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おはようございます。心理学者のじんぺーです。おはようございます。おはようございます。心理学者のじんぺーです。
このチャンネルでは心理学の最新論文を中心に毎日心理学の話をさせてもらっています。このチャンネルでは心理学の最新論文を中心に毎日心理学の話をさせてもらっています。
今日もまた心理学の話、特にウィークリーハッシュタグですね、今年始めるいい投資ということで、投資に関する心理学的な研究を一つ紹介したいなと思っております。
2018年なので少し古い論文なんですけども、ディスポジション効果という、やや聞き慣れない単語かもしれないんですが、これについてちょっと解説をしてみたいなと思っております。
投資に興味ある人とか、投資うまくやりたいよという人とか聞いてもらえると嬉しいなと思っております。
お知らせを一つさせてください。今週対談がたくさんありまして、詳しくは概要欄を見ていただきたいんですが、29日、明日の21時から森川さんとお話をすることになっております。
森川さんです。まさに投資の専門家で、投資の話がどれくらいなるかちょっとわからないんですけども、東京岩手の出身ということで初めて話すので、お互いこれまでの活動とかについて聞けれるのかなというふうに思っております。
ぜひ遊びに来てください。その他の対談予定が概要欄で確認していただけると嬉しいです。では本題に行きます。
まずはディスポジション効果という現象について、どういう意味なのかというのをお話ししたいんですけど、これは投資をする人が利益確定を急ぐ一方で損失確定を避けるような現象。
特に買っている株とか、買っている投資銘柄をすぐに利益確定してしまう。
負けている株とか投資銘柄をなかなか確定させないというふうな現象が知られている、なんとなくわかるというかそうだよねと思うとは思うんですけど、その現象をディスポジション効果と言うそうです。
ディスポジションっていろんな意味があるので、どこから来ているのかというのは難しいんですけど、処分とかそういう意味から来ているのかなと思っていたりします。
このディスポジション効果と心理学の研究ですので、心理的な変数と一緒に調べているわけなんですけど、今回はこれもちょっともしかしたら初めて聞く人もいるかもしれないんですけど、
システム1とシステム2という心理学でとても有名な物事の考え方や認知的な枠組みのお話がありまして、簡単に言うとシステム1というのは直感的で感情的な認知、だから直感的に物事を考えるような情報処理の仕方のことです。
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システム2というのはより深く分析的に物事を見るような、ちょっと時間がかかるような認知の情報処理の仕方を指しています。
有名な心理学者のダニエル・カーネマンという人が、これいつぐらいなんですかね、結構前に提唱した概念で本当によく知られている、もしかしたら聞いたことある人もいるかもしれないんですけど、これを測っています。
システム1を集中的に使う人とシステム2を集中的に使う人で、このディスタポジション効果というのがどれくらい起こるのか、違いがあるのかということを調べたような研究になっています。
今回の研究すごく面白いのが、投資のゲームとかをしてもらうのとか心理学の実験ではよくあったりするんですけど、
例えば100ユーロとか1000円をあげますと、これを自分のお金だと思って投資振り分けてくださいとか、
仮想のゲームもしたり、実際にお金を渡してやるパターンもあるんですけど、そういうことがある、そういう実験が研究がある一方で今回の研究すごく面白いのが、
実際のイギリスの証券会社のデータを使って取引履歴をお借りしている証券会社から提供してもらって、そのデータを使って分析をしているというのがすごく面白いなと思います。
2006年から2009年って書いてあるので、2万食後くらいですか、どれくらいだっけ、そのくらいの時期なのかな、ちょっとデータの収集時点も結構古いのかなと思うんですけど、そういうデータになっています。
少なくとも2名柄以上の売買を行った投資家を対象にしていて、実際のデータは7800人の投資家のデータだったんですけど、
ここに心理学のアンケートを答えてもらうという人はすごく減ってしまう。これはよくある問題なんですけど、答えてもらう人が少なくて、答えてもらったら何か300人弱くらいかな、のデータで分析をしていますということでした。
結果に行きましょう。まずはシステムはシステム2、システムはシステム2どうやって測るかちょっとだけお話しした方がいいかもしれない。
システムはシステム2もアンケートみたいなものでやるわけなんですけど、例えばシステム1の方で言うと直感的に正しい答えを見つける能力があると感じると自分のこと、感情に基づいた判断を行うとか、そういう人たちがシステム1の優先度が高いみたいな人たちです。
システム2分析的な趣向で言うと、論理的な問題解決において私は優れていると感じますとか、複雑なデータや理論を扱うことを楽しんでいますと、こういうふうに答える人というのがシステム2の情報処理をしているというふうに言えるかなと思うんですけど、
そういうふうにシステムはシステム2、個人差があるよということがわかった上で、さっき言った証券会社からいただいた投資売買の成績を比べながら分析をしているということです。
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結果、ちょっとややこしくなってきたので、初めての言葉も多いと思うのでややこしくなってきたんですけど、結果シンプルにお伝えしたいなと思います。
システム1の依存度が高い人というのはディスポジション効果が大きかった。
直感的で感情的な物事の考え方をする人というのはディスポジション効果、これを復習すると利益を確定するのを急いでしまう。
損失回避を遅らせてしまうという、そういう現象、そういう効果がより顕著だったということです。
システム2が逆なのかと言われたシステム2の依存度が高い人というのは別にディスポジション効果が大きくなったり小さくなったりということは特にしなかったということで、
特にシステム1にどれくらい依存しているかどうかということが今回重要であったということが結果として出てきます。
当たり前といえば当たり前かもしれない。直感的に考える人は、利益を当てたとなったらちょっとうそぐってしまいたいとなるかもしれないし、
負けてきた、損失が出てきたとなったときも売りたくなくなるような感情が働いたりする。それは後悔という念なのかもしれないし、後悔の感情とディスポジション効果の研究もあるみたいなんですけど、
そういう感情がせき止めてしまう。合理的に考える、まさにシステム2みたいな思考で言うとこれは売った方がいいというふうになるかもしれないんだけども、
ちょっと感情的には売りたくないと、ここで負けを認めるのは嫌だというふうになるのかなというふうに思います。
ここからはおまけみたいな感じなんですけど、ちょっと面白いなと思ったのが、例えば経験、投資経験が長い人というのがディスポジション効果が大きいという結果とか、
なんか逆っぽいじゃないですか。これはおそらく過信というか、オーバーコンフィネンスの過信の影響だろうと。経験が長いということは、自分は
そのフィールドとかに知識が出てきて、もちろん経験も出てきて、
もし価格が下がったとしても次上がるかもしれないという思い込みがあったりするせいで、ディスポジション効果というのが大きくなったのではないかということが言われていたりとか、
あとは男性が女性よりも損失を保持しやすいと、つまりディスポジション効果は大きいということなんですけど、これはもうちょっとわかるかなと思うところがあったり、
そういう補足的な結果はいろいろとあるんですけど、覚えていてもらいたいのがシステムがあって、これは感情的で直感的なものの考え方で、これをしている人というのはディスポジション効果、
理学を抑えしまう、損失回避を遅らせてしまうという現象が特に大きかったというような結果でございました。
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ちょっとややこしい言葉をたくさん並べてしまったんですけども、いかがだったでしょうか。
ディスポジション効果はややマニハックなんですけど、システム1、システム2とかは本当によく出てくるし、
何だろう、ビジネスの世界とか、たぶんビジネス文とかでもよく出てくるのかなと思うんですけど、
なので覚えていてもらったらいいのかなと思っています。ダニエル・カーネマンという名前ね。
ノーベル賞も取った人です。心理学者ではすごく珍しいですけど、そういう言葉があったり、
当初もね、ぜひそういう効果があるなんて知っていてもらえるんだけども、もしかしたら理学を急いだりとか、
負けている時にやられたくないというね、そういう感情の邪魔とかが避けられる。
ちょっとメタ的にね、物事を考えられるようになるのかなと思ったりしますので、ちょっと覚えておいてもらえると嬉しいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日もいい一日にしていきましょう。
ジンペイでした。心を込めて。