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こんにちは、いわみです。6月21日の金曜日、いかがお過ごしでしょうか。
ついに金曜日って、先週も言った気がしますけど、1週間が経つのは早いですね。
今日はあまり時間がないので、短くですね、今読んでいる本の話をしてみたいなと思います。
短くと言いつつですね、結構取り留めのない話になる予感がすごいしてるんですが、
とても面白い本を読んでいるので、紹介がてら話してみたいと思います。
まず何の本を読んでいるのかというと、「きみのお金は誰のため」っていうですね、
わりと新しめの本です。2023年の10月ぐらいに出た本かな、たぶん半年ちょっとですね、
1年経ってない本で、データをいってみると、東洋経済振興社から出ています。
著者はタウチ・ナブさんという方で、1978年生まれ、東京大学工学部卒業。
ゴールドマンサックスとか、金利デリバリティブとかにいろいろ従事して、
今はたぶん、何やってるのかな、
里島陽平さんのもとで修行して、執筆活動を始める。
そうか、コルクラブの里島さんのところで、
個人で活動しているという方なんですね。
だから、漫画家のあの人とか、いろいろコルクラブに所属している人はいますけど、
その中の一人ということなんですかね。
ドラゴン桜の監修を務めた。ドラゴン桜ってあれですよね。
あれ、塾の話でした。東大みたいなね。
インビスターZの番外編も監修しているという。
お金のことに関するプロの方が書いた本ですね。
この人、僕と同い年ですね。
それで、本の詳しい内容とか要約みたいのは、
いろんなサイトとかインターネットがあるので、
興味のある方はそこを読んでもらえればと思いまして、
ここでは僕の本当に超個人的な感想というか、
そこで学んだことというか、考えたことだけを話していこうかなと。
いきなり脱線しますけど、
本の感想はこのやり方が正しいなという気がしてきました。
このやり方というのは、概要みたいな、
Wikipedia的な情報を極力言わないという。
本とかを紹介するときに、
まず前段として題材を作らないと、
その後の感想を言いづらいみたいな感覚があったんですけど、
これは完全な勘違いだなというのが今の結論で、
なぜかというと、気になる人はそれは調べるし、
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別にそれは、僕の個人の発信には
それは求められていないということが分かったからですね。
もしそれがうまくしゃべれたとしても、
そこで別に得るものはないし、
もし僕の話すことから何か人が面白そうな本だなと思うとしたら、
それはたぶんどこにもある情報じゃなくて、
個人的な引っかかりみたいなところから何かを感じるということなので、
それをいきなり一言目から言っていけばいいんじゃないかというのが、
今のところの僕の結論です。
とはいえ、何かしらの引っかかりみたいなのは必要になるわけですが、
まずこれはお金の本なんですけど、
主人公は中学生の男の子がお金持ちの家にたまたま紛れ込んで、
そこの話を聞かせてもらうような、
それでお金の仕組みみたいなのを学んでいくみたいな、
そういう物語、ストーリー自体の話なんですね。
本を読む対象年齢として、たぶん中学生だとちょっと難しいかなという感じだけど、
たぶん物分かりのいい高校生ぐらいだったら、
これで十分内容はつかめると思うし、
その意味ではお金の仕組みみたいなのを学ぶ本としては、
すごく分かりやすいし、面白い本だなと。
大人が読んでもこれは勉強になりますね。
僕も最近はお金に対する興味があるから、
お金の基本とか、もっと金利とか、
そういう難しい本から簡単な本までいろいろ読んでますけど、
その中でもこれはかなり分かりやすいというか、
信号食った本だなと思っていますが、
例えばどんなところかというとですね、
チャプターごとにタイトルがいろいろあるんで、
それに興味深いところを読み上げてみようかなと思いますけど、
第1章、お金の謎。お金自体には価値がない。
ここから始まるんですけど、
お金自体には価値がないって、
たぶんこれが最初の本題というか、
これを自分の言葉で説明するのは難しいんですけど、
この本に書いてあった分かりやすい例え話を点用してみると、
家庭内の紙幣というのを例えとして出されてたんですよ。
家庭内紙幣というのは、
例えばこの主人公は佐久間君というとんかつ屋さんの息子なんですよ。
それで佐久間という佐久間家にですね、
佐久間ドルというお金を流通させるために紙幣を作ったとしますよね。
100佐久間ドル。
それでそれをお母さん銀行が管理して、
子供にそれを50ドルずつあげたとして、
例えばスマホを使うのに月に
佐久間ドルを5ドルずつ徴収しますという話があったんですよ。
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ある意味これは税金のメタファーというか例えだと思うんですけど、
国で言うところね。
5ドルだったら払うけど、
でも50ドルしか持ってないから、
それだと10ヶ月で終わってしまうじゃないですか。
それでその時にどうするのかというと、
家の手伝いとか仕事をすることによって、
また佐久間ドルがいくらかもらえると。
片付けだったら5ドルとか、
夕食の準備をしたら10ドルとか、
そういう何かしらの決まりがあって、
仕事をすればもらえるし、
でも何かを与えてもらっている時には払わなきゃいけないというね。
これはわかりやすい例えですよね。
これはあくまで例えなんで、
国と国民の関係でも同じという、
銀行と国民の関係でも同じということですね。
それでこの話の何がポイントかというと、
家族の中では誰も豊かになっていないという
候補だと思うんですよね。
つまり、100佐久間ドルを家庭内で発行して、
それによってそのルールを作ったことで、
子どもとかお母さんをお金を流通させて、
いろいろ仕事が発生するから、
便利にはなるけど、
でも豊かには、別に豊かにはなっていない。
ただその家庭内で仕事と紙幣を流通させているだけということですね。
例えば外部のね、
洋服屋さんとか食べ物屋さんから何かを買うときは、
それはまた別のお金が必要なわけだから、
この時に100佐久間ドルというのは関係ないわけですよね。
この時に個人がいくらお金を貯めようとしても、
基本的には価値はないというか、
豊かにはなれないよということを、
これは教えてくれるのはボスみたいなね、
お金の研究所のボスみたいなね、
おじさんがいるんですけども、
その人に向かって主人公の佐久間くんに、
いろいろ話があるんですね。
勉強みたいな。
家庭内で配られた紙幣をどれだけ集めても、
家庭内では使えるけど、
それは外の世界で見たときには、
少しも豊かになっていないという。
この小さいミクロな構造を広げて、
世界のね、国でもいいですけど、
関係に置き換えてみると、
構造としては同じことが起こっているということなんですよ。
構造として同じというのはどういうことかというと、
個人がお金を貯め込んでも、
社会は豊かにならないということですね。
でも、そこまでマクロに捉えられる人はほとんどいないから、
基本的には個人の視点で見れば、
お金を貯めればいろいろ物が買えるし、
豊かになるんだけど、
重要なポイントとしては多分、
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もう少し長いスパンで見るときに、
この構造が結構、
引っかかったフックになってくるというか、
影響してくる面があると思うんですね。
この辺は結構僕の主観みたいな読みが入りますけど、
どういうことかというと、
今、日本は結構高齢化しているし、
だからみんなお金を貯め込もうとしているわけですけど、
その行為というのは、
かえって別にあんまり意味がないどころか、
かえって国の中で流通するお金が減ると仕事も減るし、
使っても使わなくても豊かさは変わらないというのとは、
家庭内紙幣の話とはちょっと規模が違うから、
そこの事情は変わってくると思うんですけど、
ちょっとまた別の話というか、
この本で書かれていたお金の価値のね、
価値と物の価格の話で、
もう一個分かりやすい例えがあって、
これもまたすごいミクロな話で、
パンが2個あると、
2個だったかな、2個あるとして、
1個50円だったとすると、
1人100円とか50円持ってたら、
パンを1個ずつとか買えるじゃないですか。
それでパンの数に限界があったとき、
ここではわかりやすくパンが2個しかないっていうね、
世界にパンが2個しかなくて、
人が2人だったらいいけど、
人が3人になったら、
いくらお金を払ってもパンを買えない人が出てくるわけじゃないですか。
そのときにお金をね、
じゃあパンをいっぱい買うためにお金を貯めなきゃとか、
仕事をしてお金を稼がなきゃってしても、
でも結局そのね、
世の中の価値がパンが2個しかないっていうのがもう限界があったときに、
そこでいくらお金を貯めても別にどうにもならないじゃないですか。
せいぜい起こるのは、
パンの1個の値段が50円からインフレして高くなるだけっていうことですね。
これもとても分かりやすい例えだなって思ったんですよ。
人間を幸せにしてくれるのは、
そのお金の数量じゃなくて、
そのお金を支払って受けられるサービスによって、
人間は豊かになったり幸せになったり。
そのときに、
仮にそのサービスとか製品に数に限界があったときに、
お金をいくら増やしても、銀行がいくらお金を吸っても、
人々がどれだけお金を貯め込もうとしても、
サービスとか製品の数自体に限界があるとしたら、
それは結局その価格がインフレして上がるだけで、
人々はどんどん受けられるサービスと買えるものの数は変わらないんだとしたら、
それは意味がないと言えるわけじゃないですか。
だから極論を言うと、
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お金で解決できる問題はないということなんですよね。
でもこの言葉を聞いたときに、
多くの人は違和感というか、
基本的に物事はお金で解決できるじゃないかって思うと思うんですよ。
僕もそういう印象を持ちました。
でもそれは狭い範囲で見るときには、
個人の問題を解決するのにお金は必要だし、
お金は役に立っているんだけど、
もう少し広い目で見てみると、
問題を解決しているのはお金そのものじゃなくて、
お金で動いている人たちが提供しているサービスだったり商品だったり、
それによって人々は満たされていたり、
喜んだりとかお腹いっぱいになったりということですよね。
これはすごい5人とか10人の超ミクロな世界を考えてみると、
構造がわかりやすいと思うんですよ。
それで実際にはその世界というのは何十億っているわけだから、
日本だけでも1億2千万いるわけですから、
そうなると問題がすごく複雑化して、
全然わからなくなってしまいそうになるんですけど、
でも基本的な根本的な構造としては、
さっきのパンが2個とか家庭内の紙幣という話と同じことが起きているわけですよ。
実際の世界としては、
世界の中ではサービスの量が多かったりとか、
製品に限りがないように見えるけど、
ここでもう1個考えてみたい視点が、
ここからも本は関係ないですけど、
実際の世の中のサービスとか物に限界はあるのかという話ですね。
これは人によっても分かれると思うんですけど、
結局新しい製品がどんどん出てくるから、
電化製品とか食べ物とかでもどんどん新しいものが出てくるから、
限界はないんじゃないかという考え方もありますけど、
でもその一方で、生産する能力には、
現実的には無限大だったとしても、
消費する人たちの限界っていうのはあると思うんですよ。
例えば、1人で食べられるご飯の量っていうのは決まっていたりとか、
時間が有限だったりとかそういうことですよね。
それで現実の世界でも仮にというか、
サービスとか製品の数に限界があるというふうに仮定してみたときに、
やっぱりそこには同じ、さっきと同じ、
お金を貯めても豊かさは変わらないという検証が起きると思うんですよ。
この本では1億2千万人のイス取りゲームという言葉が出てきたんですが、
要はそういうことですよね。
人が1億2千万いて、
イスが1億個なのか1億1千万個なのか分からないけど、
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もっと少ないかもしれないですね。
8千万個とか。
そのときにイスに座れない人が出てくるわけじゃないですか。
それでイスに座っている人はもう気を落とされたくないから、
そこでイス割ったりとか、お金を貯め込むということですけど、
結局それをやっても豊かにはならない。
うまくいけばイスに座り続けることはできるかもしれないけど、
その代わりにイスに座れなくなることの恐怖とか、
周りで争っている人を見たりとかで心が荒んだりとか、
そういうネガティブな側面はありますよね。
それで何をしたらいいのか、どうしたらいいのかという話ですが、
簡単に言うと、みんなで分け合えればいい話を、
この本の中でも書いてあったんですね。
僕もそう思いました。
イスが1億2千万人に対して、イスが1億個しかないんだとしたら、
それは別に座っている人が動かないようにするんじゃなくて、
みんなでイスを座る順番に座ったりとか、
もしくはイスを増やすことができれば、イスを増やせばいいじゃない。
別にイスの数は今は限定されているけど、
やり方によっては増やせるし、
イス以外のものをベッドでも布団でも何でもいいし、
作ってそこでいろいろ人がくつろげるようにすれば、
イスに座るのと同じ豊かさというか、
場合によってもっと楽しくなったり、豊かになったりすることはできるはずなんですよ。
こういうわけで、本の感想をベラベラ喋ってきたんですけど、
皆さん今までの話を聞いて、どんな感想を持たれましたかね。
僕の想像なんですけど、中にはね、
言っていることはわかるけど、
結局それはキレイ事なんじゃないかなって思っている人もいるんじゃないかなと想像します。
それは仕方ないというか、真っ当な反応だと思うんですね。
最終結論が、みんなで分け合うか、
座るイスそのものを増やすことができたら、
全体的にも豊かになるし、個人的にも豊かになるというのはわかるんですけど、
でもそこまでするには、まず一回個人が満たされる状態にならないと、
そこまで広い行動を取れないっていうのは、
割と現実的なところだなと思うんですね。
結局結論のないまま話を終えようとしているんですが、
でも何というか、この構造を知っておくというか、
頭の中に入れておくというのはすごく意味があるなと思っていて、
やっぱり多くの人はお金の仕組みとか、これはかなりデフォルメというか、
わかりやすく書かれた本ですけど、
そのすごいマクロな構造を一回知っておくというのは重要だなと思って、
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多分今学校とかでもやるんじゃないかなと思いますけど、
本当に子どもの頃からこういうお金の仕組みとか経済の回り方みたいなのは、
絶対やっといた方がいいと思うんですよね。
それでその上で個人でどうすればいいかっていうのは、
それは好きにすればいいし、別には分け与えようと思う人がいればいいし、
今まで通りにめちゃめちゃ資本主義ゴリゴリでやっていきたいと思う人がいれば、
ゴリゴリやればいいし、その後の選択肢は個人に委ねればいいんですが、
その前提知識としてこういう構造があるよっていう、
今のトレンドというか言われている流れとしては、
位数を増やしたりとか取り合うんじゃなくて、
みんなで分け与えた方が結局は社会全体は豊かになるよ、
その今の見解みたいのを知っておくというか、
伝えておくっていうのはやっぱ重要なことかなと思いました。
この本は結構売れている本とか人気のある本らしいので、
みんながわりと読んでいるらしいんです。
一回こういう本が売れると真似というか似たような本が続々出てきて、
その結果こういう常識っていうのが広く浸透するはずなんですよね。
それはとてもいいことだなと思っています。
働く人がどんどん減っていく中で、サービスの送料が減っていく中で、
お金をどうやって捉えて、どうやって稼いでいくかっていうのは、
結構今からの課題になると思うので、
いい本を読んだなと思いました。
今日はこれで終わりにします。
お聞きいただいてありがとうございました。
良い一日をお過ごしください。さようなら。