00:01
福永ひとしの繊維の泉
フィリスアンのみなさん、こんにちは。ラメ糸王子の石川です。
福永ひとしの繊維の泉、今週も始まります。
福永社長、よろしくお願いします。
はい、では社長、今週もですね、ゲスト企画の第29弾ということで、
高田織物株式会社の高田社長にお越しいただいております。
高田社長、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
はい、では高田社長、第3話目ということでですね、
前回から高田織物株の事業内容等々お聞きしてきているんですけれども、
今回ですね、特に本社の強みの部分ですね、
そういったところからちょっとお聞かせいただければと思います。
昔からですね、畳びりって言っても黒とか茶色の面素材の無地っていうのが多かったんですよね。
その素材もですね、最近は花繊を用いた畳びりっていうのが増えてきております。
それは発色が非常に豊かであるということもそうですし、
面の糸ってどうしても耐久性という意味では弱かったりもします。
畳っていうと常に足元にあるものですので、
しかも動いてないように見えながらいろんな方向から畳っていうのは踏み込むので、
畳のこの接触している部分っていうのは大きな力がぶつかり合っているんですよね。
だからこそそこの部分から角が滅びてくるっていうのもありますので、
やっぱり耐久性のある素材を使っていかなければいけないなということで、
そういったものを使うようになってきたんですけれども、
強みとするとですね、やっぱり他社との違いを打っていこうということで、
そういったきらびやかな丈夫で色のきちんとのった糸を使っていって、
いろんな柄の入った畳縁を売るようになりました。
今ではですね、約1000種類の畳縁っていうものを作って、
その他にも特別注文の畳縁も行なしていきながら、
各品種、商道と堪能期というところをメーカーとしての最大の強みとしてですね、
お客様にお届けをしていくと。
例えばもう明日10畳も欲しいんだけどなっていう風に言っていただけましたら、
その日の3時ぐらいまでご注文いただければ即日出荷をすると。
明日来る並みですね。
ありがとうございます。
ということでね、デザインとか品質とか色々あるんですけれども、
お客様になんでうちの商品を選んでいただけるのかっていうと、
それに加えてすぐ届けてくれるっていうところもですね、
うちの会社の強みの一つかなと。
特注品も依頼がやっぱりどんどん多くなっている感じなんですか?
そうですね。昔は定番品の商品ばっかりをアナウンス。
電話の音聞こえてますか?
大丈夫です。
昔は定番品の商品ばっかりお届けしていくっていう風なことに注力をしていたんですけれども、
03:01
いろいろ畳縁も昔からどうにか自分たちの強みが発揮できないかなと。
つまり1000種類の畳縁を作るということは、
定番品で持っている糸の種類が本社の糸を含めて多いですので、
そういう糸を独自に組み合わせていって、
お客様の期待に応えていけるような商品をどんどん開発していこうということをしていました。
1000種類作るとなるとやっぱり折りやすい商品、折りにくい商品、
いろんなものを企画していくんですけれども、
ある程度お客様からいただいたニーズにお答えができるような技術も備わってきたというところもあったので、
それを何とか技術を生かしてですね、
お客様のそういったオリジナリティのある商品を、
深かしのある商品を届けていこうということで、
最近はそういったことに特に注力をしています。
僕のイメージですと、いわゆるジャカードの折り物というイメージが高田さんものすごくあるんですけど、
それはやっぱり高田さんのところの特徴の一つなんですか。
そうですね、やっぱり柄の入っている畳めりというのが一番強みになりますね。
無地というのはですね、無地は無地で一番シンプルでありながらも難しいんですけれども、
パッと目で見て違いが出せるところというとやっぱり柄になりますので、
縦糸と横糸、それから柄の組み合わせでも全く違う表情を持った折り物に変わりますので、
どういうふうに提案できるかわかりませんけれども、
それこそにもちろん後で柄出ししていくと。
そこがもう一つの鮮明性になっています。
なるほど。そもそもの質問なんですけど、
畳べりの役目というのは、
いわゆる本当に昔からの畳べりの役目というのは何になるんですか。
これは昔から大きいところで言うと、畳の表の角のほころびを止める。
やっぱり保護。
ない時代というのは動物の皮を当てがってでも、
畳の角を守るということをしていたんです。
中世以降、近代以降になってくると、畳べりというものが柄とか色で相手の身分を表すというところもあったりもしますし、
お茶とかお花とかもそういったものが文化として根付いてくると、
それを軸としての作法とかそういったものが生まれてきたりもしています。
ですので、一つは機能性としての畳の角の役は補強するということ。
相手の身分や立場を表したりとか、伝統的な作法を司る間というか、
結界というかスペースというか、これをはっきりするという、そういった役割もありますし、
06:01
今で言えば、それに加えて装飾性をもたらして、お部屋にアクセントをもたらしたり、
そういった意味を持つ折り物にもなってきます。
むしろ今ではその役割の方が大きいかもしれません。
我々子供の時代は、ヘリは踏んだらあかんというふうに教わってきたんですけど、
踏んだらあかん理由というのは何かあるんですか?
そうですね。これは昔からの名残もあるんですけれども、
一番痛みやすいところだから踏んじゃいけないよという考え方もあります。
やっぱりそうなんですね。
そうですね。それからマナー的なところで言うと、相手の身分とか、
そういったものを表したこともあったので、それを踏みつけるということも良くないよねということもあります。
加えて、畳びり踏んじゃいけませんと言うと、子供たちが家の中でバタバタバタバタしないというかね、
そういう要素もありますし、一説には畳と畳の敷き合わせた隙間から槍が飛んでくるから、
護身のためにも畳の上を踏むなというふうに言われたりするような話もあったりします。
それはちょっと奇跡性のあるような話ですよね。
そういう説はあります。
僕らが子供の時は、何で踏んだらあかんのって親に聞いた時に、
やっぱりここは頭の上やねんみたいな、分かったような分からないような説明をされて、
とにかく踏んだらあかんねんみたいな感じだったんですけどね。
畳を新しくするときは、どのタイミングで新しくするかというと、畳りがポロポロポロポロ、
傷んできたら畳替えするという習慣もあったりもしたので、
目印としてですよね。
そうですね。素材としても面素材っていうのはやっぱり弱いですし、
弱いなりにも守っていく役割があるところだったりもするので、
やっぱり最近はそんな使い勝手の悪い畳になったら誰も使っておくれないので、
可愛らしくて耐久性のあるものを作っていこうということで。
石川君やらの年代は畳の上に踏んだらあかんみたいな教育はなかった?初めて聞きました。
そうか。
それでいいと思います。
いい機会だから覚えておいたほうがいいよ。
時間大丈夫?
そうですね。もう一つだけ聞いて終わりにします。
強みの部分から、さらに特に力を入れて取り組んでおられる事業ということで、
タイアップやコラボレーション、特注のことは先ほどお伺いしたので、
この辺りに力を入れておられるということなんですかね。
そうですね。畳べりというと、作っているものからすると、
みんなで使ってほしいなと思うんですけども、
畳を必要としなかったら、畳べりってどんなに千種類あっても特注で作れますって言ったって、
09:03
ニーズが全くない折物になっちゃうわけなんですよね。
やっぱり認知もされていない折物っていうのは、
お客様に選んでいただくことも見ていただく機会もありませんので、
どうやったらその認知度が上がっていくかなっていうふうなことを考えた時に、
ドストレートでこんな柄があるんですっていうよりは、
そもそもにファンがいらっしゃるメーカーさんやブランドとタイアップをさせていただいたほうが、
そのファンの方々にも訴求して知っていただくっていうふうなことができるんじゃないかなって思ってですね。
やっぱり畳べりの持つ優勝性っていうものが、
商品に価値をもたらすっていう根本的なところにスポットを当てようとすると、
そういったブランド力のある方々だったりと、
タイアップやコラボレーションをしていくっていうことが、
うちの商品を知っていただく上では、
うちだけではなくて相手さんにとってもプラスになるような、
ブランドになってもらった人のために、
もはやこれだけの権利が取り入れていくということだと思います。
…ではないといければよくないなと思うんですけどね。
慶で始まる猫のキャラクターとかとコラボされてましたですよね。
はい。
もうそこのファンの方々にっていう、
いわゆるアナウンス的な要素ですか。
欲しいっていう無常期にその柄がいいって いう方々は世界中にいらっしゃるグラン
バッハ ありますし
それはそれで前ロイヤリティを支払いしたり するとやっぱ高くはなってくるんです
けれども 高い安いって言ったってみなさん
畳んべりが市場でいくらするかなって全然 ピンと来ないと思う
そんな値段も知られてないものって言い ながらも本当に畳んべりってあの言い方
どうかわかりませんけど世界一平米タンク が安い折り物っていうふうにやゆされ
た時でもあるんですよね
畳んべりは安いものがいいって言うのは
不可価値商材ではなく福祉材と同じような 位置づけだったりするので
そうなんですけどやっぱり我々はそこから 脱却をしていって
畳んべりのデザイン性とか高いものから 安いものまでいろいろありますけれども
ただ高いだけじゃなくてどういう柄であれば お客様にとって不可価値のある折り物
というのがあって自分たちにとっても お客様にとってもいい商材って何かな
というふうなことを考えていくとやっぱり そういったものも作っていく必要がある
ということでやらせていただいています
それはすいません ああいうロイヤリティをお支払いして
キャラクターとかコラボレーションっていうのは
期間がもう決まっちゃってるんですか
期間で決まってるものもやっぱりあります
1年間でこれだけっていうふうな契約をするものも ありますし
こんだけやりますんでっていうふうにやって
12:01
ロイヤリティをお支払いさせていただくものも ありますし
それはもうその先その先によっていろいろなんですね
そうですね 全く違いますね
なるほど
わかりました ありがとうございます
ではちょっといいお時間になりましたので
最後に高谷社長の方から何かお知らせとかあればお願いします
はい ありがとうございます
畳壁にもですね 総合カタログっていうのがありまして
普段は現物の見本書をお届けしたりもするんですけれども
今回約2017年から5年ぶりぐらいになるんですかね
弊社の総合カタログっていうのが一新されます
いろいろと廃盤だったりとか それ以降に出てきた新商品だったりとか
それからもう選びやすかったりとか
いろいろと思われたものがこれから出てくると思いますので
ぜひまた関心がある方はですね
受け取ってみていただければなというふうに思っていますので
よろしくお願いいたします
はい ありがとうございます
ありがとうございます
最後に弊社泉工業からのお知らせです
2月の15日、16日と愛知県一宮で開催される
ジャパンヤンフェアに今年も出展します
よかったらぜひ皆さんも来てください
はい
はい ということで高谷社長、倉賀社長ありがとうございました
ありがとうございました
世界の人々に飾る楽しみをお届けする
泉工業株式会社 福永ひとしの繊維の泉
この番組は提供
アトゾメラメイトメーカー 泉工業株式会社
プロデュース・製作 キラテン
ナビゲーター 順天堂でお送りしました