメ。
コミさんはコミショーです。
コミさんはコミショーです。
今日のアニメをお願いします。
今日のアニメ。もう一個実はおすすめのアニメがあるんですよ。
これ、前話したかな?
エイティーン・シックスっていうアニメがあるんですよ。
いやー、話してない気がしますよ。
これ結構ね、キラキラ系のオタク系の女の子みたいな話っぽいんですけども、
結構グロいというか、辛辣の話なんですね。
最近全然ついていけなくなってるんですけど、
秋山アニメ会議。これは最近のやつですか?
いや、これもかなり前じゃないですかね。
新しいものをピックアップして見てるというよりも、
何らか見て面白そうだったら続けるみたいなパターンなので。
いやいや、今ちょっとググってみましたが、2021年4月。
あ、そうなんですね。
観光期間そのものは2017年からだ。
そうですね、ちょっと古めか。
これね、結構シナリオですよ。
国があって外部から襲われてるんですけども、
外側で戦ってる人たちがいて、内側でその人たちを支持してる人がいるんですけどね。
外側で戦ってる人たちは法律上もう人間じゃないって決めちゃったんですよ。
だから彼らが死んでも国内、その内側の世界では、
今日も死者ゼロ名ですと言うわけですよ。
なるほど、人として扱わない。
人なんですよね、でも。
人なんです。
だけどもこういう人は人じゃないっていうふうに法律で決めちゃって、
彼らを機械に乗せて外敵から戦わせてるという状況。
そこにハンドラーという一人の女主人公がいて、
その外の人たちを使うんですよ。
彼女は外の人たちは人間ですって言い切ってるんですよ。
でもその外側の人たちがすると、
お前も結局俺らのことなんか人間と思ってないでしょ、
その証拠に内側にいて支持してるだけじゃん。
うちらは毎日仲間が死んでいくんだ。
そんなことわかってねえだろうみたいなところからスタートしている。
戦争映画じゃないですか。
戦争映画ですね。漫画ですね。
それを見ると、やっぱり現場の人の気持ちを私たちは本当に分かっているのか、
分かったふりはしてるんじゃないのかなみたいな見方をすると、
いやいや、経営者として本当に現場の人の苦しさを分かろうとしてるのか、
みたいなことを突きつけられるような。
なるほど。ここ最近で秋山先生のアニメ紹介で一番面白かったですね。
待ってくださいよ。
初めて見ようと思ったから。
もう一度、タイトル何でしたっけ。
03:00
86、86という。
86なんですね。
ということで、ぜひ興味ある方は、
何のおすすめなのかわかりませんけど、
ぜひぜひ注目いただきたいなと思います。
さあ、ということで今日の質問いきましょう。
今日はですね、飲食店の経営者の方からご質問いただいております。
いきたいと思います。
数十名の従業員がおり、飲食店を3店舗経営しています。
これからもっとお店を大きくしていきたいと考えています。
ただ、パートアルバイトが多く、おそらくお金のために働いている人が多くいる中、
自分もアルバイトをしていたときはそうでした。
会社としての目的やビジョンを共有したり、
モチベーションを維持することがとても難しいです。
現場で不満が溜まっているという声も聞きます。
かといって現状を変えることも抵抗されてしまいます。
課題が多い中、どこから向き合っていけば良いものでしょうか。
なんか、86とつながりそうで、連携がありそう。
本当そうです。
だって目的が違うんですもんね。
今日は86の影響もあって、厳しめに切り込んでみたいなと思ったんですが、
まずこの方が、パートアルバイトの方も含めて目的やビジョンを共有したいとありますが、
なぜなんでしょうかねというのを一緒に考えてみたいです。
目的やビジョンを共有したり、モチベーションを維持することが難しいと言ってますが、
したいのか、しなきゃいけないと一般的に言われてるからしてるのかも、
これだとわからないところもありますよね。
そうですね。
この方自身が経営をしていく目的は何なのかなというところを、
私たちは見なきゃいけないじゃないですか。
その上でなんですけども、これは私の想像でいきます。その方とお話をしてないので。
もし目的やビジョンを共有する目的がスタッフのモチベーションを上げることだとしてるならば、
ちょっと危険かもしれませんね。
確かに。確かにと言ってしまいましたが、ちなみになぜですか。
目的やビジョンを掲げてやる気を出させるようにしたいとおっしゃってるならば、そこには無理があると。
気持ちわかるんですよ。やっぱり目的共有したいじゃないですか。
一緒にあそこがんばろうぜってなりたいじゃないですか、私たち。
それを相手に強いたとしてもなかなか動かないということですよね。
次の、現場で不満が溜まっているということなんですが、何が起きてるんでしょうかね、現場で不満が溜まっているというのは。
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例えば現場で何か別の不満が溜まっていて、その不満を解消するためにはモチベーションを上げることが必要で、
そのためには目的とかビジョンを共有すればいいっていうふうに考えていきがちですけども、
そこはグッと堪えていただきたいですね。
グッと堪えるというのは、我慢するってことですか。
そのやり方に走らないということです。
目的とかビジョンを使ってモチベーションを上げるという行動をなるべくしないということですよね。
実際に掲げるビジョンとかを掲げてやる気になるんですかね。
昔何か入ってた会社に、当然大きい会社だったんで、なんかありましたけど、
すごい素直な社員の立場の気持ちで言うと、綺麗事言ってんなーっていう。
冷めたー自分がすごいいたなーというのが、当時はね。
そうですね。
だから目的とかビジョンを掲げるとモチベーションが上がるというふうに、やっぱり経営者の方は信じたいんですよ。
自分が掲げたビジョンはいいものでしょって思ってるので、それに対して共感してもらいたいという気持ちはめちゃめちゃあるでしょうね。
ただ彼はアルバイトしたときにも自分はそうでしたって言ってるので、ここがいいと思うんですよね。
彼らの気持ちよくわかりますもんね。
じゃあこの経営者の方は最終的に何をしたいのかというと、ご自身のビジョンはあると思いますので、
ビジョンのために従業員の方がいい感じで動いてくれるのがいいじゃないですか。
だとするならば、やはり会社のビジョンを押し付けるではなくて、私たちの会社はこういうことを願って仕事をしてるんですと。
ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、オーダーとして渡すってことができるんですね。
ですからあなたが飲食店でサービスをするときに、私たちの会社の流儀というか雰囲気としては、こういうことを念頭に仕事をするということがあなたの仕事の一部なのでよろしくお願いしますねっていう形っていうのは、私はありだと思っています。
その中で、アルバイトの方はお仕事をして対価をいただくということなので、どういう気持ちでサービスを提供しなくちゃいけないっていうのがお仕事なのじゃないですか。
そうすると、たとえばお金のためだとしてもそれはもちろん構わないですよね。
お金をいただくためにそういう気持ちを持ってサービスをするというのがこの仕事なんだということを受け取っていただくというところまではやっていただきたいですね。
その中でそういうことをやっていくと、中には確かにこの考え方は素敵だなって思う方もいらっしゃると思うんですよ。
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はじめはお金のためだけでバイトに入ったけどってことですね。
ですから、特にバイトの方、アルバイトの方たちにビジョンとかを共有するというのは、これがお仕事というか役割の人として捉えてくださいねっていうお話の仕方のほうが、相手にとっては入りやすいというか受け取りやすいという気がとてもしますね。
そういった話を全部踏まえた上で、こんな課題が多いけどもどうやって向き合っていけばいいんでしょうかという、
あえてコーチングという経営者の自分を見ていくという観点に立ち返っていくとすると、今の話を全部受けた上で、どうこの方は自分に向き合っていくといいんですかね。
この方に私がコーチングとかさせていただく機会があるのは、ぜひ聞いてみたいのは、
本当にあなたがその経営をしていく目的はどこに設定していますかというのを改めて見ていってほしい。
そしてそれを強く認識してほしい。
それを部下に賛同してもらうためにするんですかっていうのを問うてみたいですね。
賛同してもらうためにするんですか。
今の前提はどっちですか。賛同させちゃいけないでしょってことじゃない。
え、どういうことですか。
賛同してほしいということを願うことはいいことかもありですけども、それを強要することはできないので。
そういう意味ですね。
ですから、願いに向かって自分が突き抜けていく、突っ走っていくというのを私も逆に応援したいぐらいです。
そのときにこういう課題があったときに、ついつい賛同してもらわないと自分は価値がないというふうに思ってしまうとするならば、それはちょっと違うなという気がしますね。
まずは掲げてるものが何なのかということが一つと、
掲げているご自身経営者としての狙いはどこにあるのか。
まさかそれをうまいこと使ってモチベーション上げてやろうということじゃないのかということはあるかもしれないから、
よりむしろ注意して自分を見ていただきたいというところからですかね。
私たちはその経営者はそのように成り下がりになっちゃうので、
なるべくそれをしないように自分たちを忌ましめるというか、意識してやっていかなくちゃいけないと私自身も思いますね。
自分のことについても。
こういうことで今回、ビジョンとか発発ドリブン的な話、志、経営的な話はやたらと言葉が飛び交っているからこそ、
とりあえず掲げてみたらうまくいくのかなという思考にもなりがちな世の中でもあるので、
改めて立ち止まるきっかけになったらなと思い、一旦今日は終わりたいと思います。
12:00
次回のアニメもまた楽しみにしていこうと思います。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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