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気になる特殊職業の世界、パーソナリティでインタビュアーのアリュー・ウララです。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手など、
普段なかなか聞くことのできない特殊な職業の方々にインタビューをしていく番組です。
今回のゲストは、お化け屋敷を作る人、ホラープランナーのオバケンさんです。
お化け屋敷の種類と展開
オバケンさん、よろしくお願いします。
オバケンさん、よろしくお願いします。
オバケンさんは、東京都の杉並区法南町で、
オバケンというお化け屋敷アトラクションを作るというんですかね。
そうですね。
代表されていて、
お化け屋敷のプロジェクト、オバケン自体も、このなって10年になって、
そうなんです。10年、丸10年経ちました。
完全に、お化け屋敷ビジネスとして10年間やってきた。
そうですね。
ちょっとお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
まず、今年で10周年になる、お化け屋敷オバケンなんですけれども、
そのお化け屋敷アトラクションも、いろいろ増えてはいると思うんですけど、
その他に、外部のイベントだったり、現在ではどういったアトラクションがあるんですか。
始めた頃は、杉並区の法南町に1軒だけオープンさせて、
そこから7、8年目まではずっと、点々と場所を法南町の中で施設を変えながらしているんですけど、
今は法南町に2店舗。
イフ・ムセビアっていう殺人鬼から逃げるお化け屋敷というか、脱出ゲーム的な恐怖屋敷みたいなものと、
ワイザワ製肉店っていう製肉店設定の、実はその裏では殺人鬼の肉屋の店長が人を捕らえているっていうような、
そこから脱出する、脱出ゲームと2店舗あります。
もう1個、法南町にも忍者屋敷があって、ちょっと今それ改装中でやってないんですけども、
その3店舗をベースにして、去年のコロナ禍の中、東京の常設4店舗目が港区に、
京都・ムセビアっていうかなり大きいコミカ、100年ぐらい経ってるコミカを使って常設店をオープンしているので、
この4店舗が今やっている状態ですね。
イベントと配信ホラーゲーム
プラス、ずっとコロナ禍で外の遊園地を使ったイベントだったりとか、そういうものがちょっとできなかったんですけど、
ちょうど先月6月末ぐっと7月頭で宿泊型のロッチ村を全部貸し切った宿泊ホラーイベントだったりとか、
あとはコロナ禍から始まったものが配信系のホラーゲームというかを海外向けに今やってますね。
常設店舗イベント配信みたいな形でやってます。
お忙しいですね。すごく時間がかかっていて。
コロナでイベントが厳しい状況もあったと思うんですけど、逆転の発想で配信っていうものが増えたりとか、そういう需要が出たりっていうのもありますよね。
そうですね。やっぱり皆さん配信っていう形に自然とこうなっていって、
でもなかなか配信、やっぱり僕らってリアルなところで直接対面して脅かしたりとかするところで、
やっぱり配信になると映像の中なので、やっぱりそういうところでちょっと難しいところもあったりとか、
こう日本向けにいろいろやってたんですけど、でもそこから逆に海外とかもこれ別にいけるんじゃないかっていう話で、
海外向けの配信ホラーを作って、そういう講演とかをやってるので、すごい勉強、この1年勉強にもなりましたし、
新しい世界に届けられるんだみたいなことが分かっていろいろ挑戦してますね。
今現在のアトラクションを教えていただきましたけど、設立からずっと同じコンセプトとかではなくて、やはり設定も常に変わっていってるんですね。
そうですね。常設店舗は1年から2,3年おきに変えてるような形で、
普通のバケ屋敷って1回入って歩いて回って脅かされて終わりっていう感じなんですけど、
こっちのは何回来ても楽しめれるように、ストーリーが1章から2章に変わったりとか、そういうのがあってリピート性ができるようにしているので、
そういうところで面白さとか出てるのかなっていう感じが、1回で終わらない感じで。
それを考えてる方も、スタッフさん、人造作品作者の方いらっしゃると思うんですけど、
あとはそのキャスト、出演する、やっぱりお化け屋さんって一度私体験させていただいたことあるんですけど、
実際の生身の人間が脅かしにやってきたりっていう恐怖もあるので、演じるキャストさんももちろんいらっしゃるわけですよね。
どういうふうにして、1つのプロジェクトをやるにあたってどういう作り方をしてるのかなっていうところを、
可能であればいろいろやってみたいですね。
基本的にうちのスタッフ、ほとんどがキャストも、例えばゾンビやる、殺人鬼やる、みんなやりたい子ばっかりなので、
演技経験がなくてもやって練習したりとか、タイミングよくそういう方が現れたりとか、
例えば今やってもらってる方で虫を食う芸人の佐々木孫悟空さんっていう方がいるんですけど、
芸人さん、その方と今やってるイフむせびやを立ち上げるときに偶然やっぱり知り合って、
殺人鬼がこうやってもらってるんですけど、それだけじゃなくて目の前でゴキブリを食べたりとか。
本当にすごいですね。
斬新な体験と細やかな演出
すごい逸材を。
そうですね。ちょうどいいときにいつもいい人が現れてくれるというか。
大体20人ぐらいスタッフが今、ものすごく増えているんですけど、
基本的にみんなキャストをやったり運営をやったり企画を作ったり、デザインも一から勉強したり、いろいろやってますね。
自分でも何でもできるようにっていう形でみんな頑張ってやってます。
そうなるとやってるスタッフさんたちも、これだけじゃなくてもうマルチにいろいろやるっていうのが楽しそうですね。
そうですね。やっぱり映像作れるようになったりとか。
僕ともう一人吉澤っていう最初からやってる二人はもともと映像の、あの映画学校から出てるので、もともとその映像が作りたいっていうところがあって、
そこから化け屋敷を作ってるので、やっぱストーリー性とか映像とかすごい大事にしてたりとかするんですけど、
他の子は新しい音楽作ったりとか、なんかそういう感じですごく楽しくやってると思うんですけど。
設定が結構斬新だなと思うんですけど、今までやってきた中でもお化け屋敷の部分とか、こういうものを大切にしてるんだみたいな部分ってありますか?
やっぱりその映画を作りたいっていうところから、映画の世界に入ったような体験とか、
ほんとやっぱり非日常体験をしてもらうことがやっぱり一番だと思うので、
なんかそのできるだけリアルにその非日常体験をしてもらうために、
今あるイフムセビアであれば、ホームページの予約のところから不動産のダミーページに飛んで、
不動産の内見に行くっていうお客さん設定なので、そういうところを作ったりとか、迎えに来る人も不動産員だったりだとか、
あとはそういうゾンビキャンプとかでも宿泊者が100人ぐらいいるんですけど、チームに分けられるんですね。
だいたい7,8人ぐらいのチームを15チームぐらい作って、知らない人と一緒に一泊二日を過ごしていくっていう形なんですけど、
そこに仕込みのスタッフがちょろちょろいっぱい入ってて、
共にミッションをクリアして一緒に食料を手に入れたのを食べて、苦しいのを共にするとだんだん仲間意識ができてきて、
でもそこからその一人がミッションに行ったとちょっと傷ついてるみたいな、感染してるっていう状況になっていて、
その人が急に震え出してゾンビ化するんですよ。
その仲間、映画でもよくあると思うんですけど、仲間がゾンビ化して殺さなきゃいけない状況だったりとか、
それを仲間がゲットしたピストルで撃ち殺さなきゃいけない。
そこにも弾着がついていて、撃った瞬間爆発するとか、胸が爆発するとか、
そういう普通じゃありえない体験っていうか、面白いのが結構本当に仲良くなるので、
カップルの設定の仕込みがいて、結婚するんだよねみたいなことを言ってたりとか、
一人の女の子がいて、ちょっと可愛くてお客さんが恋しちゃって、その間で殺せないよみたいな。
そこまでの心理作戦というか、心理的な追い込みを少しずつ布石を打っていって、
そういう心理状態にさせてっていうのは。
結構そのお客さんのグループの組み方とかも、やっぱり知らない人同士なので、
例えばちょっとでも話が合うように、青年月日が例えば誕生日が同じ月にと会えて一緒にしてて、
そういう話がもし出たときに、一緒の誕生日じゃんみたいなっていう喜びがあったりとかするじゃないですか。
そういうほんとこと細かに、そういう人の入れ方とか組み方とかも結構考えてると思うので、
多分他はそんなにやってないかなというか。
そんな細かくやってらっしゃるところないですよね、そこまで進んでらっしゃって。
設定もなんですけど、今までのイベントだったり、印象的だったこととか、もしくは反響があったイベントとかってありますか、一番。
そうですね。やっぱり宿泊イベントってそんなないので、
ゾンビキャンプっていうものだったりとか、宿泊ホテルを丸ごと使ったお化け屋ホテルっていうものも長野とか大分とかやらせてもらったりとか。
最近もあの岐阜のひるが野っていうところで、ロッチ村全体を貸し切った宿泊イベントをやったりとか。
そうですね。結構宿泊のイベントは結構大変なので、やること自体が結構反響が多いですね。
あとは結構コラボでやらせてもらうのが多いのが三流ピューロランドさんとか、平炎後の三流ピューロランドを丸ごと使ったゾンビイベントだったりとか。
あとはアントラーズ、鹿島アントラーズさんとスタジアム丸ごと使ってゾンビに追われるイベントなんですけど、それも試合から始まるんですよね。
ダミーの試合からちゃんとビジョンも映して始まって、そこに元日本代表の選手とかもいるんですよ。
ファン感謝デーみたいな形で試合から始まって、そこで急に苦しみ出す選手がいて、そこからパンデミックが始まったみたいな。
みんなはスタジアムに閉じ込められた、どうするっていうようなものだったりとか。
そうですね。大型のイベント、面白いものが多いですね。テレビ局、改装、建て替えをするテレビ局。
お化け屋敷の設定作りと恐怖の創り方について
全部テレビ局、血まみれにして行うイベントだったりとか。
静岡テレビとか福島テレビさんとかでやらせてもらったりとか。
やっぱりそういう大きなイベントだったりとか、他ジャンルの。ヨプロランドさんのファンだったりとか、アントラッドさんのファンだったりとか。
そこから来られたりとか、そういう方も多いので。ありがたいですね、とても。
やはり映像をやっていたとか、ホラー映画1本丸々みたいな感じの話をされてると。
普通の遊園地だと入って、まだ設定をイヤホンで聞かされて、そういう設定なんだって自分の中で準備をして、入ってお化け屋敷の中に浮かされるみたいなのが多いと思うんですけど。
時間をかけて、徐々に徐々に世界に気づいたら入っていってるっていう形なんですね。
極限を味わっていただきたいし、こっちも作りたいし。
それもワクワクされる感じが。
そうですね、ワクワクしますよね。
あと気になるのが、恐怖っていうことに対して、お化け屋敷やっていく上で、いろんな参考にする映画とか、いろんなもの参考にしたりもされてると思うんですけど。
どうやってこういう設定が怖いとか、恐怖をどう作り出してるのかなっていうのが、ちょっと漠然とした質問ですけど。
すっごい難しいですね。そういうのはすごく苦手で。
どういうところから特装を得たりして。
やっぱり映画とか多いですよね。映画を見て、そこから得たりとかもありますし。
日常的に普通に道を歩いてて、ちょっと怖いなと思った瞬間だったりとかもありますし。
別に心霊スポットとかそういうとこ別に行ったりしないんですけど。
あとは、やっぱり誰もやってないこと何かなーとか。
例えば次どんなとこでやりますか?みたいな。やりたいですか?っていうふうに聞かれた時とか。
例えばなんか、そうだな。遊園地まるごと落ちてもやってるので、あんまりワクワクしないっていうか、恐怖も別に感じないというか、作り方だと思うんですけど。
やっぱりやってないところでどんなことができるかなーって考えると。
例えば次だったら船とか、でっかいフェリー船を借りれば、もう逃げられないじゃないですか。海の。
しかも何か起こりそうですもんね。
めちゃくちゃ危ないと思うんですけど、フェリー使ってやったら、もう逃げられない感じとか。
あと、誰もやってない面白さだったりとか。そういうのとかやりたいなーとか思うので。
最終的にはやっぱり宇宙ステーションとか使ってやったら面白いなーとか。リアルエリアンみたいな。
ですねー。
なんか、恐怖というよりはどういうところでやったら面白いかなーとか。
なんかそういうところから、無人島だったりとか。
だからじゃあどういう恐怖を作っていこうみたいな設定、どういうストーリーしていこうとか。
なんか未体験っていうところからじゃないですかね。
今も一軒家でお化け屋敷やってるんですけど、一軒家でお化け屋敷なんてなかなかないと思うので。
ストーリーそれ先から来てるわけではなく、一軒家があって、ここを使えるよって話があって。
じゃあそこでどんなやつをやろう。
でもお化けとかも今までやってるし、じゃあ殺人鬼が住んでる家だったらどうだろう。
なんかそういうところの流れが多いですね。
お化け屋敷イベントのバリエーションと世界観の構築
外の仕事とかも、例えばこの遊園地でやってくださいとか話があったりするので。
その中で今までやってない設定だったりとか。
サイドお客さん、リピーターの方が多いので、違う見せ方だったりとか。
今回ギフでやったものとかも結構演劇要素が強くて。
マーシブシアターっていうのが結構最近物流感のある演劇というのが流行ってるので、
そういうのでめちゃくちゃ台本とかキャストを多くして、より世界観を作ったりとか。
ほんともうその時々により様々ですよね。
すごいですね。でもそれだけいろんなバリエーションがあって、もうネタがないみたいにはならないですかね。
うーん、ありますね。
あるんですね。
なんで、常にチャレンジしたいっていうところはやっぱりあるので。
海外の配信だったりするのもやっぱり海外の方の反応の仕方も違いますし。
そういうところでワクワクしたりとか。
僕的には海外いろんなところで点々とやりたいなみたいなところがあったりするので。
なんで常にワクワクしてないと。
絶対慣れてくるんですよ。同じでっかい遊園地で何年もやってたら。
やっぱり最初と同じ喜びってなかなか得れないので、そう得れるように新しいことはやるんですけど。
慣れって絶対あるので。そういうところで刺激を追い求めて過ごしたりとか。
去年とかはアフリカに僕一人で行って、だんだん恐怖を感じらなくなってくるんですね。
自分自身が。
怖いっていうものがなくなってきたりするので。
アフリカに一人で行って、部族の村に2週間ぐらい住んで、そこでゾンビイベントをやってみようみたいな。
一人単身乗り込んで。
僕英語喋れないですし。
怖いんですよ。むちゃくちゃ。
部族の村に着いた時とか。
とんでもないところに来ちゃったよみたいな。この辺じゃねえかみたいな。
そういうのも味わいたいので。
そういうのをまた得て、恐怖っていうものをまた感じたりとか。
本当に自分自身がワクワクしたり、自分自身の互感だったりを常に敏感にさせておいて。
いろんな体験をなるべくするように。
バンジージャンプとかも。
もうやるんですか。
最近もやって。
飛び降りて死ぬ感覚っていうか、ちょっと感じれると思うんですよね。
またお化けとかとは違った恐怖。
そうですね。
その被害とかその感覚も自分の中に入れたりとか。
ドキドキドキドキっていう。
なるほど、なるほど。
なので次どこ行こうかなとか思ってますね。
はい、ということで今回はお化け屋敷おばけんのホラープランナーおばけんさんにいろいろお話を伺ってきました。
では次回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。