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普通の幅を広げていく、社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障がい自己育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、
皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
はい、皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。9月23日月曜日、祝日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
いい響きをね、祝日。お休みじゃない方もいるかもしれませんけども、私お休みさせていただいております。
3連休最終日ですので、大いに楽しんでいきたいというふうに思っております。
ちょっとね、本題、真面目な話するんで、その前に雑談をと思ってるんですけど、昨日の放送は息子のね、STでの成長の様子で、ちょっと面白いとこもあったんで、ということで話したんですけど、
他にもさ、そういう、訓練とかじゃなくても、日々の生活の中で成長を感じるなっていうところがね、やっぱりね、よく見受けられるんですよね。
それも、なんかこう、成長を感じるとともに、クスッと笑えるような一瞬とかがあったりしてね、
基本的には、僕はあまり日中いる時間がね、少ないので、妻がね、いろいろ見たり気づいたりしてくれてるんで、その話の中から一つエピソードをね、お話ししたいと思ってるんですけど、
えっとね、いつだったかな、先週か先々週かぐらいに、妻が少しね、調子が悪くって、頭が痛いっていう日がね、あったんですよ。
で、少し小学校から帰って、夕食まで時間があるよっていう時に、頭が痛そうにしていたっていうところだったと思うんですけど、
そこでね、息子と妻が話したわけです。少しね、お母さん、頭が痛いんだよ、みたいなことを、頭を抑えてたのかな、多分ね、片側のね、頭を少し妻が抑えていて、息子が心配そうな顔をしたと。
で、妻が、お母さん、少しね、頭が痛いんだよ、みたいな感じで伝えたところ、息子ですね、はい。
その妻が抑えていた頭の部分、そこに手をスッと出して、つまむんですよ。直につまむんじゃないですよ。エアーでつまむんです。
なんか痛いものを取り出そうとしてるんでしょうね。つまんで、エアーでつまんで取り出す。そして、フッってね、吹いて飛ばしたみたい。痛いの痛いの飛んでいけの応用版だと思うんですけどね。
確かに、僕も妻もね、息子がなんかこう痛い、どっかぶつけたとか怪我をしたっていう時に、つまんでポイッとかね、つまんでフッっていうね、行動をね、してたんですけども、
なんかこう、定着はね、彼自身のその行動として定着はしてなかったかなと、最近あんまり怪我することもそんなにオーバーな怪我することもなかったんですし、あんまりやってなかったんですけど、
まあ、とっさにね、頭痛いっていうね、自分の母親を見て、エアーでね、つまんでフッってしてあげるところが優しくもあってね、成長が微笑ましくもあるけども、なんかちょっと面白い行動だなっていうふうに思ったりもしました。
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いや、ちょうどさ、遅ればせながら、追っかけながらで、大河の光る君絵を見てるんですけど、見てる方いらっしゃいます?
ね、光る君絵で、恩明寺のね、役、ゆうすけサンタマリアがね、やってる恩明寺の春明っていうね、人がいるんですけど、
まあね、恩明寺すごいよね、あの時代の恩明寺の権力って、何、今ももしかしていたりするのかなって思ったりするぐらい、なんか裏の権力者みたいな感じでね、すごいなと思うんですけど、
その春明がね、邪気とかね、払う時に、自分のこう、斜め下を見ながらフッってね、する、あれをね、僕も妻もちょっと連想してしまって、
いや、もしかして、恩明寺の松江?とかね、思ったりした次第でございます。なことはないんですけどね。
はい、そんな感じでね、今日の本題に入っていきたいと思います。
今日はね、元生活保護ケースワーカー、生活保護制度について考えるというタイトルでね、お話をしていきたいと思います。
タイトルのまんまなんですけど、僕は元生活保護ケースワーカーです。
はい、今は違う仕事をしておりますので、またその話もね、お話の中で出てくるかと思うんですけども、
元生活保護ケースワーカーとして、とあるテレビ番組をね、見て、はい、あの生活保護制度、今のね、生活保護制度の現状やあり方、今後の展望などについてお話をね、していけたらなというふうに思います。
何の番組を見たかというと、NHKのね、クローズアップ現代ですね、
これね、9月18日ですね、先週の放送ですけども、「助けてと言ったのに生活保護で今何が?」というタイトルでね、放送されてたんですけども、
このお話の概要を話しながら、僕のね、生活保護制度についての考えについて、少しお話ししてまとめれば、まとめられればなというふうに思っております。
ま、サクッといきたいと思いますけどね、そうそう、これね、どんな話かというと、結構ニュースでセンセーショナルにね、語られていた時期があったんですけど、
群馬県紀流市ですね、ご存知ですかね、ここでかなり大規模な生活保護の制度の運用としてあまりよろしくないやり方をやっていたということでね、大きなニュースになってましたね。
どんなものかというと、いわゆる生活保護の申請を相談であったり、申請であったりっていうのをね、事前に止める。
申請っていうのは権利ですので、止めることはできないんですよ。
ただ、その申請の手前で相談を受けるっていうのはね、どこの生活保護の窓口でもあるある。
これは何でかっていうと、二度手間を防ぐためっていうことと、あとは他に使える制度がないかっていうのを提案するためなんですよね。
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どっちもね、要は相談者、申請者の負担を避けるためのものということで解釈してもらって、解釈してます。
二度手間っていうのは、結局保護の申請をする。自由なんで勝手にしてもらって大丈夫なんですけども、申請書って結構いろいろ書かなくちゃいけないんですよね。
申請書だけなら1枚なんですけど、申請書プラス収入の申告書、資産の申告書、同意書とか、本当にいろんなものを書いていかなくちゃいけないので、結構一回保護の申請開始するだけでも、する方もパワー使っちゃうんですよね。
結果、調査した結果、保護が実は適用されない状況だったっていうと、その人、却下っていうことになるんで、一回その却下理由を潰して、そのまま生活保護を利用しなくてよくなるんだったらいいけど、やっぱりその却下理由、例えば貯金が10万円あったとか20万円あったとかで一旦却下、それを使い切ったらまた保護っていう感じになったら、これで事前の相談のタイミングで提案できる話ですよね。
今お金これだけ持っているので、今申請いただいても却下にはなると思いますっていう提案ができると思う。
なので二度目を防ぐ。そしてもう一つね、他の制度があります。生活困窮者生活保護制度は最後のセーフティネットと言われてますね。
最後のセーフティネットの前に使える制度はたくさんあったりするんで、例えば社会福祉協議会さんでやってる貸付金であったりとか、今僕がやっている仕事、生活困窮者自立支援法、これは第二のセーフティネットと言われてるんですけど、最後のセーフティネットの一個上につけてる網なんですよね。
10年前ぐらいにつけられた網の制度なんですけども、そこで生活保護にならなくていいように、例えば家計改善支援であったりとか、自立相談支援であったりとかっていうメニューがあったりするので、そこを利用することによって生活保護を受けなくても良くなる、大丈夫みたいな人っていうのもいらっしゃったりするので、そういう提案をさせていただくっていうのもあって面談をするんですけど、
そんな感じじゃなくて、いやいやもうダメですよみたいな感じで一周してしまう、いわゆる水際作戦と言われるんですけどね、こういうのが横行していたのではないかろうかっていう風なお話、ニュースがあったりしてましたね。
そしてもう一つね、保護費の見払い、これはねちょっとびっくりだったんですけどね、保護の水際作戦っていうのはあっちゃいけないことだけども、なくはないっていう風に僕は思ってます。この理由はねちょっと最後にまたお話ししますけども、各全国いろんな自治体でね、絶対ないとは言えないなっていう風に思っている自信がありますね、絶対ないと思ってます。
それとはまた別にね、もう一つ保護費の見払いという事件がありました。これはね、多分ないと思いますね、他の自治体でこれやってたら結構やばいんですけど、一応法律上生活保護者に対しての最低限度の生活っていう風に決められた保護費っていうのは、もうご本人にお渡しするっていうのは大々大原則。
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ただし、家賃とかね、に関しては直接家賃の不動産管理会社とか、C住宅だったらC住宅担当部門とかに直接払いを保護課からするっていうことはできるっていう規定があったりするんですよね。あとは介護保険料とかね、そういったものはあったりするけど、生活費部分をね渡さないっていうのはね、ちょっと僕も聞いたことないですね。
一応生活保護の傑作は15年くらいやってましたけども、うち2年間くらいはね、県に出港して、県内の生活保護の監査業務とかもしてましたけどね、聞いたことがない事例ですね。
毎日ハローワークに行く、ハローワークに行ったら1000円あげるよみたいなね、指導の仕方をしていたということで、これはちょっと大問題だなやっぱりっていう風に思います。これはちょっと構えないですよね、何も。
で、桐生氏の部長さん、福祉部の部長さんがインタビュー受けてましたけども、自立の支援が行き過ぎた結果みたいなことを言われてましたけど、これはもう是正されてると思うんでね、いいかなと思うんですけど、よくはないですね。
ただね、この桐生氏がよろしくないこといっぱいしていたよっていうところ、理由はなんでなんだいみたいなところも掘り下げていった結果、このクローズアップ現代ではね、大阪府の堺市のケースワーカーさんの働きをピックアップして特集を1個組んでました。桐生氏の次に大阪府の堺市ですね。
そこでケースワーカーの苦悩みたいなところをね、訪問現場とかも撮ってたんですごいなという風に思ったんですけど、ケースワーカー側もすごいし、訪問される自給車の方も本当にOKって言ってくれたのは、ケースワーカーと自給車の関係性もあるのかなという風にすごく思いましたね。
やっぱりその大変なんですよね。何が大変かというといくつかあってですね、まずは国が決めてるですね、生活保護ケースワーカー1人あたり持つ世帯数ですね。世帯で見るんですよ。人間、人数じゃなくてね、家庭単位ですよね、世帯って。
なんで一応、市に設置されている生活保護担当部局は1人80世帯が目安。そして町村に配属されているケースワーカーは65世帯。なぜかね、僕ここの時点で違和感持ってるんですけど、町村が65世帯で市が80世帯、逆じゃないかなと思うんですよね。
やっぱり都会になればなるほど複雑化した課題を抱えている、問題を抱えている世帯、自給車世帯というのは増えてくるんじゃないかなという風に裸眼では思っているんです。なのでやっぱり都会に行けば行くほど担当の自給車数、世帯数を減らしていくべきなんじゃないかな、それが正しいやり方じゃないかなという風に思ったりもします。
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対してこの大阪府の堺市のケースワーカーさんね、この人は115世帯を担当してました。80世帯が目安なのに対して115世帯ね。全然違いますからね。僕もケースワーカーやってた頃、最後は80世帯弱ぐらいで落ち着いてたんですけど、すごく忙しかった時期ね。リーマンショックの時とかすごく本当に自給車増えたので、マックス110世帯ぐらいは持ってたのかな。
確かそれぐらい持ってたと思うんですけど、やっぱり80世帯を担当している時と100世帯を担当している時ってやっぱり一世帯一世帯に結構ちゃんと丁寧な寄り添い、見立て、そして支援みたいなことをしていかなくちゃいけないので、もうね、そんなことできなくなりますね。本当に日々ある最低限の業務をこなすだけで精一杯みたいな時間が続いていました。
80世帯ぐらいになるとある程度ね、丁寧な支援が行われていたなというふうな印象はある。もっともっと本当は少ない方がもっともっと丁寧な支援はできてるんじゃないかなというふうに思うんですけどね。それぐらい人が足りてないですね。
そしてね、これ結構見落としがちなんですけど、クローズアップ現代よくここに気づいてくれたなというふうに思ったんですけどね。あのね、バランスなんですよね。やってることが実はたくさんあるんです。そう、何をやってるかっていうと生活保護の第一条は何なのかっていうと、大体法律の一条って一番大事な根幹を示してるんですけどね。
生活保護法の第一条は全ての国民に最低限度の生活を保障するのと共に自立の助長をするっていうふうな感じの書きぶりがあるんですよ。要は最低限度の生活の保障と自立の助長、この2つをやりますよっていうのが一番初めの項目に書かれてるわけ。
これってちょっと相反する時があるんですよ。最低限度の生活を保障するっていうのは、まあ、金銭的な給付であったり、社会調整、環境調整をしてあげたりということで突破できるかなというふうに思うんですけど、じゃなくて自立の助長っていうふうになると、自立っていろいろあるんですけどね。
お仕事によってとかね、お金を生活保護費をもらわなくてよくなるようにする経済的な自立っていうのもあれば、例えばもう経済的な自立が見込めない高齢な方とか障害のある方とかで生活保護を受けながらなるべく自立した活動を行っていく社会生活の自立とか日常生活の自立とかね、いろんな自立が生活保護の中でも求められてるんですけども。
しかしながら最低限度の生活の保障と自立の助長、特に経済的自立の助長に関しては相反するものがある。不正受給の防止っていう観点もあったりするので、人を漏れなく救いつつ不正を起こさせない、なおかつ収入を増やすみたいなことをやる。
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結構バランス悪いと思いません?これって。僕はね、やってるときすごいね、やっぱり違和感を感じてました。
誰も彼も困っている方をちゃんと救っていかなくちゃいけないっていうふうに思わなくてはいけないっていうふうに思う反面、しかしながらこの人はもしかしたら不正を働いているんじゃないか、不正がちゃんと漏れなく確認できるようにしなくちゃいけないっていう見張りの部分、疑いの部分も持ち合わせなくちゃいけない。
そしてさらに働ける能力があるかどうかっていうのを見定める本人の言い分だけではなくて、働ける人は働いてもらわなくちゃいけない。確かに原資が税金、もともとが税金なんでこれに関しては仕方がないところもあるかもしれないんですけども、一人の生活保護ケースワーカーさんが数十世帯に対してそのアプローチをやっていくって正直かなり無理ゲーだと僕は思っています。
あとシンプルにお金の計算系もあるんですよね。本当に最低限度の生活を保証するって1円単位に保証するんで、1円でも漏れなく出す、漏れなく引くっていう作業をしていかなくちゃいけない。
例えば年金の改定で、人によっては年金が、皆さんどうなんですか?年金受給されている方、本当ピンキリだと思うんですけど、何パーセントとか0.何パーセントとか増減しますよってなった時に、6月に年金改定するんですけど、年金の金額実際変わるんですけど、Aさんは実は今年年金が4円上がりましたって言ったら保護費を4円引くっていう手続きをするんですよね。
年金改定って人間受給者みんなだいたい関わってくるから、全世帯分計算する。全員分か世帯じゃなくて、全員分計算するわけ。結構骨折れるんですよ。
なので本当に毎月毎月計算業務をしながら、対人援助もしながら、そして対人援助の中で3方向に目を配らせてね、最低限度の生活の保障、そして不正受給、防止、中老、経済的な自立を目指すみたいなところ、そういった方向、いろんな方向に目を光らせていく。かなり大変だなっていう風に削れる作業だなという風に個人的には思います。
ただ、見えづらいところでもあるので、何かをしたから必ず評価がされるものでもないし、結果として残るものでもないからね。やらなかったらやらなくていいっていう人もたくさん実際生活保護ケースワーカーの中にはいると思ってます。
これがね、水際作戦の理由っていうところにもつながってくるんですけど、生活保護ケースワーカーって誰がやってますかってね、地方自治体の職員が大体やってるんですよ。要は公務員がやってるんですよね。
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で、その公務員の人たちっていうのは、特にね、福祉の専門職とかなんじゃないんですよね。もちろん専門職も配置されることもありますけども、ほぼほぼ専門職じゃないことが多いです。
要はどういうことかというと、福祉に対してしっかりと学んだことのない人たちが公務員になって配属される部署の一つっていう感じなんですよ。
もちろんね、高齢者に対する対人援助の技術もない。障害者に対する身体しっかり、精神しっかり、知的しっかり、障害者に対する対人援助のスキルもない。
そして生活保護制度の知識もない。いろんなものがない状態からスタートしていくんですよね。
なんで本当に出会うケースワーカーさんで当たり外れがあるよねって言われるのは、これはね、本当に否定できないなっていうふうに僕自身思ってます。
じゃあ僕がね、優れたケースワーカーであったかっていうと、そこに関してはね、ノーコメント。
やっぱり人って相性があるからね。僕もね、本当に、もともとはただの高校生ですよ。高校を卒業して市役所に入った。
何の福祉の知識も何もない男でした。そこからいろんなことを学んでね、社会福祉士や公認心理士になっていきながら、
保護法の知識もつけていきながら、支援技術やレベルが上がっていったんじゃないかなというふうに思うんですよね。
決定的に地方自治体の職員って、別にもともと福祉しに来たわけじゃない人多いからですね。
割とね、うちの会社でもよく聞くのは、私、僕、俺、福祉に興味ないからっていう人少なくないですよ。
でも確かに市役所のイメージってみんなどうですか?福祉のイメージじゃなくないですか?
就職される、する身として就職する時ってどうですか?
やっぱり花形である、観光であったりとか、あとはやっぱりイメージ通りの窓口業務ですよね。
住民票とか住民事例とかね、そういった業務のイメージが強いんじゃないかなというふうに思うんですけど、
本当はね、そうじゃない部署の方がたくさんあるんですけどね。
なんでね、僕自身の思いとしては、やっぱり福祉の専門職の増加っていうのはすごくね、大事なんじゃないかなというふうに思います。
人数が増やせない。確かに人口が減っているんで、どこの行政も人が減っているのは、職員減っているのは間違いないと思うんですけど、
増やせないならば、じゃあ一人一人と質を上げていくっていうのは一つね、取るべき選択集団じゃないかなというふうに思うんですよね。
だから福祉の分野に関しては、例えば生活保護局とかに関しては、やっぱり福祉の専門職、社会福祉士とかね、そういった人を置くっていうのはすごくね、効果的なんじゃないかなというふうに思います。
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そうすればね、そもそもの水際作戦とか起きないから、それやってるのって本当に、言い方ちょっと良くないかもしれないし、語弊があるかもしれないけど、
福祉に興味がないからって言ってる人たちって、なんかね、どっか自分ごとじゃない人多いんですよね。
それは当然気づいたら僕も忠告じゃないですけど、お伝えはしていくつもりではありますし、実際そうしてましたけど、
なんかね、自分が良ければそれでいい的な思考の人って、別に公務員に限らずなんでしょうけど、一定数いっちゃうんですよね。
ただ福祉に従事する人にそういった人材を置くのが良くないというふうに僕は思っています。
誰にでも彼にでも優しく甘く接しろってわけじゃないですよ。そういった人は真の福祉職ではないというふうに僕は思っているので、
プロとして、福祉のプロとして関われる人たちを増やす。それがね、やっぱり人が少ない中でやれるっていうね、一番良い手段なんじゃないかなというふうに思います。
あともう一つね、お役所の根本的な問題が、これはかなり重要だと思うんですけど、クローズアップ現代の中でも言ってたんですけど、
どんどんどんどん制度が積み重なっていって、業務が多くなっていくっていうことが問題なんです。
これは福祉の制度だけではなくてですね、国が絡んでいる、法律が絡んでいる制度、地方自治体まで一挙がたっていく制度、ほとんどそうなんですけど、
なんかね、スクラップ&ビルドってあるじゃないですか、新しいものを作ることと壊すことですよね。壊すことと作ることか、スクラップ&ビルドなんですけど、
何かをやるんなら、何かを先に壊さないと、ずっとビルドを続けていけば、人を増やしていくっていうことが叶うのならば、人やお金が増えていくのであれば大丈夫だと思います。
ビルド&ビルド&ビルドで大丈夫なんでしょうけど、限られた人材、限られた予算の中で制度を新しく作るのであれば、スクラップの部分絶対いると思うんですよね。
でもこれも元々に戻っていくんですけど、自分さえ良ければOK主義の人ってやっぱり一定数いるんで、スクラップするっていう勇気が出ない。
次の世代の人なら、バトンタッチしてスクラップしてもらおうっていうコンターの人、一定数いると思うんですよね。
が故にどんどん後から入ってくる人たちは、積み重ねられた業務量に潰されていくっていう事態が起こっているんじゃないかなという風に思います。
これはもう構造の問題ですね。
このクローズアップ現代でもインタビューされていました、元ケスワーカーと言われていましたけど、
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貧困者や困窮者と戦うのではなく、貧困と戦うっていうお話をされていましたけど、
まさにこれって、貧困困窮界隈で言うと、こういうこと、この言葉で適切だと思うんですけども、
もっともっと広くしていくと、やっぱり一個人とか、今回不正を働いていた桐生氏だけを責めるとかじゃなくて、
根本的なシステムを変えていかないと、もうね、自利品ですね。きっとダメになっていくと思うんですよね。
今回のこの桐生氏のことについて気づいて、活動されていた中道司法書士さんですよね。
お亡くなりになられてしまいましたけども、国家資格を持つ者は国民のために働くんだという気概を持って活動されていたということで、
本当に素晴らしい人だなというふうに思います。
僕も国家資格を持つ者として、でも国家資格を持つ者じゃなくて、地方公務員としては地方の人のために働く気概を持たなくちゃいけないと思うんですよね。
基本的なところに立ち返って仕事に向かうという姿勢がすごく大事なのかなというふうに、この番組を見てまた学んだところでございました。
とにもかくにも、本当に目の前の人一人一人を幸せにしていくというのが最終的な目標なんですけども、
それだけでは解決しないことが多いと思っています。
なので、ミクロ、そういう一人一人を見ていく視点も大事ですけども、マクロ、大きな社会の在り方を変えていくという視点も持っていきながら活動していく必要性を本当に感じます。
そういう意味では個人レベルでこういう音声配信ができるようになってきたというのも、すごく活動の範囲を広げる、フィールドを広げるいい手段なのかなというふうに思っていますので、
僕自身もやれることはもっともっとやっていきたいと思いますし、学びを止めずやっていきたいと思います。
今日はちょっと長くなってしまいましたけども、本当に思うところがいろいろありました。
この話、このネタでいくと本当に何時間も喋れるぐらいの話なんですけどね、
誰もそんなに長く聞きたくないという感じなので、今日はこれぐらいで終わりたいと思いますけどね。
本当に最後まで聞いていただいてありがとうございました。
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それでは今日も素敵な一日に。社会福祉士のタダでした。
またおいで。