キャリアの振り返り
こんにちは、シニアソフトウェアエンジニアのriddleです。
こんにちは、ミドルソフトウェアエンジニアのひびのです。
このポッドキャストでは、僕たち2人で、IT業界に関する様々なこと、技術だったりキャリアだったり、その他いろいろなことを話して、僕たちの業界のリアルを届けていこうという趣旨の番組です。
今日のテーマが、65歳まで働くことを考えた時に終盤何をしているかマジで想像できない件、です。
へー。考えてこないけどね。
いや、そう、今回僕が起票させていただいたんですけど、これなんか発端としては、まあ、65歳、もしかしたら僕らが、あの、なんというか、定年退職を迎える時だったら70歳とか75歳とか、それくらいになってる可能性も全然ありますよね。
そうですね。
そこまで考えた時に、僕は社会人経験がもうすぐ5年か、いや、今5年と少しか、リドルさんは10年少しくらいありますよね。
うんうん。
全然、今ミドルエンジニアって名乗ってるけど、まだミドルじゃないじゃん、ニュービーじゃんって思っちゃったんですよね。
あー。
それはもちろん。
ずっとエンジニアでやったとしたら、30年くらいあるから、30年のうちの5年なんて短いよねって話。
いや、そうなんですよ、おっしゃる通り。なんか、ミドルエンジニアって名乗り続けてるから、あたかもこの社会人の中で、中間くらいの格だと自分で思い込んでしまっているが、まだまだ全然ニュービーだなということに気づいてしまいました。
はい。
で、もう一つ、つい最近、半期の終わりだったので、その半期の中で会社で自分の役割としてどういうことをしたかみたいなのは言ってみたら、給与査定というか振り返りのタイミングで自分のキャリアを考えることがあったんですけど、
会社で、そういう枠組みの中でキャリアを考えると、中期的なところまでは考えることが多いと思うんですよ。例えば、5年後、会社でこうなっていたりとか、多分一番遠いレンジまで見ても、自分の今のキャリアの延長線上にあるところで考えると思うんですよ。
とはいえ、多分65歳になった時にエンジニアやってるかって言われるとかなり微妙じゃないですか。いや、もちろんやってるという一つ道筋もあっていいと思うんですけど、なんというか、それを考えた時に、今の会社の振り返りの枠組みの中で65歳のことを考えることはまずないなっていうことに気づいて、
65歳に対する漠然とした不安
で、かつ、えっと、すればいいの?みたいな。
それはあれですか、なんか65歳までのロードマップが自分の中で見えてないと結構怖いとか嫌だって話なんですか。
いや、嫌だはないんですよ。というのも、僕だとしたら65は35年後か。
多分、僕らが今生活している社会とは、なんというか、多分技術が発達したり、何かしらいろいろなことが起こったりして、そもそもあの社会の仕組みが変わっている説は全然ありますよね。
で、僕らが今知っている触手が消えて、で、僕らの知らない触手が生まれているとかそういう可能性がありますよね。
はい、そうですね。
だから全然、そこまで見えている必要はないと思うんですが、なんというか、何なのかな、多分漠然とした不安だとは思うんですよね。見えてないことっていうのは。
かつ、多分そこで目標がもし明確にあれば、今後のキャリアを描きやすいっていうのも一つあるとは思います。
それって65歳の時の何を不安視してるんですか。
65歳の時の何を不安視しているかで言うと。
たとえばですけど、その時に65歳になったら、たとえばですけど、会社の社長ぐらいになっていたいよね、みたいなやつが達成できなさそうみたいな、
なんかその、ある程度のポジショニングの話なのか、そもそも今のスキルを積み上げた時に、でも65歳まではとてもじゃないけど戦えないから、その時もう食いぶち探せないんじゃないかみたいな、
生命の危機みたいなのを気にしているのか、それとも今の仕事を続けることって、そんな30年もかけてやり続けることなんだっけ、もっと他に意義あることはあるんじゃないみたいな社会性みたいな話なのか、どういうところに不安というか意識があるんですか。
いや、漠然とした不安なので正直考えたことがなかったんですけど、今リドルさんに挙げていただいた3つを聞いたら、たぶんそれぞれの要素全部薄だと不安に思っている。
そうなんだ。でもなんか65歳までに具体的になんかこうなりたいみたいなのはあるんですか。
いや全くないですね。全くないですよ。
なんとなく積み上げた先にある程度こう人から認められてそれなりの給料がもらえて楽しく仕事ができる環境に65歳の時にもいたいよねみたいな、花々しく退役したいよね、退役っていうか退職したいよねみたいな、そういう願望があるってことですか。
願望がある、いやそこまでの願望はまあない、もちろんそれは一つ理想だとは思うんですけど、なんというかそのさっき言ったように、なんか今のキャリアを順調にまっすぐ進んだ先に65歳はないと思っていて、
どこかで1回自分の持っているものを部分的に壊したりするタイミングがあると思うんですよ、そうなると。
それが何なのか、どこで来るのかみたいな不安もある。
65っていうよりかはなんか今のと同じことをずっとやり続けることに対しての不安みたいな感じなんですか。
技術の進化とキャッチアップ
その先に未来があんまり見えないみたいな。
確かにそれに言うとそっちの方が近いかもしれないです。まあそれこそ今、例えばソフトウェアエンジニアっていうのはまあコーディングエージェントが出てきて、
なんというか一体僕らの存在意義を考えさせられるタイミングに入っているというのも事実じゃないですか。
はい。
なんていうかな。
状況の変化はあるのに自分はあんまりこう変わってないというか、自分の動きは全然増えてないから、そうなるとこのままでいいんだっけっていう現状に対する焦りがあるように。
そうですね。なんというか、この多分この数年で社会は劇的に変化した。社会、僕らの身の回り、僕らを取り巻く環境は劇的に変化したが、
多分自分自身がその社会人を続けていた5年間、まあなんというか、自分の歩んだ道をすべて記憶しているから、なんというか自分がそこまで成長していないように感じる。
ああ。
このままでいいのか。なんというかあれっすね、なんか漠然とした不安にっていうと、なんかこれまでも話したような問題、これまで話したことがなんとなくありそうな問題にたどり着いちゃいましたね。
じゃあよりその日比野さんの悩みにフォーカスしますけど、例えばこの今の環境の変化って別に日比野さんだけじゃなくてみんなに共通して起きてるじゃないですか。
もちろん業界とか会社とかによってその受けるインパクトっていうのは変わると思いますけど、なんか日比野さんの目から見て、じゃあこういう人たち、まあそれは集団なのか個人なのかどっちでもいいんですけど、この人たちは全然先ありそうだなっていうふうに見える人たちっていますか。
先ありそうだな。まあそれこそ一番まず言及、真っ先に思いついたところで言うとリドルさんじゃないですかね。
え、そうなの。
いや、というのはまずリドルさんはAIが関係あったかどうかはさておき、これまでソフトウェアエンジニアとしてキャリアを積み上げてきました。
で、その中で自分はこういう領域ならもっと楽しめそうかつ、今後も食いぶちに困らないだろうという判断の下、今の会社に転職されましたよね。
はい、はい、そうですね。
いや、それはすごく納得できたし、たつ、まあそうなのかもしれないなと僕も納得したんですよ。
だから大丈夫そうってことですね。
大丈夫なんじゃないですかね。
でも大丈夫かどうかわかんないですよね。
そうですね。おっしゃる通り。
AIがめっちゃね、進化するかもしれんからね。
これすいません、ちょっと自分で書いといてなんなんですけど、めちゃめちゃ答えのない議論を始めてしまった。
いや、でも似たようなことを迷ってる人は結構いると思っていて、それこそまあひめのさんはもうちょっと今マネジメントみたいなとこもやってるから、完全に代替されるロールじゃないと思うんですよ。
だから完全に代替されてしまうような話もあると思っていて。
例えば、まあちょっと自分の職業理解がそこまで角度が高いわけじゃないんですけど、この前読んだ記事で、今まではなんかこう企業に対して文章を入稿してお金をもらっていたみたいなフリーランスの方がいて、
でもそれちょっと今後は自分たちでやるんでみたいな、AIでやるんでちょっと今後は大丈夫ですみたいなので失注したみたいなケースを見たんですね。
それってもう100代替されたというか、その仕事がなくなったという意味でゼロなんで、そういう意味ではもうちょっと工夫は今後できるのかもしれないですけど、もうすでに割り遅らってる人がいるとか。
そうですね、おっしゃる通り。
よりひめのさんよりはそう切羽詰まった状況な人もいるわけで、まあでもひめのさんは割とまだ余裕があるというとあれですけど、猶予があるというか。
おそらくそうなのかな、そう思いたい。
ということはその人から見たらひめのさんは、このAIの時代において手に食かつそこまですぐには代替されないことをやっている考えられた人というイメージを持たれる可能性がありますね、その人から見たら。
そうですね。
でも本人はそんなことないと思ってて。
自分でそうとなかなか言いづらいですけど、まあそうなんでしょうね。
ちなみにここを変えればとか、この挑戦を新しく飛び込め、この挑戦に新しく飛び込めば、少しは変わるだろうみたいな。
今のままだと65歳になる前に社会人生活を立たれるかもしれないというところを、今これを頑張ればもう少し延命できるだろうみたいな何かがないかというんですよね。
そうですね。
何だろう。
うーん。
でも、AIじゃなかったとしても、例えばですけど、リアクトよりももっと使いやすくてイケてて軽いやつが出てきて、でもひめのさんはそれを追っかけなくて、リアクトがどんどんだんだん小さくなっていくところにずっと引きついていったらほぼあると思うんですけど。
いや、そうですね。おっしゃる通り。それこそポストリアクトになり得る別のエコシステムをどんどんできてきてますもんね。
そうなると、そこでリアクトを置いといて、次のやつ勉強するっていうのは違和感ないんですか。
それはもちろん違和感はないですね。
それをやっていけば、例えばどんどん技術が新しくなっても、食い口に困ることはないじゃないですか。要するに3年スパンぐらいで新しいことに飛びついていったら。
はいはいはい。そうですね。おっしゃる通り。
が、なぜか。
その議論ってなんだっけ、前にリドルさんとAIに代替されない仕事みたいな、AIに代替されないエンジニアみたいな枠組みで話してた。
多分、何というか、よりマネジメントに近いロールになるか。それとも、いや違う。
どちらかというと、より堅牢なサービスを維持するアーキテクト的な人になるか。それか、新しい技術とかトレンドをキャッチアップして最速で実装する人になるかみたいな話がありましたよね。
はい。
何というか、その時に確か話してたのが、最速でものを作るような人ってどうしても、例えば若くて体力のある人に勝てないよね、と。
はいはい。
そうなるとは、もちろんいや、例えばウェブフロントエンドの知識がある、これまでリアクトとか触ってきた。
あと、より上位の概念として、例えばウェブ標準とかブラウザの仕様とか、そこに至るまでのこれまでの歴史とか、もちろん積み上げてきたものがあってこそ書ける領域だとは思うんですけど、
何というか、そのキャッチアップし続けることに果たして意味があるのだろうかみたいなことを考えてしまうことはありますよね。
それはキャッチアップしたところで、何だろうな、仕事にならないというか、あまり効果的に。
仕事にならないというか、何というか、あれなんですよね。もちろん今はそれで仕事になるけど、今後その出てきたライブラリー、新しいライブラリーのキャッチアップを続けたところで、いつかは職をあぶれる、何というか違ったパラダイムに移っていくんだろうなみたいな。
その時にその違うパラダイムを仕事とする方にスイッチするっていうのは、あんまりイメージ湧かないんですか。
職業への不安
そうか、いや確かにそうだな。いや多分そうある、そうするべきなんだろうなとは今思いました。
それって要するに今は次のパラダイムとしてどういう職業が出てくるかよくわかんないから、今の仕事の延長のことだけやってても、どうにもなんと閉塞感があるみたいな。
そうですね、それは自分の考えていることに近い気がする。
だから早く次の職業の名前を教えてくれって、そしたらそれを目指すかなって。
それはかなり近いですね。なんか確かにそこのなんだろう、何というか、そこのなんというかふわふわした、まだみんなよくわかってない別のパラダイム、別の職種があると思うんですけど、なんかそれに内心いらだちを覚えている自分がいるというか。
いやでもそういう意味だとAIをゴリゴリにもう事業に使いまくってる会社の方に行く方が、なんか新たなパラダイムの発生になんか遭遇しやすいというか。
確かに、まあそうですよね。その先に到達しやすい。
まあそうですね、なんか行きたいかどうか別としてレイヤーXみたいな会社とかはもうAIでね、発表とかも多いですし、AIを使うことが前提の仕事が当たり前になっているっていうところで、
割とその、ちょっとなんか新たな職っていうか、そういうのを生み出されますし、なんかあんなだっけ、なんか前ありましたよね、FDRだっけ、なんか3文字ぐらいの。
FDR。
なんだよ、俺ちょっとポッドキャストで語った記憶あるんですけど。
ちょっと忘れてたよね。
FDR、ちょっと忘れちゃったな。
なんか簡単に言うと、自社のサービスをお客さんに提案するじゃないですか、SaaSとかって営業の人は。
その時に、ただ導入してもらうだけじゃなくて、その会社に最適な形にカスタマイズしつつ、そのフィードバックを自社の開発CMに導入して、何なら自分も手を動かしてコードを直す。
フォワードデプロイドエンジニアですね。
そうそうそうそう、それそれ。
思い出した。
それなんか別に、海外とかだとあった職業なんですけど、日本だとなくてというか、あんま聞いたことなくて、それをレイヤーXの方が正式にオファー作って、普通に募集し始めたみたいなのが当時話題になったんで、
そういう新しいパラダイムというか触手が生まれるのは、やっぱりそういうところの会社からになるかなと思うので、そういうところの文句を押さえてみるっていうのは一個あり口にないですね。
新たな職業とAIの影響
確かにおっしゃる通りですね、フォワードデプロイドエンジニア。
言ってみたら、今ある言葉で説明すると、例えば、エンジニアと半分営業を掻き合わせたみたいな、なんというか、エンジニアが手を動かすだけでは生き残れない、それだけでは付加価値を生み出しづらくなっているから、そういう触手が今生まれているところもある。
確かに納得しちゃいました。
エンジニアの半分で言うと、SIRにおけるシステムエンジニアなんて、そんな感じありますけどね。お客さんに提案いったりとか、結構するから。
そういう意味では、SIRはもうもちろんそういう側面もあるし、あとは何ならプロジェクトマネジメント的なところをしっかり鍛えられるっていう側面もありますよね。
そうですね。
でかつ、僕は新卒からずっといわゆる自社開発ウェブ系企業だったので、そういうところが自分としても足りていないなという問題意識はありきつ、今ここまでやってきてしまったので、確かにむしろ一回AIを使っている会社とか何ならSIRとか行ってもいいかなとは今思いましたね。
そうですね。そういったマネジメントがなくなるっていうのはないんじゃないかな。AIのマネジメントになっちゃうかもしれないですけど。
でも本当にコーディングエージェントが発達して、今それこそ僕らの現場でもAIのマネジメントみたいな側面をエンジニアが担うことが多くなりましたもんね。
そうですね。なので、そういう仕事をかつロール作ってやってるところとか。
確かに確かに。
見てみる。なんか別にこれ行かなくてもいいと思うんですけど、その職種のカジュアル面談とかを受けてみて、どういうことを期待してるのかみたいなので、なんとなく未来のロールってもしかしたらこういう感じなのかなっていうのを自分なりの旗艦として持つっていうのはありね。
確かにそうですよね。その職種の求人でカジュアル面談に行って、行ってみたらそこの期待値というか、それがその職種に求められることだから、そうやってどんどん自分の資本性をアップデートできるのではないか。
そうですね。なんかインフラエンジニアしかいなかった時代に、GoogleがSREっていう新しい職種というかロールを定義して、それが爆発的に広がったっていうのもあったりとかするし、そこからCREとかカスタマリレーションリリアビリティエンジニアとか。
はいはい、そうですね。
あとは例えばテックリードっての多分昔なかったと思うけどそういうのとか、インディビジュアルコントリビューターみたいな、なんかそのマネージメントとかテックリードみたいな何か責任を持つというよりかは、スーパーなメンバー、スーパーなメンバーみたいな役割みたいなのもあったりするんで、そういうなんかいろんななんかジョブディスクリプションを見るといいのかな。
確かに。
アメリカの方とか見るといいのかもしれないですね。日本よりも多分幅広いのと新しいのが多いと思うんで。
確かにそうですね。おっしゃる通りいろいろなジョブディスクリプションを見る。ちょっとリーディングの勉強にもなりますもんね。
自己の成長と適応
そうですね。
なんていうか。
あの、完全に納得しちゃったな。
あ、そうなの。
それでなんかアップデート。
あと今思ったのが、僕あの、なんていうか今副業していて、昔一緒に働いてた仲間がいる会社で副業していて、
彼は言ってみたら今あの、半分営業半分エンジニアみたいな枠組みで働いているなとそういえば今思い。
そういう身近からも吸収できることはありそうだなと今思いました。
そうですね。手伝わせてもらうとかね。業務委託だと難しいか。
業務委託だとちょっと難しそうですね。
もうなんというか、自分の今働いている職場であっても、別職種の人がこれまでやっていたことを自分から拾いに行くは大切そうですね。
そうですね。少なくともだってAIで向こうはこっちの領域に伸縮というか手を伸ばしてきているから、こっちは負けずと伸ばしてもいいと思います。
おっしゃる通り。やられたらやり返す。
やられてないけど伸ばしてくれた側だから。
そうですね。
でもあれいいですね。多くの人は別に特に引き意識とかなく、万全と今の仕事を繰り返したりとか、
AI便利だなと思ってそのまま仕事をしているだけだという人も結構いると思うんで、そこにアバンジーズちょっと将来大丈夫かなみたいなところに思いを馳せるのは
レベルの高いところにいるんじゃないかなっていう感じがしますね。
なんというか、そういう社会周りの変化をいち早くキャッチして、キャッチするところまでは多分自分でもできていると思うので、
そこからじゃあ次どうすればいいかなっていう具体的なアクションに起こせるまで、もっと自分の行動力、鍛え上げていきたいですね。
頑張ってください。
はい。
休みますか。
はい。
このポッドキャストはハッシュタグUITで皆様からの感想やコメント募集しております。
またチャンネルの概要欄にありますGoogleフォンのリンクからもご投稿可能です。ありがとうございました。
ありがとうございました。