ポッドキャストの音質トレンド
こんにちは、いわみです。
8月14日の木曜日、いかがお過ごしでしょうか。
もうね、曜日感覚が全く消失していますが、
夏休み、子供が夏休みってこともあるし、
もともと僕はあまり曜日に関係ない働き方をしているっていうのがありますが、
また久々の音声配信になった気がしますが、
家で一人でいる時の方が収録しようっていう気になるんですよね。
今ちょうど家族が出かけていて、珍しく午前中に収録しているんですけど、
ちょっと仕事はあるんですが、合間に短く収録してみようと思いました。
今日の話してみたいことというか、ちょっとテーマがあって、
ベスト的なことを考えているんですけど、
まずテーマから話してみると、
ポッドキャストの音質に関してですね、
最近ポッドキャストの音質のトレンドが変わっていて、
低音を結構残すようにトレンドが変わっているんじゃないかってね、
まずそれを気づいたっていうところから話を始めてみたいと思います。
僕、ポッドキャストは毎日というか頻繁に聞くんですけど、
きっかけがあって、いつもヘッドホンとか、
ヘッドホンじゃないですね、イヤホン、
特に骨電動イヤホンで聞くことが大半なんですが、
この間何かのきっかけで、スマートフォン、スマホからね、
スピーカーに飛ばしてみたんですよ、Bluetoothで。
仕事の作業場にあるね、アレクサ、ちっちゃいアレクサがあるんですけど、
それにBluetoothで飛ばして流してみたら、
なんか思ったよりもね、低音が聞いているなってね。
これはもともとスピーカーの特性っていうのもあるんですけど、
でもあれと思って試しにですね、僕のスタンドFMの配信をね、
続けてかけてみたんですよ、同じアレクサのスピーカーで。
案の定、自分の放送は低音があんまり聞いてなかったんですよ。
これ何でかっていうと、僕は自分で編集してるんですけど、
編集する時に低音をカットしてるからなんですね。
具体的には、数字で言うとあんまり分からないと思いますけど、
低音を残す理由
300Hzっていうね、300Hzを結構24dBくらいのカットをしてるって、
ほとんどの人は何だか分からないかもしれませんけど、
途中そういう編集ソフトの、僕はオーダーシティっていうね、
無料の編集ソフトを使っているんですが、
それでハイパスフィルターっていうね、
フィルターを使って、ローの部分、低音をカットするってことを
日常的にやっていたわけですよ。
これはもうセオリーというか、あんまり何も考えずに、
とりあえず編集する前に、ノイズがあればノイズを切ったりとか、
それと同じレベルで、とりあえずローカット。
ハイパスフィルターとローカットって同じことなんですけど、
ハイの音を通りやすくするためにローをカットするっていうことですね。
日常的にローをカットしていた自分の音質は、
他のポッドキャストと比べると、すごい痩せて聞こえたんですよ。
ということは、今よくね、僕が聞いているような、
もしくは人気のあるポッドキャストは、そんなにローをカットしていないってことはね、
分かったわけですよ。
これは何でなのかなって考えてみると、
いくつか仮説というか思いつくことはあるんですけど、
トレンドっていうのが一番分かりやすいけど、
なぜ音質のトレンドが変わったのかっていうと、
一番大きいのは視聴環境の変化だと思うんですよ。
今まではラジオとかポッドキャストにしても、
イヤホンとかBluetoothで聞く人は多かったと思うんですけど、
最近はやっぱりBluetoothでもイヤホンでも結構音質が上がってきて、
低音がね、残せるように、低音が結構聞けるようになったから、
だから残すようになったと。
低音を残すとどうなるかっていうと、やっぱりリアルの音に近くなるわけですよね。
僕は自分で編集するときに最初にこれね、
マイクで機械を使って収録するんですけど、
その最初の音源と、自分が配信するために編集をかけた後のやつは、
やっぱりね、すごい低音をカットしてね、
これはわざとやってるわけですけど、音質にしているわけですよ。
それによってスマホのスピーカーとか、
あんまり質の良くないスピーカーで聞くと、
多分音は聞きやすくなる。
話の内容は入ってきやすくなるって思うんですけど、
さっき言った温度感っていう意味で言うと、
やっぱりシャリシャリしたというか、
ちょっと痩せた音にはなってしまうわけですよ。
でも今までのセオリーだったっていうこともあるし、
今までスタンダードだった聞き方からすると、
ちょっと痩せて聞こえたとしても、やっぱりローはカットした方が
いろいろ都合は良かったわけですけど、
ここに来てトレンドが変わっている。
これはね、実は多分最近のことじゃなくて、
もしかしたら数年前からこれは起こっているのかもしれないなと思ったけど、
一番大きい変化としては、やっぱりね、機材の進化ですよね。
で、いろんな人がプロ仕様というか、
本当にね、多分FMラジオとかで使っているようなマイクとかね、
音質編集の考え方
本当のラジオ機器よりももっと高級な機材を使っていると思いますけど、
性能としてはそれにあんまり損縮を取らない機材を使うことによって、
多分低音を残してもね、それほど聞き苦しくならない音がね、
簡単に作れるようになってきたと思うんですよね。
それで低音を残して、ちゃんとそれは聞き苦しくならなければ、
聞いている方としては割と耳元で語りかけているような、
あるいは一緒に喋っている、同じ空間にいるような感じが近くなるわけだから、
そういうトレンドが起こっていると。
これはイヤホンじゃなくてスピーカーで聞いた時に一番分かりやすいんですけど、
スピーカーってね、イヤホンとかと比べるとやっぱり低音が出やすい。
ものにもよるけど、基本的にイヤホンというのは小さなスピーカーですから、
それで聞くよりは大きなスピーカー、いわゆるコンポとか、
レコードプレイヤーというか、リミングに置いてあるようなスピーカーで
ポッドキャストをかけると全然違うというのが分かるわけですよ。
あともう一つの大きな変化として、やっぱりポッドキャストの盛り上がりというのがね、
大きいなと思ったわけですよ。
さっきラジオの話をちょっとしましたけど、
ラジオはね、たぶんね、もともと機材も良かったし、
聞く環境がスピーカーだったというのもあるから、
もともと低音はそれなりに残していたんじゃないかなと思います。
あと思いつくのは、深夜ラジオとかね、
パーソナリティが喋るじゃないですか。
あれって、僕は深夜ラジオ聞いたことがないので結構想像で喋ってますけど、
割となんか低音が聞いてる気がしませんか。
深夜ラジオとかを聞いてる人は、
割と夜中に一人でとか、勉強しながらとか聞いてる人が多くて、
そういう場合やっぱね、低音が聞いてると、
なんていうか安定感、落ち着きというか、
やっぱりその近くで喋られている感がね、するわけですよね。
特に男性の声の場合は、
低音っていうのは結構ね、もともと聞いている、
低音が強い声質をしている人が多いから、
僕なんかもそうですけど、
それをね、残した方がよりリアルに近くなるっていうことですよね。
僕がいつからね、その低音をカットしているかなって考えると、
もう多分2,3年ね、それをやってると思うんですけど、
やり始めたきっかけとしては、
普通にパソコンで自分の音声を編集するようになってから、
やっぱり色々ね、手を加えたくなるっていうのもあるし、
これぐらいの低音はカットするもんだっていうね、
勝手な思い込みがあったので、
今までね、何も考えずにローカットをしてきたわけですけど、
これからはちょっとね、ローを残してみようかなと思っています。
これまあそのまま全く何にもね、
音質の編集をせずに出してしまってもいいんですけど、
それだとね、さすがに多分ロー強すぎるんじゃないか、
特に僕の場合は、すごいその、
バリトンというかね、低音が強い喋り方をしているから、
これをね、多分そのまま出すとどうなんだろうっていうのはありますが、
何回か試してみようかなと思っています。
今までよりそのローカットを弱めたバージョンと、
場合によっては全くローカットとかね、
その音質の調整をしないで出すバージョンとね、
ポッドキャストの音質トレンド
いろいろ出してみて、どう違うのか。
あとね、もっと言ってしまうと、
そのStandFMで上げると多分勝手にね、
調整されているっていうね、部分はあるかなと思います。
まあPodcastをね、配信するツールっていろいろありますけど、
Anchorとかね、StandFM、
Apple Podcastとかありますけど、
サービスによって音の加工の特色はあるとはいえ、
ある程度ね、そのサービスのね、ツール側で聞きやすくね、
セットされている部分はある気がするんですよ。
ちゃんと調べたことはないですけど、
少なくともStandFMはね、多分結構調整されてますね。
Voicyなんかもね、多分そうですね、
あれは相当コンプレッサーがかかってるなっていうのは聞いてて分かるんですけど、
まあそれは聞きやすくするためですね。
Voicyの話をしたからついでに考えてみると、
Voicyのローもどうかなっていうと、
多分結構ね、残してるなって。
まあ僕はVoicyは基本的にイヤホンで聞きますけど、
人気Podcastほどじゃないにせよ、
ロー残っているかもしれないですね。
でこれ、分かりやすく聞き比べるためには、
両方配信している、例えばコテンラジオとか、
Spotifyと、まあVoicyでもやってるからVoicyで聞き比べてみるとね、
多分音質の差は出ると思うんですよね。
で、まだやってない想像で先に喋っちゃうと、
おそらくねSpotifyとかで聞いた方が原音に忠実になっている気がします。
その理由としてはいろいろある中で挙げてみると、
多分その世界的なトレンドとしてね、
結構低音を残すブーム、低音トレンドみたいなのがあると思うのと、
あとは単純にデータの転送の問題もあると思うんですよ。
音源データっていうのをインターネット上に載せるためには、
やっぱりある程度データ量を軽くするために圧縮する必要があるわけですけど、
その時にどこを圧縮するのかっていうと、
主にその低音と高音の部分を切り落として、それで圧縮するわけですよ。
わかりやすいかどうかわかりませんが、ちょっと言ってみると、
その自然のね、今耳で聞いている音っていうのは、
ありとあらゆる音が入っているわけじゃないですか。
その中で人間が視聴可能な音域っていうのがあって、
一般的には20Hzから20万Hzって言われているんですよ。
確か20万だったと思いましたけど。
それで20Hzの音だけを聞いてみると、本当に低音でよくわからない音だし、
20万Hzだけを聞くと、ただのサーッていうノイズみたいに聞こえるわけですよ。
でもそういう音がいろいろ混じり合って、厚みのある音を、
声にしても音楽にしても環境音にしても作られているわけですけど、
イコライザーっていう装置があるんですけど、
それは何をする機械なのかというと、
音域を20Hzとか100Hzとか500Hzとか、
音域を自由にカットしたり持ち上げたりできる機械があるんですよ。
これは大体の編集ソフトについているものなんですけど、
データ量を軽くするには勝手にイコライザーというか、
極端な低音域と高音域が自動的にカットされて、
基本的に人間には聞こえない部分だからあまり差はないんだけど、
でも昔のMP3、今もありますけど、
昔のMP3なんかは結構音がチャッチクて、
それは音域のカットが大雑把にズバッとやっちゃうから、
その結果低域と高域や中音域とかもある程度カットされていたと思いますけど、
データを軽くするために音量をカットしてしまうと、
すごい痩せた音になってしまったと。
MP3って多分すごく深くて、いろんな圧縮方法があるらしいんですよね。
僕もあまり詳しくはないけど、ちょっと本で読んだことがあって、
それによると自動で元の音源があって、それをMP3に圧縮するときに、
どこをカットするとなるべくその原音に忠実に、
かつデータ量を軽くできるかみたいなのを、
いろんな方式で自動で調節しているらしいんですよ。
いろんなエンコーダーっていったかな。いろいろ機械があるわけですけど、
それの技術がどんどん上がってきて、
今は相当WAVっていう元の音声データの音域とそんなに変わらないけど、
でもデータ量は10分の1ぐらいにできるみたいな、
そういう技術が結構発達しているみたいなことを読んだことがありますが、
音質の改善についての考察
いろいろ音質についてしゃべってきましたけど、
何が言いたいのかというと、
最近は低音を残すのがトレンドになっているし、
こういう一人喋りのポッドキャストみたいなのだと、
トレンドもあるけど、ある程度低音を残した方が、
もしかしたら聞き心地というか、聞いている人の近さみたいなのは増えるんじゃないかなってことを思ったわけですよ。
それだからっていうだけじゃないけど、
自分の配信の音質を変えてみようと思ったっていう、
ただそれだけの話なんですが、
具体的にどのぐらい低音をカットせずに、
もしくは低音のカットするとちょうどいいのかみたいな話はやってみて、
何か具体的な数値みたいなのがわかったらまた別に共有してみようと思いますが、
もし継続的にこれを僕のラジオを聞いてくださっている方がいたとしたら、
多分今回の配信ぐらいからね、
なんかちょっと音が太くなったなっていうことがもしわかったらですね、
なかなかいい耳をしているんじゃないかとね、
最後に偉そうなこと言って締めてみますが、
お楽しみにしていただければと思います。
それでは終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。
良い一日を過ごしください。
さようなら。