あー、ちょっとまあ、話題作の話だけでもね、話題作の話だけでは、ちょっとあれなんで。
うんうん。
まあ、そのデザイナーの映画鑑賞って言ってるんで、なんか映画を見るときに、こういうとこを見ちゃうな、みたいなとかってあります?
エンドロール。
あ、エンドロール。
おお、なんかまたちょっと特殊な、あれはわかるけど、エンドロールを見るのはもちろん見るんですけど、
なんか映画のなんか、なんだ、どういうとこ、ポイントを見るとか、こういうところを見がち、みたいな。
あー。
だから、登場人物の衣装だったりとか、ファッションデザイナーとかだとね、見るだろうし、そういうのか。
うんうん。
で、我々みたいな、まあ、そういう職業をやってると、なんかどういうとこに、映画見てると着目したりするのかなって、思ったりするんですよ。
あー、いや、もちろん、その作中のそれは、それやねんけど、まじでエンドロールやねん。
あー、エンドロールなんだ。
本当にエンドロールなの。
あ、そっかそっか。
エンドロールにはどういうとこで、何を、あ、そういうことか。
うん。
なんか、いろいろ凝ってるエンドロールとかあるから、そういうこと?
そう。
あー、なるほどなるほど。
うん。
なんか、すっきりしたエンドロールは、まあ、誰がやったのかなぐらいは見るけど、
エンドロールゴリゴリに凝りまくってるやつとかを、いやもう、ほんと完璧。
あー、なるほどね。
うん。
それは、そうですね、すいません、ちょっと組み取りきれない。
全然大丈夫。
はいはいはい。
そう。
うん。
それは、すごい思う。
そうですね。
うん。
あ、これめちゃくちゃデザイナーがんばってやってんな、みたいな、ありますよね。
ほんとに。
うん。
ほんとにそうなんだ。
なんかこう、名前とか一個一個手書きだったりとかしたりとか、あとあれ、バクマンびっくりした、私。
バクマン?
バクマン、見たことある?
あー、ないんですよね。
ない?
うん。
あの、あれって、少年ジャンプの漫画家の話なんだけど。
あ、それはわかります。
そう。
映画?
実写映画?
実写映画。
あ、実写映画は見たことないです。
うん。
そう、まあ、ストーリーはまあまあ置いといて、私はほんとに、あのエンドロールに感動したのよ。
うーん。
もう、ジャンプの、少年ジャンプの背拍子が、全部、あの、エンドロールのその、何、キャストになってんの、あれ。
え、どういうこと?
こう、少年、こう、何、コウチカメだったら、コウチカメみたいなのとか、なんかワンピースとかの、その、作者の名前が全部キャストの名前になってんの、一人で。
あー、なるほどね。
そういうことか。
おー、おもしろい。
もう、それがずっと永遠、わーって、本棚がずっと、わーって。
あー、それすごいな。
ね、ちゃんとその、コウチカメならコウチカメぽく、ワンピースならワンピースぽくとか、なんか、ブリッジだったらブリッジぽくとか。
はいはい。
うわ、おもろ、みたいな。
あー、それはおもしろいわ。
あれ、大好き。
うーん、なるほどね。
そういうことね。
それが、さかなアクションの、新宝島の曲が流れながら、わーって。
あー、そういうことか。
うん。
あー、それはすごいな。
うん。
なんか、めちゃくちゃ粋な演出ですね。
そう、そういうの見ると、うれしくなっちゃう。
うんうん。
なるほど、なるほど。
っていう意味。
あー、わかりました。
いやー、ありがとうございます。
それは、そうだ。
うん、見るわ、それ、自分も。
うん、見ちゃう。
へー。
うん、逆にどこ見る? それじゃん。
あー、でも、そう言われてみると、エンドロールはもちろん見るんですけど、
うん。
僕の場合、なんかこう、なんか、CGの技術とかも見ちゃうんですね、最近だとね。
あー、そうね。
CGの技術だ。
そう、これはどういう感じで作られてるんだろうとか、
うんうんうん。
なんか、そういうのをこう、なんか制作側の、このなんか、そういうセットとか、技術とかを、なんか考えちゃう。
うん。
最近だと。
うんうんうん。
あと、なんかこう、最近の映画だと、スマホとか出てきたりとか、デバイスみたいなの出てきて、
あー。
UIみたいなデザインも、わりと映画の中で出てくるじゃないですか。
出るね。
ああいうのも見ちゃいますね。
あ、わかる、なんか。
なんか、そうね、だって、あれLINEはLINEじゃダメだもんね。
あ、そうそうそう。
ね。
なんか、ちょっとオマージュした、なんかちょっと、そういう感じで、そういうのをなんか、あの世界観なりに、
うん。
凝ってる感じとか、
うんうんうん。
やってるのが面白い。
あ、わかる、それ見る、たしかに。
そうそう。
あ、いいね、いいね。
劇中の後、広告とかね、街中の看板とか、
あ、はいはい、わかる。
これ、あの銀行っぽいなとか、
そうそうそうそう。
なんか、建物、商業ビルっぽいなとか、
なんか、そういうとこの細かい、そのオマージュ的なデザインとかっていうのをすごい見がちかな。
うん。
うん。
だから、あれはね、フフフってなるね。
フフフってね、なりますよね。
うん。
そういう細かいところ見ちゃうな。
うーん、それは見るね、たしかにね。
うん。
これはちょっと職業病的な感じかもしれない。
かなり職業病ですね。
職業病ですね。
ええ。
うん。
ってのもあるけど、今考えて、全然冷静に見たら、あ、確かにオシャレだなって思う。
あー、そっか。
うん、それはそれで。
なるほどね。
やっぱ、あの時代としては、精鋭的だし、
うん。
なんか、すごい、確かにあれはオシャレ映画だ。
うん。
っていう、納得はできるんだけど、
うん。
20、21のピヨピヨの私には、ちょっときつかったっていうね。
あー、そうだったんだ。
ってのはあったり。
そっか、そっか。
確かにね、ちょっとね、なんか、まだ自分の中になかった世界観っていうかね、
うん、そう。
そういうのって、けっこう暗いがちですよね。
そう、すごい暗いっちゃって、おー、みたいな。
うん。
歌いながらめっちゃやるやん、みたいな。
そっか、そっか。
あ、それはきついな。
うん、きつかった。
うん。
っていうね、よくも悪くも、影響力はいろいろあるんだけど、
あ、そっか、そっか。
でも、私まだね、その、2001年宇宙の旅は見てないの。
あー、そうなんだ。
それは逆に教えてほしい。どんなやった?
あー、でも、僕もその、なんか親が見てるのを一緒にちょこっと見てたぐらいだから、
うん。
きちんと話せる感じじゃないですね。
うんうんうんうんうん。
うん。
まあ、あっちはその、別にその、なんかちょっと暴行シーンとかっていうよりは、なんかとにかく不思議な世界観。
あー、不思議な世界観。
うんうんうん。
っていう感じだと思うんだけど。
うん。
うん。
そうね、キューブリック作品は難しいね。
そうですね。
本当に。
うんうんうん。
思う思う。
そう思うわ。
うん。
とかね、あるからね。
そうですね。
っていうのは難しい。
うん。
うん。
それこそ、でもなー、なんだろう、でもこういうときに大概、なんかどれが一番好きとかっていうのはね、難しいんだよね、結構これはね。
あー、そうですね。
私もなんかそれ思ったけど、なんか結構難しいな、それと思って。
うんうんうん。
一番好きな作品ってのはね、たぶん決められないですね、そういうのってのはね。
うん、決められない。
うん、どれも素晴らしいから。
うん。
まだ幼少、幼少で自分の年齢のときに見た作品がすごい思い出に残ってるとか、そういう感じ?
うんうんうんうんうん。
なんか自分の人生の中の幼少、幼少での思い出みたいな感じですよね。
うんうんうん。
映画とか、記憶って。
そう、それはある。
あのー、だから受験のときなんか、耳をすませばめっちゃダイレクトだった。
あー、そうですね、きっとね。
うん、あれはダイレクト。
で、実際、その当時のなんか主人公の気持ちは分かったけど、その親の気持ちが分かるようになってきて。
あー、そうですよね。
そっかー、時を経てこんなにまた感覚が変わるんだとか。
あー、そっかそっか。
そうですね、同じ作品でもね、自分の状況によって全然感じうるものが違いますね。
そう、目線が変わってくるんだよね。
うんうんうん。
あー、また昔のやつ見直して、考え直すってのもいいなーなんて。
あー、そうなんだ。
うん。
そっかそっか。
うん。
じゃあ、そういう意味で、また見たい映画とかってありますか?
あー、でも私、定期的にね、またジブリになっちゃう、魔女の宅急便は見てる。
あー、そうなんだ。
うん。
えー、それは何?結構、現体験的な映画でもあるってこと?
もう、なんかほんとに、小学校3年生からずーっと好きで、ずーっと見てるのよ。
うーん。
もうビデオテープすり切れるぐらい、当時も見てて。
うんうんうん。
まあ、でもそんななんか、俗にみんなが言う、なんかセリフ1個1個覚えてますよっていうわけではないの。
うん。
でもなんか、見るといつもこう、勇気もらえるっていうか。
あー、そうか。
うん。
あの、絵描きのお姉さんがいるんだよね。
あー、うんうん。
あの人がすごい好きなの。
あ、そうなんだ。
うん。
えー。
ウルスラっていうのかな、名前。忘れたけど。
あのお姉さんの言ってることに、いつも助けられる。
あー、そうなんだ。
へー。
小さい頃に憧れを持ったの。
めっちゃ持った、あれ。
あー、こんなお姉さんなりたいな、みたいな。
あ、僕も見たことあるんですけど、だいぶ曖昧な記憶なんですけど。
うん。
あの人って、どういう感じのことを言ってるんでしたっけ?
えーと、なんか、要はキキが途中、飛べなくなったりするんだよね。
うんうん。
その時の、なんかその、助言だったりとか。
うん。
その、なんか前に向かって、その、なんか例えば、あ、思い出してきたぞ。
うん。
あのー、もう、絵を描けない時は、描かなくていいんだよ、みたいな。
うんうんうん。
どうせまた、描きたくなるから、みたいな感じのことを言うんだよね。
うん。
だから、飛べないなら、飛べないでいいじゃないか、みたいな、なんかそんなニュアンス?
あー、なるほどね。
忘れたけど、忘れた。細かいこと、ほんとごめんなさい。
いえいえ。
こう、あるがままを、一度受け入れよう、みたいなところですね。
そうそうそうそうそう。
ない?
うん。
なんか、ある日、家にあるものを全部倉庫にぶち込んで、で、1日1個だけ、そこから本当に使いたいものを持ってきて、100日間、違う、なんか生活するっていう。
で、本当に大切なものを見つけていこうみたいな、そういう話。
あー、なるほどね。
うん。
えー、それ、いつ頃の映画だろう?
いつ頃やったっけな、まあ、それこそ、ちょっと勘弁いいですか?
うん。
勘弁はね、365日のシンプルライフ、2013年のフィンランドですね。
うーん。
うん。
じゃあ、あー、なんかミニマリストとかシンプリストの先駆け的な、なんか感じですね。
うん。自分の持ち物すべてを倉庫に預けて、1日に1個だけ倉庫から持ってきて、1年間続けて、1年間何も買わない。
うん。
人生で大切なものは何かっていう、究極のシンプルライフが見えてくる、そういう話ですね。
うーん。
えー、それを見て、何を思いましたか?
何を思ったか、あのー、まあ、でも、なんか、ほんまに大切なものって、別にお金どうこうじゃないなっていうのは、なんか改めて。
あー、思いました。
うん。なんか、そう、物はあくまで物とか、お金はお金のだけであって。
うん。
っていう感じかな、なんか、うまく伝えられるか。
あー、いやいやいや。
なんか、自分の部屋でもやりたくなったりとかしたのかな?
した。
あ、しました。
した。
そりゃ、するよね。
あー、そっかそっか。
しかもそれ、一人じゃないからね、この映画の中。たしか、彼女さんと一緒に住んでるか、とか、そんなだったんだよ、たしか。
うーん。
おー、付き合ったな、それとね。
たしかに、たしかに。またね、それをドキュメンタリーにしようと思った、そのね、すごさというか。
そう、とか、あと、あれも見た。あのー、これはね、何だっけ、ザ・フードってやつ。
あー、ザ・フード。
ザ・フード。えっとね、ふんわり言うと、M&M'Sとか、ハーシーズとか、ああいうのが、どうやって生まれたかっていう話。
うーん。あ、そうなんだ。
うん。
そういう作品も。
うん。
えー。
もともと、M&M'Sってキャラクターがめっちゃ好きだよ。
うんうんうん。
で、かわいい何かって思ってたら、全然かわいくなかったっていう話よ。
あー、なに、そのデザインが全然違ってたってことですか。
うーん、なんか、根本は全然かわいくない話っていう。
あー、そうなんだ。
うんうん。
どういうこと?何、グリム童話的なことがあるってことですか。
あー、いやいやいや、あのー、なんての、まあ、ま、さっくり言うと、ハーシーズもM&M'Sも、ケロック、コーンフロースキーみたいな、なんか、コーンフレークみたいなやつ、ああいうのは全部戦争で生まれたものなんですよって話ね。
あー、なるほどね。
うん。本当は甘くない、甘いお菓子の話って感じなんだけど。
あー、そういうことか。
うん。
そう、どういうあれで、この会社ができたんでしょうねっていうドキュメンタリー。
うん、あー、なるほど。
そう、これはちょっと興味あるなと思って。
あー、そうですね。
うん。
えー、そっかそっか、結構ドキュメンタリー見られるんですね。
うん、ドキュメンタリーがすごい、ここ数年はかなり好きだね。
あー、本当に?
うん。事実に基づく話を淡々と。
あ、そっかそっか。
うん。
あー、なるほどなるほど。
うん、勉強になるね。
あー、でしょうね。
うん。
あんまりドキュメンタリーって見たことないから、そうやって話聞くと、面白そうだなって思いますね。
そう、なんかリアルな話が好きなのかもしれないね。
あ、なるほどね。
うん。
そうか。
うん。
あー、そういう観点ね。
うん。だから、結構エッセイとかもね、小説、なんか本も漫画も含め、そういうのも好きやし。
あ、そっかそっか、そうなんですね。
意外と現実世界が好きなんですね。
あー、なるほどなるほど。
そうか、なんかちょっとイメージ、物語が好きなのかなって勝手に思ってた、ちょっと。
うん、意外と現実の人の本当の、なんか根っこのなんか思ってることとか、なんか本当の動きとかなんか、そう。
みんなが本当は見えてるものの、違うところが見えるっていうのが面白い。
あー、そういうことね。
うん。それが好き。
あー。
つーちゃんは、じゃあ、その何?知らない、自分の知らない世界を見るのが好きな感じ?
まあ、そういうことでもないんだけどね。
でもない。
なんか、その時々で興味あるものを見てるっていうか。
あ、その時々でね。
なんか、今見たほうがいいなみたいな直感的に思ったのを見てるんですかね。
あ、音楽のあれと一緒かな。
あ、そうかもしれないですね。
そうだね。
うんうん。
音楽ね、いろんなものをね、取り入れたいんだよね。
はい。
そんな感じかな。
そんな感じだね。
まあ、でも、こう考えると本当に違うね、全然ね、お互い視点がね。
うんうん。
あー、映画はじゃあこんな感じなのかしら?
そうですね。
そうですね。
まあ、なんかもうちょっとね、深掘れるものはあると思うけど。
うんうん。
また第2弾的にできたら。
そうね。またやろう、これは。
はい。
まあ、導入編っていうことで。
うん。了解しました。
はい。
ね、こういったところで。
はい。
はい。じゃあ、デザイナーの映画鑑賞でした。
はい。ありがとうございました。
また次回お会いいたしましょう。
はい。ありがとうございます。
ありがとうございます。