1. ともに奏でるラジオ
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2025-08-01 36:35

#56 ゲスト回第26弾 シリアスゲームコーディネーター武内伸雄さん前編:ともに奏でるラジオ

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ともに奏でるラジオは、「誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる」をVISIONとかかげる株式会社ジャムセッションズが、即興演奏から生まれる「協奏」をテーマに、チームメンバーや様々なゲストとともに対話を繰り広げる、そんなポッドキャストです。

京都を中心にジャムセッション的に活動(協奏)しているゲストをお招きしてお届けしている「ともに奏でるラジオ」。 今回のゲストは、シリアスゲームコーディネーターの武内伸雄さんです。


「本業はありません」——初対面でこんな自己紹介をする武内さん。ワークショップ企画、空間装飾、社会問題に向き合うゲームづくり、事業企画、大学教員、そして経営者の壁打ち相手まで、まさに何でもありの活動スタイルは、まるで即興演奏そのもの。
これは単なる「なんでも屋」ではありません。一つの言葉で自分を語ることを手放し、出会いによって無限に広がる可能性に自分を開き続ける——そんな武内さんの生き方は、まさに「ともに奏でる」協奏の世界を体現しています。

「怖さとワクワク感の両手持ち」 「延長線上にある予想外」 「なっちゃった」という表現で語られる武内さんの人生観は、計画よりも偶然を、目的地よりもプロセスを大切にするブリコラージュ的な思考。フォアキャスト思考で一歩踏み出し続けた結果、今の自分になっちゃったという武内さんのお話は、聴く人の固定観念をきっと揺さぶってくれるはずです。
自分の可能性を狭めたくない、もっと自由に生きてみたい——そんな想いを抱く方にこそ、ぜひ聴いていただきたい内容です。

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ともに奏でるラジオは、毎週金曜日(たまに水曜日)に更新しています。 次回の更新を、どうぞお楽しみに✨
◈株式会社ジャムセッションズ(Jam Sessionz)
VISION:誰もが有機的につながり、協奏が生まれ続ける世界をつくる
https://jam-sessionz.com/ 

サマリー

今回はシリアスゲームコーディネーターの竹内信夫さんをゲストに迎え、彼の多岐にわたる活動や自己紹介を通じて、自己認識や可能性について考えます。竹内さんは社会問題解決のためのゲーム作りに関わりながら、さまざまな人との出会いを大切にし、職業について独自の視点を語ります。 シリアスゲームコーディネーターの武内伸雄さんとの対談では、彼のキャリアの変遷やフリーランスとしての働き方、恐怖心とワクワク感のバランスについて語られます。特にシリアスゲームを通じて問題解決に取り組む意義や、出会った人々からの影響にも触れています。 武内伸雄さんはプロジェクトにおけるブリコラージュの重要性や個々の時間軸について語り、彼の考え方や哲学がどのように新しいプロジェクトを生むかに焦点を当てています。

竹内さんの自己紹介
皆さんこんにちは、Jam Sessionzのけいたです。
レアキャラのあつしです。
共に奏でるラジオ、この番組は株式会社Jam Sessionzが即興演奏から生まれる協奏をテーマに、チームメンバーや様々なゲストと共に対話を繰り広げる、そんな番組です。
はい、始まりました。あつしさんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。ありがとうございます。
ラジオ久しぶりですよね。
めっちゃ久しぶりですね。なかなか出番に巡り合えないじゃないな。
僕はなかなか予定調整できず、あんまり出れないので、本当に久しぶりにやってきました。
僕もメインパーソナリティーか、いつもサブでツンコミ入れるぐらいの立ち位置だったんですけど、メインちょっと久しぶりなんで。
メインそんなやらへん2人で回すって結構…。
この2人でね、結構レアですよね。
ですよね。どうなるんやろうとかね。めっちゃ僕は楽しみだったんですけど、今日も。
でもこの2人になったのも理由がありまして、共通の知り合いが、これも偶然ですけれども、その方にゲスト出演していただくということで、
この2人がパーソナリティーになっているので早速紹介しましょうか。
ではシリアスゲームコーディネーターっていうご紹介でいいですかね。竹内さん、来ていただいております。
はい、よろしくお願いします。竹内です。
よろしくお願いします。
お願いします。
どういう肩書きでお呼びしたらいいのかっていうのをちょっと打ち合わせでお話しするの忘れてたんで、シリアスゲームコーディネーター紹介させていただきましたが、こちらでよかったですか。
そうですね。一つ名乗ってる肩書きっていう意味だと、そうですねっていうところなんですが、僕も肩書きはいつも何に名乗ろうかなっていうところで迷ってます。
そうですね。僕だってシリアスコーディネーターって今初めて聞きましたもん。
そうですね。しかも今一つ名乗ってる肩書きってちょっと含みのある表現が今日のこの後の話にも入ってくるかなと思うんですけど、ちょっといろんなことをされてて、どこが広がった話のネタとして広がっていくのかっていうのはちょっと楽しみにできればと思います。
はい。じゃあ最初は簡単に竹内さんの方から自己紹介を、ちょっと難しい。何者なのかっていう自己紹介は難しいかもしれないですけども、自己紹介していただくところからスタートしましょうか。
そうですね。実は簡単に自己紹介っていうのが僕にとっては実は一番ハードルが高かったりするんですけれども。竹内信夫と申します。
普段ですね、フリーランスとして本当にいろんな仕事をしながら、あと大学での教員っていうふうなところもやってるというふうな人間ですね。やってる仕事いくつかあるんですけれども、例えばさっきシリアスゲームコーディネーターって多分聞き慣れないワードが出てきたと思うんですけれども、
社会問題を解決する目的のゲームっていうシリアスゲームっていうものがあるんですけれども、それを作るためのコーディネートっていうふうなところをしたりとか、あとはワークショップの企画運営っていうふうなところをやったりとか、なのでファシリテーターという形でも活動したりとか、イベント企画とか空間装飾とかそういったところのブランナーとかクリエイティブディレクターっていうふうな形でやったりとか、
個人事業主の方とか経営者の方の壁打ち相手になったりとか、もう本当に何やってんねんっていうふうな形で普段生きてるもうすぐ42歳のおじさんです。
出会いと職業の多様性
どこを拾ったらいいですか、今の。
ガチャガチャっとしてますね。
すごいですね。そこにどういう変遷でたどり着いて、今ゲームに至るのかとか、これからどんな感じになってくるのか、そのあたりを見たらいいなと思うんですけど。
あついちさん、想像の中であついちさんとはどういうつながりなんですか。
そうですね。僕は今独立して、福島のグランドスラムっていうコワーキングスペースに拠点を構えているんですけども、出会いはそこだったんですよね。
福島で大阪の福島ですか。
大阪の福島です。
竹内さんと初めに会ったのはグランドスラムの忘年会で会ったのが一番最初だったんですけど。
ちょいちょいグランドスラムに来るたびに竹内さんと会って、竹内さんの企画にも参加をさせてもらったりとか。
参加されたこともあるんですね。
ありますあります。
そんな感じでしたけど、竹内さんはグランドスラム拠点でしたっけ?
拠点というよりはちょこちょこ使ってるっていうふうな感じなのと、定期的に毎月イベントをやってたりするんで、そのイベントをやるときにはグランドスラムにいるっていうふうな感じで、普段いるような感じですね。
だからよく篠野さんとはすれ違ってっていう。
結構頻度合うんですよね。
そうなんですね。
逆に啓太さんと竹内さんの出会いってイベントだったと思うんですけど、何やったのかなと思って。
そうですね。一番最初は「冒険する組織」っていう組織づくりの本が出たんですけど、そのときの出版イベントが京都信用金庫で開催されて、その後に何人か集まって懇親会みたいなのがあったんですよ。
そのときですよね、確かね。初めて聞いたのね。
一番最初のセミナーのところもグループワークみたいなところがあったときに。
そうだそうだ。
わたわた喋ってたと思うんですけど、本当に偶然近くにいたっていうふうな感じだったと思うんですよね。
そうなんですね。それでお会いされてて、
冒険する組織の作り方って耳ぐりの…。
そうそう、耳ぐりの安対さんが。
そっかそっか、話す。
それのイベントでっていうことなんですよね。
そうですそうです。そこで、「いろいろはじめまして」とか、「何やってるんですか?」みたいなお話をするときに、
確か自己紹介のときに、本業ないんですみたいな話が初っ端ありまして。
もう本業ないんですとかっていうと、なんて言うんですかね。
僕らJava Sessionsやってるのもあって、もう食いつくじゃないですか。
忘れてますよね。
懐かしそうな自己紹介、めっちゃ面白いんですけどみたいな。
いろいろお話しする中で、竹内さんの心がけてることとか大切にされてることと、
僕らJava Sessionsでやっていることとか、すごいちかしいところがあるなっていうのをそのときに僕は思ってて。
いつかラジオとかを用意してお話できたらいいなとか思ってたんですけど。
毎週かな、Java Sessionsでミーティングをしていて、ラジオの次のゲストをどうする?みたいな話をしていたときに、
竹内信夫さんという方がこの間イベントでお会いして、みたいな感じで啓太さんが言って、
あの竹内さんでいいんかな?とかって思って。
いつか呼びましょうって話をしてたときに、そのあとグランドスラム来たら、
竹内さんいて、こういう話をしてたんですわっていうのを言って、日が決まっていったっていう感じ。
そうですね。
ラジオのゲストとして、Java Sessionsの会議の中で竹内さんの名前が挙がって、
そのときはアシスさんは面識はあったんですか?
ありました、ありました、そのときは。
そのときから、本当にじゃあ偶然、面識ある同士でその会議に名前が挙がったってことなんですね。
そうそうそう。そうです。
ちょっとそんな不思議なご縁ですけども。
どんなところから話していこうかみたいなところで、
やっぱり僕のちょっときっかけのところで、やっぱり本業はありませんみたいな、
そこが僕はちょっとすごい印象に残ってまして、
そのあたりについてちょっと少しお話し聞きながら、ちょっといろいろ会話できたらいいかなと思うんですけど、
その本業がありませんの意味というか、そのあたりちょっとお聞きしてもいいですか?
そうですね。どこから話していこうかって、多分すごいそこだけで長くなりそうな気はするんですけれども、
本当にいろんな仕事をやってるっていうのが一つはあって、
多分そういう方もいっぱいいらっしゃると思いますし、
かつては僕もそれを統合した感じで、
どんな言葉で語れるのかな?一言で紹介するにはどうしたらいいんだろう?みたいなところをずっと考えてもいたんですね。
一応今僕自身、突破計画という名前の野望を名乗ってたりはするんですけども、
そこは一言で紹介できないかなというふうなところから見出した一つの野望だったりしたんですけれども、
ただあるとき、一つの言葉で全部自分を表現しようとすること自体がちょっと息苦しいなというか、
一つの方向性にしか進まないような感じのイメージをどんどん自分の中で抱くようになってきて、
これもしかしてそういう自己認知自体手放した方がいいんじゃないかというふうなところになってきたんですね。
いろんな仕事をしているとは言っても、
例えばある人は僕にデザインの仕事ばっかりお願いする、
ある人は僕にワークショップの企画ばっかりお願いする、
ある人は僕に壁打ちばっかりお願いするという形で、
一人の人がいろんな仕事をお願いしてくれるという関係性じゃなくて、
僕の一つの一面とその人がつながっている状態がすごくたくさんあるなというふうなところになったときに、
それはそれで一つ面白い姿だし、
いわゆる人間間の分人志向みたいなところがあって、ちょっと面白いなというふうに。
てことは、その相対が自分というふうに言えるんだから、あえて一言で言わなくていいじゃないのというふうなところを自分の中で思うようになっていたんですよ。
ってなると、本性が何とかメインが何とかというふうなものを持たないというか、
自分の中でそういう人気作らないでいるというふうな状態でいることで、すごく自分が自由でいられるような感じになっていて、
てことは来年全然違うことを始めてもいいわけで、
全く違う自分にいつでもなれるというふうな可能性に常に自分を開いておけるなというふうに思ったんですよ。
実際それやってるかどうかわかんないですし、もしかしたらもう死ぬまですごいなんか結局なんか一個のものにグンって絞ってるかもしれないんですけれども、
でもなんか自分自身をいろんな可能性に開いているっていうそういう自己認知を持てるっていうのがなんかすごく大事だなというふうに思うようになって、
問題ないですっていうふうに言うようになったっていうのが大きいですね。
なるほど。面白いですね。
僕らJam Sessionzも会社として、即興演奏みたいな話なので、今のお話ともちょっと近くて、
これをやる会社ですって、そもそもあまり言えない説明もしづらいんですけど、
言ってしまうことで可能性が狭まったりとか、それこそ即興が起きにくくなるみたいな感覚もあって、
あえてそれを分かりにくいまま置いておいたりだとか、計画を立てないという計画を立てるというか、
ただ何となく方向感とか、こういうことを大切にしたいよねぐらいは合わせておいて、
あとはその場のノリと勢いに合わせながら今動いてるところもあったりするので、
すごいそこと近いなっていうのをお聞きしながら思ってましたね。
近いと思います、本当に。
それこそ出会いによっていくらでも変わっていけるっていう感覚がすごくある。
自分だけでそれをやってるっていう感覚は全くなくて、
出会う人との関係性によって新しいものが生まれていくっていうところなので、
その出会いが増えれば増えるほど、いろんな可能性が自分の中にもボンボン生まれていくんで、
それを持っておこうと思うと、
本業がない意味
本領ないですっていう自己認知が自分に必要だったっていうふうな感じですね。
一方で僕らも会社説明するときにすごい難しいんですよね。
その難しさみたいなのってあったりします。
自分がどういうものなのかっていうのを説明が一方で難しかったりみたいなのがあるかなと思うんですけど、
その辺ってどう捉えていらっしゃるんですか?
そうですね。難しいなっていうのもありますし、
どうしても人って自分自身が何者かっていうのも説明したがるけれども、
同時に相手に対してあなた何者かっていうのも結構求めちゃうところがあるなっていうのは思うんですね。
だからこそ一つの言葉で自分を語りたいし、
相手が何なのかって一つの言葉で理解しようとしたがるんですけれども、
だからこそそこを最初に壊すっていう意味で、
本業内ですっていうふうなフレーズをボンと放り込むというフレーズがあったときに、
そこから先どう受け取るかは相手によって本当に違ってくるんで、
その反応の違いが面白かったりとか、
それ自体が僕と相手との共同作業でそこから先生まれていくものっていうふうな感じがしているので、
その言葉を最初に投げかけることで、
その説明のしづらさ自体が面白さになるなっていうふうなことは思ってます。
なるほど。
本業がないですということで少し分かりやすさも生まれてるみたいな感じなんですかね。
分かりやすさというよりは分からんけど何じゃそらっていう。
面白さみたいな。
武内さんのキャリアの出発点
そこから問いがお互いの中で発生するっていうふうな感じがあるかなっていうふうには思って、
それが面白さになってるのかなっていうふうな感じですね。
なるほど。
厚井さんと竹内さんが出会ったときはどういうお互いの認知だったんですか。
厚井さんとか覚えてます?
あのときはね、突破計画の竹内さんですっていう、
そのときは結構それで受け取っていたんですけど、
まだやっぱりやってることはワークショップの企画をしたり、
それこそ壁打ちをしたり、事業の壁打ち、事業の伴奏みたいなこととかをお話はしてくださったのは一番最初かなとは思ってます。
たぶん最初に出会ったときは本業ないですとは言ってなかった気がします。
本業ないですっていうのを言い始めたのはいつ頃なんですか?
たぶんね、1年半前ぐらいかなっていうふうな、そのぐらいの感じだと思います。
なるほど。
ずっと悩んでて、まだそうしてないんですけども、野望自体ちょっと手放そうかなっていうふうな発想に徐々になってきてる部分があったりして、
そのプロセスの中で、野望を手放すまではないけれども、
ちょっと自分の紹介の仕方を本業ないですっていうのを言うようになったっていうふうな感じですね。
今は現状本業がないっていう表現にはなっているものの、
たぶんそれっていろんな後編線があって今に至っているのかなと思うんですよ。
もともとのルーツというか、どういう変遷をたどって今に至ったのかってどんな感じなんですか?
大学出たのが2006年で、その後イベントの制作会社に就職したんですね。
本当にいわゆるB2BもB2Cもっていうふうな形で、
結構大きいイベントとかもやってるような東京の制作会社に就職して、
3年ちょっと働いて、その後地元が神戸なんですけれども、
神戸で開催される総合芸術祭の事務局に入って、
そこが1年弱かな、イベントの期間だけっていうふうな感じだったんで、
その後しばらく遊ぶんですよ、ふらふらと。
アートスクールとかに通って、ふらふら1年半ぐらい遊んで、
何してんだかなっていうような感じで、本当にやりたいことばっかりやってたっていうふうな感じだったりしたんですけれども、
アートスクール入ってふらふら遊んだ後に空間装飾会社に入ります。
空間装飾、デザインとか施工とかっていうふうなところも含めて空間を作っていくとか、
イベント空間を作っていくとか、仮設の空間を作っていくっていうふうな仕事をやり、
そこからまちづくりコンサルに転職して、でもそこは1年弱ぐらいですね。
働いて、その後フリーランスというふうな感じ。
ここでフリーランスですね。
フリーランスになったのが2016年の春ぐらいなので、そこからはずっとフリーランス。
今9年ちょっとかなって、もうすぐ10年になるというふうな感じですね。
フリーランスになってからゲームコーディネーターとか大学の教授とか、
恐怖心とワクワク感のバランス
またその中でもいろいろ話が広がっててみたいな感じですか。
だいぶ変遷があって、フリーランスになった最初の頃は、
もともとやってた空間作りの仕事とかイベント企画の仕事とかっていうのをずっとやってたんですけども、
徐々に事業企画とか、それこそ新規事業を立てつけていくみたいな話も受けたりとか、
組織のミッションバリオをどうやって作っていこうか、どうやって浸透させていこうかみたいな仕事を受けるようになりだして、
徐々に広がっていったんです。
結構コロナが多分ターニングポイントで、
そのタイミングで結構イベントの仕事とかがバーっと世の中で止まったりしたタイミングで、
自分自身もウロウロしてたら、
ふとシリアスゲームというゲームを通して世の中の問題を解決していくというアプローチに出会ったんですね。
ちょっとそれは教えてくれる人がいて、取り組みをやっている人がいて、
ここで出会って、これなんかすごい面白いじゃんと思って、
全然仕事にはならないけれども、自分なりに何かのチームでそこを追いかけながらずっとやってたら、
あるタイミングで何年かしたらちょっとずつ仕事になりだして、
それがきっかけで大学の教員にもなってっていう風な流れだったりしたので、
だから大学の教員になったのが2024年なので、まだ全然そういう意味でのキャリアはそこまで長くないんですよ。
それをきっかけにどんどんいろんなよくわからない方向に自分自身も進んでいってるという風な感じですね。
でもいいですね。いろんなところにいい意味でふらふらっと漂っている感じを今の話の中でも受けましたけどね。
そうですね。地に足をつけるって何?っていう風な感じで来てます。
でもなかなかそれって怖さがあるなと思って。
僕はね、何かしら自分を表現したくなるというか、いろいろあるんだけどその中で今はこれを紹介するとかっていう風なことをやっちゃいがちで、
結構な人がそうなっちゃうかなと思ったりもするんですけども、
怖さみたいなことについて竹内さんはどう考えてるのかなと思って。
もう現在進行形でずっと永遠に怖いのは怖いですよ。そこは抱えてます。
でもなんかその感覚もすごく大事だなというふうに思ってて、怖さとでもやりたいよねっていうふうなワクワク感と、
それを両手持ちしている感覚だから変なことができるっていうふうなところはあるし、
その両方の視点が自分の中にあるから結構いろんなものが見えたりするなっていうふうなところはあったりするんで、
あるしその怖さは抱え続けておくのが大事だなっていうふうに思ったりするんですよ。
それを解消しようとしてた時期もすごくあったんですけれども、それこそやっぱり一つの言葉で自分を語らなきゃダメだよねとか、
フリーランスだからどういう人間なのかちゃんと認知してもらわなきゃ。
だから当時Twitterですね、今X、すごく頑張って運用して、ちゃんと自分が何者かわかってもらおうみたいなことをしてた時期もあったんですけれども、
なんかちゃうなと思って、この怖さを捨てちゃダメだなっていうふうな、でもなんか怖さをずっと抱えておくって、
それこそ自分がフワフワした状態でずっと居続けるっていうことをある意味決めるっていうふうなことだったりもするんで、
だからこそ見えるものたくさんあるし、出会えるものがたくさんあるっていうふうに考えると、これはもう抱えておこうと。
その怖さはもう解消しない方が面白いぞというふうな感じに徐々になっていったっていう感じですね。
新しい挑戦と出会い
なんかめっちゃ面白いなと思って今聞いてて。
そういうことを言える人たちって、その怖さを超越したような、超越っていうのかな、怖さがないような強さを僕は感じるんです、一方でね。
でもそうじゃないんやっていう、やっぱり怖さあるんやっていうことが今なんか聞いてすごい新鮮でした。
なんか怖さがあるからクリエイティブになれるっていうところはあるなっていうのはすごく自分自身も思ったりはするんで、
怖さだけだったら動けないですよね。
怖さとワクワクのなんかその異なる2つを自分の中に持っておくっていう感覚は結構大事にしているような感じですね。
だからまあぶっちゃけ結構生活ヤベェなってなる瞬間も結構あったりするんで、
これどうなる、どうなる、どうなるみたいなところもあるんですけども、
でもなんか一方でなんとかなるよねっていう風なところも同時に持ってたりはするっていう風な感じですね。
なるほど。いやーなんかすごい個人的にもすごい響くところがあって、
今僕自身の働き方としては割とフラフラしてる部分があるんですね。
それこそ心が赴くままにいろんなことをやってる部分もあるんですけど、
大体全体でいうところの3分の1ぐらいはもともと正社員で勤めてたところの仕事をそのまま業務委託として関わりながら、
ある意味そこが生活の基盤、金銭的な生活の基盤になってるところもあるんですけど、
心のどこかではやっぱりもっと振り切りたいなみたいな感覚もあるんですけど、
僕は多分怖さの方が勝って、今現状やってる仕事自体もすごい好きなんでっていうのもあるんですけど、
まだちょっと安定みたいな方に3分の1ぐらい残してるんですよね。
ただそことが今僕はすごい揺らいでる状況だったりもするので、
すごい考えさせられる中話でしたね今。
何が最適かって本当に自分でも分かんないのは分かんないんですけどね。
分かんないのは分かんないんですけど、今の自分はこのスタンスでしばらく行ってみよう。
その結果がどうなるか分かんないですし、一生こうかもしんないし、
明日は覆してるかもしんないんですけど、その自由も自分の中に持っておくという感覚ではいますね。
もともとツイッターとか、今でいうとXですね、がんばってた時期もあったっていう話もあったんですけど、
そこからちょっと変わっていったきっかけというか、だんだん変わっていったところの背景とかってあるんですか?
それも本当にね、大きい出来事が何かあったという、徐々に徐々にというところだと思うんですけども、
やっぱり出会う人出会う人と出会ったことで、全く新しいものが自分の中に入ってくる。
そこから全く新しいやったことのないことをやってみる。
それが一つの形になって、また全然違うやったことのないことに結びつくっていうふうなことを何度も何度もやっていると、
このうちにすごく自由に捉えられるようになってくるっていうふうなところが、
なんかあったなっていうふうな気がしながら、あれ今何聞かれたっけっていうのが、
ちょっと彼が自分で迷子になっちゃったんですけども。
いやいや全然、答え自体も全然迷子じゃないですか。
どういうことがきっかけがあったら、そこの考え方とかマインドがシフトしていくのかなみたいな。
きっかけ感じです。
でもやっぱりいろんな人に会っていろんなことをやって、新しいことも含めていろんなことをやってみて、
みたいな繰り返しでだんだんそうなってきたみたいな感じなんですよね。
そうですね。すごいベタな言葉を使うと、一歩踏み出すっていうのを、
いろんな方向に一歩踏み出しまくっているところですね。
一つの方向に一歩踏み出すとかじゃなくて、何その方向っていうふうな感じに、
ちょっと出会ったものに対して本当に動いてみるっていうふうなことを繰り返して、
その結果、1年前とか2年前の自分では想像もつかない今の自分になっているっていうふうな、
その積み重ねによってそうなっちゃったっていうふうな表現が適切な気がします。
いいですね。
なっちゃったっていう言葉はよく僕使います。
いいですね。僕も結構なっちゃったとかっていう表現はすごい好きで、
目的を持ってそこに思ってたわけじゃなくて、結果そうなっちゃったみたいな。
ある意味ジャムセッションズもできちゃったとか。
このラジオもやっちゃったみたいな、そんなところもあったりするので。
あつしさんもあのご自身の会社が立ち上げられて、今2年目ぐらいですかね。
どうですか、今のお話。
いやでも、すごいよくわかりますよね。
僕も自分の会社2期目ですけど、自分の会社と別にもう一つNPOを引き受けて、そこの代表をやってっていうふうにして。
でも独立したときこんなことは全然想像もしてなかったので、
結果的に走ってみたらこうなったみたいな、こうなっちゃったっていう感じですよね。
それはやっぱり、すごい感覚としてはもう同じものがあるなって思うんですけど、
一方で、これぐらいは目指したいとか、こういうふうになっておきたいとか、
目標とともに独立とか自立とかもしている部分もあって、
ある程度、東西南北どの方向に進むかぐらいは結構決めていたほうが、
それはまた安心だったりすると思うんですけど、
関係なく一歩踏み出してる感じじゃないですか。
それはどういう心の赴くままにっていうと一言で言うとそうかもしれないですけど、
どういう感覚で踏み出してるのかなと思って聞いてみたいんですけど。
時間軸に対する物の捉え方って人それぞれ違うなっていうふうな部分が僕自身は思っていて、
よく一番言われるのはバックチャストで物を捉えるか、逆算で物を捉えるか、
あるいは今の積み重ねっていうふうなフォアチャストで捉えるかっていう部分があると思うんですけど、
僕自身の特性としてバックチャストの思考が全く自分にフィットしないっていうのがあるんですね。
目的とかゴールとか持った瞬間にもういいやってるんだっちゃうっていう面があったりして、
それを追いかけるっていうことに対してモチベーションを持ち続けるっていうことがどうにもできないっていうふうな、
そういう思考特性があったりするんですね。
時間軸とブリコラージュ
逆に今を積み重ねた結果とか、今心の赴くままに動いてみた結果、
当然その一つ一つに対して全力で向き合った結果、本当にフォアチャストなんだけれども、
延長線上なんだけど予想外なところにたどり着く。
僕は延長線上にある予想外ってよく表現するんですけれども、
思ってもない場所に自分をたどり着かせてくれるっていうふうなところがすごくあるなっていうふうなところは思ってて、
それが実際自分の人生の中で起こってたりするんで、そこを突き詰めるのってすごく面白いね。
じゃあもっとそれを加速させようと思ったらどんな思考態度とか、
どんなものの捉え方でいたらいいんだろうっていうふうなところを考えたときに、
例えば本情ないですっていう表現になっていったりとか、
よく法人化しないんですかみたいな話もよく聞かれるんですけれども、
そこも自分の中ではバックチャストの何かが見えない限りは、
多分やらないだろうなっていうふうなところはあったりするんで、
今の段階では多分あんまり考えてないなっていうふうに思ったりするんですよ。
なのでそういう自分自身の時間軸に対するものの捉え方っていうふうなところが、
ある意味自分をこういうふうに動かしてるっていうふうな面もあるなっていうふうには思ったりしてますね。
なるほど。
めっちゃああなるほどと思いながら、
多分そのとおりにならないんですけど、
けっこうバックキャスティング思考で、こうなっていたい。
僕でいうとマレーシアに再移住したいと思っているから、
なので独立しようとかって思ったし、
そういうことを目指すものが先にあって、
そのために何をすべきかどれぐらいすべきかみたいなことを考えて、
じゃあ今のアクションっていうのはけっこうすんなり落ちるほうなんですけど、
ただ、一方でそのとおりに進んでるかというと全く進んでない。
という意味では、
あれ何だったっけ、想定上の、
田口さん何て言いました?
延長線上にある予想外。
それそれそれ。
いやほんとそうやなーと思って。
すごい共感しました。
これって本当に思考特性だと僕は思っているので、
別に何が正解でもないですし、好きなものを選んだらいいと思うし、
自分にあえて合わないものを選んでいって、
その結果またちょっと違う自分に出会うっていうのも全然アリだと思うんですよ。
でも、どういうものの捉え方をしているのか、世界の見方をしているのか、
それこそ時間軸に対するものの捉え方をしているのかっていうのを知っておくことは、
すごくプラスになるだろうなというふうに思っていて、
自分の物の見方、世界の捉え方、感じ方っていうふうなものを捉えたときに、
すごく僕ってフォアキャストだなっていうふうなところをある時期に認知したので、
じゃあちょっとそれをあえて加速させてみようって思ったんですね。
あえて加速させてみるとしたらどんな過ごし方ができるだろうっていうふうに思ったときに、
今のいろんな言ってることとかっていうのになっているっていう。
それはもうテッカロンなんですけど、そういうふうになってるっていうふうな感じですね。
それこそ冒険する組織の本の中で、ブリコラージュっていうキーワードが出てきていて、
ブリコラージュって、今ある素材で何ができるか。
要は、料理に例えるとビーフカレーを作るぞって言って材料を集めるのではなくて、
今ある材料からおいしいものを作ろうみたいなもので出来上がってきた結果、野菜カレーになったとか。
そういう例えが確か本の中でも出てきてたと思うんですけど、
僕らJam Sessionzでやってるのも結構それに近くて、
もちろんプロジェクトが入ってきたときにそのプロジェクトを遂行していくために
計画を立てることももちろんあるんですけど、
もうちょっと長期的なところでいったときに、
今ここに集まっている5人プラス協奏パートナーのメンバーがいる中で、
舞い込んでくる面白いお話とかっていうのを徐々に組み立てていって、
結果的に新しいプロジェクトが生まれたりするみたいなのが結構動きとして多いんですよね。
その辺とか近そうだなっていうのを思いながら気をお聞きしてたんですけど。
そうですね。ブリコラージュは本当に僕も結構イメージの中では割と近しい世界観っていうところだったりするので、
本当に有り合わせの材料の掛け合わせで何が生まれるか。
ブリコラージュって掛け合わせから何が生まれるかっていうふうな捉え方で使うこともあれば、
ちょっと若干目的地みたいなものがあったときに、今あるものでどういうふうに工夫してやるかっていうふうな2つの捉え方があったりするんですけども、
僕も本当に目的地なしで、掛け合わせたら何が生まれんねんっていうふうな世界観でやってるなっていうふうなところはすごく思ったりしますね。
そうですね。まさにその辺りももう少しお聞きしてみたかったんですけど、
心の赴くままに生きたものを偶発的にみたいな話の中でも、
心の赴くままに生きる
なんとなく大切にしてるものとかっていうのを持ちながら、心の赴くままに人と会ったり何かに飛び込んだりするのか、
本当にそこもなくフラットなので、その偶発的なものを楽しむのか、でもちょっと違いがあるのかなと思ってまして、
この辺も聞いてみたいんですけど、ちょうど今時間的に30分、40分ぐらい過ぎたところなので、
一旦ここでチャプターを区切って今のお話の続きを後半からするっていうのはどうですかね。
そうしましょう。
そうしましょうか。
では前半もいろいろお話聞きましたけども、ちょっと案の定伸びてしまったので、また後半のほうに続きたいと思います。
一旦ではこちらで。
また後半もお楽しみに。
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