ホラープランナーのおばけんさんのお話
気になる特殊職業の世界。今回は、ホラープランナーのおばけんさんに、いろいろお話を伺っていきます。今週もよろしくお願いします。
おばけんさんのアトラクションのことについてや、会社のあり方だったり、お仕事の仕方だったり、いろいろ伺ってきたんですけど、
すごく気になるのが、おばけんさん10年ぐらい、こういったお仕事されていて、実際に心霊体験を経験したことっていうのはあるんですか?ありそうですけど。
あります。ありますよね。ありますあります。でも、それを言うのは日常茶飯事?日常茶飯事ではないですけど、
例えば、今の邦南町の一番最初にやったお化け屋敷のところは、ちょうどお墓の向かいなんですよ。
で、やっぱり僕別に霊感がそんなあるわけではないんですけど、
例えばそのお化け屋敷の中とかで、僕一人で仕事をしていたときとかに、その建物の中全部監視カメラがついてるんですけど、
誰もいないはずなのに、僕の向かいに壁が一枚あって、その向こう側監視カメラで映ってるんですよ。
そこは誰もいないはずなのに、向こう側から壁をガリガリガリガリって押されてるんですよ、確実に。
このベニヤが押されていて、おーってなるじゃないですか。で、監視カメラを見ても誰もそこ映ってないとか、
で、ちょっと向こう側からコソコソコソコソ女の人の声が聞こえてくるとかっていうのが、ちょこちょこカメラにスッと何か映ったりとか、やっぱりあるんですよね。
で、結構お墓もあるので、やっぱり例の通り道というか、やっぱ窓がなくて壁とかだったりすると、そこに溜まっていくような感じがあるんですよね。
っていうのとかも事務所とかではちょこちょこ起きますし、そんな別に怖いとか多分は思わないんですけど。
すごいんですね。
おーみたいな。特に悪いことやってるつもりはないので、一生懸命お客さん喜ばせようって言ってるのに、
さどこみたいなのが出てきて呪われることなんてないだろうみたいなのがあるので、そんなに怖くはないんですけど、
そういうのも事務所でもありますし、例えばイベントだったりとかで怖かったのが、
長野のホテルを貸し切って、そこのちょっと離れの屋根裏部屋をミッションの場所に使ってたんですね。
そこに配置されてるキャストは女の人1人だけで、そこにお客さんが5,6人でミッションをしに向かうんですけど、
5,6分ぐらい経って帰ってくると、いやー怖かったーって言って、最初の化けの人も怖かったんですけど、
その後の女の人、すっごい口がなんか裂けてて、むちゃくちゃ怖いですね、あれどうやってやってるんですかーって。
心霊体験の話
いた?みたいな。
え?って。
え?
いや、1人なんですけどとかは言わないんですけど、
お客さんが、うっすら立つ女の人がニャーって笑って、口裂け女みたいになってた人が立ってたらしくて、
そういうのをお客さんが見てしまったりだとか、
あとは、今の放難町の一風のセビアっていう一軒家の化け屋敷の立ち上げの時にリハーサルをしてたんですけど、
ちょうどその時スタッフが初見であまり顔が知らない感じのもあって、
ある場所にスタッフの1人が待機していて、他の2人が練習とかをしてるんですけど、
その時に後から聞いたら、もう1人、僕のトラに座ってた女の人って、
あの人は何のキャストの人ですか?みたいな。
いないはずの人がそこに横にずっと一緒に待機してたとか。
いやー、あるんですね、やっぱり。
ありますよ。
でもなんかあれですか、本当に身の危険とか大変なことになったっていうことはそんなに?
呪われたとか、何か起きたとかはそんなにないですね。
なんか僕高校生の頃とかよくそういう心霊スポットとか結構好きで行ってて、
その時は結構いろんな体験しました。
結構してますね。
結構してます。
体験してるんですね。
でもなんかこう、お話しかかってる、ちょっとそういう不思議な体験は、
ちょっと幽霊とか、化けの方も参加してるみたいな感じですよね。
脅かしに来てるっていうよりは、
そんなにこう本当に危険なっていうエピソードはそんなにないっていうことなんですけど。
そうですね、お祓いイベントの日とかもお祓いしたりしなかったりとかいろいろあるんですけど、
今も港区の新しい化け屋敷もお寺3軒に囲まれていて、周り全部お墓に囲まれてるんですよ。
すごいリンチやな。
なんで、たまたまそういうところの場所になるだけ、狙ってるわけではなく、
たまたまそういう場所になって、やっぱり何か聞こえるとか、
3方向から囲まれてますから、お墓に。
何か起きてももうしょうがないだろうみたいな。
お化け屋敷のマーケティングと世界の違い
起きたらわーってみんな鳴りますけど。
ライトな感じ。
みんな好きなんで、やっぱそういう話。
そうなんですね、なるほど。
でも、そもそもが純粋にやってますもんね。
お仕事とか、ワークワークさせようとか。
本当に先ほどおっしゃったように、悪いことじゃなくて、みんなでワークワークしたいとか。
変な気持ちはなくないですけど。
そうですね。
行ってみれば霊をバカにしてるのかとか、お化け屋敷とかって思われるかもしれないんですけど、
全然そういうつもりはないので、幽霊も喜んでくれたらいいのかなとか。
霊スポットに行って入ってはいけないところに勝手に入り込むとか、
そういうのは怒られてもしょうがないのかなと思うんですよね。霊にとっても。
自分自身勝手に入ってくるようなものなので。
なので、逆にそういう話が出てくるとネタになるので嬉しいなという感じです。
やはりあるんですね。
あります。
あとはですね、お話を伺っていて、やはり海外、世界規模、お化け屋世界規模の話もいろいろ伺ってるんですけど、
日本の、私すごく気になるのが、日本独自のお化けとか怖いっていう文化もありますけど、
やっぱり怖いとか恐怖の感覚、世界恐怖なのかなとか、海外ではこれはウケるけど日本ではウケないとか、その逆とか、
そういうことってありますか?
いろいろあると思いますね。
例えば、日本でこのお化け屋敷があるのっていうのは、やっぱり安全だからっていうか、やっぱりこう、戦争が常に起きてるとか、
そういうところでお化け屋敷やっても、やっぱりこう、それを楽しいとは思わないと思いますし、
あと、国によってやっぱりこう、ホラーの感じとかっていうのはやっぱり違うと思うんですよ。
アメリカとかだとやっぱりこう、派手めな、ああいうジェイソンだったりとか、スラッシャー系な感じのものとかがすごい人気ですし、
日本だと、やっぱりこう、日本なりのこういう、あの、貞子とか大岩さんとかしんみりした感じがやっぱり一般的というか人気ですし、
あと配信をやっててすごいこう、感じたのは、やっぱ楽しみ方もちょっと違うと思いますし、その国民性みたいなのも違うと思うんですよ。
えー、例えば、ホラーの配信をやった時に、日本の方っていうのは、こう、例えばズームでこう繋いで顔がこう映っ、知らない人と顔が映ってるような状態だと、やっぱりこう、もの静かというか、あまり喋らない。
でも外国の方だと、もうそういうの全然気にせずに、結構発言が多かったり、リアクションがむちゃくちゃ大きかったりとかしたりするとこもやっぱ違うのかなというか。
で、日本の方はこう、例えばチャット形式、ものを打つだけでこう、配信を見ながらこう参加するっていうのとかだと、もう急に喋りだすんですよね。
口で映ってると喋らないんだけど、やっぱりこう、文章とかチャットとかになると、ものすごいこといろいろ言ってくるので、やっぱりそういうのとかも国民性なのかなとか。
なんですか、こう、きっとこう、アメリカにはアメリカ向けの楽しみ方とか、いろいろ考えてやらないといけないのかなとは思いますね。
じゃあ今後のお化け屋敷の展望だったり、お化け屋さんの展望だったり、今後こういうことやってみたいだったり、今後についてちょっとお聞かせいただけますか。
うん、やっぱりイベント自体はやっぱりやったことのないような場所を、例えばその、島だったりとか船だったりとか、あの、やっぱ体験したことのないような場所とかをどんどんこう見つけたりとかしたいなっていうところと、やっぱり海外に僕が、あの、いろんな国に行きたいっていうのもあるので、どうやったら海外でいろんなお化け屋敷をできるのかっていうのとかを。
やっぱこう、やりたいなーっていう感じがありますかね。
あとはそうだなー、法南町自体をやっぱりもっと遊園地化みたいな形になって、もう遊園地に住んでるような街、そういう街づくりとかしたいなーと思いますね。
やっぱり原点なんですね、法南町からスタートしたわけですね。
そうですね。
うん。
街がやっぱディズニーランドみたいだったらすごい楽しいですし。
なんかやっぱ法南町でもこう、年配の方がお店やってる商店街とかが多いので、どんどんどんどん閉まっていってなくなってくるんですよね。
やっぱりなんか、そういうところもうまく活用しながら、街自体が面白く楽しく住める街になったらいいなと思います。
はい。ありがとうございます。
あとは、今後の告知など、イベントなど何かこう、今後の告知がありましたらお願いします。
はい。
馬券はですね、今、法南町で2店舗、イフ・ムセビアという殺人鬼のお化け屋敷と、
和泉精肉店特殊操作ゼロカーというホラー脱出ゲーム、あと港区の狂騒ムセビアという大きなコンビニ化を使った異界人が住む異界屋敷がありますので、
今、緊急事態宣言とか始まったりとかして、あれなんですけど、コロナ対策しながらやってますので、ぜひ遊びに来ていただきたいと。
3年ぶりに、静岡の変な村というところでやるゾンビキャンプがやりますので、ぜひこれは10周年としてふさわしい大イベントになるので、ぜひゾンビキャンプ遊びに来ていただきたいです。
ありがとうございます。今回は、なんかもう夏の時期なのでちょっとね、キヤッとしていただきたいですね。
そうですね。
ありがとうございました。今回はおばけ屋敷おばけんの代表でホラープランナーのおばけんさんにいろいろお話を伺いました。おばけんさんありがとうございました。
ありがとうございました。