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2025-05-12 18:30

【輝きの魅せ方】撚糸(カバーリング)加工01!現役TES資格保持者「福永社長」によるラメ糸解説11

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現役TES資格保持者「福永社長」から繊維業界におけるラメ糸の解説をしていただきます!


今回は【撚糸(カバーリング)加工01】!

今回は撚糸(カバーリング)加工01ということでまずは丸撚、蛇腹撚についてお話していきます!カバーリング方式とは?丸撚と蛇腹撚の違いは?など、撚糸における重要な要素が盛りだくさんなのでラメについてより詳しくなれます!

ミニ解説は生地のTR、TCとは??

それでは本編をお楽しみください!




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サマリー

本エピソードでは、繊維業界の専門家である福永社長がラメ糸の加工方法、特にカバーリングについて詳しく解説しています。カバーリングはラメや箔を糸に巻きつける工程であり、仕上がりの光沢や見え方に影響を与える重要な手法です。福永社長は、ラメ糸に関する取り組みやカバーリング技術について詳しく述べています。特に、業界のスタンダードやその変種に焦点を当て、粘紙のバローニングなどの専門用語についても触れています。

ラメ糸の魅力と用途
ジョブオール 福永ひとしの繊維の泉
始まりました、泉工業株式会社福永ひとしの繊維の泉。
この番組では、ラメ糸の魅力や作り方、使用法についてお話ししていきます。
ラメ糸は織物や編み物、刺繍や縫製など、様々な場面で使われ、製品に華やかさを添える大切な存在です。
どんな種類があるのか、扱う時の注意点は、そんな疑問にも丁寧にお答えしながら、ラメ糸の世界を深く探っていきます。
お相手は、繊維業界40年福永社長です。よろしくお願いします。
前回に引き続き、ミニ解説のお時間ということで、今回は、記事を作っていらっしゃる会社様の話をしていたところで、
TRなんていう言葉を聞いて、TRとはっていうふうに思って、それのご解説を。
プリエステルとレイヨンで出来上がっている記事やね。
はい。
TR。
Tは?
TはテトロンのT。
はい。
RはレイヨンのR。
ということは、テトロンと別のものになると、違う単語になるんですか?
そう。TCとかはテトロンコットン。
あ〜。
プリエステルとメインやね。
はい。
TCとかTRとかっていう言い方は、まあまあされる方はおられますね。
それはやっぱその、TR、TCとかっていうふうに言う必要があるのって、
うん。
その、染め屋さんとか、なんかそういう意味なんですか?
別にそんなんは関係なく、TR作ってるって言ってるような感じなんですかね?
うん、多分。
まあ元々はその面だけで、面100でおられてたり編まれてたりっていう記事に、
まあ例えばレイヨンでもそうやね。
はい。
レイヨンだけでおったり編んだりされてる記事にプリエステルが混ざってきょったから、
後からTRとかTCとかっていう言い方になったんじゃないのかな。
う〜ん。
まあちなみにプリエステルってその、デイジンさんのデート、トーレさんのトのテトロンが作ったプリエステルなんで、
はい。
トのテトロンっていう名称になって、まあその名称がこう皆さんに使われて、
Tというのが先に来ちゃったみたいな。
今の業界用語的にはT。
業界用語的にはプリエステルやね。
業界用語はプリエステルか。
え、でも、記事の業界的にはもうTが前なんですよね。
Pじゃなくて。
PRやと自己紹介になっちゃうんで。
はい、こんにちはみたいなやつになるからね。
それよりかはTRの方がわかりやすいですけど、
でももう今やプリエステルっていう風に言うじゃないですか。
エステルとかね。
カバーリングのプロセス
まあエステル、プリエステル、エステルっていう風に言うと、
Tがプリエステルやとテトロンっていう風に繋がるまでがうまくいかへんっていうか。
5年配の方がやっぱり多いね。
若者は、ちょっとあのすいません、
ちょっと配達性の高い発言になりますが、
若者はあんまりテトロンっていう言い方しないんちゃうかな。
そうですね。
まあその、僕も23で入ったんかな。
22か23で入ったんですけど、
一番最初、やっぱ年配の同じ会社で働いてる方が、
20のテトロンって言うじゃないですか。
テトロン、20、僕らではエステルなんで、
20のエステルって言うから、
20Eとかっていう言い方をする場合に、
20のテトロンやって言われると、
20のテトロンみたいな。
復唱するみたいな感じでわからへんくなるっていう。
ことがありました。
いやし、テトロンの定着がまだ、
そのTで表されるとよりわからへんくなってたところはありましたし、
糸の原料で言うと、
例えばそのキュプラが、
今商品だとベンベルグですよね。
って言われてんのも、
じゃあなんでキュプラって言わへんのそれ。
20Eやったら20のエステルやからわかるんですけど、
30の、僕らはベンベルグで基本話してるから、
30のBって言うじゃないですか。
っていう風に言うと、
30のキュプラやったら30のKじゃないのみたいな。
キュプラはCやけどね。
キュプラはCや。
そういう、なんていうんですかね。
商品名で言う場合と原料で言う場合で、
すごいコロコロコロコロ。
変わるね。
繊維業界って難しいんやなっていうのは、
すごい最初に痛感した。
ダブルスタンダードとかトリプルスタンダードがむちゃくちゃ多いからね。
ポリエステルすごいですよね。
テトロン、ポリエステル、エステル。
ポリっていう人もいるからね。
繊維業界ではね。
僕ら一部南方材っていう放送材料の業界にも、
首突っ込んでるというか足突っ込んでるというか、
そういうところがあるんですけど、
その業界の方々にとっては、
ポリっていうの言っちゃダメっていうふうにね。
僕らの会社に入ったときは、
上司からポリっていう言葉を使っちゃダメっていうふうに言われましたですね。
ポリエステルなのかポリプロピレンなのかポリエチレンなのか、
ポリだけではわからないっていう。
だからポリは使うなと。
エステルはありなんですか?
繊維業界においてはエステルはありですね。
下で呼べばなんとかなるみたいな。
そうですね。
プロピレンみたいな。
プロピレンっていう言い方正直ないな。
ポリプロピレンの場合は、
ピーピーっていうのが多いですよね。
ある程度業界内でこれぐらいがスタンダードみたいな言い方をされることが、
やっぱり3年働いてるとちょっと増えてきたんかなっていうので、
体勢がようやくなじんできよったね、この体みたいな感じですね。
最初は皆さん結構戸惑うことが多いですけども、
徐々にみんな染まっていく感じですよね。
今はまだ優しく教えてもらえるところと、
ネットで調べれば出てくるところが今はあるんで、
もうアホか言われたらパワハラですから。
今はね。
いけますから。
ぜひ上司に聞いて、
そのスタンダードを覚えていってもらえればと思います。
ダブルスタンダード、トリプルスタンダードを身につけていっていただけたらと。
それでは本日のお題をお願いします。
本日は年史です。
年史。
我々は年史って言うと、
かなり大きい括りになってしまうんですけども、
僕らにおける年史は、いわゆるカバーリングになります。
ラメのスリットや平糸を合成繊維や天然繊維などの糸に巻きつける工程です。
単紙を装紙にするようなリング年史、
リング年式で単紙を装紙にしたりするというような方式ではなく、
カバーリングと呼ばれる年史が主流になります。
巻きつけられるラメ糸は箔と呼び、
1本の糸に箔を巻きつけるシングルカバーと、
箔に2本の糸を巻きつけるダブルカバーがあります。
より数や年史方法により、同じ箔でも異なる光沢を作り出せます。
同じシルバーの箔、平糸を使っても、
より方によって光り方や見え方が変わってくるのが年史の特徴になります。
何回も説明していますように、
僕らはカバーリングという手法で年史を行っていますが、
シングルカバーとダブルカバーというのがあって、
シングルカバーの方は丸寄りとか蛇腹寄りとかと言われているものを寄っています。
丸寄りは真糸に対して隙間を空けずに、
いわゆるフルカバーの状態、これを丸寄りと。
一方、蛇腹というのは真糸を見せる、隙間を空けて真糸を見せて寄る寄り方。
丸寄りと蛇腹寄りは真糸が見えないけれど、蛇腹寄りは真糸が見える。
蛇腹は黒い芯を使って金の色の箔を巻きつけると金黒になる。
銀の箔を巻きつけると銀黒になるというふうに。
蛇腹に関しては二色異動として、二色で見えるような形。
黒黒っていうのもあんねんけどね。
黒黒はどういう意味があるんですか?
光沢さやね。
キラッと光ってるところとのっぺりっていったんですけど。
いわゆるダルとブライトですよね。
なるほど。チラチラキラキラするっていう感じですね。
これ丸寄りと蛇腹寄りって、蛇腹は隙間空いてるから寄り数が少ないのかっていうと、
そういう形ではなくてスリットヤーンの切り幅の細いものを使う。
寄り数はだいたい1000から1500回くらいですね。
それは何秒間ですか?
メーター間。
メーターか。
1メーターの間に1000から1500回くらいが、だいたい丸寄りとか蛇腹寄りの一般的な寄り数になりますね。
これは芯の細さと巻きつける箔の切り幅とかによって、それぞれ寄り数が変わってきます。
一般的に僕らの業界で一番ポピュラーな、いわゆる一半と呼ばれているような、
ラメ糸の寄り方
150デニールの芯に丸寄りをする場合、75キリっていう箔を1150回寄る。
これがいわゆる一半のスタンダードな寄り方。
なるほど。
うちちょっと違うんだけど。
違いますね。だいぶ違いますね。
ちょっと変態なんで、わざとそこを合わせてないみたいな。
逆張りみたいな。
いたんじな寄り方をするんですけども。
業界的には本当に1150回で75キリの箔を150デニールの芯糸に巻きつける。
これが僕らの業界のいわゆる一番ポピュラーなやり方になります。
それぞれ芯糸とか、芯糸の細さ、太さっていうのが変わることによって、
巻きつける箔の幅も変わりますし、寄り数も変わってくるという感じになります。
丸寄りとか蛇腹寄りっていうのは、一般的に折り物とか刺繍に使われることがほとんどですかね。
網は一部使っていただいている方はおられますが、少ないのは少ないですね。
圧倒的に折り物と刺繍。
もともとはでも折り物ですもんね。
そうだね。
一番最初は折り物用で。
網はそうですわ。
着物帯。
金銀紙の始まりなんですかね。
そうそう。
着物帯なんで、それに使っていただく。
丸寄りって本当に上品な光り方をするんで、着物とか帯とかには非常にマッチしますよね。
うちも丸寄り寄っているうち、やっぱり和装用等が一番多いかな。
和装ぐらい。
刺繍も多いか。
刺繍もいるな。
バローニングの解説
はい。
あと、製中屋さんもいますね。
ああ、はい。
組紐関係。組紐なんかにも多く使っていただきますね。
ちなみに、粘紙のバローニングっていう。
はい。バローニング。
まあまあ、僕らは聞き慣れた言葉になるんですけど、リスナーの皆さんは聞かれたことがあるかどうかわかんないんですけど。
調べても出てこなかったんですよね。
そうそう。
僕らは普通にね。
先生、ぐるぐる先生に聞いても。
ぐるぐる先生に聞いてもバローニング出てこなかったんですけど、僕らは普通に使っているんですけど、ちょっと説明してみてください。
僕ですか。
はい。
粘紙でいうカバーリング方式で粘紙しているときに、カバーリングは一本の糸に対して薄く平を回して寄っていくんですけど、その寄るときにできる楕円状に残像ができるんですよ。
それが僕らでいうバローニングっていう風に呼んでいる、この粘紙業界での言い方で。
バローニング、僕はバローニングっていう風に最初に聞いてからずっとバローニングって呼んでますけど、なんかどっかで見たときは違う言い方してたような気がするんですよ。
またダブルスタンダード出てきた。
多分そこそれぞれでいろんな言い方されてるんちゃうかなって思ってて。
でも通じると思うけどね、粘紙やってる人にとっては。ほとんどバローニングで。
バートニングは同じで、ローがちょっと違う文字になってたりしたんちゃうかなって思ってて。
それは鉛じゃないの?
かもしれないですね。いや、喋ってるところじゃなくて文字なんですよ。
今や組合なんかで提示されてたりする文章の説明のときに、しらっと見たときにこれはバローニングやんなーみたいな感じで思いながら呼んでたのがあって。
誤字とか脱字とか。
可能性はあります。
そんな感じで。
僕らはね、普通にバローニング。これも本当にダブルスタンダード、トリプルスタンダードがあるのかもしれないですけども。
今説明いただいたように、粘紙ってクルクル回すから、いわゆる糸の軌道の残像ですよね。
結構なスピードで回ってますもんね。
その残像のいわゆる三角形から楕円とかロケット形とかになっている状態のものをバローニングというふうに言ってます。
皆さんにとってはあまり聞き慣れない言葉なのかもしれないですけど、粘紙業界にとっては極めてメジャーな言葉になってますので、ちょっと覚えておいていただくのもありかなと思いました。
解説ないですもんね。バローニングっていう言葉の。
バローニング知ってるから言うて何?っていうのは記事作る人においてはないのかもしれないですけども。
もしかしたら会話の中で自慢できるところかもしれない。バローニングやんね。みたいな感じで頷けるかもしれないですね。
粘紙屋さんに一回言ってみてください。
より数ですが、うちの商品では2000回以上入れる商品もありますね。
かなり多い。かなり多いか。
メーター的に2200回、ちょっと変態なんで1150ではなく1350が多いんですけど、1350から2200でも結構多いですよね。
倍近く入れる商品っていうのもあります。
それこそ石川県の河北産地の河原産なんかはもう本当に2000回とか3000回入れてられる方もおられますし、それぞれですね。
一方で本当に甘寄りって呼ばれてるのも100回とか150回とかね。
そんなんで寄られてる場合もありますし。
ちなみに貝って言葉では言ってますけど、書くと表記するとTスラッシュM。
Tが巻いてる貝のことですよね。
で、Mがメーター。
それが1メーター。
メーターに対してそのTがいくらあるか。
TスラッシュMっていう表記をしますね、年始はね。
ダブルカバーについては次回説明させていただこうと思います。
本日お届けした内容は年始01でした。
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それではまた次回もお耳にかかりましょう。ありがとうございました。
福永ひとしの繊維の泉。
この番組は提供アトゾメラメイトメーカー 泉工業株式会社製作ジョブオールでお届けしました。
18:30

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