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2025-06-06 21:24

#3 [求人の裏を探る] シニアエンジニアの企業リサーチ!(メドピア株式会社編)

募集要項の行間にある“現場の空気”を読み取る。


現役シニアエンジニアが、公開情報から働き方・開発体制・カルチャーを推察。転職前に知りたい「実際どうなの?」を掘り下げていきます。求人票の裏側、見えてますか?


今回はメドピア株式会社さんの求人をみます!

求人情報:https://hrmos.co/pages/medpeer/jobs/0000222

会社サイト:https://medpeer.co.jp/

サマリー

シニアエンジニアが求人情報を通じて企業の真の姿を探る過程を追い、メドピア株式会社の業務内容やリスク要因、使用する技術について分析を行います。また、求人案件の中で求められる要件やチーム構成についても詳しく解説されます。メドピア株式会社に関するエピソードでは、シニアエンジニアの企業リサーチを通じて、技術スタックや従業員の離職率、エンジニアリング環境について探ります。主にレイルズに注力しつつも、フロントエンド開発の機会は限られていることが強調されています。

シニアエンジニアの企業リサーチ
こんにちは。今日は採用情報を見て、シニアエンジニアはどういうことを読み取るのか、みたいなところをやってほしいという依頼を受けたので、実際にやってみました。
シニアエンジニアはどういうところに着目して、求人情報を見ているのかなっていうのを、すごく個人的に気になったので、自分からお題を出して、
riddle さんにどこまで読み解けるのか、みたいなところを今日は検証していきたいと思います。
とはいえ、僕ら、今から見る求人情報に対しては、内情を何も知らないし、何より素人なので、もし中の人がいたらこっそりDMで答え、ここ間違ってるよとか教えてくれると嬉しいです。
はい、すみません。全然知らない業界なので、ちょっと失礼なこと言ったらごめんなさい。
今から話すことはあくまで推測なので、本当のことじゃないのでご容赦ください。
はい、その通りです。
今回はメドピアさんを事前に調べてきたので、メドピアさんのこんなんじゃないかなっていう推測話をしたいと思います。
推測です。
推測です。
なんで嘘かもしれないです。
本当かもしれないです。
調べ方なんですけど、最近はAIがとても便利なので、自分は基本的にディープリサーチを最初にかけるようにしています。
はいはいはい。
プロンプトとしては、自分が投資家であります。
なので、投資的な観点から経営状況とかリスク分析とか財務分析をAIにしてもらって、事業そもそも伸びてるんだっけとか、リスクなんかあるとか、例えばリスク大きなので言うとセキュリティ侵害を受けたとか、特許のリスクがあるとか、
ローンチしてたサービスが法令違反でクローズしたとか、そういったものがそもそもあるのかみたいなところを調べて、入った時にめっちゃ実はやばい状況なんじゃないのとか、そういうのがないように調べたりしています。
ちなみにディープリサーチってどこのサービス使ってますか?
状況によるんですけど、Geminiを使うことが多いですかね。
特にそんなに大きく理由はないです。
なるほどなるほど。
加えてソフトウェアエンジニアとしての転職活動をベースにしているので、ソフトウェアエンジニア観点でテックブログとか技術的な発表とかの資料も見るようにっていうことをディープリサーチに投げてますね。
っていうところをまず最初にやって、事前知識を入れます。
今回だとこのメドピアさんっていう会社が2004年ぐらいに創業したヘルセックの企業で、主に2つ大きなサービスをやられていると。
片方がメドピアと呼ばれる18万人ぐらいの医者の方が使われているプラットフォームの企業で、実際にその薬の良し悪しを医師の方が汚い意見を述べているみたいなところと、
あとは製薬業界ですかね。製薬業界向けのマーケティングツールみたいなのも出されていて、そこですごい利益が上がっているところの会社さんでした。
特にめちゃくちゃ大きいリスクみたいなのは出されていないので、結構守りが硬いというか、顕著なビジネスをここ数年はされていて、2、3年は業績がもう上回っているという感じでした。
医療関係とか製薬関係って結構、何だろう、扱う情報としてはリスクが大きいイメージですけど、そこでそこそんなにリスクがないって評価されているのは結構意外ですね。
そうですね。リスクがないというよりかは、目立った今までインシデントが起きてないっていう方が正確かもしれないです。
AIからの情報なので本当のことはちょっとわかんないんですけど、今自分はそういう理解でいます。
求人内容の分析
エンジニア視点で言うと、主にさっきおっしゃっていただいたレイルズを使っているようで、AWSの上でECS、ファーゲットとかを動かしてレイルズと、
あとはフロントはSPAのところはVIEWを使っていて、それ以外のところはMPAなので普通にレイルズのところでテンプレートで画面を作っているという感じでした。
あとはエラスティックサーチがあったりとか、データ基盤みたいなものがあったりするみたいです。
ちょっと驚きだったのが、医療業界って法令とかセキュリティ的な問題でAIの導入って勝手に難しいのかなって結構思ってたんですけど、
この会社は一部上場企業なんですけど、コパイロットをはじめとしてカーサルとかデビンとかクラインを全エンジニアに支給していて、
今、第2創業期みたいな形でAIファーストを掲げた会社の変革をちょうどやってるみたいで、
CTOというポジションの方は今いらっしゃらないんですけど、AIの統括してる人みたいなのが取締役レイヤーにいらっしゃって、
結構AIにフルコミットというか、金切ってるような会社だっていう。
座組から力入れてるみたいですね。
そうですね。
っていうところがまずそのAIで最初調査した時に分かった上で、実際にどういう求人なんだろうってところを見ていきました。
今回見たのがテックリード候補を募集するみたいな内容だったんですけど、
これ今2025年の6月6日の情報なんですけれども、
そのテックリード候補として複数の仕事ありますよ、みたいな形で書いてくれています。
なるほど。サービスを求人の時点から指定されているわけではなく、行ってみたらオープンポジションみたいな感じですね。
そうですね。今読み上げると、3つあって1つ目が既存サービスのとかプロダクトのエンハンスをしていく。
2個目が新規サービスの開発に入る。
3つ目がゼロからの新規事業開発。
2個目は既にローンチしている新規サービスの開発ですね。
必須要件がレイルズが5年以上で、あとバックエンドとフロットエンドの両方の開発が必要。
ただこれは言語を通ってないので、リアクターでもビューでもアンピュラーでもなんでもいいという感じでした。
なるほど。レイルズで5年以上、まあまあ経験が求められているなという印象ですね。
そうですね。スマートフォンのミドル以上が求められていそうです。
ただ関係要件のところを見ると、そこまで大きなことは書いていなくて、例えばインフラレイヤーの話であったりだとか
CICDだったりセキュリティとか大規模サービスの運用みたいなことが結構書かれがちなんですけど、そういうことがあまり書いてなくて
どちらかというとマイクロサービスを含む組織設計とアーキテクチャ設計運用経験みたいなものが書かれているぐらいで
それほどテックリードとしてはそこまで過剰なものは求められていないのかなという印象ですね。
そうですね。どちらかというとチームをリードした経験みたいなところが欲しいのかなという印象は受けますね。
そうですね。 これ今自分が次に何を見たかというと
他の求人情報でソフトウェアエンジニアっていう採用枠もあるんですね。
はいはい、ソフトウェアエンジニア。これがテックリードポジションなのに対してこれか今自分も見つけました。
ソフトウェアエンジニアは情報としては何が変わっているかというと、やることはリーディングをしないというところなので、一開発者という感じなんですが
必須条件としてレール図が3年以上なので経験者を募集していますという感じで
フロントエンドについては問われない。ただ関係要件には書いてあるという感じですね。
なのでここから読み取れるのはある程度経験を積めばテックリードになれるというところで、あまりこうすごい複雑なことをやっているイメージはあんまりこの時点ではあまり生まれませんでした。
この会社のシステムとして。はいはい、そのテックリードとして求められる要件というか
そこまで高度なことを求められてはいないんだろうなという感じですね。 そうですね、例えばその会社さんによっては大規模なトラフィックを扱ったりするので
その最適化だったりだとか複雑なインフラ設計を含むバックエンドの構築みたいなことをやる必要があったりするので
テックリードにそういったような要件を求めることも多いんですけども、これだけ見ると普通の開発ができてそれを推進できればいいのかなというぐらいでいます。
なるほどなるほど。で次に実際に関わることになるだろうサービスの方をチラッと見に行って
技術とチーム構成の検討
使っている技術の内容は何かなみたいなことを調べました。 これは
読み方がわかんない。ワッパライザーみたいな。 あーワッパライザー。ワッパライザーで精度が100%ではないと思うんですけど
これでレイルズで作られて、JQuery使ってるよねみたいなところがなんとなくわかり、裏でAWS使ってるのは基地の情報でしたけど
なんとなくそういうことをやってるんだなということまでわかりました。 この時点で自分の頭の中ではレイルズとAWSを使っていて
複数プロダクトを運用している。医療というドメインは自分は一回もやったことないんであんまりわからないんですが
法令とかステークホルダーとかの関係は結構厳しいだろうなと思っていて そうなると機能開発をする時に機能の仕様を立てつける
PDMとかは結構悩んで作ってるんだろうなってまずイメージですね。 だから何にもない新規のドメインで面白いことをやろう
これだーってやるよりかはいろんな法律のもとに制限に制限を変えられてこれ みたいな感じなので
エンジニアとして難しいのはどっちかというとその要件を全部きれいに実装したりとか 監査のためのログをうまく出したりとか
セキュリティ要件を守ったりみたいなところに難しさが結構くるのかなと
でその上で実際に開発している方のサイトだったりとか テックブログなどを見に行きました
そうすると実際にこの会社さんがどういう体制で仕事をしているのかなみたいなチーム 編成のところみたいなところをまず最初に見つけました
今もこうなのかわからないんですがグループの紹介資料みたいなものを見ると まず横軸と縦軸の組織がありました
縦軸って言ってるのが各サービスごとのチームですね そのチームごとにサーバーとフロントの人がいます
エンジニアだけの話なんですけどサーバーとフロントがそれぞれのプロダクトごとにいます
横軸にモバイルSREセキュリティQAみたいな感じで横軸に存在している
横軸に存在している だからモバイルエンジニアが横軸のチームにいて
都度各プロダクトの方にジョインしているのか 手伝いに行っているのかわからないですがそういった感じになっているんだと思います
そういう意味では各エンジニアが一つのプロダクトに集中しているというよりは 何と言ったら状況に合わせて
そうですね サーバーサイドとフロントエンドは集中しているけれども それ以外の領域に関しては各地でそれぞれ各チームに協力しているという体制だと理解しています
実際に新規サービスが結構作られているようで テックブログの中で実際にローンチしましたみたいな
モバイルアプリのエンジニアの方の記事があったんですけれども それを見るとAndroidとiOSのどっちも多分ネイティブで開発されていて
ただリリースが1ヶ月ぐらいだったんですね3人で 相当タイトなスケジュールというか短いんじゃないですか
そうですよね そうなるとその中の具体的なアプリを触ったわけではないですし見たわけでもない
んですけれども 1ヶ月で作れるアプリって結構多分シンプルになることがどうしても多いと思うんですね
ローンチをめちゃくちゃ早くして後の改善でどんどん機能を足していこうという場合もあると思うんですけど
基本的にはAPIの結果をうまく描画してログインログアウトがあってとか もしかしたらないかもしれないですけどそれぐらいになることがあるので
そうなると少ない人数でもモバイルアプリの開発は回せなくはないのかなと思っています
ただそうなると新規事業がいくつか出されていてそれぞれにモバイルアプリがあるということは
IOSとかAndroidって結構OSのバージョンアップとかで大変じゃないですか そういうところもあると結構やること多くなる割には人数がそんなに多くない印象だったので
あまりこうめちゃくちゃ高度なことをやるってイメージはなかったですね どちらかというとリリース経験を多く積むとか
企業の技術スタックとプロダクト
IOS Androidの開発経験をたくさん積めるみたいなところが結構うまみというか やっていくことになるのかなっていう印象です
なるほどなるほど SREについてもあまりSREの資料が出てこなかったので
これも推測だけで言うとECSとデータベースは2,3種類 MariaDB, MySQL, Postgreの3種類を使われていて
なのでそれぞれのサービスコードで使い分けをしているのか どういう構成なのかは分かってないんですが
それをSREの方が面倒見ている 技術要件のところとインフラについては書かれていなかったので
SREの方がデータベースだったりとか AWSのテラフォームとかいじられているのかなっていう感じですね
なるほどそうなると新規プロダクトを出す時にも既存の技術スタックを流用するみたいなこともしやすそうですね
そうですね だからこの会社は見てる限りレイルズに全部振っていて
コモンでRubyの開発者の松さんが入られていたんですね
なのでRuby会議の出資みたいなところもありましたけどスポンサーカーもありましたけど だいぶレイルズによっているのでレイルズに注力してやりたい
かつ複雑なドメインを再現したいというか うまく設計できるようになりたいっていう人には結構合っているポジションなのかなと思いました
なので一方でリアクトとかネクストでバリバリフロントに注力してやりたいみたいな ロールを持つとか複雑なドメインというよりかはハイトラフィックなものを捌くような
インフラだったりバックエンドの設計をやりたいっていう方だとマッチになるそうだなという印象ですね
従業員の状況と離職率
確かにだいぶ見えてきましたね
ここからは若干どうなんだろうみたいな話なんですけど
上場企業で従業員の平均勤続年数とか出してるんですよ
ですねこの会社だとちょっと自分がまだ見ていないんですがどのくらいですかね
なんか2024年に結構その辺は悪化してるみたいで
だいたい今2024年9月期の情報だと従業員数が275名で エンジニアが80名
いるという状況なんですけれども1年前を見ると従業員数が312名なので40名ぐらい減ってるんですよね
そうですねエンジニアも15名減ってます
かつ離職率も17%だった2023年から2024年には21.82%と4%ぐらい上昇している
ってことを考えるとなんかこの2023年から4年の間に何かあったのかみたいな
見えるじゃないですか
ここからAIで調べると何があったのかなと見ると事業のクローズというか 注力していくっていうところであまり採算が取れていなかったりだとか
事業の方針と合ってないところの事業が多分クローズになったりだとか外に渡されたり とかで従業員の方が減ってしまったのかなってことを考えると少し今の社内の状況
これは2024年なんで今2025年なので1年ぐらい経ってますけどある程度仲良かった人がいなくなっちゃったとか
自分がやってたプロジェクトなくなっちゃったとかで位置承知にされている方が結構いたりとか
我々もやってた事業一緒にいたときに潰れた経験あると思うんですけどその時の何て言うんですかね
あんまり遠寄りした空気がちょっとあるかもしれないですね
確かにそれはありえますね 1年経ってるからそこも腐食しきれてる説ももちろんあるはありますが
企業文化とエンジニアリング環境
ここでどういった方が実際に抜けたかはわからないんですけれども 転職の時によく見るオープンワークみたいな中等の方がよく見られるサービスあると思うんですけど
そこで中の人というかいた方のコメントとかを見るとやっぱりエンジニアとかでもある程度レベルアップしてくると辞めちゃうとか
すごい制度としては整っている会社らしいんですよ 入った時から裁量労働制ですし
年間12万円エンジニア系になく使えるお金も出るしAIもそれこそいろんなものが揃っているし
LT頻繁にやったりテックブログもあったり デブレルの方の活動も結構頻繁にやられたりとかして
エンジニアにとってはすごい働きやすい環境ではありそうだなっていうのはすごい 必死と感じるんですけど
なかなかこうミドルからシニア層が結構空いてるというか人が足りないっていうところは見かけるので
入った時はある程度自分の実力を高ければ発揮できそうな 感じの雰囲気は感じましたね
なので今わかっていることをまとめると レイルズに注力している会社でフロントエンドはビューとかナクストを使っているけど
それほどフロント専属でオファーポジションがあるわけでもないので どちらかとバックエンドが鍛えられる会社でしょうと
あと医療っていうドメインをやっているので医療業界の貢献だったりとか 医療を通じて人を助けるみたいなところの勘どころというか
モチベーションがある方は回ってるかなと思います 一方ですごいテクニカルなことをやりたいとかハイトラフィックだったりとか
そういったところをやりたい場合はアンマッチだなぁと思いますし ちょっとこれは完全に推測なんですけど新規サービスを結構頻繁に作られたりとか
あとは長らく運用されているサービスなのでまあ部分的にレガシーなものだったりとか リファクタリングが必要なものってあると思うんですけど
そういったところは今個人的に興味ないかなとか あまり今後やっていくこととアンマッチだなっていう人には向いてないかなと思いました
っていうのはまあシニアエンジニアとしての2時間くらい調査した感じです すごい解像度が高いですね
僕も少しは調べたんですが全然そこまで読み解けてはいませんでした 何が何が違うんだろう
自分も実はジェミニでディープリサーチをして テックブログ見てなかったですね
テックブログの内容とかも結構参考になることも多いんですよね 例えばこの会社のテックブログだとタグがあるんで
タグを見るとこの会社がどんなことに注力しているというか興味持っているというか 分かるんですね
この会社だとタグが主に5個あって レイルズ、フロントエンド、ルビー、AWS、イベント
レイルズ、ルビーがそれぞれトップですねダントツ そうですね
なんか他にもAndroidとかiOSの開発についても記事あったんですけど ちょっと何かに丸められちゃってるかもしれないですね
確かにその説はありますね 採用情報から採用情報だけじゃないですけど採用情報とネットにいろんな情報が落ちているので
それらを掛け合わせてあとは自分なりの経験というか 今までのキャリアで培ったものを使って見ると何となくこういう会社なのかなっていうことがわかるので
これをカジュアル面談前にしておいた上で 実際にその例えばいろんなシステム出されてますけどこれって結構モノリズムな構成で動いていて
リファクタリングが大変だったりしますかとか 実際に機能開発をする際に他のもし全職とかで別の業界とかやっていればこの医療業界ってどれ
くらいステークホルダーからの制約が厳しかったり 機能開発に制約があるんですかみたいな解像度高い質問ができるので
それが自分にとってやりたいなと思えるものだとか 今はいいかなって思えるものなのかについては結構あのカジュアル面談の短い時間
中でもしっかりと判断できていきたい あんまりみたいなところでお勧めですね
なるほど自分もいつか機会があれば実践してみようと思います ありがとうございます
今回やりましたけどこの感じでいろんな会社さんの出ている情報を見て 自分なりの尺度で勝手に推測していくのが今日にもしありましたらこの会社を見てほしいみたいなことはできるので
ぜひコメントいただければと思います よろしくお願いします
はいありがとうございました ありがとうございました
21:24

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