1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. 今こそ消費者の行動変容につい..
2024-09-26 1:28:05

今こそ消費者の行動変容についてガチで考える

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社会課題解決の大きな力であり、最後の砦ともなるのが「消費者の意識・行動」。最終消費者が、利己的な活動の中で意識変容し、社会課題の深刻化を助長するのではなく、社会課題解決の推進力となるために、どのような企業努力が果たされるべきなのか。消費者の行動変容を促したスタートアップと共に語る。

■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

本エピソードでは、消費者の行動変容について真剣に考え、社会課題解決のために消費者が果たす役割や、食品ロス削減、寄付文化の促進といった取り組みが紹介されます。また、エシカル消費の重要性やその普及方法にも焦点が当てられています。ポッドキャストでは、具体的な事例を通じて、マーケティングにおける消費者の本能や欲求の影響を探求し、サステナビリティやエシカルな選択が消費者の行動に与える影響についても考察されます。 このエピソードでは、消費者の行動変容とそのマーケティングにおける重要性が議論されています。特に銀行や料理店などの事例を通じて、ユーザーの声を聞き入れ、価値を提供する方法が考察されています。エシカル消費が消費者行動に与える影響についても深く掘り下げ、コストと価値のバランスについて論じられます。また、寄付を集めるためのNPOの戦略的アプローチや、消費者が感じるエシカル消費の意義についても触れられています。 さらに、消費者の行動変容に関する研究とアプリの役割が話題に上がります。特に食品ロスの問題を解決するために、アプリを通じて消費行動がどのように変化するのかが探求されます。エピソードでは、消費者行動変容の重要性とその方法についても深く考察されており、マーケティングにおけるユーザーの共感や納得感、社会的な影響を最大化するための視点が浮き彫りにされています。 このエピソードでは、消費者の行動変容とそれに対する効果的なアプローチが検討されています。特にシンプルな動詞を用いて人々を動かす方法や、商品や行動の意味を変えることで新しい価値を生む手法が紹介されています。また、消費者の行動変容に関する議論が展開され、言葉の力の重要性が強調される中で、フードロスやモメンタムなどのテーマを通じて価値観の変化を促す仕組みが示されています。

消費者の行動変容の重要性
中村 多伽
はい、ということで改めて皆さんお集まりいただいて本当にありがとうございます。
あの暑い中、お休みの中、皆さんとお会いできて嬉しいです。
今日はですね、今こそ消費者の行動変容についてガチで考えるというタイトルでして、
社会課題解決を考えたときに、消費者の皆さんが動けば世界は動くし、
逆に消費者の皆さんさえ動いてくれればいいのに、その人たちが関心がなくて動かないこともあるしっていう、
一番難しい領域に対して取り組んでいる皆さんと一緒にお話ししていきたいなと思っております。
ちょっとですね、皆さんの属性をぜひ伺いたいなと思っておりまして、
今日ここに来たのは、まず三浦さんを一目見たいと思っていらっしゃった方どのくらいいらっしゃいますか?
すいませんでした。ありがとうございます。ありがとうございます。
じゃあすごい、皆さんこのテーマに興味があってきたんですね。本当にありがとうございます。
社会課題に関係することをやってるよという方はどのくらいいらっしゃいますか?
おお、ありがとうございます。結構いらっしゃいますね。
起業家の方はどのくらいいらっしゃいますか?もしくは起業準備中ですと。
はいはいはい、ありがとうございます。
えー、あとは何だろうな。学生さん。
おお、すごい嬉しい。ありがとうございます。
はい、じゃあそんな感じの割合というところで、
起業家の方に向けてもお話しできればなと思ってるんですが、
先に皆さんの自己紹介をお伺いできればと思ってます。
ちょっとなんか、どんな感じのことを消費者に対して届けているよとか、
どういうビジョンで届けているよっていうのをちょっと1分程度でお話しいただけますか?
じゃあ川越さんからお願いします。
川越 一磨
始めました。コークッキングの川越と申します。よろしくお願いします。
これ聞こえてるんですか?これ大丈夫ですか?
中村 多伽
聞こえてます?
聞こえてます。ありがとうございます。
三浦 崇宏
これね、声張っていかないと多分聞こえないから、これくらいの感じで喋った方がいい。聞こえる?
はい、よろしくお願いします。
川越 一磨
さすがですね。はい。
佐藤 正隆
ラッパーなんで。
川越 一磨
えーと、僕はですね、食べてという食品ロス削減のアプリを運営しています。
食品ロスで困っている人の顔ってあんまり浮かばない、実は社会課題の1つで、
どちらかというと1人1人の意識が家とか、あとは普段の買い物とか、
そういったところで変わっていかないと、なかなか解決しづらい課題になっています。
なので、僕たちはもうあくまで誰でもウェルカムな、安売り目的だろうと、
食品ロス削減に関心がある人だろうと、
誰でもこのまずアプリを使っていただいて、
ロス削減にハードロス最初入り口をめちゃくちゃ低くして取り組めると、
そういうアプリを運営をしています。
いわゆるフードシェアリングという領域のアプリケーションを運営をしています。
はい、よろしくお願いします。
中村 多伽
ありがとうございます。
三浦 崇宏
ちなみに、
今日初めて会ったんですけど、小中高の後輩なんですよ。
うちの学校みんな体でかいと思われるんですけど、
小学校からの合唱部で初めてだけど、よろしくね。
よろしくお願いします。
中村 多伽
ちなみに今ユーザー数どのくらいですか?
川越 一磨
今97万人くらいの会員登録者をいらっしゃいます。
すばらしい。
中村 多伽
ほんで累計の食品ロスをレスキューできた数でいうとどのくらいですか?
川越 一磨
ちょうど先月末に100万食を超えたところです。
中村 多伽
めでとうございます。
すごい。
めちゃめちゃすごい。
三浦 崇宏
余ったやつ食ったからそうなってるわけじゃないよね。
エシカル消費の推進
川越 一磨
僕一人だと解決できないんでアプリ作ったんですよ。
三浦 崇宏
なんなら食うくらいの気持ちでね。
中村 多伽
ありがとうございます。
カップ食いいじりを。
ありがとうございます。
じゃあ佐藤さんお願いします。
佐藤 正隆
こんにちは。
聞こえますかね。
コングラント株式会社の代表の佐藤です。
僕がやってる事業は日本全国のソーシャルセクター、
NPO公益法人だけじゃなくて、
学校や病院とかも含むんですけど、
それらに向けたファンドレイジングのシステムを提供してます。
今サービス開始してからずいぶん経つんですけど、
今これからやっていくのはやっぱりソーシャルセクターに
寄付のDXっていうだけではなくて、
寄付をする側のUI UXもどれだけ高めていくかってことと、
あと今僕が一番近寄っているのは大企業。
大企業の従業員さんが寄付をもっと、
今してると思うんですよね。
だけど企業側で全然可視化されてなくて、
その企業が従業員の寄付をサポートするっていう新しい仕組みを
今構築していったりしてるんですけど、
僕が今やってる領域っていうのは寄付なんですね。
寄付っていうと、やってる人もいれば、
寄付はうーんみたいな人もいると思うんですけど、
僕は結構根付くと思ってて、今信じて、
その流通額拡大を頑張ってやってます。
中村 多伽
ありがとうございます。
じゃあ次、山内さんお願いします。
山内 萌斗
はい、皆さん初めまして。
株式会社GAVという会社の代表の山内もえとと申します。
私たちのミッションはですね、
社会課題解決のハードルを極限まで下げるっていうミッションでやっておりまして、
授業二つやってるんですけど、
ゲーム感覚ゴミ拾いイベント清掃中っていう授業と、
あとは日本最大級のレシカルなブランドに特化した
商品販売とグロース支援のプラットフォームエシカルの暮らしという
二つの授業をやっております。
今日は商品のセッションなので、
エシカルの暮らしのことについてお話できればとは思ってるんですけども、
エシカルの暮らしが掲げるビジョンとしては、
日本を世界一のエシカル消費先進国にするということを掲げておりまして、
今ぜひインスタグラム入れてる方はですね、
エシカルの暮らしと検索いただくと、
アカウントが出てくると思うんですけど、
こちらのアカウントが6.8割のフォロワーさんがいらっしゃいまして、
そこで毎日投稿でいろんな社会課題を1分で解説しながら、
その解決につながる商品を実際にECサイトだったりとか、
あとは有楽町の丸いに常設店舗があるので、
そちらで販売をするというような、
結構OMOと言われる領域で、
エシカル消費を本気で盛り上げていこうというような、
そんなプラットフォームを運営しております。
結構サイトとか見ていただくと、
全部買うことで何かしらのオーガニックとか、
フェアトレードとか、アップサイクルとか、
社会課題で解決につながるんですけど、
見た目はめちゃくちゃオシャレで、
なんか全然エシカルとか意識せずに、
消費者が普通に好きとか欲しいなと思う感覚で楽しめるような、
そんなユーザー体験を意識してサービス作ってます。
本日はよろしくお願いします。
中村 多伽
よろしくお願いします。
川越さんと山内君は、
私の投資先でもあるんですけど、
国内のエシカルブランド、
ほぼほぼ全員あってるんですよね。
山内 萌斗
そうですね。だいたいあってます。
中村 多伽
取引先がなくなりそうレベルであってるから、
自分でも作ろうってなったんですよね。
山内 萌斗
ほとんど網羅しちゃったので、
海外にちょっと目を向けたりとか、
あとは今まで取引したブランドさんの中の、
いろんな成功事例をもとに、
コラボで商品作ったりとか、
どんどんプライベートブランドも展開していこうっていうような、
そんなフェーズです。
中村 多伽
すごい。
三浦 崇宏
ビームスとかローズみたいにさ、
別注でどんどん作れたらもっといいよね。
山内 萌斗
そうですね。
いろんな企業さんとコラボして、
その裏側に入って、
見た目はめちゃくちゃオシャレでみんな欲しいけど、
裏側はすごい社会課題解決でつながるっていうような。
三浦 崇宏
何が売れてるかのデータが蓄積されるはずだから、
エシカルの商品があるんだったら、
こういう色のがいいよねとか、
それをクライアントにコンサルもできるから、
販売とデータ収集と、
そこからのコンサルみたいなことまでやれるといいですよね。
山内 萌斗
現状は実はエシカルブランド向けに、
僕らのプラットフォームで売られたエシカル、
どんな商品が売れるかっていうのを、
データベースの元にコンサルティングをやっている、
ビジネスモデルなので、
今後その大手企業にも展開していきたいと思っています。
三浦 崇宏
一回今度うちのお店遊びに来てよ。
山内 萌斗
はい。遊びます。
中村 多伽
今調達中なんで、
投資もよろしくお願いします。
三浦 崇宏
全然すげえ前向きだよ。
ありがとうございます。
めちゃめちゃあると思う。
中村 多伽
ありがとうございます。
じゃあ、小国さんもお願いしてよろしいですか。
小国 士朗
皆さんこんにちは。
小国志郎と言います。
僕は元々NHKで番組制作をしているディレクターで、
クローズアップ現代とかNHKスペシャルとか、
一番長かったのがプロフェッショナル仕事の流儀で番組を作っている、
いわゆるNHKらしい番組を作っているディレクターだったんですけれども、
33歳の時に心臓病になっちゃいまして、
番組が作れなくなっちゃったんですけど、
そこから番組を作らないディレクターっていう風になりまして、
番組以外の方法でどうやったら大切な情報とか価値を届けられるかなっていうことをやり始めました。
そのいくつかのプロジェクトで言うと、
注文を間違える料理店というプロジェクトをやりまして、
それは認知症の状態にある方がホールスタッフを務めるレストランなんですけれども、
間違えちゃったけどまあいいかっていうコンセプトでやることによって、
認知症の方が注文を取って配膳をするんですけれども、
間違えちゃうこともある。
だけど、看板が注文を間違える料理店という看板を掲げているので、
お客さんが誰も怒らないんですね。
ということで、ある種の寛容さの象徴だみたいな感じで、
非常に日本だけじゃなくって、
世界中に注文を間違える料理店というのが広がっていくんですけれども、
そういう形で僕はそれまではテレビ番組を通してしか情報を伝えることはなかったんですけれども、
こういう届き方もあるんだということで、注文を間違える料理店を大きなきっかけとして独立をして、
今はフリーで株式会社を国城事務所というのを作って、
様々な大切なんだけれどもなかなか届かないよねっていう、
そういうテーマをアイデアでひっくり返して、
たくさんの人に届けていくというようなことをやっています。
例えば、ラグビーワールドカップがあったときに、
庭科ファンという言葉がすごく流行りましたけれども、
その庭科ファンという言葉を作ったプロジェクトをやっていたりとかですね、
それこそ佐藤さんにめちゃくちゃお世話になっているんですけれども、
デリートCというプロジェクトで、
これはC、キャンサーの頭文字Cをデリートする、消すということで、
佐藤 正隆
ちょっと一瞬いいですか?
三浦 崇宏
小国さん、さっき会場に着いたばっかなんで準備が、
今持ってきてくれますけど、
お、実物を。
小国 士朗
すみません、本当に2分前に着いたので準備が全然追いついていないんですけど、
要はこういうやつです。
Cの付く商品とかサービスとか企業名からCをデリートしてもらって、
これを売ると。
そうするとこれを買うと売り上げの一部ががん治療研究の寄付になるということで、
これは代表的な例なんですけれども、
これ以外にも今200社ぐらいが参加してくれて、
例えばカルビーのCとかですね、
日清カップヌードルのCとか、
国用のキャンパスノートのCとか、
様々なCの付く商品サービス企業名からCを取ってもらって、
それが寄付になっていくっていう、
そうするとがんは身近なんだけどがんの治療研究に対して何もできないって思ってる人でも、
買うだけでいいので、消すだけでいいので、
そういうのはNPOで2019年から立ち上げていて、
そこでコングラントさんにすごいお世話になっているんですけれども、
そういった様々な僕は、
消費者行動の基本理解
小国 士朗
にわかの人が巻き込まれるような、
そういうアクションを考えているというのが成り割になります。
よろしくお願いします。
中村 多伽
よろしくお願いします。ありがとうございます。
三浦 崇宏
小国さん、これCCレモンからC取ったらただのレモンになっちゃう。
小国 士朗
レモン。
カップヌードルからC取ったらただのアップヌードル。
三浦 崇宏
アップヌードル。調子よさそう。
中村 多伽
じゃあみなさんお願いします。
三浦 崇宏
はい、こんにちは。
小国 士朗
こんにちは。
三浦 崇宏
一番後ろ聞こえてますか?
あのー、きょう、
裏番組で、
鈴木オサムさんとか小島春菜さんとか、
タレントさんたくさん来る中で、
ここに来てくれて、
ありがとうございます。
中村 多伽
ありがとうございます。
三浦 崇宏
あのー、きょうはですね、
結構真面目にやるんで、
こっから1時間半、
途中で芸能セッション始まっても動かないように、
面白い話しますんで、
よろしくお願いします。
声聞こえてますかね?
あのー、きょう、
僕も小国さんも結構、
IOS初めて来てるメンバーも多いんで、
割とあいづち拍手多めでやってもらっていいですか?
みなさん。
ちょ、あいづち言ってもらっていいですか?
あ、いいっすね。
なんかいいなと思ったら、
うなずいてもらって、
あと拍手もちょいちょいしてもらって、
ちょ、拍手してもらっていいですか?
サボんない。サボんない。全員。
あのー、
メインステージがちょっと低くらいの拍手、
もう一回してもらっていいですか?
ありがとうございます。
改めまして、
ザ・ブレイクスルーカンパニー5代表のミラです。
あのー、
普段は企業のマーケティング、
ブランディングやってるんですけど、
だいたい、
マーケティングのコンサルとしては、
月額800万から1100万円で、
国内で最も高い会社の一つで、
とにかく東京では、
高い子は言うこと聞かないって言われて、
評判がすごい悪いんですけど、
裏側で社会課題解決の仕事を
ちょいちょいやってまして、
東京大学のジェンダーバランス是正のプロジェクト、
言葉の逆風っていうのをやってたりとか、
あと、プランインターナショナルっていう、
世界中の女性の貧困を救うための、
事前団体のブランディングをやってたりとか、
あと、ファミリーマートのサステナブルプロジェクトを
全部うちがコンサルしてたりとか、
そんなような形で、
自分たちがやってることが、
いかに世の中に対して、
クリエイティブマーケティングの力が、
世の中の役に立てるかということを、
自分の人生とか会社を通じて、
チャレンジしていきたいなと思ってます。
今日はみんなと、
エシカルな消費の探求
三浦 崇宏
面白い話しっかりできればと思っているので、
よろしくお願いします。
中村 多伽
お願いします。
ありがとうございます。
三浦 崇宏
やっていきましょう。
中村 多伽
はい、やっていきましょう。
じゃあ、ちょっと早速なんですけど、
さっき質問で、
質問でというか、
三浦さんが自分で入れたのが、
みんな何目的で来てくれたのか、
気になるっていうのをやってたので、
会場の皆さんにもせっかくなんで、
お話ししてもらおうかなと思うんですが、
スタッフの方マイクランのご準備良いですか?
ありがとうございます。
じゃあ、ちょっと、
今日こういうこと聞けたらいいな、
話したい人いらっしゃいますか?
素晴らしい。
後ろのお兄さんにちょっとマイクを、
ごめんなさい、
ちょっとだけ道通してもらえますか?
ありがとうございます。
優しい優しい。
ありがとうございます。
じゃあ、ご所属とお名前も一緒にお願いします。
小国 士朗
株式会社ファクタストーキョーという会社をやってます。
佐藤 正隆
熊谷と申しまして。
上から三つ目の質問をしたんですけど、
自分でも小売りのブランドをやっていて、
すごい思うのは、
小国 士朗
レディースのバックのブランドをやってるんですけども、
やっぱりユーザーって、
佐藤 正隆
ユーザーっていうか、
小国 士朗
マーケティングで有名な森岡さんが言っている言葉で、
すごい僕がそうだなと思うのは、
人間って、
本能に支配されていることを忘れた猿である、
山内 萌斗
みたいな言葉で、
小国 士朗
どこまで言ってもすごいあるなと思っていて、
理性的な消費行動って、
やっぱりマクロで言うと、
山内 萌斗
すごい難しいなって思ってるんですよ。
佐藤 正隆
ってなった時に、
小国 士朗
行動変容って、
ユーザーの本能を変えることができないと、
なかなか難しいっていうのは、
山内 萌斗
すごい根本的にあるなって思っていて、
自分ですごい難しいって実感してて、
佐藤 正隆
今日お話ししたいなと思ってきました。
中村 多伽
ありがとうございます。
彼はサボテンを使ったレザーブランドをやってて、
めちゃめちゃ素敵なので、
カクタス東京で皆さん検索してください。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
もう一方ぐらい伺いたいんですけど、
どうですか?
今日これ目的で来たよ、みたいな。
よかったら学生さん、
学生さんもう一回手を挙げてもらっていいですか?
あ、当てない。絶対当てないんで。
手を挙げてもらっていいですか?
ありがとうございます。
三浦 崇宏
じゃあ、前の。
中村 多伽
今日どんな目的で来てくださいましたか?
立命館高校から来ました。
三浦 崇宏
高校生?
小国 士朗
高校生です。
三浦 崇宏
大人っぽいね。
佐藤 正隆
今僕たち課題研究っていう授業がありまして、
山内 萌斗
その中で外来種をなるべく日本から減らしていこうっていう研究をしてたんですけど、
佐藤 正隆
その中で外来種がやっぱりスーパーとかで売られてる食材に
山内 萌斗
それを取らないくらいのおいしさがあるということに気づきまして、
佐藤 正隆
それこそ川越さんとかがおっしゃっていたように、
食品ロスにはならないですけど、
そうやって皆さんが食べていくことで自然がどんどん回復していって
山内 萌斗
ということを目的に僕らは今もそういう企業ができたらなというふうに考えているので、
それにあたって消費者の方々がどういうふうに
食材を見ていただけるとか、
外来種とかをあんまり拒絶しないまま食べていただけたりするのかっていう、
消費者さんがどういうふうに受け入れていただけるっていう形を
中村 多伽
ちょっと話を聞けたらなというふうに思って参加させていただきました。
ありがとうございます。
すごい、高校生。
立うじですか。
あ、立命館高校。失礼しました。
素晴らしい。
中村 多伽
どんなふうに消費者の行動変容が起こせるのかっていう話の前に、
皆さんのこういう形で消費者の方の意識がサービス利用前と利用後で変わったよ
みたいな話をぜひ伺いたいなと思っているんですけど、
どなたからでも、三浦さんから行きましょうか。
なんかいろいろ事例ありますよね。
三浦 崇宏
ありがとうございます。
さっきの要はユーザーが欲しい、かっこいいとかおいしいとか、
植物的なメリットと社会に対してためになるっていうエシカルな目的で、
後者が前者を上回ることはないかもしれないっていう質問ですよね。
難しいですよ。
例えば、小国さんがやってらっしゃる注文を間違える料理店も、
やっぱり料理がおいしいっていうのが基本にまずあって、
そこをミスるとやっぱりダメなんで、
ベースになっているプロダクトのクオリティってやっぱりめちゃくちゃ大事だと思ってるんですよ。
ただ、人間のマズローの欲求ってやっぱりあると思うんですけど、
自己実現欲求とか、あるいは最近の言葉で言うと承認欲求とか、
そのプロダクトを選ぶことで周りに褒められるとか、
そのプロダクトを取ることで自分のことを好きになれるっていう価値はやっぱりあって、
そこを狙っていくのが基本かなと思ってます。
例えば、一番有名な事例で言うと、
ファミリーマートさんとかで言うと、
ミネラルウォーターとかいくつか普通にあったとしても、
全部同じじゃないですか、水なんて。
その中の1個がちょっとそれを買うことによって、
例えばデリートシーみたいな、どっかに寄付されるとかってなると、
それを選んだ自分のことを好きになれるってことがあるわけじゃないですか。
そういったモチベーションをどう設計するかっていうことだと思ってます。
ただ、その時にプロダクトのクオリティを犠牲にしていいかって言うと、
全くそんなことはなくて、そこは両方やらないといけないと思ってますね。
ただ、消費者の行動基準って、
戦後40年くらいは価格と品質だけだったはずなんですよ。
それが、この20年くらいデザインという要素が加わってきたわけですよね。
だからこれから20年くらいかけて、
サステナビリティとか、誰かのためになるみたいなことが
重要な基準になっていく可能性はまだ全然あると思ってて、
その20年かかる新しい基準が加わるまでの時間を、
どれだけ早められるかが、
ここにいるみんなの仕事かなと思ってます。
デザインとストーリーの重要性
中村 多伽
ありがとうございます。
セッションのまとめに入っちゃったくらいのまとまり方だったんですけど、
デザインの力みたいなのが加わることによって、
GOでやってきたことで、
消費者の行動変容を起こせたことって何がありました?
三浦 崇宏
僕らがやってるのだと、
エシカル領域とまたちょっと1個違うんですけど、
例えば今、雨の下と書いているウカっていう日本酒があるんですけど、
これが今、1つ3万5千円で売ってるんですよ。
ありえない金額で売ってて、
これ3万5千円で売ってる品質の理由が一体何かっていうと、
日本酒って普通5千円くらいじゃないですか、高くても。
でも3万5千円で何でこれ売れんのっていうと、
検索してもらえると分かるんですけど、
雨の雫の形をしてて、
これ何でかっていうと、
日本酒って樽から絞った時に、
絞ることによって結構圧力が加わって雑味がかかっちゃうんですよ。
それを一切絞らないで、
ポタポタポタポタ落ちてきた雫だけを集めてやるっていう、
めちゃめちゃ手間がかかるやり方をしていて、
これ年間2千本しか作れないんですよ。
その代わり、もう本当に雑味のない、
めちゃめちゃすっきりとした味わいで、
多分みんな飲んだことがない味わいなんですね。
飲みたくなってきたでしょ、これ。
このプロダクトのストーリーが、
プロダクトのデザインから見た瞬間分かるんですよ。
雫の形をしてて、
ウェブサイトも丁寧に載っていて、
ユーザーが自分を好きになったり、
そのプロダクトの価値を感じるのって、
クオリティと同じくらいストーリーってものがあって、
そのストーリーがちゃんとデザインとか、
プロモーションにちゃんと反映されてるかってことが
めちゃくちゃ重要で、
デザインはかっこいいんだけど、
そのプロダクトの持ってるストーリーと
ずれるとあんまり意味なくなっちゃうっていう。
だからDelete Cも、Cのロゴを消すっていう、
シンプルだけど、
このプロダクトが持ってるストーリーがめっちゃ分かるじゃないですか、
それがめちゃくちゃ重要なことかなと。
デザインとプロダクトのストーリーを分けないっていう、
そこが結構大事かなと思います。
中村 多伽
ありがとうございます。
あともう一個だけ聞いていいですか?
電話ボックスやってたじゃないですか、
あれ私行けなかったんですけど、
あれはどういうプロジェクトだったんですか?
三浦 崇宏
水尾銀行っていう、
皆さんご存知のめちゃめちゃミス…
中村 多伽
おふれこじゃないですよ、これ。
大丈夫ですか?
三浦 崇宏
ミスやトラブルを起こしまくってる銀行があって、
銀行のマーケティング戦略
三浦 崇宏
メガバンクって赤、緑、青、どれでもいいじゃん、ぶっちゃけ。
どれでもいいのよ。
たときに、水尾銀行って一体どういう価値があるかなっていったら、
審査作った渋沢栄一が作った銀行なんですけど、
なるべく国民のため、国民のことを考えて作りたいっていう、
すごい強いメッセージでできてるんですよ。
でも今メガバンクって金利も高いし、
なんで俺の金をロストに金かかるんだって思うじゃないですか。
そういう銀行がどうやったら他の銀行に対して
差別化できるかっていうところで、
とにかくユーザーに寄り添う銀行になろうっていう。
普通企業のCMとかブランドコミュニケーションって、
会社が言いたいこと一方的に言うだけじゃないですか。
それだるいじゃないですか。
だから渋谷のど真ん中に電話ボックスを作って、
その電話ボックスにユーザーが悩みをお伝えすると、
銀行からその人生の悩みを応援するためのお金がもらえるよっていう仕組みにして、
これおかげさまでめちゃめちゃマーケティング的に有効になって、
結果的にユーザー数が4月だけでめちゃめちゃ増えたんですよね。
だからその企業が消費者に対して何か物を言うっていうことを、
すごくみんな何を言わなきゃいけないか、
どう言わなきゃいけないかをすごい考えてるんだけど、
多分これから先はいかに企業がユーザーの言ってることを聞くか、
ユーザーが何を考えてるか受け止めるか、
そしてその聞いてる受け止めてる姿勢をどう伝えるかが、
めちゃくちゃ重要な時代になってるのかなっていう。
そんなプロジェクトでしたね。
注文間違える料理店の発想
中村 多伽
ありがとうございます。めちゃめちゃ面白いですね。
三浦さんと小国さんは割とデザインとかクリエイティブな力とか、
それを使ってストーリーを伝えるっていうことにかなりフォーカスされてるのかなと思うんですけど、
小国さんも注文間違える料理店で消費者の方がどういうものを捉えて、
どういうふうに変わったかみたいなのを伺ってもいいですか?
小国 士朗
そうですね、すごい難しくて、
僕は最初から社会課題を全然フォーカスしてないんですよ。
だから注文間違える料理店をやったきっかけはすごい単純で、
僕がプロフェッショナル仕事の流儀っていう番組を取材してるときに、
認知症介護のプロフェッショナルの和田幸男さんという方を取材したんですね。
そのときに見た風景が原風景で、
それは何かっていうと、認知症のおじいちゃんおばあちゃんが暮らしてるんですけれども、
お料理を作るんですよ。
そのお料理を作ってくれて、僕らロケクルーも一緒にご飯を食べるんですけれども、
そのときに今日はハンバーグだよって聞いてたのに、
出てきたのが餃子だったんですよ。
三浦 崇宏
ひき肉?
小国 士朗
ひき肉だけはあってるんだけど、その皮はどこから来たんだみたいな。
そういうことだったんですけれども、
そこで普通は、あれ今日ハンバーグですよね。
これ間違ってますよねって言いたくなった自分がいたんですけれども、
言えなかったんですね。
なんでかっていうと、その餃子をおじいちゃんおばあちゃんがめちゃくちゃおいしそうに食べてたからなんですよ。
大事なことは、お昼ご飯をみんなで楽しく食べるってことなのに、
僕は間違いが目の前で起きたら、それを指摘して正すっていうことしか知らなかった。
そのことに衝撃を受けて、間違えて指摘して正すだけじゃなくて、
ここにいる人たち全てが受け入れてさえしまえば、間違えてなくなるんだっていうことが一番僕の中で衝撃だったんです。
こんな間違いの消し方があるんだ、素敵だなっていうことで、
ただ僕はたまたま取材者として、その認知症のグループホームに行ったからこれ見れたけれども、
普通だったらいかないよな。
だから誰でも行けるような場所を作った方が、
俺みたいな認知症って言葉は知ってるけれども、よくわかってないっていう人にとって、
いい衝撃を与えられるだろうなって思ったので作っただけなんですよ。
だから認知症の人をキラキラ輝かせる社会を作りたいとかってことは1ミリも思っていなくて、
むしろ守護は僕なんですね。
僕みたいな認知症って言葉は当然知っている。
なんとなくイメージもある。
恥ずかしいんだけど僕のイメージは、
その和田さんの施設行くまでは認知症ってのは怖いなとか、触れたくないなっていうのが正直な気持ちだったんですね。
だけど全然違う世界がその先にはあって、
これにみんな触れたらいいじゃんって思ったんでやっただけなんですよ。
だから社会課題があってからやったのではなくて、
僕自身が一番ターゲットなんですね。
僕みたいな奴でも乗っかれるっていうものがすごく大事で、
僕みたいな認知症イコール怖い、触れたくないって思ってるような奴の方がひょっとしたら世の中って多いのかもしれない。
それはメディアの罪なんですけれども、
メディアがそうやってこの課題は怖いぞ、大変だぞっていう恐怖訴求、不安訴求をしてきたから、
みんながそういうふうに思ってる。
そういう奴らが多いと思うから、そんな俺でさえ面白いと思ったんだから、
それはきっと変わるだろうということで作ったので、
なので実際レストランに来てくれた方はそういう方がすごく多くて、
例えば20代のご夫婦がお店に来てくれたんですけれども、
すごい嬉しくて、そういう若い世代に来てほしいなと思ってたんで、
そしたらなんで来たんですかって聞いたら、
たまたま三連休でお休みの日で話題になってたレストランなんで来ました。
それはさっき三浦さんが言った通りで、やっぱりそこに認知症がどうとかこうとかではなくて、
おしゃれで楽しそうだから来ましたっていうことだったんですよね。
それがすごい嬉しくて、嬉しいなって思ってたんですけど、
お料理が出てきて、食べ終わってコーヒー飲んでる時にまた話しかけに行ったんですよ。
どうでした?と。
そしたらご夫婦で来てて奥様の方がすごい不満顔だったんですよ。
あれ?と思って。どうしたんですか?って聞いたら、
あのーってオムライス頼んだんですけど、オムライスが来たんですよって。
三浦 崇宏
間違えてねーじゃねーかと。
小国 士朗
間違えてねーじゃねーかと。
それが、いやいいじゃんと。
オムライス頼んでオムライス来たんだからいいじゃんと。
だけど彼女の来た位置は注文を間違える料理店なんで、
間違えてほしいと思ったんでしょうけど、来た。
で、でもその後彼女が言ったことがすごい素敵で、
あー認知症の方って普通なんですねっておっしゃられたんですよ。
で、僕はそれはある種、認知症というものを一面でしか捉えてないと思うんですけれども、
そういう感想を持ったってことがすごく大事だなというふうに思っていて、
認知症を彼女がどういうふうに捉えていたか知らないですけれども、
僕と仮に同じように怖いなとか、なんかちょっと触れたくないなと思ってたとしたらば、
そういう方がフラッと楽しそうだから来た。
だけどなんか認知症の方って普通なんだな、オムライス頼んだらオムライス来るじゃんと。
なんかそういう感想を持って家に帰られる。
エシカルな暮らしの提案
小国 士朗
なんかそういう北風と太陽みたいなアプローチがあるとしたら、
メディアはどうしても北風みたいなアプローチ。
さっきみたいにビュービュー危ないぞ、不安だぞ、怖いぞってアプローチは結構得意。
これもこれですごく大事なアプローチなんですけれども、気づいてもらえないんで。
だけど一方でそれだけだと触れたくないなって思う。
だけど太陽みたいなアプローチ。思わずコートを脱いじゃうようなアプローチ。
なんかそういうのをやることによって、その社会課題と言われるものに対して、
あ、普通だなっていう感想を持って帰られる。
これはある種の認識の変容なのかなっていう気はします。
中村 多伽
ありがとうございます。
さっきの三浦さんがおっしゃってた、
結局料理のクオリティが高くないと来てくれないよねと。
その夫婦もオシャレとか面白そうで来てくれたっていうのがあると思うんですけど、
そういうクオリティの部分で気にされたこととか気をつけたことってありますか?
小国 士朗
それは圧倒的に美味しいことと、
あと価格帯は一緒であるってことなんですけど、
どの料理を選んでも均一宣言にしてるんですけれども、
要は間違えられて腹が立つところは絶対外さないってことなんですよ。
ハンバーグ食べたかったのに、なんかハンバーグより値段高い餃子定食が来る。
それは許せないわけです。
ハンバーグは頼みたかったのに、それよりちょっと美味しくなさそうなピザが来る。
これも許せないわけです。
だからどの料理も美味しい。どの料理も同じ値段。
内装もおしゃれ。
とにかくこの体験自体をできたことだけでも満足できるぐらいの水準までは持っていかないといけないので、
やっぱり料理もそれこそ一風堂さんとか寅屋さんとか入ってくれたんですけれども、
ここでしか食べられないオリジナル料理を開発してくださって、
それが顧客体験としてはすごくリッチだよねっていうことではありました。
中村 多伽
なるほど。ありがとうございます。
オムライスが頼んだらオムライスが来ても、
オムライスを食べに行ったという体験だけで満足できるようにする。
小国 士朗
そうですね。
中村 多伽
ありがとうございます。めちゃめちゃ面白いですね。
MOETに聞きたいのは、今の話、三浦さんも国さんもしてくださった話って、
そうは思ってなかった人が行ってみることで意識が変わるみたいな話があると思うけど、
MOETってエシカルな暮らしバーンって出してて、
もともと社会課題に対して関心ある人が来るのかなと思ってるんだけど、
そこで変容とかってあったりするのかな?
山内 萌斗
僕はエシカルな暮らしの名前でやってますけど、
別にエシカルな人に届けたい、
エシカルなことをめっちゃ大事にしてる人だけに届けたいわけではなくて、
ここにいる会場にいる皆さんに最初に届いたらいいなと思ってるんですけど、
僕はエシカルなもの、これも全部エシカルな、
このココナッツからできてたりとか、マリンゴからできてたりとか、
カクタスさんも実は私たちのプラットフォームでもう2年以上ずっと扱わせてもらってるんですけども、
僕がすごい考えて大事にしたいなと思っていることとしては、
とにかく購買行動における感情の高まりをいかに最大化するかっていうことにただ向き合っているだけでして、
今ってもういろんなものがコモディ化していて、
どんなものでもある程度デザイン性機能性だったら質が高いものが手に入る時代だと思うんですけども、
さらに上位互換って何なんだろうって考えた時に、
さらに気持ちが上がるものは何なんだろうって考えた時に、
先ほどミルさんがおっしゃってたような裏側のストーリーだったりとか、
その情緒的体験とか、他者への貢献感、社会貢献感とか、
こういった消費体験が今までのめちゃくちゃクオリティが高いものの上に乗っかると、
シンプルに一番その購買行動の中で気持ちが高まる購買行動に変わるんで、
なので僕は結構人類の向かっていくべき方向性の本質にこのエシカルの概念があるというか、
感情の高まりを最大化するという目的に対しての手段がこのエシカルだと思っているんで、
長期的には皆さんもそこの消費行動に至るんじゃないかなと思ってますし、
そういった準備を僕らのプラットフォームではやっているというような感じですね。
あとは行動変容に関してはですね、結構その物ってやっぱり毎日触ったりとか使ったりするんで、
トリガーになるんですよね。
このトリガーになるものが使うたびに感情を高めてくれたときって相当感情が毎日動くタイミングが増えるので、
そうすることで物を使うことによってどんどん考え方だったりとか思考が変わっていって、
最初はこういったおしゃれでかわいい小物から入った人が、
じゃあ食事だったりとか歯磨き粉だったりとか歯ブラシだったりとか、
どんどん生活消費剤までですね、買うものがエシカルにブレイクダウンしていくみたいなことが生まれていくので、
エシカル消費の影響
山内 萌斗
とにかく情緒的価値を最大限高める、感情の高まりを最大限高めるっていうところに向かっていく消費行動として、
エシカル消費というものがあるかなと思っているので、
中村 多伽
マスに届く概念じゃないかなとは思っている感じです。
ありがとうございます。
とはいえ、結構サプライチェーン全体から変えてるじゃないですか、エシカルの消費に。
例えばそれこそいい素材を使うとか、少数自中生産するとか、結構経済合理性とのバランスが難しいかなと思っていて、
それが引いては消費者の方々により多くのお金を払ってもらわなきゃいけなくなるっていうケースも商品によってあるのかなと思うんですけど、
山内 萌斗
それってなんで買ってもらえるんですか?
結局エシカルの暮らしの中でも売れてる商品、売れてない商品、いろいろなジャンル、商材があるんですけども。
中村 多伽
ちなみに今何ブランドぐらい取り扱ってますか?
山内 萌斗
累計で200ブランドぐらい取り扱ってまして、
ただお店が有楽町の割にあるんですけど、キャパシティ的に60ブランドの事業成長にコミットするっていうので、
お店で扱ってるのは60ブランド、1000アイテムぐらいなんですけど、
結局売れてるブランドの特徴としては、相場価格とあまり逸脱していない価格帯のセグメントが売れてます。
なので、例えばこれとか、エアポーツプロケースですけど、
これ8700円するんですけど、ブランド物のエアポーツプロケースだったら8700円とか、
なんなら2万円のエアポーツプロケースとかあるので、
こういった高段階のものは一定原価率が上がったとしても、
あまりエシカル要素の影響を受けなかったりとか、
あとは普通に、ギフトとかだったら、
普通の1000円のギフトあげるより2000円とか5000円のギフトあげた方が、
相手に気持ちが届くっていう観点で、原価率とかあまり影響を受けないっていうような、
普通の人がちょっと頑張ってお金出す、相場感があるジャンルから攻めていって、
そこで違和感のない消費の中にエシカルをすり替えていく。
なんなら上昇的価値が乗っかって、
さっき言ったように渡す側ももらう側も感情が最大に高まる、
プレゼントができるっていうようなニーズに指しにいくと、
まったくユーザーとしては我慢している感じはなく、
むしろすごくこの消費体験もっと次もやりたいな、
って感覚になってムーブメントが生まれていくのかなとは思っております。
寄付の集め方
中村 多伽
ありがとうございます。
このエリア、ディープダイブっていうエリアでして、
ぶっちゃけトークでみんなを深みに連れていくっていうエリアなんですけど、
逆に低単価で売れづらいとかってどういうものがありますか?
エシカルでは買い切れない。
山内 萌斗
そうですね。
やっぱり、結構エシカルショーウェイ、
僕のインスタグラムのフォロワーって80%が女性の方だったりとか、
30代周辺の女性の方が一番多かったりするんですけど、
そのユーザーにとってコスメとかプチプラコスメとかが結構マスになってしまっていると、
そこのめっちゃ安くて可愛くてオシャレになれるコスメが売ってるんで、
そういうジャンルはなかなか、相当意識高い人じゃないとリプレイスできなかったりとか、
あとは歯磨き粉とか200円でめっちゃ公衆とか予防できるやつ買えるじゃないですか、
あれがナチュラルになって2000円とかしちゃうと、やっぱりなかなか買いづらいとか、
そこに相当負荷価値をつければ別ですけど、
お金を普段払っているところの価格帯があまりにも安さを重視したり、
安さと機能性をめちゃくちゃ尖らせているというところだと、
しんどいなというところはあったりします。
なるほどね。
中村 多伽
コスメとか歯磨き粉は安くて機能性が超高いですからね、エシカルじゃないものは。
それは戦いづらいですよね。
どうやって戦うのかみたいなのちょっと後でまた皆さんで議論したいんですが、
佐藤さん、私はそのコングラントがめちゃめちゃ大ファンで、
ぜひこれもってお願いしたんですけど、
その理由がやっぱ寄付が寄付したいとか、
なんかかわいそうだなみたいなのをニュース見て思った時に、
なんかできないかなと思う人自体は言っている。
けどその人がその行動をスムーズにできるかとか、
それを続けられるかで言うとまた別。
じゃあなんか寄付先の口座調べて、
ネットバンキングしていなかったらわざわざATM行って、
振り込んでしかもそれを毎月やるなんて到底できないと。
ユーザーの方。
っていうことに対してNPO側が寄付を集めやすくするし、
消費者の方も寄付をしやすくするっていうのが、
結構NPO界隈の革命だったんじゃないかなっていうのをすごく思っていて、
なんかその時に考えられたこととか、
気を付けられたことみたいなのあれば伺いたいです。
佐藤 正隆
コングラントというプロダクトをずっと取り組んできて、
今2500ぐらいの団体が、組織が使ってるんですよね。
毎日増えていってるんですけど、
見てて思うのは、
なんかやっぱり皆さんいろんな団体で、
兼務の人も多いんですよね。
企業で働いててNPOでやってるとか、
大国さんとかもいろいろやられてると思うんですけど、
兼務でいろいろやってる中で、
どう寄付を集めていくかっていう不安、恐れ、
これ結構寄付をお願いするのってすごい大変なんですよね。
これを僕たちはプラットフォームとして、
できるだけリソースを少なく、
かつ勇気を振り絞って寄付をお願いした時に、
少しでも多くリターンが来るように、
っていうのを心がけてプラットフォーム作ってます。
今さ、多分クラウドファンディングで寄付したことあると思うんですよね。
ある人もいると思うんですけど、
それ以外に団体のホームページから寄付する時に、
フォングラントであることが結構増えてきてます。
例えば聞いてもいいですか?
直近1年で寄付したことあるっていう人、
ちょっと教えてもらっていいですか?
4割?5割近く見ますかね。
多分ですね、団体のホームページとかだったり、
DMで来て、こんな感じかなって言いながら、
寄付した時に、決済のユーザーインターフェースが悪いやつとかってあるでしょ?
それをめっちゃ徹底的に今やってるんですよ。
実はアメリカの方に行くと、
すごい我々みたいなベンダーがゴロゴロいて、
めちゃくちゃIT投資してるんですよね。
すんごいUIがいいんですよ。
日本って寄付が本当に集まらない国かって言ったら、
絶対そんなことないです。構造が良くない。
やっぱり団体の行動変容もユーザーの行動変容も、
全部構造とインターフェースで僕は変えていけると言って、
今取り組んでます。
中村 多伽
インターフェースを構築していく時に気を付けてることとか、
従来のユーザーさんの行動から変えるような仕様にしたことって何かあったりします?
佐藤 正隆
何でもできるようにしているっていうのがあって、
実は一つの団体とか取り組み、
例えばプロジェクトでもいろんな寄付の集め方があるんですよね。
そうすると今までだと決済代行会社に契約して、
委託先にフォーム作ってもらってやっとできてお金かけましたと、
だけどここをもうちょっと調整したいとか、
こっちのほうの寄付だったらもっとこんな風に情報を取りたいとか、
いろんな情報の取り方とかがあるんですけど、
それをもう完全に何でもできるようにしてるんですね。
なので募金っぽくやりたければ匿名で寄付を受けたまることもできるし、
ぜひ無料でできるので使ってもらえたらなと思っています。
中村 多伽
ありがとうございます。
ちなみに寄付がそうやっていろいろカスタマイズもできて、
ユーザーインターフェースも滑らかになった時に、
それでも寄付が集められる団体と集められない団体って何か違いがあったりするんですか?
もちろん知名度とかっていうのもあると思うんですけど。
佐藤 正隆
そこはね、やっぱりその団体の取り組んでいる思いが、
ちゃんと一歩踏み込んで伝えられるかどうかだけです。
あとはね、マーケティング的に言うと、
クラウドファンディングも僕らも一緒なんですけど、
企業を集める時に一番重要なのはリードです。
これビジネスと一緒で、
どれだけ声をかけられる人がいるか、リードが多いか、
その数の確率の問題なので、
プロジェクトの質ももちろん大事だと思いますけど、
やっぱり踏み込む時に不安になるのって何でか。
それって、これぐらいしか声をかける人がいないから失敗するかもしれないって思っちゃうんですよね。
それを普段から成功確率を上げるために、
やっぱり経営の感覚もちょっと養っていかなきゃいけないですよね。
やっぱりNPOさんって社会課題を感じてスタートしている人が多いので、
実は経営をやりたいと思って、
経営者になりたいと思ってNPO始めてない人多いんですよ。
だからそこがこれから日本でね、
よりファンドレイジングイコール経営だし、
NPOの経営をもっとより良くしようっていうマインドセットされると、
成功する団体さん増えると思います。
中村 多伽
そうやって上手にマーケティングできる経営者がNPOにいたら、
逆にその消費者というか寄付してくださる一般消費者の方々も、
三浦 崇宏
行動が増えますよね。
やっぱりNPOの委員入られる人材と、
いわゆる経営者、スタートアップやる人材って、
佐藤 正隆
全然キャラクター違いますもんね、今ね。
三浦 崇宏
今全然違うんですけど、これはでももっと混ぜていきたいんですよね。
プロジェクトを経営して世の中を何らかの形に変えていくっていう意味では、
めちゃめちゃスタートアップもNPOとか社会課題解決も近いマインドにはあると思うんですけど、
それがまるで別のものみたいになっちゃってるのが、
消費者の意識の変化
三浦 崇宏
今の日本のもったいないとこかなって思いますね。
佐藤 正隆
そうなんですよね。
NPOをやってる人ってすごく深刻な課題に当たってるって思っちゃうとこもあるんですよ。
実際そうである団体もあるんですけど、
小国さんとか、深刻じゃないわけじゃないですよ。
結構自分で感じて楽しんでるとこあると思うんですね。
これからの社会課題解決とか寄付を集めるとかって、
いかにみんなが参加したいって思うかどうかですよ。
皆さんどうですか、めちゃくちゃ深刻であったらちょっと重たく感じるときありますよね。
そこら辺のいろんな多様な寄付集めが増えたらいいと思います。
中村 多伽
ちょっとやってみようのを促すのがまさに食べてだと思うんですけれども、
私、自分の自己紹介忘れてました。
超今更ですみません。
タリッキ堂中村と申します。
社会課題解決を目的とするスタートアップに投資をするとか、育てるという会社をやっていて、
今まで300ぐらいの事業の立ち上げとか、16社への投資を行っています。
なんですけど、それで山内さんと川越さんはご出資させていただいていて、
私たちどんなふうに投資先が社会に対してインパクトを出しているのかというのを計測して管理するんですね。
投資家、株主として。
その中で川越さんが出してくださったのが、
今ユーザー97万人いらっしゃいますけど、それに対してのアンケートで、
食べてを使う前と使った後、どんなふうに変わったかとか、なぜ使い始めたかというところが
めちゃくちゃ面白かったので、ご紹介いただいてもいいですか。
川越 一磨
まず食べてを最初使う、アプリをインストールする段階というのは、
基本的に半々で食品ロス削減に貢献したいという人と、安く物を買いたいという人。
中村 多伽
半々なんですか。
川越 一磨
半々ぐらいです。
ただ、二択にしたら半々なんですけど、どっちかというと両方だと思っていて、正しくは。
社会課題解決にもなって、かつ安く買えるんだったらいいよね、みたいな。
多分そういうライトな気持ちで入ってくる方が非常に多いと思っています。
ただ、僕たちはそれで、さっきも言いましたけど、それでいいと思っていて、
つまり最初のハードルをなるべく下げるというところ。
消費者のモチベーション
川越 一磨
つまりお得に、先ほど三浦さんの方から経済性というところの話もありましたけど、
いわゆる我々のモチベーションって何でこれまでデザインされてきたかというと、
もうやっぱり経済性とか、そういったところが強くなっちゃってしょうがないんですね。
かつ食の領域って、ものすごく安いものがいいものだっていう、そういう価値観で、
これまでファストフードの台頭によって、我々はそういう価値観で生きてきた世界なんですよね。
なので、最初のハードルをなるべく下げて、とにかく我々のアプリの世界に引き込んじゃおうという風に設計をしています。
入ってきた人をどう変容に持っていくかっていうところが、実は我々のアプリの一番の大きな目的なので、
アプリ自体がある種の啓蒙啓発ツールになっているというような立ち位置を取ろうという風に、
今でもプロダクトの改善を含めて頑張っているところです。
その中でも、食べてのアプリをインストールして、会員登録して、
実際に1食レスキューした人、2食レスキューした人、3食、4食、5食以上みたいな感じで、
食べてをインストールして、会員登録して、レスキューしてから、
何かしら自分の普段の消費行動に変容があったかっていうところを、
かなり詳細に自由記述も含めて、我々調査を取ったことがあって、
実は僕たちのユーザーさんってすごい良い人たちで、
アンケートフォームを3日くらいオープンしておくと、
何のインセンティブもないのに4,000人くらい答えてくれるんですよ。
その4,000人のアンケートの中で、1食、2食の人って実はそんなに差がなかったんです。
あんまり変容が起きてないんですよ。
ただ、3食以上になってくると、実は優位差が0.2ポイントくらい変わったんですね。
なので、3食以上レスキューしていくごとに、日々の食以外の領域とかに関しても、
ソーシャルグッドなプロダクトを選ぶようになったとか、
普段の買い方が少し意識をするようになったとか、
それこそ家での冷蔵庫の中のロスを減らそうという意識が少し高まったとか、
別にそんなことでいいですよね、1本目って。
僕たちはまずは小さな一歩を踏み出すというところは、
アプリを通じて違うところまで派生していけるといいのかなというふうに思ってやってます。
中村 多伽
いい会社に投資したな、私はと思って聞いてました。
1食、2食から3食目まで行くと行動変容が起こせるというところなんですけど、
レスキュー行動の変容
中村 多伽
3食目までどうやってキープというか、持ってってもらうんですか?
川越 一磨
そうですね、やっぱり1食、2食しかレスキューがしないというのは、
いろんな要因があるんですけど、まずは選択できる店舗の数が少ないということ。
これは僕たちのせいなんですよ、完全に僕たちのせいなんですけど、
要は土地、地理的な要因で選択できる店舗の数がないよという人にとっては、
やっぱりなかなか飽きちゃったりすると、同じ店舗ばっかりだと飽きちゃったりするので、
僕たちもなるべく今結構ドミナントで、
ギュッと地域を絞って店舗の密度を高めていくみたいなことをやったりもしてるんですけど、
ただやっぱり1食、2食のレスキューでやめちゃうという人は、
最初のユーザー体験が悪かったりするんですよね。
つまりさっきの話とも結構つながってきていて、
要は美味しくないお店はやっぱり淘汰されちゃうんですよ。
これは食べての世界でも実は同じなんですね。
なので、いいユーザー体験をお店も提供するという努力を、
食品ロスだから劣悪品を出すというのがまずおかしな話で、
そうじゃなくて、別にちゃんとしたものをちゃんと提供して、
でもこれはロスになっちゃいそうだからレスキューしてください。
これを誰かが助けに来ますっていう、そういうマッチングをしてるので、
なのでプロダクトってまさに飲食店とかお店からしたらパンとかケーキとか、
そういうもののクオリティが低ければ当然レスキューされづらいし、
ユーザーの満足度も低いので離脱しちゃうっていうのはありますね。
中村 多伽
なるほど、なるほど。
だからまず買いやすい状態のプラットフォーム上に近いところに
お店がたくさん表示されるようにするけど、
その表示されるお店側がちゃんと美味しいものを、
食品ロスになりそうな食品だったとしても美味しいものを提供できていること、
みたいなのがましおじさんが続けてくれる。
川越 一磨
まさにそうですね。
中村 多伽
ありがとうございます。
三浦 崇宏
だからやっぱこれいろいろ話あると思うんですけど、
これ結構勘違いされないほうがいいのは、
正しいは楽しいに勝てないんですよ。
正しいから楽しいものよりこっちを選んでっていうのは現実難しくて、
じゃあ何を考えるかっていうと、
皆さんが伝えたい正しいが、いかにユーザーにとって楽しいかをデザインし直すっていう、
その正しいはちゃんと楽しいに変換できているのかっていう、
そこの設計のデザインができるかが超大事で、
それを多分皆さんがすごいチャレンジされてるんで、
一定上手くいってるんだなっていうところだと思ってます。
中村 多伽
いや本当にそうで、ちょっと萌えと次振るね。
私一個だけ言いたいことがあるんですけど、
私たち東島やるし企業界育成もやるんですけど、
大手さんの事業開発をやることもあって、
大手さんの事業開発でオーダーがあるのが、
最近若い子って社会課題解決とか、
サステナブルなプロダクト興味あるじゃないですか、
そういうの作りたいんですよねっていうの結構来るんですけど、
うちの投資先、川越さんも萌えとも他の投資先も全部言ってるのが、
サステナブルでは買われてない。
サステナブルを目的にして買いに来る人はいない。
なんだけど、最終的にサステナブルっていうところも価値を感じてもらえる。
だから入り口は確実にそれこそクオリティ楽しいとか、
美味しいとか可愛いとかじゃないと、
そもそもお客さん来てくれないっていうのは、
大企業の方々にも言うようにしてるんですけど、
山内 萌斗
萌えとなんか。
そうですね、今の話でいうと、
なぜ今サステナブルで買われてないかというと、
今の私たちのプラットフォームのユーザー層が女性で、
なおかつ30代主演の女性の方が多いんですけど、
8割ぐらいなんですけど、
自分のタイミングの人が石軽消費するとかっていうと、
自分の人生だけじゃなくて、
家族の人生、子供の人生、子供の未来っていう、
いわゆる自分ごと化するきっかけが、
ライフステージが変化するタイミングで訪れているので、
なのでそういった行動とか、
そういった領域に興味関心を持つっていう、
そこがまず生まれていて、
たださっき言ったように、
貨車分所得の問題とかで、
いいものだけでというか、
社会課題解決だけだと、
やっぱり変われないみたいなところは、
大前提大事であるんですけど、
ただ一方で、
若者たちがサスナブルで、
変えてないみたいなのも、
ちょっとだけ時間の問題もあるのかなとは思っていて、
教育と将来の展望
山内 萌斗
今は自分ごと化する、
ライフステージの変化する30代主演の女性の方がメインですけど、
僕が2000年生まれですけど、
2005年とか2010年生まれの子たちが、
小学校からSDGsとか、
当たり前に短期学習とかでやってたりすると、
多分そこがめちゃくちゃ重要な層に、
ガラッと変わる気もしていて、
その人たちがお金の問題で変えない課題を、
どうサプライチェーンで解決するか、
大事ですけど、
その人たちが、
それこそ25歳30歳とかの、
高倍率に変換したタイミングで、
それで果たして、
ファスナブル・エーシカルを重視しないかというと、
そんなこともないなと思っているので、
そこが重視される時代は、
今はあまりそこまで第一の優先順位にある人は少ないですけど、
それは優先順位になる人も増えていくんじゃないかなとは思っています。
中村 多伽
めちゃめちゃいい問題提起ありがとうございます。
本当にそうだと思っていて、
私たち社会課題が解決されるためのトリガーを
3つ設定しているんですね、私たちの会社が。
1つ目がサプライチェーンの変革。
要は、例えば大企業側が何かの製品を作ろうとなった時に、
環境に良いものを調達しようとか、
労働者の環境が良い形で生産しようとなれること。
2つ目が制度とか仕組みというところで、
例えば排出量取引とか炭素税みたいなもので、
別にサプライチェーン的には全然変えたくは全くないんだけど、
お金かかっちゃうとか罰則があるからで、
やっぱり変わらなきゃいけないので変わる。
とか、投資家がサステナブルじゃない会社に投資しませんとか言い始めると、
変わらなきゃいけない。
3つ目が技術で、超変わりたいと思っている、
変わる準備もできているし、変われとも言われているんだけど、
変わるための素材がないとか、変わるための技術がないみたいな、
例えば私がすごい好きな話で、
環境負荷の低い農業をやろうっていう、
投資先の魚途中っていう会社があるんですけど、
そこがお野菜を包むのは基本的にプラスチックでやってるんです。
そうすると環境意識の高いユーザーさんから、
なんでプラスチックずっと使ってるんですか、
紙にしてくださいとか言われるんですけど、
野菜を最も新鮮で美味しく捨てないようにするためには、
まだプラスチックしか使えないんですよ。
紙とか使っちゃったらすぐグズグズになっちゃう。
それってプラスチックが環境負荷の低いものに、
大体さえできれば解決できる課題?
みたいな、そういう3つのセクターがある中で、
どうやって要素を揃えていくのか、
どうやって消費者の意識も行動も全体も変えていくのかっていう話だったんですけど、
今の萌えとの話ですごい面白かったのは、
さっきまでは結構、
事業者側がクオリティを揃えようっていう話だったんですね。
消費者側は自分の利己的な選択をするもんだから、
事業者側が努力をして、
どうにか使ってもらうようにするんだっていう話があったんですけど、
萌えとの話って消費者側も変わろうとか、
変わるきっかけに結構教育やらであふれてるんじゃないかと。
これね、これ結構、
こんだけ成熟していくと、
いや事業者側の責任でしょってなるんですけど、
若い企業家、始めたての企業家の方々って、
消費者が全然わかってくれないから売れないんですってなっちゃうんですよね。
これって三浦さんどっちが悪いと思います?
三浦 崇宏
多分、消費者っていう風に一言で括るから結構難しいと思っていて、
例えばなんですけど、
キングダムっていう漫画が今めちゃくちゃ売れてるわけじゃないですか。
でもあれって最初からめっちゃ売れたわけじゃないんですよ。
キングダムが最初あった時に、
中国の話わかんねーよっていう人もたくさんいたし、
美女が少ないから全然面白くないとか、
人が死ぬから残酷だとかもすごい言われていて、
一部すごい熱狂的な読者がまず生まれて、
その人たちがあれこんな面白い漫画が売れてないのもったいないって言って周りに広がっていって、
一定超えたタイミングで今度はビジネスパーソンがめっちゃ読むようになって、
これって仕事にめちゃめちゃ生きるなって言ってみんな読み始めたっていう。
その後映画化されて一気にまたマスに広がったっていう。
こういう経緯なんですよ。
何が言いたいかっていうと、
当然最初からマスに受け入れられるっていうのは結構難しい。
まずは一定数確実にそのプロダクトを愛してくれるマジなユーザーがいて、
そのロイヤルカスタマーをしっかり育てていって、
その方たちが周りに普及していくような仕組みを作るっていうのは多分大事。
事業者の努力が足りないっていうのも簡単だし、
ユーザーの共感を得る
三浦 崇宏
消費者はみんなバカだから分かってないっていうのもすごい簡単で、
そうではなくて、自分がやってることを愛してくれるマジなユーザーをまず見つける。
ユーザーに対してめちゃめちゃ丁寧にサービスしていって、
そのユーザーが周りに広げていくっていう、
ユーザーが今一番強い広告メディアになるんですよ。
そこを何か分かってもらえるといいかなっていう気がします。
中村 多伽
ありがとうございます。
パワワイさん97万人、広告費を使わずにユーザー集まってると思うんですけど、
何かそこに対して工夫とかあるんですか?巻き込む工夫。
川越 一磨
そうですね、やっぱり世界観を最初どうやって設定するかっていうのはすごい大事かなと思っていて、
やっぱり共感。
本当にこれ声張り上げなきゃいけなくて大変ですね。
中村 多伽
そうですか、喉をやられますよね。
川越 一磨
大丈夫です。やっぱり共感ってすごく重要で、やっぱり…
三浦 崇宏
俺合唱部だったから、声張って。
川越 一磨
僕トップソプラノだったんで、トップソプラノだったんで。
トップソプラノね。
三浦 崇宏
今出ないんですよ。
小学校の合唱部で一緒だったっていう。
川越 一磨
大先輩なんですけど。
どっちかっていうと、その世界観に共感してもらう人をコアでもいいから集めるっていう、
これ普通のビジネスの教科書とやることは一緒だと僕は思ってるんですね。
なんで、アーリーアダプターを集めましょうと。
そこからどうやってマスに広げますかって言うんですけど、
別にマスに広げることが目的ではないというか、
どっちかっていうと僕たちってロスの量をどう減らしていくか、
ソーシャルインパクトを最大化するにはどうしたらいいか、
その中で消費者の行動変容って必要不可欠だよねっていう考え方なんですね。
消費者の行動変容が別に目的じゃないんですよ。
どっちかっていうと、必要不可欠だからやるっていう考え方。
ってかとは、みんながやっぱりどうやったら巻き込まりやすくなるかなとか、
そういう考え方に多分なっていくと思っていて。
なので、さっきの話ともちょっとつながってくるんですけど、
食の世界って特に宗教化しやすいじゃないですか。
あれが正しい、これが間違ってる。
いつかのホリエモンのビーガン論争のまさにそうですよね。
正しいとか言い始めるから、結局ハイタ的な思想になっちゃって宗教化していっちゃうんですよ。
で、これってでもソーシャルセクターあるあるで、
あれをやってる人が正しい、これをやってる人が正しいって言い始めると、
ムーブメントなんて絶対起きないんですね。
どっちかっていうと納得感なんですよ。
僕は納得感だと思ってて。
一人一人の納得感があれば、さっきの価格の問題も了ができる。
僕はこの人を応援してるから、ちょっと高いけど買うよ。
いいわけですよね。
なので、いかに気持ちよい納得感を与えてあげるかっていうこと。
これが僕はすごく消費者側の意識としては意外と重要かなと。
中村 多伽
食べての場合は、ユーザーさんはどこに共感したりどこに納得してることが多いですか?
川越 一磨
人それぞれですよね。
なのでコスパってところを考えて納得してる人も当然たくさんいると思いますし、
単純にこのお店を応援したい。
自分の近所のこのお店がなくなったら嫌だっていう共感の仕方もあると思うんですよ。
それは別にいろんなパターンがあると思ってますね。
中村 多伽
ありがとうございます。
痛みを理解する
三浦 崇宏
質問が結構たくさん溜まってきたんで答えていけるといいかなと。
中村 多伽
任せてくださいよ。モデレーター何回やってると思ってるんですか?
佐藤 正隆
僕ね、実は食べてって2018年ぐらいから知ってるんですよ。
今日久々に再開したというか。
実は2018年の時になんて難しいことに取り組んでんだって思ったんですよね。
でもさっき質問されてた人とかもいると思うんですけど、
ちょっとよく陥りがちなことが僕やってて思うことがあって、
食べても消費者が実際利用してくれるんだけど、
やっぱりそこで困ってると誰かって言ったら飲食店ですよね。
その飲食店の人たちの痛みを取り除いてるんですよ。
だから僕よく自分でもやってて迷うことがあって、
起用する人たちもこれからぶれないで欲しいんだけど、
根本的には世の中の誰かの痛みを取り除くこと。
これにフォーカスする。
なんかちょっと違うなと思いだって迷い始めたら、
もう一回そこに戻る。
これをずっと僕繰り返しやってて、
誰の痛みを取り除いてるのか。
ここはすごく僕、事業作る上で大事だと思ってます。
中村 多伽
私が佐藤さんにお伺いしたいのは、
それこそコングラントって仲間を集める活動だと思うんですけど、
それをできるようにするために、
コングラント時代がそうだし、
コングラントがご支援されてるところも、
仲間を集めるってそもそも何が大事なんですか?
佐藤 正隆
仲間集め。仲間集めの大事さ。
それは後期でのメンバーだけじゃなくて。
でも僕らが今やってる一番利用者で多いのは、
社会課題解決に取り組む団体さんなんで、
一番大事なのは、これですわ。
これね、良くも悪くも色んな団体がいるんで、
課題の設定が甘い団体も多いんですよ。
だからやっぱりスタートアップでもNPOでも、
その課題の設定とか、
その課題を解決することで誰が幸せになるのか、
そこの設計が仲間集めでも全然違うと思うんですよね。
本当に差が出ると思います。
中村 多伽
真ん中にどれだけ強い思想があるかみたいなの、結局大事ですよね。
佐藤 正隆
大事ですね。結構企業家とかNPOも、
課題の設定と解決
佐藤 正隆
これ問題だと思って、見つけたと思ってワーっていくじゃないですか。
だけど一回ちょっと落ち着いて、
ちゃんと構造を考えた方がいいっていうのもありますよね。
よく僕も企業家のメンターとかやるんですよ。
そうするときも質問していくと、
なんかちょっとだんだん迷い始めたり、
あれもうちょっと考えてみますみたいな感じになるんで、
だからその繰り返し大事だと思います。
三浦 崇宏
思想を繰り返し伝えるってめちゃめちゃ大事ですよね。
さっきからテクニックとか考え方の話もしがちなんだけど、
割とその企業とか、
ファウンダーのさっきの小国さんが最初にびっくりした現体験なんですよみたいな話とか、
こういう未来を作りたいみたいな思想を経営者が延々と語り続けるって、
バカバカしいけど実はめちゃくちゃ大事で、
言ってるうちに飽きちゃうんですよ、実は。
なんだけど、初めて聞く人もたくさんいるし、
俺もこういう話しのほどいろんなところでしてるけど、
でも今日みんなとは初めましての人が多いわけじゃん。
だからやっぱり同じ話した方がいいし、
これ経営者とかリーダーに必ず伝えときたいのが、
思想や信念は何回語ってもいいよと。
そんなの何回語ってもいいので、
自分にあんま飽きないで語り続けることはめっちゃ大事だと思います、これは。
今すごい大事だと思いました。
中村 多伽
何回も語ることによって自分の中でも強化されてブラッシュアップされていくじゃないですか。
その過程もすごい大事ですよね。
何回語っても毎回新鮮で驚く人がいるっていうのも。
三浦 崇宏
あとやっぱり経営者とかファウンダーって飽きっぽいから、
なんか俺また同じこと言ってて大丈夫かなって思うんだけど、
思うんだけど伝え続けた方がいいよっていう。
これは大事だと思います。
中村 多伽
言語化超大事。ありがとうございます。
あ、言語化力って本に書いてますもんね。
三浦 崇宏
もう5年前出して、いまだに売れててじゅっすり言ってるんで、
まだ買ってない人いたら言語化力ぜひお願いします。
中村 多伽
ありがとうございます。
じゃあちょっとね、あと20分くらいなんで質問もお受けできればと思ってるんですが、
一応たくさんいただいてるので、
ちょっといくつか私が独断と遠見でピックアップしてお答えしつつ、
これだけは聞いてくれというのを挙手制で受けたいと思います。
まずちょっと最初に、
私は途上国での労働者の人権問題を解決したいと思っています。
課題を持っている人を顧客にするのが常識ですが、
この場合はそれが難しいと思っていて、
その場合に先進国に住む人を顧客にすると、
彼らにとって人権問題の解決はナイストゥーハブでマストハブじゃないから、
混同変容してくれずスケールできないと思うのですが、
どうですか?
すごい、答えたい方。
佐藤 正隆
すみません、今読もうと思ったら消えちゃったんだけど。
一番上に来ました。
そうですよね、人権問題。
途上国の人権問題。
多分これNPOとかですかね、だと思うんですけど、
実際にそれをどう広げていきたいのか、
広げていきたいのか、
何かしらなんですかね、
NPOでやってるんですかね、
これちょっと聞いてみないとわからないなと思います。
中村 多伽
これ質問をあげてくださった方、もしよかったら。
ありがとうございます。
山内 萌斗
ちょっとじゃあ、サフさん補足いただいてもいいですか。
佐藤 正隆
NPOっていうか、全然まだ考えてる状況。
課題感を持ってる?
山内 萌斗
はい、まだその段階で。
佐藤 正隆
課題感を持ってて、それが自分でアクションしていった時に、
それを知らない人とか周りをどう巻き込めばいいかみたいなところですよね。
確かにこういう問題ってすごく難しいと思うんですけど、
これちょっと本当に難しくて、
まだ若いですよね、高校生、大学生。
大学1年生。
そうですね、ちょっとお勧めしたいのは、
世の中の人を変える一個、この分野で重要なのは、
やっぱりね、その人権問題がすごくこうこうこうで、
問題だって相手に突きつけるんじゃなくて、
多くの人がそれを読んで、脳ではない状況を作るというか、
やっぱり調べて、レポートして、提言していくっていうのをやっていけばいいと思う。
これはすごく重要だと思います。
中村 多伽
さっきの前田の話じゃないけど、
先進国の特に敗走な人たちって、
人権問題に対して無知っていうのが恐ろしく恥ずかしいことなんですよね。
それがもっと恥ずかしくなる世の中になると思う。
佐藤 正隆
知らないことが恥ずかしいっていう状況を作るのもいいと思うし、
大企業もやっぱり今そういうところに目を向けざるを得なくなってきているのは事実であります。
三浦 崇宏
1個の事例として、スペインの高級ブランドでロエベっていうブランドがあるんですよ。
ロエベはこの10年くらい、タンザニアとかアフリカのまだちょっと発見されてない
民族模様のテキスタイルを自分たちのブランドのものにして、
それを高く売って、現地の人たちにちゃんと回収するっていうビジネスモデルを作って、
結果的にそこそこ上手くいってると言われてるんですよ。
だから今おっしゃった部分で、もちろん今おっしゃったことがすごく重要で、
欧米人の恥の意識とかキリスト教的な感覚に訴えていくっていう、
構造で解決していくってことも1個あるんですけど、
もう1個は、何らかの大資本と結びつくことによって富の再分配が行われるってことは、
最近アパレルブランドとか一部の食料品ブランドではたまに起きてるので、
そういった事例を調べてみるのもいいかもしれないです。
中村 多伽
ありがとうございます。
小国 士朗
今のでいいですか?
中村 多伽
もちろん、ぜひぜひ。
小国 士朗
やっぱり課題に気づいた人が、やっぱり課題にとらわれすぎると僕よくないと本当に思っていて、
なんか一般のユーザーっていうのはどういう意識かっていうのをまず調べられたらいいんだと思うんですけれども、
本当にうってなるんですよ。認知症って聞くとうってなるんですよ。
課題意識の重要性
小国 士朗
がんって聞くとうってなるんですよ。
それがマジョリティなんですよね。
だから社会課題に気づいてる人ってマイノリティなんですよ。
だからマジョリティの感覚って何かなってことはものすごく大事だと思っていて、
なんか課題に気づいた人が本当に課題にこだわりすぎて、
そのことをきちんと伝えなきゃいけないって思いすぎることがものすごく機械損失につながることが僕は多いと思ってるんですね。
SDGsの17枚のパネル見ても、誰がどう見ても正しいことが書いてあるんですけれども、
それを見た時にどう感じるか、ものすごく高揚感を持ってワクワクして、
これ何とかしてやるぞって思う人の方が多いのか、
それを見た時に何をしていいかわからないって思う人の方が多いのかっていうと、
おそらく後者なんですよね。
だから基本的に皆さんは正しいって思ってはいるんだけれど動けないっていう人の方が
圧倒的マジョリティだと思うんですよ。
だから僕はあんまりその課題に囚われすぎちゃって、
この課題を何とかしなきゃ、何とかしなきゃって思って、
その課題直結のものをしないといけないと思うと、
おそらくうってなる人の方が多いと思うんですよ。
例えばですけれども、僕がすごい大事にしてるのは動詞なんですよ。
アクション。
だからデリートCで例えると分かりやすいんですけど、
これって何もガンのこと言ってないんですよ。
Cを消してくれって言ってるだけなんですよね。
だから動詞なんですよ。
それも超シンプルな動詞。
Cを消すっていう動詞だけ言ってるんですよ。
それだけでいい。
それだけ面白いと思ってまずやってくれればよくって、
その後これを手に取ったら、
CCレモンはみんなの力でガンを治せる病気にするデリートCプロジェクトを応援しています。
売上の一部がデリートCを通じガンの治療研究に寄付されますと書いてある。
後でいいんですよホワイは。
ホワイが先に立つとうってなっちゃうから、
だからまず超シンプルな動詞をやってくれ。
Cを消すっていう動詞だけでいいよ。
そうするとサントリーさんもガンのことなんかやったことない。
私たちなんかやっていいんだっけ。
いやだってサントリーさんCが2つもあるじゃないですか。
消してくださいよ。
そうするとこれぐらいだったらできる。
で行動が始まる。
行動が始まった後にホワイが分かればいい。
ホワイから始まっちゃうと何をCか分からない人が多いので、
まず超シンプルな動詞を提示してあげて、
そっからアクションしてもらえばいい。
だから僕はメディアにいたので、
メディアのコミュニケーションの三角形でいうと、
まず認知を取りましょう。
で認識変容を起こしましょう。
最後に行動変容を起こしましょう。
この順番で行きましょうっていうのが定石なんですけれども、
僕テレビやっててそんな行動変容起きたことないんですよ。
視聴率15%取っても行動変容なんて起きないんですよ。
だから僕は逆で行動変容から起こす。
そのためには超シンプルな動詞だけ提示する。
そうすると行動変容が起こる。
Cを消すだけでいいんだよね。
じゃあやるわ。
そうするとこれ何だろうって手に取る。
そうするとこれ手に取って買うだけで寄付になるじゃん。
そうすると自分に何もできないと思っていた小中学生が、
自分にもできることがあったっていう認識変容が起こる。
これ面白いからSNSで拡散する。
そうすると認知が取れる。
だから行動から落としていって認識を変えて認知を取るっていう方法をやってるんですね。
だからあんまり課題にグーってなっちゃうと人々が動けなくなっちゃう。
行動変容の促進
小国 士朗
自分も動けなくなっちゃうんで、超シンプルな動詞。
何かやってほしい。
この動詞だけを放り出すと急に人が動き出してみんな何かやりたいんで。
何かやりたい人たちを動かすシンプルな動詞を置けると急に人が動き出すっていうことが起こる。
それはすごい僕はいろんなプロジェクトで動詞をすごく大事にやっているっていうのはあります。
三浦 崇宏
間違えるとかもそうですもんね。
小国 士朗
間違えるっていうのもそうです。動詞ですよね。
三浦 崇宏
ちょっと聞きたいんですけど、例えばサントリーとかって言っても営利企業でマーケティングが超重要にしてる中で、
これをくどくときにこれによってバズりますよとか、これによって売り上がりますよみたいな、
そういうくどき文句って使うことあるんですか?
小国 士朗
ないです。全然なくて、要はさっきの主張の話なんですけれども、
これみんなの力でがんを治せる病気にするプロジェクトっていうのをずっと掲げてるんですよ。
なんでみんなの力って言ってるかっていうと、がんってみんな身近じゃないですか。
でもがんの治療研究は遠いんですよ。
プレイヤーがめちゃくちゃ少ないです。
医療者、研究者、製薬会社、国、以上終わりなんですよ。
だからこんなに身近ながんなのに身近に感じて何かができる。
お見舞いぐらいしかできないんですよ。
だからプレイヤーを増やしたい。
だからプレイヤーを増やすってことだけに特化してるんで、
CCレモンなんか最高ですっていう。
そうすると僕説得しないんですよ。一切。
これを面白いと思ってうっかり前のめりにやりたいって言っちゃった人だけを捕まえるんです。
だから最初僕100社くらい当たったんですけど、
だいたい苦笑されるから怒られるんですよ。
小国さんいくつですかって。
いや僕40です。
分かりますよね。
このブランドのCを消すってことがどれだけ大変なことか。
分かります。
なんで来たんですかって。
怒られるんです。
最初は困惑されるんですね。
めちゃめちゃ困惑される。
だけど一切めげないんです。
僕が探してるのは、うっかりこれ面白いって言って言っちゃう。
僕それを素敵なうっかりさんって呼んでるんですけど、
うっかりいいねって言っちゃう人はいるんです。必ず。
だからこれは1週間でできてるんです。デザイン。
うっかりサントリーの担当者が面白いです小国さんって言っちゃったから、
すぐそれでやってくれた。
で、そのうっかりした人が形にしてくれるんです。
それを見たらカルビーさんがサントリーさんやってる。
じゃあうちもうっかり消します。またうっかりの輪が広がるんです。
だから説得しようとしすぎるとなかなか形にならないし心が折れるんで、
素敵なうっかりさん、この楽しいの話もそうなんですけど、
何かワクワクする。これに乗っかったら何か自分が変われるかもしれない。
何か自分にできることがあるって思う。
そういううっかりさんを探していって、うっかりさんが形にしてくれて、
うっかりさんの輪が広がって今200社ぐらいになってるっていう。
そういうことです。
中村 多伽
めちゃめちゃすごい。ありがとうございます。
山内 萌斗
僕の会社でゲーム感覚ゴミ拾いイベント清掃中っていうやつやってるんですけど、
これが毎回200名とか300名とかに1000人とか2100人とか応募が来て、
毎回倍率7倍ぐらいで抽選制になるみたいなそういった企画ができてるんですけど、
さっき言ったゴミ拾いって聞いたときにあんまり皆さんやりたい、前向きになりたいなみたいな
そんな気持ちにならないと思うんですけど、正しさよりもまず楽しさっていうのを
意識して企画するとそこにめっちゃ人が集まると。
しかもこれ大体自治体に公演もらって小学校とかに引き出しがあるんですけど、
小学校の参加がもう本当に5割ぐらいで、あと親御さんみたいな形なんですけど、
小学生があんまりゴミ拾いを前のめりにやるみたいなのってこれもなかなか難しいですけど、
小学生が宝探しに参加する感覚で夢中になって自動販売機の下とかに潜り込んでゴミを拾っちゃうみたいな。
だから誰もゴミ拾いイベントだと思ってなくて宝探しだと思ってるみたいな、
そういった行動変化が動かせてるんですけど、それで人とゴミがめちゃくちゃ集まるっていうのが
一つ四季折に立たって、セブンイレブンさんと全国展開やらせてもらってて、
セブンさんも結局その、例えば参加者全員に7個ポイント配ったら将来世代の獲得っていう課題がある中で、
7個ポイントをそこで配った人が何パーセント利用してくれれば元が取れるって企画もできたりとか、
あとは本部と色んな地域のセブンイレブンのフランチャインの支社とやるんですけど、
本部と地域が清掃中ってイベントを作る過程で、なんかめちゃくちゃ文化祭を作る過程でめっちゃ盛り上がるみたいな、
エンゲージが高まるみたいなので、そうすると地域の敷居が上がって売り上げが上がるみたいな、
結果としてすごい熱狂的な企画を作ると、そこに色んな価値を乗せられるというか、
企業にとってメリットを、経済的メリットも提案できるようになるんで、
いかに熱狂を生み出すかみたいなところは、貧困問題解決でもすごく意識したらいいかなとは思っております。
小国 士朗
でも本当にそうで、これも売り上げ上がるんですよ。やっぱり削退費で言うと10パーとか上がってくるんですよ。
でもそこからはやっぱり言わないというか、これ売り上げ上がりますよ、バズりますよは絶対言わないんですけれども、
結果として売り上げはやっぱ上がってくっていうのは、報告としては言いますけれども、やっぱりそういうのはあります。
中村 多伽
ありがとうございます。あと10分なんですけど、なんか大丈夫ですか?
三浦 崇宏
今の話で言うと、消費者の行動変容を変えるっていうこともすごい大事なんだけど、
同じくらいその行動とか、そのプロダクトの持つ意味を変えるっていうのがすごくいいと思うんですよ。
要はCCレモンも、おいしいドリンクから誰かを救うためのプロダクトに変わるとか、
清掃中もゴミ掃除から宝探しに変わるわけじゃないですか。
そのものの意味を変えることによって、それによって集まるユーザーがまた増えるっていう、
消費者の行動変容を変えるのもそうなんだけど、その行為やものの意味を変えることで新しいユーザーにタッチするっていう、
そういう考え方もマーケティングする上では大事かなっていうことですね。
地域活性化の取り組み
中村 多伽
ありがとうございます。ちょっとね、あと8分ぐらいになったんで、
めっちゃ質問いただいて全然拾えてなくて恐縮なんですけど、
ちょっとこれだけはマジで聞いてくれっていうやつ先着順で一つだけお受けします。
大丈夫ですか?
はい!ありがとうございます。
マイクお願いします。
今日は貴重なお話ありがとうございました。
私たちは今、地域の小規模事業者さんの後継者探しのお手伝いをしています。
今、年間5万件廃業すると言われている時代で、
どうしてもまだまだ親子証刑か廃業の2択しかないというところに、
第三者証刑というところの選択肢を入れたいということで日々戦っているところです。
でもやっぱりまだまだ譲り手さんの方は息子がいるのに継いでもらえないのは恥ずかしいから、
そのくらいだったらもう閉めちゃうよとか、やっぱり地域へのインパクトっていうところは感じずに
閉じてしまってユーザーがすごく困ってしまうだったりとか、
佐藤 正隆
あとはやっぱり継手さんの方も企業テーマやっぱりベンチャーとかすごく波は来てると思うんですけど、
中村 多伽
第二創業のメリットみたいなところは知られていなかったりとか、
あとは業界の方々も私たちオープンネームっていう日本で初めてのやり方でプラットフォーム作ってるんですけど、
やっぱりクローズじゃないとダメだみたいな、廃業ってやっぱり恥ずかしいことだから
風評被害が起こるとダメだみたいなやっぱり考え方がずっと根付いていて、
そういう価値観を変えるためにずっとやってるんですけど、
消費者行動の変容
中村 多伽
やっぱり皆さんももともとある価値観を変えるため、
これをプロダクトとかサービスで変えてこられたっていうところで、
最初はうまくいかなくてもいろいろご苦労されながらここまで波を作ってこられたんだろうなと思うんですけど、
佐藤 正隆
最初にモメンタムを感じた瞬間といいますか、
中村 多伽
全然そういう価値観を持っていない方々にサービスとかプロダクトを通して、
どんどん語りかけていく中で、
今変わったなとか、ここでちょっと波きてるなみたいな、
そういう瞬間があったらそれをまた教えていただきたいのと、
そのためにやっていた行動とかあれば教えていただけると嬉しいです。
ありがとうございます。ライトライトさんとリレーという素敵なサービスをされているので、
ぜひ調べてみていただけたらと思うんですけど、川越さんにお聞きしたいです。
フードロスって外的環境の変化もすごく大きかったかなと思うんですけど、
モメンタムが始まった瞬間とかそのためにしたこと。
川越 一磨
そうですね。結構シンプルで、言葉の力ってすごい重要だと思ってるんですね。
なんで、廃業って言っちゃうとめちゃくちゃ嫌な言葉に聞こえちゃうかなと。
なんで廃業って言葉をどうアップデートできるかっていうのが、
結構僕ポイントなんじゃないかなってちょっと今聞いてて思いました。
昨日も一緒にランチしたのに、しゃべんなくてすみません、そのお話を。
でもなんか今そんな気がしました。
それで言うと、うちの例はやっぱりレスキューって言葉なんですよ。
食品ロスを買うとか購入するっていう言葉は一切使ってないんですね。
うちは全部レスキューするって言葉に統一してるんですよ。
そうするといいことをしてるようになるじゃないですか。自然と言葉の力で。
なんで、こういう言葉選びっていうのは結構重要かなって僕は思ってます。
廃業って漢字がやばいもんね。
中村 多伽
伝える業ですからね。
三浦 崇宏
廃棄の廃だから、全然違う。そこは本当に超大事だよね。
リクルートが社員が辞めることを卒業って言ったりとか、さっきのレスキューとか、
言葉によって価値観変わる事例ってめっちゃあるんで、それは重要かもね。
佐藤 正隆
ありがとうございます。
中村 多伽
リレーさんはやっぱりリレーっていう名前なのは廃業じゃなくてバトンタッチっていうところなんですか?
そうです。廃業もそうですし、事業承継っていう言葉がもう硬すぎて、
ちょっとやっぱり普及しないだろうってそれは思うので、
そこのいい言い換えとかをずっと考えて、まだちょっと甲斐が出てないですね。
ありがとうございます。ちょっとみんなで考えていきたいですね。
小国 士朗
なんかそういう時に、モメンタムってことなんですけど、
実は多分モメンタムってご自身の中にある、もう既にあると思ってて、
川上さんもそうだと思うんですけど、
レスキューって思いついた瞬間とかって何かあったはずで、
もう世の中的なことじゃなくて、自分の中で何が一番チェンジしたポイントだったんだっけっていうのが
すごい僕は大事だと思うんですよね。
なんかその、例えば僕Bサポーターズっていうプロジェクトやってるんですけど、
これは高齢者施設に暮らしているじいちゃんばあちゃんが、
地元のサッカークラブのサポーターになるんですよ。
で、コンセプトが支えられる人から支える人へってコンセプトで、
どうしてもじいちゃんばあちゃんは支えられること多いんで、
だけどサポーターになった瞬間に誰かの力になる、で応援する人になるんで、
支える側に回っちゃうんですね。
でもやってることはただの押し勝つで、あの選手かっこいいとかそういう話なんですけれども、
元は何かっていうと、僕大学の卒業論文が
ベガルタ仙台サポーターの民族誌っていう卒論で、
サポーターってなんであんな熱狂してんだろうなっていうのをずっと1年半
コアサポにくっついて見てたんですよ。
その時の風景が原風景で、スタジアムに行くと老若男女、
どんな肩書きの人でもみんなサポーターなんですよ。
みんな一緒なんですよ。
勝てばハイタッチするし、負ければ泣いて悔しがるし、
そこにはじいちゃんばあちゃんもいて、じいちゃんばあちゃんが2本も着てタオルマフラー振って
飛んでたんです。
その風景が僕の中のモメンタムなんです。
そこでJリーグの方から、何かシニアかけるサッカーでやってくれってお題が出た時に
思い出したのが、そのじいちゃんばあちゃんたちの姿だったんです。
だから僕の中でもチェンジが起きてたんです。
このことは原風景がすごい大事で、その原風景に名前を付けてるだけなんです。
だからきっともうすでに皆さんの中には原風景があって、
それがきっと名前がまだついてないだけなんですけど、
それが一番大事なので、そこの根っこのところにある風景に名前を付けてあげると、
今までにない、だって自分がそうじゃなかった自分がいたわけで、
それが動いた瞬間なんだから、それを広げればいいだけなので、
それを僕はBサポーターズって名付けただけ。
川上さんはレスキューって名付けただけだと思うので、きっとあると思います。
中村 多伽
ありがとうございます。
言葉の力
中村 多伽
もっとお話聞きたいところなんですけど、
そろそろセッション時間が終わるということで、
僭越ながら私がまとめたいと思います。
まずお話されたことは、
やってねとか、やらないとダメだよって人は動かないので、
楽しいとか美味しいとか、
そういう質の高さというのは絶対大前提、条件として大事です。
ただそれを届ける中で伝えられる真の思想、
ど真ん中にあるその人たちに、
参画してもらってでも実現したい世界は何なのかっていうのを、
ちゃんと伝え続けると。
それをまずちょこっとのきっかけから参加できるような仕掛けをたくさん用意しておく。
言葉もそうです。言葉選びもそうです。
っていうのをやりつつ、
この会場にいる人たちはみんな共犯者ということで、
消費者の行動を変える、
こんだけの人がいたら絶対いろんなことが変わると思うので、
ぜひこの後名刺交換を後ろでしていただきながら、
みんなで仲間になって大きなうねりを作れたらいいなと思っています。
今日はお時間いただきありがとうございました。
皆さんもありがとうございました。
小国 士朗
ありがとうございました。
佐藤 正隆
ありがとうございました。
01:28:05

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