問いかけの問題提起
こんにちは、遠藤克樹です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリにあわせてよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日もね、いきたいと思いますけれどもね。
はい。
質問いきますか。何かありますか、最近。
ないです。
ないんですか。
いや、最近、私の例のポッドキャストで、男性の日傘人口が増えてるじゃないか。
ああ、それだけの影響があるんじゃないかと。
大きな勘違いが。
変なこと言った。
ただ、一人でもね、もし日傘を買った方がいらっしゃいましたらね、ぜひ質問コーナーでも構いませんので、一方いただけたらということで、それがね、秋山先生の支えになるということなんであれば。
支えになる。
さあ、ということで。
はい。
言っちゃってください。
言っちゃってください。
恥ずかしくなってきた。
恥ずかしくない。顔は真っ赤っ赤にされてますね。
さあ、いきましょう。
今日の質問ですが、いきますね。
部下とのワンオンワンでは、あなたならどうすると聞くものの、結局私が答えを提示してしまって、部下は依存的になります。
結果、彼らの思考が深まらずに自律的になりません。
セルフコーチングで感覚的な違和感はつかめているつもりですが、どう問いかけを構造的に設計すればよいのでしょうか。
という質問ですね。
問いかけの作法
私があえて選びまして、今回は。
いろいろある中で、前回の回の回答がそのままつながっている気がしたので、それも踏まえて近いところで選ばせていただきました。
まさにこの方の質問は、どう問いかけを構造的に設計すればよいのでしょうかということなので、前回のポッドキャストを聞いていただければバッチリです。
そういうキャラでしたっけ。
そんな雑なキャラでしたっけ。
でも本当にそれで、実はこの質問をいただいたときに、この質問に前回の回答をしていただければよかったなと思うぐらいの内容でして。
なので、その話も踏まえながらいきましょうか。
まず一つは、前回の復習も含めてなんですけども、前回で安西さんの問いかけの作法という内容がすごいわかりやすかったということで紹介して。
書籍ね。
そこにはまず3つのステップがありましたよねっていう話をしました。
覚えてますか。
覚えてます。
どうぞお願いします。
見立てる。
これは間違いない。
組み立てる。
もう1個なんでしたっけ。
ジェスチャーで教えていただきました。
投げかけるですね。
はい、ありがとうございます。
見立てる、組み立てる、投げかけるということをまず3つステップありますよという話で。
見立てるってのは相手の状態をしっかりと感じていく。
組み立てるは4つの軸があって。
守護。
あなたなのかチームのことなのかということと時間軸。
過去のことを聞くのか未来か現在か。
次は抽象度。抽象的な話を聞くのか具体なのか。
そしてその意図ですね。
その問いをあげることによって気づいてもらうのかとか導くのかとか。
揺さぶるのかという表現が前回押されてましたよね。
そこを掛け算しながら問いを、これがまさしく構造的に問いを設計していくという方法ですという話をしました。
アウトカムの重要性
質問の仕立て方みたいなお話でしたよね。
ですから本当に前回のやつを復習していただくとこの方の今の質問に答えることができるなというのが1点目。
実はですね、さらにということなんですけども、
実はその問いかけるときにこの方は結局自分に答えてしまうってことじゃないですか。
そうですね。私が答えを提示してしまって依存的に物価がなっているとおっしゃられてますね。
自律的とかになってほしい、主体的になってほしいのについつい言ってしまうと。
今日はですね、その問いの作法の設計をする前に、
問いかける側の心構えとかスタンスというのがすごく非常に影響が大きいですよというところをお話をしたいんです。
この今先ほどの4つの要素でいうその意図のところってことでいいんですか。
そうですね。そもそもその人に問いかけをしようと思う意図。
例えばワンワンをしようとかね。一つと一つの質問の意図というよりは。
ああそうか。これは質問の意図なんですね。じゃなくてそもそもあなたが
この方に
関係を作ってコミュニケーションをとっていく上での意図の方なんですね。
それをしっかり見ないと結局この人に質問をするアウトカムは何ですかっていうところに立ち回らないといけないということです。
スタンとかあり方とかそういったニュアンスですかね。
そうですね。
アウトカムとか。
アウトカム。ですから例えばそのどんなアウトカムがいろいろ考えられますかね。
その部下にこういう質問をするとき。
例えばですよ。
くっぷくさせるとか。
くっぷくさせるとか。
支配するとか。
そうそう。正しい方向に導きたいとか。
なんかこう間違えさせちゃいけないとか。正解を言ってもらいたいから問いかけるっていう場合もあるかもしれませんね。
あとは部下の成長を支援したい。
部下の成長させることが自分の役割だ。
だから問いかける。
そういったきれいなものもあれば自分が評価を上げるため出世するためとかも当然ありますよね。
そうなんですよ。そこまで見てほしいんです。
例えば成長させるというときに部下が成長させることによって業績が上がるとか自分の評価が上がるというところも含まれていればそこもちゃんと自分で自覚するということです。
あの上司に引き上げてもらうためとかね。そういった汚いものしか思いつけませんね。
なぜかというと前回の問いかけの作法で設計したとしてもやっぱりアウトカム主体でその問いが変わっちゃうんですね。
問いの意味というか。
問いの文章一緒でも2つ変わりますもんね。
そうなんですよ。
ですから私もね昔よくやってました今思うとお客さんに気づいてほしい成長してほしい成長してこらないと困ると業績上がらないそうすると契約が終わっちゃうんじゃないかみたいな気持ちもあったので。
そうするとね今のが全部にじみ出てますよね。契約をうまく延長するためがアウトカムになってしまうという構造に入るということですよね。
そうすると気づいてもらうと困るんですよ。
はいはいはい。
そうすると私の問いが全部気づけビームになるんですね。
この方に起きていらっしゃることと同じことですね。
そうすると気づくのはこっちが気づいちゃってるんですよ。あれに気づけあれに気づけみたいな形で。
本当にそれが合ってるのかっていうのもありますけどね。
でも私から見たらそこに気づいてさえくれればあなたはブレイクするしてみたいなのはなっちゃってるんですね。
それも一つ正解なんでしょうけどね。
ただやっぱりそこが本当に相手のためになってるかどうかということと、今言った気づけを与えるっていう気づけビームっていうのが出ちゃうと。
気づけビームは気づかなきゃいけないことに気づいてもらうために気づけビーム出てるのは一つの愛情的にもあるじゃないですか。上司としては。上に立つ者としてはね。
今回のニュアンスで言うとダメなポイントがある。
気づきのアプローチ
気づきというものはそもそも何かというと、やっぱり本来は相手の中から気づきが立ち上がっていくものなんですね。
それあれですよね。オーストラリアのコーチングを教えていただいたジェフ先生が教えていただいたという風に語ってらっしゃいましたよね。
すごい好きな表現なんですよ。気づきが立ち上がってなきゃいけないなっていう話ですよね。
それを日本語で訳した方の方がセンスがあったんでしょうけどね。気づきがその人の中から生まれるというよりも立ち上がっていくんだよみたいな。
それをどう支援していくかっていうのが気づきの支援であるみたいなニュアンスを昔聞いて。
ですから赤ちゃんが立ち上がっていくってことをどうやって見守るのかなのにいきなりよいしょみたいに引き上げちゃうと。
そうすると気づかせるの意味が変わってしまうんですよね。
そうですよね。先ほどの秋山先生の例で言うなら、秋山先生が見えている答え、ゴール、気づけの言葉があって。
これに気づけってやってたら立ち上がるも何も正解当てに行くような世界ですよね。
そうです。それに気づいてくるときによく気づきましたねって当たりましたってやってしまう。
いるよねそういう人。
いるよね。今心が痛い。
でもなりますよね。すごくわかりますね。
例えば何か訓練とかトレーニングをしていて手順が決まっていて、その手順はもうあるでしょ。そこに対して間違わなくやってねっていう場合は別に構わないじゃないですか。
でも今回の場合は相手の中から気づきが立ち上がっていく。それが自立とか主体性であるというふうに捉えるとするならばということなんですね。
自立とか主体性っていうのは相手の中から気づきが立ち上がっていく。それを支援していくんだというアウトカムに立つならば。
その上で前回お伝えした問いかけの作法のデザイン、構造的な問いを作っていくとやっぱり感覚が相手に伝わっていきますからね。
やっぱり私が大切なのはアウトカムに立ち戻るということは、本当は相手の自立とか主体性というのを導きたいと思っているんだけれども、
うっかり自分の不安とか焦りとかでアウトカムが変わってしまっている場合もある。
そこにまず自ら気づいていくアウトカムがどこにあったのか、ずれてないかみたいなことに気づいていけばいいし、逆に今期は残り1ヶ月だと、数字は絶対につかなくちゃいけないんだ。
それは私が答えを渡しても数字は達成しなくちゃいけないんだというふうにあなたがしっかりとアウトカム設定するならば、それはそれでありなんですよね。
ですから、一が万事、相手の主体性とかそういうのが全ていいという話じゃなくて、今あなたはどういうアウトカムを持って答えをこちらから誘導して導いて達成させるほうがいいのか。
それとも相手の主体性が立ち上がるまでしっかりと支えた方がいいのかなということの自分自身の立つ場所というのを常に再確認していくということが重要になってくると思います。
問いかけの設計
今回のご質問の問いかけを構造的にどう設計するかというと、前回もお伝えしたような形での組み立ての質問の仕立て方みたいな形で4ファクターです。
これをする上でのそもそもの関わるときの自分自身のアウトカムが何かというところをチェックしないと質問づくりだけでいってしまって、結局のところ無意識で第二度に返し食らっちゃうみたいなことが起きるので注意してくださいねということでよろしいでしょうか。
よろしいです。ということでここは終わりたいと思いますが、非常に改めて質問・問いかけ・問いとかいうものを俯瞰して整理させていただくような回で非常に勉強になりましたので、ぜひぜひまたこういった人もありましたらお寄せいただけたらと思います。
ということで終わりましょう。秋山先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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