1. 経営者のマインドサプリ
  2. 第505回 「言語化の力」〜曖昧..
2025-03-28 13:32

第505回 「言語化の力」〜曖昧な思考を明確にする技術〜

▼番組への質問はこちら

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_akiyama

▼今回の概要

自分と向き合う為/言語化の重要さ/曖昧さを明確に/思考の甘さを許さない/相手との認識の一致/目標に対しての自分の認識のズレを見る

サマリー

このポッドキャストでは、言語化の力とその重要性が探求されています。曖昧な思考を明確にする技術や、自己理解と目標達成に向けた言語化の役割が議論されています。このエピソードでは、言語化の重要性やその技術を通じて曖昧な思考を明確にし、目標達成を支援する方法が探求されています。また、言葉の定義の違いによる認識のズレについても触れられています。

言語化に対する姿勢
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日は行きたいと思いますが、今日はですね、質問をいただいているんですけども、珍しくLINEの方からポッドキャストで扱っていただけませんかというような、今までにない方を知っていただきましたので、早速紹介させてください。
はい、この方、毎月1回行われているインナーダイビングアカデミアの秋山先生のセミナーの方にも参加されている方のようで、ちょっとそれを前提に質問いただいております。
いつも講義や自分に潜った後には、秋山先生は言語化アウトプットを大切にしていると思っております。
毎回皆さんの振り返りを聞いたり見たりする中で、私では思いつかないような考え方のヒントや思考の深さみたいなものを感じています。
これ事務局の人間だと思うんですけども、松尾さんのいつも最後の締めの振りは本当にすごいなぁと感動さえします。
別に他者の意見が素晴らしく自分の意見が間違っているということではなく、自身の考えをしっかりと言語化できるような感覚にすごく羨ましく思っております。
私の感覚でも、頭や胸で感じたことを解像度高くすっぽり言語化できたことはないと言っても過言ではありません。
だいたい5割から8割ぐらいでもっと心のきびな微妙な感覚をしっかり言語化できたらいいのにと反省したりします。
とはいえアウトプットの訓練、Xなどで気持ちを言語化する努力をしてみたり、表現力を増やすための読書や小説などを読む機会も増やしたりしております。
このあたり秋山先生の観点からいくとどういう見解なのか、ぜひお聞かせください。
言語化の重要性
ということですね。
まずですね、これをお聞かせいただいて、一つ目は、実は私も自分の気持ちとか感覚が100%言語化できているかというとそうじゃなくて、むしろ言葉にしきれないものに対して日々向き合っているというのもあります。
じゃあ5割とか8割ぐらい。
全然普通なわけですね。
ということで問題ではありませんでした?みたいな話になっちゃう。
逆に100割ってなっちゃうと問題視しないので終わっちゃうわけです。
確かにね、完璧ですもんね。
うわ、なんかこれ残った、なんでだろうっていうのを考えていくことによって、またそこで試行していくことが続いていくので、正解を探しているよりもこの方が言っているように日々向き合っていくというこのスタンスが、この方の言語化を促進していっているのではないのかなとまず思いました。
なるほど、とても大事な観点ですね。
今名前出たね、松尾さんの振り返りに感動するというのは、本当私もあの話を聞いて感動していますというのがちょっとありますね。
アカデミア語の最後、総まとめのシーンですかね。
まあ進化していってますよね。
そうなんですよ。
その中、秋山さんはどう考えているかというとおっしゃった通り、言語化は大切ですと。
この言語化は大切ですということだけでもういっぱいしゃべれるんですよ。
なんでどうなんですかね。一旦そういう意味で言うと、なぜ言語化が大事なのかみたいなところから少し入っていくといいんですかね。
そうですね、そこからいきましょうか。
まず一つ目は、言語化をしないと自分と向き合えない。
自分、言語化しないで向き合おうとすると?
向き合うって字のごとくですよ。向き合うわけですから、自分が言語化した紙に書いたものがあるじゃないですか。
私よくノートに書くんですけどね。
書いたものをじっと見てるってこの姿ってめちゃめちゃ自分と向き合ってるはずなんですよ。
あ、俺ってこんなことを考えてたんだとか、俺ここが分かってなかったんだとか、ここで嫌だったんだっていうことを向き合わざるを得ないので、
言語化をしていくことによって自分と向き合えるっていうのがまず大前提なんです。
その中で今度はコーチングとかNLPの観点でいくと、やはり目標達成っていうのが重要ですよね。
その目標達成のためには、いかに行動を促進していくかとか、いかに行動の質を上げていくかっていうのが目標達成に近づくと。
その観点で言語化っていうのはなぜ重要かということなんですけども。
まず一つ目は、曖昧なものを曖昧にしちゃうんですよ、私たちっていうのは。
例えば、なんかおかしいんだよなとか、なんか数字が落ちて不安なんだよな、でも頑張ればいいわ、みたいな。
そういう意味ね。
これは行動促進ではなくて、行動の質が上がっていかないわけです。
流れちゃうからですね。
とりあえず頑張ればいいとか、とりあえず今のことを一生懸命やれば数字は挽回するんだっていうのは、
この行動促進っていうのはスピードと質を上げていくってことなので、
自分の感覚を流しちゃう、言語化しないと行動の質が全く上がらない。
なるほど。流れちゃうからね。どうにもならないわけですね。
行動に変わらないと。
例えばチームの雰囲気がなんか感じ悪いんだよな、
まあいいや、とりあえず元気出して行動みたいになると。
なるほど。分かりやすいですね。
まあいいや、細かいこと気にしてもしょうがない、頑張ろう、みたいな。
それって行動促進、構築で言う行動促進ではない。
そういうことね。
むしろ言語化しないことによって、見たくない現実を回避してるんじゃないかというふうに考えてくるんです。
例えばチームの雰囲気がおかしいということを言語化していったら問題が出てきちゃうので、
問題が出てきたら、いや俺がワンマンだったからいけなかったんじゃない、出てくるかもしれないじゃないですか。
確かに確かに。
それを見ないようにしちゃうというところがあるので、逆にそこを見ていきましょうという意味で言語化は重要。
ワンマンであることが行動促進、スピード、行動の質とスピードを上げていく上では問題になるんだったら、
言語化してこれをどうやって解決しようかって思考を回さなきゃいけないからってことですね。
曖昧さを明確にすると。
逆に言うと言語化しないと自分の甘さを問うことができない。
そういった意味で私の仕事のコーチングっていうのは、お客さんのクライアントの思考の甘さを許さない。
相手が考えたくないこととか、うっかり目を瞑っちゃうことに対して問いをぶつけていくというのが私の一つの仕事ではあります。
なるほど。
嫌な質問をすることも当然があるということですね、本人にとっては。
その結果、考えてもいなかったところを考えることができました。
ここに囚われてましたとか、ここに自分がここまで考えていなかったですみたいな話が出てくると、それがいいことじゃなくて、
それによってさっき言った行動のスピードと質が変わると。
なるほど。これが一つ目ですね、言語化の重要性。
失敗の定義と行動
二つ目が、やっぱり自分がその言葉の定義、どう定義するかによって行動を止めている場合がある。
ここを暴いていく。
例えば、なんか俺っていつも失敗しちゃったよなと。
この言葉は何にも問題ないです。
ただ失敗をしちゃうんだよなーって言って動いてないとするならば、その人の失敗という言葉の定義が止めてるわけです。
人によって違うことがあるんですかね。
私がその師匠のゼフっていう方から教わったの面白かったですね。
人は失敗をエンドというふうに感じてしまう人がいると。
終わりですね。
そういうふうに失敗を終わりと感じている人は、失敗というものはもう行動を止めていいんだというふうに脳に指令を出してしまいますよと教わった。
ああ、失敗は次のためのチャンスだみたいなふうに捉えている人とは全然違いますもんね。
違いますね。
あとは失敗とは行動を起こした結果であると。
データであると。
その行動した結果のデータを見て、次の行動を起こしていくものだというふうに書いていくと、同じ失敗でも全く言葉が意味が変わっちゃうんです。
確かに。
言語化の重要性
目標達成に対してどう寄与するかにおいては、真逆に行く可能性がありますよね。
ですから、失敗は良くないんだじゃなくて、
秋山さん、俺失敗したんです。次はこっち側で頑張りますって言ったら、行きましょうって話になるし。
秋山さん失敗しちゃったんです。もう俺はダメなんですっていうのを止めているので、行動を止めたいんですか?
それとも目標を達成したいんですか?って外れていって。
行動をしていきたいですって言うならば、
あなたにとって失敗とは具体的に何がどうなったってことを指すんですか?みたいな失敗の中身を明らかにしていくことによって、また行動促進させていくって感じですかね。
目標達成に対しての自分の認識をちゃんと、同じですよね。曖昧にしないで言語化することで、目標に対する言語とのズレみたいなことを調整するみたいなことなんですかね。
おっしゃる通りですね。
実はNLPでは、その人の言葉が世界を作っていると言われているぐらいなので。
マップって話を昔よくしてましたよね。最近聞きませんけど。
ですから、この言葉の定義をもう一度行動促進、いい感じでの行動促進をするために言葉の定義を変えていきたいんだけど、変えていくためには今その言葉をどう定義するかっていうことを見ない限り変えられないんですね。
という意味で言語化はめちゃめちゃ重要。
こういう感じですか。
あともう一つあるんです。
もう一つある。
三つ目。
よかった、あと9個ぐらいあるかと思ったらどうしようかと思いました。
まずは大きな三つ目。やっぱりチームで盛っていかなくちゃいけないので、言葉の認識のズレがあると、やっぱりチームとしての行動が落ちる。
うん、言葉の定義がバラバラってことですか。
そうですね。
主体性を持っていこうとか言ったときに、上司の主体性という言葉と部下の主体性の言葉がズレたときに、部下は部下で主体性とは言われる前にやることだと思うわけですよ。
上司の言ってる主体性っていうのは言われる前には当然のことで、さらに今ここで新しいことを考えていくことが主体性だと思ってるわけですよ。
でも部下は言われる前にやることだと思ったとすると、これ一生懸命やればやるほど、お前は何で主体性がないんだみたいなことが起きてしまう。
なるほど、全くコミュニケーションが取れてないという実態が浮き彫りにならずに疲弊だけしていくやつですね。
よくありますよね、この相手との認識の一致を図るみたいなところが。
そういった意味で言語化っていうのは大切です。まず大きく捉えたらこの三つですかね。
言語化を鍛える方法
なので言語化の重要さは、シンプルにまとめると曖昧さを明確にすることと、目標に対しての自分の認識のズレをちゃんと一致させる、見ること。
そして相手との認識の一致を図ること。これを全部束ねているのは自分と向き合うためだし、そのためには目標達成をしていくためだっていうところですね。
そうですね。
時間がこれ以上いくとですね、それを言語化をどうやったら鍛えれますか、磨けますかという質問もちょっとありまして、これいくと20分超えそうですので、
どうですか、次回どうやってそれを鍛えていくのかみたいな話を2回にわたってやれればなと思いますが。
はい、そうしましょうか。
ということで最後に一言まとめはありますか。
いやいや、本当に皆さん自身も言語化というものに興味を持っていただきたいですね。
頭で考えるで行動が止まるというのはもちろん逆ですよね。
思考というのはその問いを立てることと問いに対して答えることのことを思考と呼んでいるので、ぜひ言語化する、問いを立てるということについて興味を持っていただきたいなと思っています。
ということで今日のところは一旦終わりたいと思いますが、次回はどうやったら言語化を鍛えられるのかという話についてやっていきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
終わりましょう。ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。番組では秋山城賢治への質問を受け付けております。
ウェブ検索で秋山城と入力し検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャットのバナーから質問フォームにご入力ください。
またオフィシャルウェブサイトでは無料メルマガも配信中です。ぜひ遊びに来てくださいね。
13:32

コメント

スクロール