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2022-03-29 13:39

第21回 『野球マンガから考えるデータコンサルティングの真髄(後編)』

第21回 『野球マンガから考えるデータコンサルティングの真髄(後編)』というテーマについて株式会社エービーエフキャピタルのメンバーが多角的な視点で語ります。


【ハイライト】

・ABFメンバーで野球をデータコンサルティングしてみる

・昨年のセリーグ結果で『ピタゴラス勝率』を分析してみよう!

・セイバーメトリクスから考える『バントはすべきかどうか』論

・鳩山由紀夫氏がスタンフォード大学で野球の論文を出していた!

・ABFメンバーが学校の経営改善コンサルを依頼されたらどうする?


マンガ『コンサルナイン~小夜子の逆転プロデュース~』(講談社コミックス)のリンクはこちらです。

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000359221


~お知らせ~

株式会社エービーエフキャピタルのメンバーがそれぞれ日々気になる事、書籍、日々の悩み等何気ないテーマから、経営戦略や投資実行等の広くビジネスに生かせる話題に至るまで、戦略コンサルタント、ファイナンスプロ、データアナリストのプロフェッショナルが多角的な視点で語るトーク番組です。


パーソナリティー:

熊原充志(株式会社 ABF Capital代表取締役)

東京大学理学部物理学科卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻に進学し、宇宙物理学を専攻。

新卒でBCGに入社、メーカー・ファンド・製薬・通信会社などの業界を担当。

その後アドバンテッジパートナーズに入社し、多様な領域への投資を実行。


伊達 慶明(株式会社 ABF Capital取締役)

京都大学農学部応用生命科学科卒業後、同大学院農学研究科に進学し、生命科学を専攻。

新卒でBCGに入社、通信・メディア・物流・電力・産業材など幅広い業界を担当。

一貫してビックデータ・地図を扱った戦略の立案を行う。


中野 拓真(株式会社 ABF Capital取締役)

東京大学理学部地球惑星物理学科卒業後、同大学院理学系研究科地球惑星科学専攻に進学し、気象学を専攻。

新卒でBCGに入社、小売・エネルギー・通信会社などの業界を担当。

経営戦略の立案だけでなく、成果の創出までクライアントを幅広く支援。


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


カバーアート制作:小野寺玲奈


番組へのご感想、メッセージ等、noteでコメントどしどしお待ちしております!

https://note.com/dailylife_fund/n/n54a2c8e89d64


株式会社 ABF CapitalのHP

https://www.abf-cap.com/


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ファンドマンの日常 今日も始まりましたファンドマンの日常
ABF Capitalの代表の熊原です。 同じく取締役の伊達です。 取締役の中野です。
野球の経営とかデータのところとかは、
サッコンすごい進んでて、セイバーメトリックスとかでいろんな指標を作って、どれが選手の成績を端的に表すのか、みたいな。
打率とかじゃねえみたいなので、OPSっていう指標が出てきたりとか。
得点期待値みたいなやつだっけ?
えっとね、OPSは打率足す超打率。
打率足す超打率。超打率が二重でカウントされてない?
ただそれを2個足すと結構いい感じにあるらしいですよ。
評価できるんだ。
評価できるらしい。
みんな超打を狙うようになるね。
そうそう。大リーグはね、今フライボール革命ってめちゃくちゃアッパースイングでオーブラン狙うみたいな。
なんかそれは俺も聞いたことある。ゴロとフライだとフライの方が期待値が高いんだっけ?
そうそう。今もうすごいシフトを引くから久しぶりで、この選手はどこに打つかみたいな。
だったらもう型物で超えればええやんっていうような話。
力技が持ってる。
みんな大体多球角度が26度から30度ぐらい打てばオーブラン狙うみたいな。
そういう話になったりもしてますけどね。
でも昨日セガメトリックスの指標をざっと見てたときに、こんな指標あるんだって面白いなって思ったのが、ピタゴラス勝率みたいな指標があって。
なんだそれ。
得点の2乗を、得点の2乗プラス失点の2乗で割る。
失点の2乗っていうのは、その人が出場してる間に失点した数ってこと?
人っていうよりは試合隊員だと思う。
ああ、試合隊員でね。
ニアリーイコール勝率になるらしい。
得点の2乗。
本当かな。
勝率っていうのは、その類型の期間内でってことね。得点の期間内で。
へえ、不思議だ。
不思議だよね。
不思議だ。でもなんか化けそうだな。
出せるかな、今。
得点と失点。
得点と失点数とか出てくるかな。
平均得点と平均失点があれば出せるのか。
一応出せるね。
一緒だよね、平均でやってもね。
今手元でセリーグのデータを見つけたので、計算をしてみます。
やってみよう。
1位のダクルトが、もともとの勝率が5割8分4人なんですね。
平均得点が4.37。平均失点が3.71。
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こっからこれの2乗を、これの2乗とこれの2乗で、あれ?
おお、結構近いかも。
勝率5割8分4人で、今計算したピタゴラス勝率が5割8分1人。
めちゃめちゃ近いね。
面白いな。
すごいな。でもこれあれだね、近いっていうファクトがありつつ、何に使うんだろうって感じがするんだけど。
まあそうだよね。
いつ使うんだろうこれ。
よくわかんないけどね。
まあだから優勝を目指すためには得点と失点が、まあだから勝率がこれだけ必要で、勝率をこれだけ出すためには、得点を何点取って失点を何点に抑えようみたいな目標設定をするっていう感じなのかな。
そうだよね。そうなる気がするな。
そういう時に使う。ほんとシーズン開始の時から使うとしてる。
面白いっすね。今他のチームも見てみたけど、あれだな、ずれるとか結構ずれるな。
1回ボロ勝ちかボロ負けすると結構ずれるよね。
だって0対10とかで負けたらね。
そうだよね。
2乗で100になっちゃうから。
結構ずれそう。
1個だけ5位と6位が逆転してるしな。これで計算すると。
あ、そうなんだ。
そうするとそこが逆転するんじゃね。
まあでもこういうのもあったりするらしいですっていう話と。
あとは有名な例でいくとセイモメトリックス教科があることで、バントーはすべきじゃないとかお話とかがあったりしますよね。
得点期待値を考えた時にノーアウト1類とワンナウト2類を比べるとノーアウト1類の方が得点期待値が高いからバントーはしない方がいい。
なるほどね。でもあれだよね。それも後に出てくる選手次第ではあるよね。
そうそうそう。
だから絶対にしない方がいいんだって言うとね。
それはね、あるらしくて。で実際に例えばピッチャーでもやんない方がいいのかとか。
ただこれについては何か所で結果が出てて、打率が1割ぐらいだったらバントーした方がいい。
打率が1割1輪とかかな。
以上であれば1割3輪以上かな。
打率が1割3輪以上、出塁率が1割5分1輪以上だったら打たせた方が効果的。
野手だったらありえないぐらい低いから基本は野手の場合はバントーしない方がいい。
面白いなあ。
その辺のシフト組まれるから上を通せばいいとかオムラ狙うように通せばいいとか、
バントーはいらんからフレインみたいな感じがどんどん突き詰めていくとパワーゲームになりそう。
06:05
イチローが会見の時に頭使わなくなってるみたいな、引退会見の時に起こってたのとか、
そういうところに対して言ってるんじゃないかみたいな話が。
面白いね。でもパワー系になったら今度はパワーじゃない誰かがまた目立ち出すかもしれない。
テニスにも似た歴史がある気がするな。
テクニックとパワーの人たちが交互に現れてるイメージがある。
実はこのバントの話は続きっていうわけじゃないけど、バントした方がいい時も実はあって、
あと1点取れば勝てるっていう場合にバントした方がいい場合が出てくるらしくて。
なるほど。
例えばさっき今まで話をしてた話は得点期待値の話。
得点確率とはちょっと違います。
1点を取れる確率はまた違うわけだ。
得点の確率っていうのを考えるとノンアウト2類またはノンアウト1、2類の時だけはバントした方が得点確率が上がるっていうデータがあったりするみたいです。
なんかすごい相関なのか回帰なのかとかはちょっと考えたくなっちゃうけどね。
ノンアウト2類の時だから過去にバントした事例が多かったとかだったら、
サンプルが偏ってたらどういう分析してるのかちょっと見てみたくはなるけど、
ノンアウト2類の時にフルスイングする人が少なくて、バントしてる人が多くて、
結果、得点に繋がってるだけだったらちょっとサンプル偏ってるかもなーみたいな。
そうだよね。
ノンアウト2類でバントした時っていうよりはノンアウト2類のケースを全部調べてるっていう感じだと思うな。
なるほど。
ノンアウト2類とワンナウト3類っていうケースを全部取ってきて、
どっちが得点の確率が上がったかっていうのをやってる。
なるほどね。バント失敗の確率もあるからね。それもカミシンだろうね。
そうだね。それも入ってくるのかなっていうような話。
でもこれってあくまでもデータはデータというか、ある期間についてやったもので、
前提条件が変わると結構変わるので、
最近だと大リーグでボールが飛ばなくなってきてて、
だから逆に最近はバントが増えてるっていう話とかも。
面白いなあ。イタチごっこだな。
そうそうそう。そういう話があったりとか。
あとはちょっと面白い話でいくと、
かの元総理鳩山幸男は40年以上前に、
このセイバーメトリックスっていう言葉がまだない時代に野球に対する論文を出してるんだよ。
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確かスタンフォード大学の卒論がそんな感じだったっけ。
スタンフォードでドクターとってて、
セイバーメトリックスの感じの問題を出してる時は、
東北大の女子科、女教科だった時、32歳の時に出してるんだけど、
いろんな前提を置いて、まさにバントはすべきかとか、
統類はすべきかみたいなのを全部計算で出してるっていう論文を出してる。
結構面白い。
微妙に前提条件が違ったりするから、
それでいいんだっけみたいな話はもちろんあるんだけど、
1979年に出してます。
やるなあ。
すげえって。
すごいね。
面白いので、時間があれば見てみてください。
さっきから話が戻っちゃうけど、ずっと考えてるのは、
もし自分がそのコンサルの立場だったら、何の提案してたんだろうなと思って。
野球部が甲子園に出場したら、
野球部員が増えるだけで、学校の生徒の人数増えるのかなと思っちゃう。
そこはね、結構自分も気になるところです。
野球とかサッカーとか強い。
学校の宣伝になるのは分かるんだけど、受験生増えるのかなっていうのが見える学園。
それだったら、東大はあれかもしれないけど、
創建とかに入る人数を増やしたりした方がいいんじゃねえかなと思う。
比較できるかもね。
甲子園出場したところと、あとはその合格者が増えたところとかをいろいろピックアップして、
アワイリスとか希望者がどれくらい増えたかみたいな。
学校の運営としてはどうなんだろう。
学校の経営っていう観点で考えたときに、生徒の数じゃん。
あと受験者数が増えた方が嬉しいのか、受験料もらえるから。
一応ね、それも入るもんね。
受験料っていう観点考えると、やっぱそうだね。
単純にいかに受験者数が増えるかっていうのが一番大事なんだなあ。
どうせ入る人数は一緒だからね。
あとは私立大学、高校とかだったら卒業生の寄付とかそういうのもあるから、卒業した後は成功してくれる確率も。
日本の学校ってどのくらい寄付があるかはあまりわかんないけど、アメリカだとほとんど寄付金だし、学校の運営って。
そう考えると、社会に出て活躍するのは野球選手なのか、ビジネスマンなのかって、そこら辺のあれもあるな。
寄付の期待値みたいな。
そうそう。高支援給付をたくさん作った方が寄付が増えるのか、総計に大量に送り出した方が寄付が増えるのかっていう論点だね。
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野球のいいところは寄付が集まりやすいかもしれないけどね。
学校の野球部のグラウンドを新しいところに行ってお金を集めて、それで校舎とかにもお金を寄せばいいから。
寄付金は集めやすいかもしれないけどね、スポーツの方が。
そういうことか。
ただ、そもそも寄付する元出を持つ人を増やそうと思うと、いい大学にいっぱい送り出した方がいいような気もするけど。
そうだよね。難しいな、それ。
フルザイニアなんだけど、あんまりスポーツに突っ込みすぎるのってちょっとよくわからない気がする。
大学、高校はわかんないけど、大学だと、それこそNBAとかって大学のバスケットチームからNBA行くときに契約金みたいなのに大学にお金払ったりするから、そういうので儲かったりする気がするけど、
別に日本ドラフトで巨人行ったからって、巨人からその学校にお金払われないしね。
確かに。いやー、面白いな。確かにいろんな観点で考えたんだろうな。
あとは、総計に入れるためには教師とかを新しくこういう人たちをたくさん入れてこなきゃいけないとか、
講師園出身ならこの人一人のコストで済むから、この行政のコンサルタントの人一人で済むから、そっちの方が実は安い。
こうした意向から考えたのかもしれない。
確かに。そういうプランも90個の中にあったんだろうね、でも絶対。
あったんだろうね。ちょっと後で読んでみよう。
読んでみてください。ぜひ。
ありがとうございます。こんなところでしたね。ありがとうございました。
また来週。
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