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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障がい自己育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目した発信を通じ、皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さんおはようございます。社会福祉士のTadaです。3月18日火曜日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
いや久しぶりにね、やりましたよ。男着じゃんけん。
皆さん、やる時あります?
我が家はね、なぜ男着じゃんけんをやったのかというとね、あ、家でやったんですけどね、はい。夜のね、家事。
昨日はね、家に帰って、洗濯物までちょっとね、夫婦2人で済ませたんですよね。
その後、息子の寝かしつけの後に、夫婦2人で洗濯物を済ませて、洗い物とかがね、溜まってたんですけど、それに関してはね、ちょっと先にテレビとかを見てから、ゆっくりしてから、みたいな感じの雰囲気になったので、テレビを見ましたと。
ね、そしてその後に洗い物だったんですけど、別にわざわざ2人いらんよねっていう話になって、ね、妻から挑まれましたよね。男着じゃんけん。
1回で勝負はつきました。
勝っちゃった。勝っちゃったよ。勝っちゃったから洗い物をするしかないよということでね、洗い物をね、楽しくさせていただくことができました。
なんかね、男着じゃんけんいいですよね。たまにはね、こういうこともやってみてもいいかなっていうふうに思いました。
ね、てかさ、男着じゃんけんってあれですかね、考えたのトンネルズであってます?ね、調べてないからちょっとわかんないけど、なんか僕の中で男着じゃんけんといえばトンネルズって感じなんですけどね。
しかし、この男着じゃんけんに始まり、始まったわけじゃないけど、日本人のエンタメ発想力って本当にえげつないなっていうふうに思うんですよね。
海外って結構オーソドックスなお笑いとかエンタメとかを好む。そして映画とかそういう作品とかだと、なんていうか深みのあるテーマ性を持ったものであったりとか、こういうところは日本にはないというか、日本よりもさらにすごく思考が深く壮大でみたいなものを作り上げることができるかなっていうふうなイメージを僕は持ってるんですけど、違ったらごめんなさいね。
僕の主観ですけど、エンタメ力、エンタメの発想力っていうのは日本人は本当にすごいんじゃないかなっていうふうに僕は思ってるんです。
これなんでかなっていうふうに考えることがあるんですけど、多分語彙が結構豊富だと思うんですよね。
他の国と比べると。豊富な語彙があるということは、そこからその分想像力が生まれていくっていうことで、本当にそういった理由で世界の中でもすごいんじゃなかろうか、特にエンタメ系の発想力はすごいんじゃないかなっていうふうに思ったりします。
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一昔前は物作り大国とか言われて、家電もたくさん開発していたりしましたしね。だからそういったところ、発想力は本当に日本人ってすごいんじゃないかなっていうふうに思ったりします。
その中で本題に入っていくんですけど、今日の本題は外国人への生活保護はNGっていうタイトルでお送りしたいと思います。
ちょっとXでハッシュタグ生活保護がトレンドに上がってたんですよ。
なんでかなって思ってちょっと見てみたら、3月15日の産経新聞に外国人の生活保護法的根拠ない維新柳瀬氏、名前間違ってたらごめんなさいね。
そして福岡厚労省外国人対象外は不適当っていうタイトルの記事があったんですよね。
これはこの記事で結構X界隈がバズってたみたいですね。
要はこの外国人の生活保護が必要ねえよみたいな感じのムーブがね、SNS、X界隈では盛り上がっていたということみたいなんですけど、
これに関して僕も少しお話、考えるところがあるんでお話ししてみたいなというふうに思います。
あくまでも僕の考えですし、すごく深く掘り下げて調べたわけではないんですけども、僕自身は地方自治体で働いていてね、生活保護に約15年携わってるんですよね。
うち約13年は現場でのケースワーカーっていうやつですね。
そして2年は県内をね、監査して回る監査官としての業務をしていました。
それで延べ15年、生活保護に結構どっぷり浸っていたんですけども、その合間に僕は社会福祉士の資格や婚姻心理士の資格を取ったりしました。
で、このね、産経新聞の記事に関してたくさんしゃべることは読んでもらえればわかるので、概要欄にリンクだけ貼っておきますので読んでみてください。
タイトルそのまんまですね、維新の方が外国人の生活保護は法的根拠ないからやめた方がいいよ、これから先のこと考えてもねっていうのに対して、
厚生労働大臣が外国人の対象外っていうのは不適当だと思ってるよっていう風なね、やり取りをしましたっていうところです。
で、今回のね、タイトルですけども、外国人への生活保護はNGっていうタイトルなんですけど、2つのNGについてのね、視点からお話をしていきたいと思います。
まず一つ目は外国人への生活保護適用はNGっていう視点から、そしてもう一つ、外国人への生活保護制度はNGっていう視点からということで、2つ分けてお話していきたいと思います。
まず一つ目、外国人への生活保護適用はNGっていう視点からのお話ですけども、これはこの産経新聞の記事にもね、ちゃんと書いてます。
現在の日本の法律上っていうところで考えると、外国人の生活保護適用はOKですね。これは記事にも書いてますけども、あくまでもその巡用です。
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生活保護の対象者は国民っていう風になってるんですけども、外国人の生活困窮されている方、保護が必要な状態の方に関しては、
日本人のみ対象としている生活保護法の制度を外国人にも巡用させる、同じようなものを使ってもらっていいよっていうふうな書きぶりがありますので、これはOKということなんですよね。
このやり取りに関しては、さっきから言っているように産経新聞でのこのやり取り、維新の方とコロッサのやり取りに関してはしっかりと書かれておりますので、どっちも間違ったことは言ってません。
ただ、ネット界隈ではこれをしっかり読まず拡大解釈して生活保護外国人適用はダメだとか、しっかり読んだ上で自分としてはダメだと思っている、みたいなことを書かれています。
自分たち日本国民が払っている欠税を外国人のために使うとは何事だ、みたいな考えの方もいらっしゃるということですね。
一理あるかもしれないですね、確かに。ただ、外国人も納税されている方もいらっしゃいますし、これからどういうふうに考えていくかというところを次のお話を交えながらしていきたいと思います。
2番、外国人への生活保護制度はNGという視点からお話しします。
これ、僕は個人的にはOKだと思います。NGだと、ダメだと、外国人なんか強制双方してしまえ、というようなツイートもたくさん流れていますけれども、個人的にはOKだと思っています。
それはなぜかというと、まず一つ目、これすごく大切だと思うんですけれども、やっぱり国力、国の力というのは人口だというふうに僕は思っているんですよ。
これもうずっと昔から思っているんですけど、実際にやっぱり人口の多い国は世界でも強いというふうに感じます。
日本は人口多かったけども、どんどんどんどん減っていってるじゃないですか。人口減少、少子高齢化。
この人口減の対策として取れるものは何かというと、一つは少子化対策。
そしてもう一つは移民の受け入れ。
もう究極になると、この二つのうちどっちの方向性で舵を切っていくかということになると思うんですよね。
日本に関しては、今、僕の感覚としては感じている雰囲気では、両方をなんとなくいいとこ取りしようとしている感じがする。
けど、うまくいっていないというふうに感じている。
これからどういうふうにこの国が舵を取っていくかわからないですけども、
グローバル化している今、外国人を増やすことは、この国に外国人在住者を増やすというのは悪いことではないと僕自身は思っています。
ただもちろん、片田舎に住んでますので、街中に見慣れない日本の方ではない人がいると、
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お、おぉ、おるなぁ、みたいな感じでね、まだまだ僕の中にも抵抗があるのは拭えません。
それでもね、やっぱりこれからの世界、そして日本のことを考えると、
僕はね、いろんな国籍の方が一緒に住んで暮らしていくというのはすごい良いことなんじゃないかなというふうに思います。
経済的な面でも、心の面でもそうですね。
で、この記事、左傾新聞の記事の中にね、最後石破総理が書いてたんですけど、
愛国心とかね、そういったものを帰化みたいな高い思想を設定されているようなね、
書きぶり、口ぶりがあったみたい、言いぶりがあったみたいなんですけど、
僕はね、そういう高い思想みたいなハードルは設定はしなくてもいいんじゃないかなというふうに思っています。
もうライトに軽い感じでね、日本大好きって思える人が増えていく。
これがいいんじゃないかなというふうに思うんですよね。
それが日本人もだし、外国、今の日本以外の海外の人っていうのも、
日本大好きって言って増えて日本に住んでくれる人が増えるのがいいんじゃないかなというふうに思うんですよね。
で、生活保護制度、外国人の生活保護制度はNGっていうことに関して、
僕の個人的な見解としてはNGじゃない、OKよっていうね答えなんですけども、
そもそもね、生活保護制度については見直すべきっていうふうに思っています。
これについてはでもね、外国人のところについてっていうわけではなくてね、
僕がやっぱり長く現場とかでやっていて感じるのは、やっぱりね、医療費、介護費、ここらへんですね。
介護に関しては、実際の生活保護からの負担っていうのは1割とかにしかならないので、
そんなに大きな負担ではないですけど、やっぱり問題は医療費ですね。
生活保護を受けると、国民現行保険を脱退しなくちゃいけなくなるんですよ。
なので、社会保険とか国民現行保険とか入られている方、ほとんどの方だと思うんですけども、
イメージとしてはね、そういった方は所得に応じてですけども、
大体は事故負担3割、公費7割っていうところだと思うんですけどね。
これを脱退するということになるので、生活保護を受けている状態では、
医療扶助、生活保護の医療費が10割負担ということになるので、
これはね、やっぱりね、経済を圧迫していくかなというふうに思います。
で、10割負担っていうことはご本人の手出しは全くないわけですよ。
なので生活保護の方、医療費ただって言ってるのはここが理由ですね。
医療費がただなわけではないんです。公費10割っていうだけなんですよね。
ただご本人たち、受給されている方々の中にも、それがピンときてない方もいます。
受けたらただっていうふうなイメージを持っている方もいるので、
確かに異常に病院に行くっていう意味では、生活を受けている人と受けていない人には
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かなり差があるんじゃないかなというふうに思いますね。受診回数、受診頻度の差ね。
ここはね、僕ちょっとメス入れてもいいかなというふうに個人的には思っています。
もちろん最低限の生活が送れる医療は提供しなくちゃいけないというふうに思います。
しかしながら、僕らも最低限の医療は受けたいというふうに思っているわけですよ。
そこの判断基準ですよね。
これがただってなると、ちょっと何かあったらすぐ病院にかかろうというふうに思う思考が働いてしまっても
仕方ないのかなというふうに思うんです。
これは生活を受けている人が悪いというわけではなくて、やっぱり精度の問題じゃないかなというふうに思うんですよね。
なので個人的に思うのは、1回100円とかにしてしまう。
そしてその分、基本的な生活費に若干上乗せする。
例えば1500円上乗せしたら、15回まで病院にかかる費用はもらえるわけじゃないですか。
でも使わなければ一般的な生活費に使えるわけじゃないですか。
そうなった時にどう選択するかなというふうに思ったりするんですよね。
これは金額とかも含め、あくまでも外産みたいなふわっとした感じのイメージなんですけど、
そういうふうに医療費を手払い部分を少し作るというのはありじゃないかなというふうに思います。
救急車もただで呼ぶというのに問題がたくさん起こっているというのがあるから、
救急車に関しても生活保護とかそういうのは関係なくして、
1回いくらというふうに取っていくというのは悪い話じゃないかなというふうに思うんですよね。
あとはあまりにも生活保護者っていうのを一緒くたにしすぎだなというふうに思います。
生活保護っていうのは条件はもう一つですよ。
国の定める最低限の生活費以下の収入や預貯金しかない。
これ1ヶ月分で判定するので、
例えば僕が国の定める最低生活費が10万円だったとしますと、
対して僕の持っている預貯金は1万円、そして定期的に入ってくるお給料は月3万円だとするじゃないですか。
そしたらとある月の収入は5万円で、そして国が定める最低生活費は10万円。
これを比べてみると国の定める最低生活費の方が高いので、
その場合僕は生活保護が適用されるという形になるんですよね。
なのでここだけしか条件がないわけ。
収入や資産が少ないよって言うだけなんですけど、
その中にもいろんな人がいるわけですよ。
生活保護法の第一条の1、一番目一号みたいな感じ。
一丁目一番地か、一番大事なところって言われてるところですけども、
これは2つあって、最低限度の生活の保障と自立の助長っていうものなんですよね。
いろんな人がいるわけですよ。
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生活保護には世帯類型って言ってね、類型別に分けてるんですけど、
高齢世帯、障害世帯、小病世帯、母子世帯、児童世帯、その他世帯って言ってね、
6つの世帯類型に分けてます。
これだけでも幅広じゃないですか、対象者。
この対象の世帯たちに向けて最低限度の生活の保障。
これはお金の計算するだけなので大丈夫かもしれないけどね。
自立の助長っていうところは全然違うじゃないですか。
高齢者に対する自立の助長の仕方と障害者に対する自立の助長の仕方、
母子世帯に対する自立の助長の仕方みたいな感じで全然違ってくるわけよ。
だからいい加減ね、これは生活保護という給付の制度と生活の保障の制度と
自立の助長の制度を分けてしまった方がいいと思うんですよね。
だって今の現状ってどうしてるかっていうとね、
1人のケースワーカーが持つのは一応国の基準としては80世帯、
80家庭ぐらいを目安にしてるんですよ。
全然ね、地方によってばらつきありますよ。
100世帯超えて担当を持っている世帯の人たちもザラです。
でも一応80世帯を目安にしてるんですけど、
80家庭の皆さん、その中にご老人がいたり、
障害がある方がいたり、病気で働けない方がいたり、
母子家庭の方がいたり、
子供だけっていうのはあまりないんですけど、
子供だけの家が、世代があったりみたいな、
いろんな家庭に対して関わっていて、
最低限度の生活の保障、いろんな人の生活費を毎月毎月計算する作業と、
さらにそれのプラスアルファで、
自立の助長に向けて家庭訪問したり、
一緒に関係機関と協力したりとかいう仕事をするわけですよ。
到底ね、ちゃんとやろうとすればするほど、
時間も労力もすごくかかるわけ。
やってると幅広く制度を学ぶことができるから、
僕としてはすごく楽しかったと思うし、やりがいもあったんです。
おかげさまで高齢福祉ですよね。
あと生涯福祉、そして児童福祉、
いろんなことに対して制度に理解をすることができたので、
僕としてはすごくプラスになったと思うんですけど、
でもさ、大変なんですよね、本当に。
全ての制度を網羅的に知っておかないと、
その人たちの支援に結びつかなかったりするわけだから。
ましてやね、生活保護のケースワーカーをやってる人たちって、
基本的にはお役所の職員さんです。
福祉の専門家でもなんでもない。
あるときは税の部門にいたり、あるときは観光の部門にいたり、
そんな人たちが突然福祉の世界に舞い込んできて、
生活に困った人たちのサポートをしていくと。
なかなかに難しいんじゃないかなというふうに思うんですよね。
だからここはやっぱりスペシャリスト系を育てていく、
専門職を雇っていったりとか、制度的に
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高齢の自立助長の部門であったり、
障害の自立助長の部門であったり、
みたいな風に部門を分けていく。
こういう風な考え方も大事かなという風に思いますね。
あと就労ね、お仕事していただく支援もしたりするので、
就労に特化した部門も作っていくっていうのも
ありかなという風に思ったりするんですよね。
とにかく外国人の生活保護適用云々かんっていう前に、
もっともっと見直すべきものは
この生活保護制度一つだけとってもかなり多いと思うんです。
しかも実際体感ですけどね、数字出てたかな?
外国人の生活保護の方って日本人に比べると日本ですからね、
めちゃくちゃ少ないですよ。
地域柄もあるかもしれませんけど、
そもそもこの日本にいる外国人、
確かに年々増えてはいっているんですけども、
その中で生活保護を受けている人っていうのは本当に一握りですから。
僕もこれまで多分600世帯ぐらいを担当したことがあると思うんですけど、
その中で外国人の方を担当したことって、
ほんとね、片手両手10世帯あるか?
いや10世帯もないと思うんですよね。
これもね地域柄によると思うので、
別に僕の感覚が全てではないと思うんですけど、
それぐらい別に多いものではないと思うんです。
だからそこに注力するよりは、
もっともっと見直すべきところ多いんじゃないかなっていう風な、
古き時代から変わらない制度なんですよ。
昭和29年から全然この制度って変わってなくてね。
細かい内容は増えていく一方なんですよ。
ほんとペランペランだった生活保護手帳っていうのがあるんですけど、
今では1000ページを超えるとても分厚いものになってます。
これを基に生活保護の現場は動いていくわけなんですけども、
その中には本当に今の時代にはマッチしてないものっていうのもたくさんあるんですよね。
僕自身も現場にいる頃には毎年厚生労働省に対して、
この制度改正の提言っていうのを色々とやってたんです。
一応国からも変えた方がいいことありますか?みたいな感じでアンケート来るんで、
それに毎年お願いしていたんですけども、
変わった試しはないですね。
でも声をしっかり上げていくっていうのは大事だと思いますし、
皆さんの税金を使って最低限の生活の保障をしているということなので、
それを無駄にはしたくないという思いは僕もあります。
ただその無駄にしない仕方を誰かを排除するとか、
そういう風にして無駄にしないのではなくて、
制度の見直しっていうところにメスを入れて、
無駄をなくしていくことによって、
皆さんの税金をよく使えていけるような生活保護制度になっていったらいいんじゃないかなという風に思ったりしています。
ということで長くなりましたけども、
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今日はこの辺で終わりたいと思います。
外国人への生活保護はNGというタイトルでお話をさせていただきました。
最後まで聞いてくださりありがとうございました。
最後のスレッツです。
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それでは今日も素敵な一日に。
社会福祉士のタダでした。
またおいで。