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福永ひとしの繊維の泉
リスナーのみなさん、こんにちは。ラメ糸大人伊豆川です。
福永ひとしの繊維の泉、今週も始まります。
福永社長、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ということで社長、今回もですね、
ゲスト企画第29弾ということで、
高田織物株式会社の高田社長に来ていただいております。
高田社長、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、では第5話目ということで、
ありがとうございます。
今回、ちょっと質問の方法で変えまして、
弊社、泉工業との関わり、いつからどのようにということで、
福永社長も含めですね、記憶を呼び起こしながら。
そういった意気込みがあれば。
僕、何年に行かせていただいたのかちゃんと覚えてないんですけど、
初めて行かせていただいたときは、
仙台と旅行させていただいたんですけど、
そのときも高田社長おられたんですかね。
おりました。
そうですか。
工場の方で働いてたなと思います。
そうですか。
一番最初ね、とにかく僕らは畳べりに禁止を使っていただいているっていうお客さんがおられなくてね、弊社ではね。
これはちょっと高田社長にお話したかどうか覚えてないですけども、
たまたま地域の祭りで出展してくれって言われて、
出展させていただいたんですけど、
その祭りがかなり壁地のほうやったんで、
客が全然来ないっていう祭りで、
同じように出展されてた畳屋さんがありましてね、
そこの商品を見ると畳べりで作られた、
銀貨入れとか名刺入れとか出展されてて、そこにちょっと禁止が使われてて。
畳べりとか禁止使われてるんですね、みたいな話をしててね。
これって国内で作られてるんですか?言うたら、
もちろん国内ですよ、言われて。
どこで作ってるんですか?って聞いたら、
岡山屋って言われたんで。
ちょっと紹介してくださいよって、本当に何気なく言わせていただいたら、
そうだったんですね。
そうなんです。畳屋さんが高田さんに連絡を取っていただいて、
ちょっと禁止はおんねんけど、渡ってくれへんかみたいなんで、
水船さんかなんかから連絡をいただいて、
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じゃあ行かせていただきますって言って、初めて行かせていただいて、
仙台とお話しさせていただいたんです。
そのときは当然ながら我々は共合他社さんの人を使っておられて、
その共合他社さんとのお付き合いも非常に長かったと思うんですわ。
でも僕すいません、ストレートに仙台に、
社長、僕らみたいなのが突然やってきて、変えてくださいって言って、
変えてもらえるような歴史なんですか?って言ったら、
社長かまへんでって言ってくれあったんで、
ほな僕がんばりますわ言って、がんばった値段を出させていただいて、
弊社のやつを購入していただいたっていう経緯がありました。
そこはよく分かってます。知ってます。
そういうお話から始まったって言って、
そうやってやってきてくださるって、すげえなと思ってですね。
いやいや、こちらこそです。本当にありがとうございます。
ご仙台に本当にお世話になったなっていう。
それこそここで言うていい話かどうかわからないですけども、
冒頭言ってられた琉球畳みたいなヘリのない畳にね、
ご仙台からしたらあんなもん畳ちゃうでって言ってあったんですけども。
言うてええんかどうかわからないですけども。
そういうご仙台でしたですね。
そうなんですよね。
いやもうおっしゃる通りでね、金紙は金紙で本当にきらびやかですし、
綺麗なんですよね。
我々もやっぱりそのものから高級品まであるんですけど、
高級品にはやっぱりそういった金紙入れるんです。
今でもそうなんですけどね。
うちの会長とかはいい畳の条件って何かっていうと、
ただ根拠もないのに高い畳っていうのはそもそもちゃうと。
根拠のあるもの、いいものを作りたいなと。
いいものを作るっていうのも、ただ高いものを作るんじゃなくて、
やっぱり高いものもないとダメだと。
畳店さんもひっくるめて、そういうまったくかけ離れたような
価格の畳にもきちんと扱えるようになっていくっていうことが、
従来の中価格帯の商品もリーズナブルに見えるし、
高価格帯と言われた商品も手頃な価格の商品にも見えるし、
やっぱり畳業界そのものがPRしていくっていうことは
そんなに上手い業界ではなかったんで、
やっぱりこういった商品も売り込んでいける業界にしていきたいな
っていう意味で、そういった意図にチャレンジさせていただいたと。
ところでやっぱり、いずみ工業さんともお付き合い始めさせていただいて、
長らくになりますけれども、畳の量が減ってきているのに、
たぶん今が一番ご依頼させていただいている量とすると、
大いにと違うんかなと思っているんです。
やっぱり業界そのものがそういった商品を受け入れてきてくれるようになってきたりとか、
金種を使ったオリジナル商品とか、高い商品を訴求していくことが
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ある程度形になってきたというところもあるので、
そういう部分ではこの業界がそういった商品を扱えるようになってきた
という先代のそういった思いも畳業さんのお力添えの中で
できたということなんじゃないかなというふうに自分自身は思ってます。
ありがとうございます。
そんな感じで始まりました。
だから20年ぐらいになるってことですね。
そうですね、そういう形になると思います。
ありがとうございます。
本当にできたこそですよ。ありがとうございます。
では高良社長、会社含めですけど、
今後の展望ですね、そういったところはいかがでしょうか。
そうですね、一つはやっぱりその素材としての認知度をしっかりと向上させていきたいなというふうに思ってます。
このシリーズの中でもお話しさせてもらいましたけど、畳っていうものがないと畳びりっていうのを選んでいただくことはないものだったんですけどね。
ただやっぱりそうではない方々にも訴求していこうとすると、
やっぱり建材にだけにこだわらずにいろんな形で訴求していきたいなというふうに思ってます。
それからもう一つは、やっぱり織物のメーカーですので、
素材とか売り先に固執することなく、その織物の技術を生かして広く自分たちの織っているものが社会の役に立つようなものが提供できればなというふうに考えています。
なるほど。これはおっしゃられたように畳びりっていうものだけにこだわるのではなく、
いろんなハンドクラフトであったりとかというような用途も、今すでにされておられると思うんですけど、
それ以外にもいろんなものにチャレンジしていきたいという感じですよね。
そうですね。
今おかげさまで支援もしっかりいただいている以上はですね、安定供給を果たしていく責任もあると。
その中でやっぱり本業だけできちんとやってきたらいいですけれども、安定供給していくためにも柱というのは何本か強いものがあったほうがいいんじゃないかなというふうに考える部分もあったりもいたしますので、
だからこそ本業をしっかりと立てていく意味でもですね、もう2本目の柱、3本目の柱というのを強くしていきたいなというふうに思います。
設備更新もどんどんされておられるような状態ですもんね。
そうですね、ちょうど一昨年ですね、それから昨年の暮れにかけてということで、2年かけて計画的に第一期の前期後期の設備投資を終えてですね、
一層安定供給していくための環境というのはできているんじゃないかなというふうにも自負しています。
初期的にはニードルがメインですか?
そうですね、ニードルばっかりですね。
ポイントで色を展開するのではなくて縦糸出しとやっています。
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なるほど、ニードルのジャカードですね、それが最大の特徴ですわね。
はい。
これどこか今までにないような、ちなみにすみません、畳売りは80ミリ幅という幅ですよね。
最大御社の幅としてはどこまでいけるんですか?
安定しておろうとするとマックスで110ミリから120ミリというところですね。
安定しているのは100ミリから110ミリぐらいが広幅と言われる中では安定しているかなというふうに経験しています。
ちなみに100ミリぐらいの畳売りというのもあるんですか?
あります。我々これを幅広の畳売りというふうに呼んでおりますけれども、
海外の畳屋さんというのは幅広の畳売りを使うんですよね。
側面まで覆って、側面で縫い糸が見えるんじゃなくて裏面まできちんと覆えるようにしていくために広幅というのが必要になってくるんです。
そういった需要にも応えていけるようにですね。
種類はこうなんですけどね。
今までのところじゃないところ、ここ狙ってるよみたいなのあるんですか?
いろいろと自分たちからの発信ではないですけれども、
コロナがあって海外で作っていたもので国内で何かできないかなというご依頼をいただいたもので、
いくつか開発に携わっていただいたものもあったりもするので、そこからヒントを受けてですね。
こういった分野も面白いなというふうに気づかされたというのはあります。
なるほど。ありがとうございます。
では最後にですね、高田社長から、この業界ですね、繊維業界でもいいですし、畳いべり業界でもいいですし、
そういったところを目指しているですね、あるいはこの業界に興味があるそういった方々に向けて何かメッセージがいただければと思います。
そうですね。どんな産業でもそうだと思うんですけど、今結構激変の時代ですので過渡期を迎えている部分もあるんじゃないかなというふうに思います。
こういった繊維産業に関わる産業というのは、どちらかというと地方というんですかね。
地方ほど人口減少だったりとか事業所数の減少だったりとか産業の担い手の確保というのが難しいというふうに言われている部分もあるんですけれども、
ただやっぱりその繊維業界もアイディアと行動次第で何でも表現できるなというふうに思っています。
地元の小島でもですね、結構若くしてこの業界に入ってきて起業する方々もいらっしゃったりもされますし、
世界中からそういったバイヤーさんも来られたりもしている。やっぱり衣食自由に関わる衣の部分とかも、
学生服、デニムというのも盛んだ。アパレル業界も結構盛んなんですよね。
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やっぱりそんな中でもですね、やっぱりその実態の伴うものを作れるということのニーズっていうのは、これはもう途絶えるものはない。
必ず労働主役型の産業の中でものを作っていくとアイデアが生まれて新しい商品ができて、やっぱり人や技術が集まるところに世界中から人が集まってきますので、
やっぱりそういったものを作っていくというのが大事だと思います。
だからこそやっぱりまずアイデア、それからやっぱりしっかり形にしていくっていうことをしていけば、
とても魅力的な産業になっていくんじゃないかなと思うので、一緒にいろんなものづくりができたら嬉しいなというふうに思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
こんな感じでいい時間になりましたので。
5週にわたってね。
高田社長の方からお知らせあればお願いできればと思います。
ありがとうございます。
高田織物という会社もですね、先ほどからお話もさせていただいているように、
県財としての畳めりもひっくりめて、ハンドメイド用の素材生活やコラボレーション、タイアップ、いろんなことをやらせていただいております。
少しでもですね、関心を持っていただけるのであれば、ぜひホームページ見ていただきたいとか、
SNSのフォローもしていただきながら注目してこれからも見ていただけたら嬉しいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
最後に弊社泉工業からお知らせです。
2月の15日、16日と愛知県内宮で開催されるジャパンイヤンフェアに今年も出展します。
ぜひそちらにも足を運んでいただければと思います。
はい。
ということで、本当に5週にわたってお疲れ様でした。
ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
はい、ではありがとうございました。
失礼します。
失礼します。
失礼します。
世界の人々に飾る楽しみをお届けする、泉工業株式会社 福永ひとしの繊維の泉。
この番組は、提供 後染めラメ糸メーカー 泉工業株式会社 プロデュース・製作 きらてん ナビゲーター 順天堂でお送りしました。