番組紹介
気になる特殊職業の世界、パーソナリティーでインタビュアーのアリュー・ウララです。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手など、
普段なかなか聞くことのできない特殊な職業の方々にインタビューをしていく番組です。
今回のゲストは、人風車社長のキリンさんです。
キリンさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、そして今回実は、番組初の職場訪問スタイルでお話を聞いているんです。
今回は、西荻窪にあるちょっと変わったバー【inf】で収録を行っております。
ビルの3階なんですけれども、入った瞬間ですね、
城を基調にしたとてもきれいな店内で、ギャラリーかなっていう。
そうですね、意識して今回は作品展をできるような環境にしています。
もちろんバーなのでカウンターもあるんですけど、その奥に展示できるようなスペースがあったりとか。
すごく広い空間ですね。
こちらの店【inf】は、今年の6月に登場したばかりと伺っているんですけれども、
まずコンセプトだったり、どんなお店なのか教えていただけますか。
コンセプトがイメージカクテルというものを提供しておりまして、
お客様が持つイメージを何でもカクテルにするというお店になっております。
今まで5年間別の店舗名で営業していて、お客様もファンの方もついていただいていたんですけれども、
コロナの影響をきっかけにお店を改装して新たにオープンしました。
もちろんバーとしてもですけども、カフェタイムも延長されています。
そうですね。これも苦しながら、コロナ以降の国の要請が営業時間が8時までという形になって、
営業できる、本来バーって8時からオープンのところも多いじゃないですか。
営業時間をなるべく伸ばしたいということで、お昼から始めた形ですね。
まず最初にイメージカクテルというのが出てきましたけど、それはすごく一番気になるんですけど、
ちょっとメニューを店員さんに見せていただいて。
メニューの方にも説明があるんですが、
お客様ご自身のイメージを何でもといったんですが、本当にいろんなジャンル、何でも作れるんですね。
こんな感じで、ご自身のペットの写真からとか、思い出の旅行の写真とか、
好きな山のイメージで作られた方とか、いろいろなオタクの方に来ていただいてます。
ペットだったり、家族、恋人、どんなオーダーでもそれにオーダーが。
あとはコンセプトカクテル?
そうなんです。コンセプトカクテルが主に漫画やアニメ、ゲーム、芸能など、こういうジャンルのものを書いていただくもので、
メモリアルというのがもうちょっとこの漠然とした思い出とか、形がないものとか、そういうものを作らせていただいてます。
イメージカクテルの作成
お客様それぞれだと思うんですけど、どちらが人気とかはあるんですか?
今のところはコンセプトカクテルのオーダーが多いですね。
ご自身で作られた漫画のキャラクター、オリジナルキャラクターとか、コラボカフェとか流行ったりしているんですけど、
自分のキャラクターってコラボカフェとかできないじゃないですか。
ご自身のオリジナルのカクテルを作りに来たりとか。
それ、自分で考えたキャラクターカクテルなんてすごいですね。
世界に一つなので。
私も今日これをせっかくなので注文させていただきたいんですけど、
どっちにしようって迷っちゃうんですよね。
自分が考えたキャラクターはいないしな。
それかご自身のイメージとかでも。
そんなオーダーを。
できますよ。
私のイメージしてみたらできるんですかね。
じゃあよろしいですかね。
オーダーシートというのがありまして、こちらにご記入いただく形になるんですね。
ざっくり私のカクテル作ってくださいではなくて、
ちゃんと記入するんですね。
そうなんです。
例えば同じキャラクターでも人によって感じ方が違ったりだとか、
それを可愛いと感じるのか、かっこいいと感じるのか、
綺麗と感じるのかっていうのも別々なので、
結構細かにお聞きしてます。
記入していきます。
お客様のお名前、ハンドルネームとか。
私、うららで。
アルコールの強さ。
アルコール、ノンアルコールもできるよね。
ノンアルコールでも作りできます。
苦手な味。
そうですね。炭酸ビールミントコーヒービール。
苦手な味ない。
素晴らしい。
じゃあ無しと書いて。
無しでもいいですよね。
もちろん。
無し。
作品名。
うらら。
キャラクター名、うらら。
性別。
女性です。
身長、172cm。
イメージカラー。
自分のイメージカラー考えるの難しいですね。
そうですね。
例えば今日着てる私の服のイメージでとか、
今日の私のコーディネートのイメージでとかでも大丈夫ですね。
でも客観的にどういう印象を持っていただいてるのかって気になるので。
でも初対面なので、わからないんですよ。
何かお写真とか、この写真の私のイメージとか、できればビジュアルがあるとお作りしやすいです。
イメージモチーフ。
キャラクターとかだったら。
例えば炎を使うとか。
そうですね、でもうららさんだったら爽やかな声とかじゃないですか。
嬉しいですね。
言わせてる?
大丈夫ですか?ありがとうございます。
でもこれ面白いですね。
あんまり自分のことを振り返って着くっていうのはドラマじゃない。
そうなんですよ。
自分でオリジナルのキャラクターを作られてる方も、これを一回オーダーシートを書くことで、
自分のキャラクターの認識を深めにくるみたいな方もいらっしゃって。
すごいですね。感性的ですね。
豪華深い。
あとは気にしい。
でも気にしいっていうのも、別の捉え方すると細やかな気遣いができるとか。
さすがケリーさん。
そういうことでもあると思います。
意外と陰キャン。
そうなんですね。
じゃあお願いします。
アレルギーを狙ってもらって。
結構行動力ってある。
それですね。やります。
わかりました。お疲れします。
お願いします。
いろんなお客様いらっしゃると思うんですけれども、
どんなお客様が多いですか?
今まではイメージカクテル、コンセプトカクテルなどを頼まれる
漫画アニメとかゲームとか芸能が好きなオタクの方が多かったんですけど、
それをもっとライトにディープな趣味がなくても
イメージカクテルを楽しめるようにというので
簡単に2色でもオーダーできるカクテルのメニューを
新しく作ったんですね。
それ以降、近所の方とか
割とライトに綺麗なカクテル楽しみたいというお客様にも来ていただいてます。
本当ですね。コンビネーションカクテル2色で。
これは先ほどのオーダーシートがなくても
簡単に上下の色を選ぶだけでお作りできるので。
もちろん漫画やアニメが好きな方も引き続き。
そうですね。
やはり店内が広いので色々見させていただいたら
奥に楽屋のようなスペースがあって。
そうなんです。行為室を準備しておりまして、
もともとオタク向けのバーとして最初に始まったので、
改装前は。
なので引き続きコスプレイヤーさんがコスプレに着替えて
飲食も楽しんだりできるというのは引き継いでますね。
着替えて、私服で着ていただいて、
あと行室で着替えて、コスプレ楽しみながらお酒をいただいたり。
そうですね。イメージカクテルを楽しんでいただけます。
あと奥に撮影スペースというか。
そうなんです。ちょっと区切られて見えないように仕切られているところがあるんですけど、
あちらにリングライトがご用意あって、
お友達とのコスプレの合わせた写真を撮れるというスペースもあります。
すごい、いろいろできますね、お店の中で。
あっ、そんな間にですね、
カクテルが、注文したカクテルができたということで。
失礼します。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
こちらはですね、説明でいただきます。
イメージカラーが赤ということだったので、
全体的に赤色のカクテルで仕上げさせていただきました。
まず好奇心が旺盛ということだったので、
上の方に右側のトリプルゼップキュラコンという柑橘系のシロップになります。
その好奇心旺盛なイメージとして、
さわやかな香りと一緒にシュワッとしたソーダを一緒に混ぜています。
こちらの方は、結構さわやかな甘さのあるものになっているんですけど、
下の方に使ったのがビターシロップという苦味があるシロップになります。
こちらは陰気で気にしいいというところが書いてあったので、
その苦さ、ビターさをこちらの味わいで表現させていただいています。
ただ、そちらの味は混ぜない限りは出てこないので、
あまり表にはそういったところは出さないような印象として、
こちらでお作りさせていただきました。
あとはやっぱりイメージモチーフは声ということだったので、
マドラーの方を音符のマドラーにさせていただきました。
声を発するイメージとして、こちらのマドラーの方でまとめているので、
またこちらを混ぜ合わせると、氷がグラスにあたりカラカラ音が鳴りますね。
こちらの方も声のイメージとしてまとめています。
お待たせしました。
ありがとうございます。いただきます。
なんかちょっと爽やかな赤、赤といってもちょっと爽やかな赤なので嬉しいですね。
しかもこうやって説明していただいて。
そうなんです。いっぱいいっぱい全部どういった理由でこのリキュールやシロップを使ったかとか、
お酒の出生の国とか味わいとか、そういうのをお客様のオーダーシートにどうかけて持ってきたかっていうのを
ご説明させていただいています。
アテナさんの想像力と知識というのが掴まれているのがいっぱいじゃないですか。
すごく嬉しいですね。
このイメージカクテル以外でもノンアルコールだけで100杯ぐらいのカクテルが作れる自信がありますね。
本当に本格的ですね。
楽しみたい方にぜひ。
じゃあちょっといただいていいですか。
ありがとうございます。
あまり混ぜずにって。
最初混ぜないで飲んで苦さ表に出さない部分を楽しんでいただいてから。
爽やか。
それを混ぜて飲んでいただいて陰キャなビターさも味わっていただくと2回楽しめるかなと。
混ぜるとどんどん陰キャが出てくるっていう。まさに私でございます。
混ぜないうちは隠しておけるっていう。
本当ですね。ビターさが口の中にすごく広がって。
甘めなのがそんなに好きじゃない方なんかにノンアルコールなのにしっかり大人っぽい奴が味わえて欲しいです。
やっぱりこのアルコールの提供がこの国の要請でだいぶ強いられている中で、
ノンアルコールカクテルの研究をかなり頑張っておりまして、
ジュースとは言わせないぞっていう苦さも出せるし、
甘さだけじゃないカクテルをノンアルコールでもっていうのは頑張ってますね。
ちょっとお店を改装したり、ちょっとチェンジするきっかけになったりっておっしゃってましたけど、
バーのチェンジと内装の変更
以前のお客さんももちろん大事にしたんですけど、よりこうしていきたいとかこういう願いがあって、
お店をちょっとチェンジしたとかいう部分聞かせていただけますか。
先ほどもちらっと言ってしまったんですけど、やっぱりディープなオタク層だけではなく、
もうちょっとライトにノンアルコールでもカクテル楽しめたりだとか、
カクテル文化っていうこと自体をよりいろんな人に楽しんでいただきたいなという思いで。
前はちょっと暗い内装だったんですね。
どちらかというと暗い照明の中で手元だけが照らされて、
お酒のアルコールと自分の世界に浸る、一人の時間を楽しむみたいな内装を意識していたんですけども、
今こういう時代になって、逆に今一人でいなきゃいけない時代じゃないですか。
そういう中で現場まで足を運んで楽しみに来るっていうのは、
どちらかというと明るい気持ちで交流したりだとか、外と繋がったりだとか、
そういう風が吹いて欲しいなという思いもありまして、内装を真っ白にして、
自分の中に入り込むというよりは外へみたいな明るいイメージでっていう思いもあって、
回想に思い切りました。
それでこんなにノンアルコールなのにこんなにバリエーションがあるっていう風に思えたらさらに嬉しいですしね。
罪悪感なくノンアルコールでそういう場を楽しめるっていうのはすごく貴重だなと思います。
バーテンダーの募集条件
そしてですね、こちらのお店なんですけれども、現在バーテンダーを募集しているというふうに伺ったんですね。
そうなんです。
どういったバーテンダーさんを募集されてますか?
もう経験は一切なくても良いので。
未経験OKですか?
未経験OKなので、どちらかというとそういう交流とかお話が好きとか、
あと先ほど体験してもらって感じると思うんですけども、
この人が求めていること、お客様が求めているイメージを汲み取る力みたいな、
そういうことが楽しいと思える方を探してます。
あとうちの社風的にマニュアル固めをしていないんですね。
なので一人一人の社員が常に考えて自発的に動いてもらっているので、
この上からの指示だけじゃなくて自分で考えて動ける方なら、
もう未経験からでも是非っていう切実な募集です。
なるほど。
社風と職場の雰囲気
興味持っていただいて、未経験でも一緒に働きたいという気持ちがある方だったら
全く別のジャンルからの方だと、
イラストとか絵を描いてた子が色とかも扱っているので、
そのカクテルを作るのも意外と飲み込みが上手くいくっていうのが多かったりとか。
逆に普通に今までバーで働いてた方で来てみたけど、
ちょっと他のバーとはやってることの趣味趣向が違って、
色々難しそうっていう場合もありますし。
逆に未経験だと新鮮な気持ちで固定概念なしに新しいことをチャレンジしたり
できるからいいのかもしれないですね。
そうですね。
しかもスタッフさんの雰囲気というか、
スタッフさんもすごくお話ししやすい感じなんですけど、
職場の雰囲気はどうですか?
ちょっと聞いてみたいな。
じゃあ店長のソルトから。
みんな趣味を持って、楽しいことを第一がベースになってるんで、
自分の好きを突き詰める。
カクテルにしても、個人個人でオリジナルカクテル作るときは、
この味が好きだから、この材料原料でいろんなバリエーションを作ってみるとか、
そういったそれぞれが個性を発揮してくれる職場なので、
全然違う色が、味わいも全然違ってくるんで、
面白いなと思ってます。刺激をし合う職場ですね。
ちょっとこれ聞いてて気になった方は、
自分がやりたいことも結構受け入れてくれそうな雰囲気なので、
どんどん来てくださいって感じですよね。
そうですね。むしろなんかチャレンジしに来てほしいです。
はい。
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
はい。
ということでね、見受け受けてもOKってことなので、
ぜひぜひちょっと聞いている方で、気になった方。
はい。もう長年募集しているんですけど、
やはりちょっと特殊なこのイメージの汲み取りと色を作るっていうのが、
ちょっと普通のバーと異なる部分が大きくて難しいんで、
本当に切実に募集しています。
でも確かにその想像力があったり、
その方に興味持つのが得意だったりとか。
そうですね。やっぱり心がけているのが、
一人一人のお客様を肯定してあげる作業というか、
どちらかというとカウンセラーみたいな、
セラピスト的な方が向いているのかもしれないですね。
やっぱりいただいたオーダーシートって全部肯定するんですよ。
こういうオーダーシートでこういう内容なので、
ここが美しいですね。
なのでこの美しい色のカクテルになりましたっていう、
その能力。
陰気も肯定してもらえたんでね。
そうなんですよ。だからお話ししていても、
カクテルいただいても嬉しいっていう空間だったのでありがたいですね。
分かりました。
ぜひぜひちょっと気になった方、ご応募お待ちしております。
そしてキリン社長の今後の野望があったら教えてください。
個人的に願望で言うと、ギャラリーを作ったのも、
私がもともと美術学校出身なのもあって、
美術で表現している方々に関わっていきたいみたいな思いもあって、
こういうことを始めたのもあるので、
何かこの美術業界に関わっていける事業を何かしてみたいなっていう思いもあるんですけど、
会社的に言うと靴ベラの売り上げのグラフって知ってますか。
結構有名なグラフがあって、地面から横ばいで水平な売り上げなんですよ。
ずっと。
私はそれを目指してたんです。
ずっと会社を立ち上げた時から。
でもそれってなんかこの謙虚な気持ちでそれを目指してたんですね。
もうその平行線が保てればいいやっていう思いだったんですけど、
やり始めてみたらその平行線を作るってどんなに大変かっていうのを今まじまじと味わっていまして、
現状維持だと平行線にはならないんですよ。
常に何か新しいこととかその時代の空気を読んで需要に応えていくみたいな、
上を目指してないとその平行線って作れなくて、
なのでしばらくはその平行線のグラフを目指して、
ちょっと上昇していけるような会社を目指していきたいっていうところが会社的な野望ですかね。
でやっぱりバーって空間とか提供してるものもあるんですけど、
人に惹かれて人が来るので、
うちの働いてくれてる従業員がいかに毎日楽しく趣味も活発的に楽しく暮らせてるかとか、
クリエイティブに楽しいことをやってるかに人が惹かれて寄ってくるので、
よりホワイトな会社を目指しています。
今回キリンさんに色々じっくりお話を聞きながらお店のことも伺ったんですけど、
どういうことをキリンさんは思ってるか、この配信で伝えられたらと思っていて、
それで聞いた方がちょっと心動いてくれたり、
共感した方はぜひ応募してほしいですね。
ぜひ一緒に働いてほしい。
うちで。
グラフの話もですけど、それは社長さんじゃないとなかなかお話できない話なので、
やっぱり現状時だとそれ以下になっちゃいますよね。
そうなんですよね。
常に上を目指しながら靴ベラの売り上げの平行線票を目指したいなみたいな。
ぜひその仲間を募集ということで、今回色々とお話を伺ってきたんですが、
この番組を聞いてインフのバーテンダーに興味を持っていただいた方は、
番組概要欄のリンクからご応募ができますので、
ぜひチェックしてみてください。
今回のゲストは人風車社長の桐さんでした。
桐さんありがとうございます。