経営者のタイプと盲点
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日はですね、前回の続きといいますか、
表面と裏面の話をして、表の話しか前回できなかったので、今日は裏面の話をしたいなというところで、
ちょっと概要をね、前回のお話、ちょっと簡単に教えていただけますかね。
前回、経営者の1つのタイプなんですけども、攻撃型、守備型っていう軸と、
あとは未来型、あとは叩き分けというか、現実を見ていくというこの2つの軸を見たときに、前回は、ある意味、
未来型、天才型ね、天才型なんだけど、天才型でビジョンをイメージして、未来のことをどんどんどんどんやっていくんだけども、
自分が痛みというものはあまり感じたことがないので、数字が落ちた瞬間に体の痛みが入ってきて、体が硬直する。
そうすると思考が停止しちゃう。自分は挑戦してたはず、挑戦でメンタル強いと思ったのに、
メンタル弱いのかな、俺は、みたいなところで混乱していくという話をしました。
前回はね、まさにそういう質問が来たんですよね。
はい。なので解決策としては、この3秒みたいなところ、痛みというものをリアルで感じていきましょうという話をしました。
現実をちゃんと感じる、体で感じるというところから見ていくために、3秒というね、ちょっと詐欺的テクニックの。
詐欺的。
3秒で変わる的なね、話。中身聞いていただくとそうではないんですけども、そんなお話をいただきましたが、今日は。
今度は真逆でですね、やっぱりどんどん痛みに耐えているわけですよ。
現実を見てきて、数字が厳しい、そこでも耐えて、痛みをちゃんと噛み締めながら、会社を守っていこうと頑張った社長さんっていらっしゃるんですよね。
そういう方っていうのは、数字が落ちたときでもしっかり現実を見て、そこから一歩挽回するんだっていうのがめちゃめちゃ強い。
何の問題もなさそう。
ところがですよ、やっぱりこれだけ環境が変わっていくと、新しいビジネスプランとか新しいビジネスモデルということを、もう考えなくちゃいけないにも入ってきた。
そうすると、例えばですよ、会社が少し危機になった。
社長の持ち前の根性というか耐える力で挽回して何とか持ったと会社は。
次に社員は言うんですよ。
社長、何とか持ちましたと。
じゃあ我々はどこに向かっていけばいいんですか。
どこに向かっていくんですかって言うと、やっぱりこの会社を守っていくために伝統を守るんだっていうところで、その思考が未来に逆に行かないんですね。
極端な例で言うと前回の方が未来しか見てない。今回の方は今しか見てないという表現なんですかね。
前回の格闘で言うと、相手がパンチをしていくんですけど、めちゃめちゃディフェンスが上手いんですよ。
ディフェンスが上手くて、相手が一息攻撃し疲れた時に、じゃあ今から攻めるぞっていう時に、自分がパンチをあまり打ったことがないので、どうしてかわかんなくちゃうという感じですかね。
ああ、イメージはそんな感じか。
なるほど。極端な話で言うと、これ難しいですね。
現実はとても大事だけども、現実に起きている変化に合わせて未来をめちゃくちゃ変えていかなきゃいけないっていう思考にならない現実大事派は問題が起きるって話ですよね。
未来を見ない現実型の課題
その通りです。
この日本語めちゃくちゃ難しかったですね、今の。整理になってんのかな。
現実を受け止めた上で、未来にどこに向かっていこうかみたいなところの方向性が打ち出せない。
そうすると社員の方も社長さんも何に頑張るかというと、降ってくる浜に耐えていくというようなことにしかならなくなっちゃう時がある。
そういう経営者の場合の方、強みはそこじゃないですか。耐える力とか困難な時に踏みとどまれる力があるので、そこからビジョンみたいなものをどう作っていくのかっていうところが大きなポイントになってくるんですね。
その時にやっぱり一つ気になっていくのは、今自分たちの会社の現状とか業界の現状の中で、自分たちが何が不満なのか、何をどう変えたいのかっていうところをいかに語れるかっていうところがビジョンを見ていくきっかけになるんですけども、そこになかなか入っていかないっていうところが一つ問題ですね。
これコーチングって言っていいんですかね。コーチングみたいなものってどっちかというと、これ私のイメージなんですけど違ったら教えていただきたいんですが、未来を見るっていうお手伝いっていうイメージがあるんですけど。
なので今回で言うと、この現実型みたいな人たちを未来を見せようよっていうプログラムってイメージがあるんですけど、ちょっと違うんですか。
例えば、私がここに来た瞬間が非常にまずい状態でどうにかしましょうみたいなところがあって、そこは耐える力というか、そこで回避できた、なんとか持った。
じゃあ次にって話をするときに、社長はこの会社をどこに向かってやっていきたいんですかって話をするわけですよ。
会うとかの話になるわけですよね。
そうすると社員が働きがいを持ってほしいとか、うちの会社に入ってよかったと思ってほしいみたいなところは語ってくれるんですけども、やっぱりそれではその会社が動かせるパワーはまだ出てきていないんですね。
そうなってくると、その会社の社長さんとかが自分の会社でもいいですよ、業界でもいいですよ、その製品でもいいです。そこに対してどんな不満があるのかとか、どんなところがおかしいと思っているのかっていうところを丁寧に見ていくことによって、
社長さんの中で、実は自分はこういうことはすごい嫌だなと思っていたとか、この業界のこういう形というのはおかしいと思っていたみたいなところを解いていくと、じゃあどうしたいんですかって話が初めてできてくるんですね。
ポイントはあれですよね。現実に起きている問題を見るっていうことですよね。たぶん、耐える系の方は耐えちゃうから、その現実のここはこうすべきなんじゃないかっていう課題感みたいなものを見ない。見ようとしないことになっちゃう。耐えれちゃうから。
痛いって言ってるのに痛くないってできちゃうからと。けど社員だったりいろんなところでは社長痛いですと悲鳴が上がっている課題感問題感があるというところに目を向け始めると今度はそうか問題解決すると未来に行きますもんね。だから未来が見えてきてアウトカメに繋がっていくっていう流れってことか。
そうですそうです。ですから今おっしゃってくれたように、耐えるということが問題解決になってしまってる。
はいはいはい。なるほどね。そうかそうか。耐えるっていうことが問題解決になっていることの裏側に、要は時代に遅れていったりとか、気づいたらもう手遅れになっていったりということが起きえる。
こっちのほうはいいじゃないかって話になるのかなと思ってましたけどやっぱりそうじゃないわけですね。
ですから今私の中で、前回と今回の2つを統合して見てみると、今後強い社長というか、皆さんと一緒に目指したいなというのは、現実というものをしっかり直視しながら、そこから自分が本当に何を変えたいのかどうしたいのかっていうところからの未来を見ていく。
変化への適応と解決策
数年前の、わりと10年とか15年前のコーチングって、意外に現実を見ない上でのビジョンで作ったんですよね。
まあその傾向ありますよね。だから私コーチングってすごい苦手っていうか、どちらかというと、秋山先生とお付き合いしてますけど、苦手と思ったのがそこですね。
現実見ないんだよなーっていうのがすごい印象としてあって。
こないだある仕事仲間の方に言われてドキッとした言葉があって、コーチングの質問でねみたいな。
今もし何の制限もなかったら、あなたは何をしたいんですかみたいな質問をされたときに、ちょっと自分はびっくりしましたみたいなことを教えてくれた方がいて。
はいはい、いましたね。私もそのときに隣にいた気がしますね。
やっぱりあの時代のコーチングで、すごい私もそのと言って使ったんですね。
今もしあなたに何の制限とかがなかったら、どんなことをしたいですかって。
それってやっぱり今起きてることを見ない中で、今起きてる現実というものがない中で見ていくということをするので、やっぱり現実のリアルがないので、気持ちは高まるんですよ確かに。
すべてがリソースだって言われて、現実がないその中で何がしたいかって言われたこの欲望に満ちたビジョンに向かって、何してもいいんだのもとにね、いくといろんなものが壊れてきますよね。
まあ、ですからそのコーチングが悪いということではなく、コーチングの特性の一つとして、機能としてその行動促進、行動促進のために自分の中のステップが気持ちを上げるというような、その手法としては何も間違いはないんですけども、やっぱりこれからは特にその現実を見たときに、そこから何を自分が変えていきたいのかとか、どうしていきたいのかなみたいなところをしっかりと見ていく上で、
現実を見て、そしてそこからのビジョンを見ていくっていう経営者、リーダーがこれからたくさん育っていってほしいなと思いますし、私自身もそうなりたいなと思っています。
ということですね。なので前回と今回でいうと、どっちが良い悪いというよりも、どっちにも良いところも悪いところもあるので、両方大事ですよということで、今日のところは終わりたいなというふうに思います。
ということで終わりましょう。秋山先生、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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