資格取得の重要性
こんにちは、riddleです。今日はですね、資格ってちゃんと受ける前に考えた方がいいよ、という話をしたいと思います。
皆さん、基本情報技術者試験とか応用情報とか、あとはAWSとの資格とか、
CISCOの資格とか、いろいろ挑戦してますかね。私も資格は多分10個以上持ってて、
まあもちろん執行したものもありますが、いろいろと取ってきました。ITパスポートから基本情報応用情報、構造情報も取ったし、
AWSのソリューションアーキテクトとか、プロフェッショナルとか、グーグルクラウド、IoT、あとセキュリティ、あとスクラムマスターとか、
秘書検定みたいなビジネス検定とか、なんかそういうやつもいろいろ取りましたね。で、資格勉強って結構時間がかかる割に、
知識が身につくといいんですけれども、そうじゃないことも多いし、履歴書に書けるんだけど、別に採用の時にそこを見られることもないんですよね、一切。
自分の場合は。ってなってくると、結構時間もお金もかかるものだったりするので、費用対効果をちゃんと見極める必要がありますよ、という話をさせてください。
例えばですね、私はデータベーススペシャリストという資格を取ろうと思って、もっかい勉強中なんですけれども、今勉強を始めてだいたい10時間弱ですかね、
経ったんですけれども、まあおおよそあと100時間ぐらい勉強したら、まあ受かるかなという感じです。 データベーススペシャリストはどんな問題が出るかというと、データベースの試験なので
SQLの基礎知識だったり、あとER図とかスキーマって呼ばれるようなデータベースのテーブルをわかりやすく言語化したようなものを書き写したりだとか、
文章の中の単語を見て、こういう関係あるよねみたいなものを穴埋めしていくような問題だったり、物理的な話ですね、データベースを運用する上でディスクどれくらい用意して、バックアップのためにこういうことをして、
トランザクションやシステム障害が起こった時にどういうことをしますかとか、どれくらいだったら復旧できますかとか、そういうものを解きます。
ただ正直、私すでにサービスでデータベースを使って運用した経験もあったり、普通にデータベースを使っているので、特に困らないんですよね、仕事の上では。
それこそもっと難しい話だったり、複雑なパフォーマンスチューニングみたいなことをやるとひとつじなでは行かないので、いろいろと新しく勉強しないといけないこともあるんですけれども、
データベーススペシャリストで聞かれる内容って、本当基本レベルなんですよね。コード情報とは言っているものの、内容的には本当基礎レベルなので、私がこの資格を取ることにほぼ意味はないんですよ。
この資格を通じて私が得られそうな知識としては、普段使わないような知識をちょこちょこ蓄えたり、長い文章の中から関係性を読み解いて、それをスキーマに反映させる、
文章体の解き方みたいなテクニックだったり、あとはデータベースの特定の製品に偏らない一般的な知識の獲得みたいなところかなと思っています。
一方でデータベースのリリアビリティエンジニアみたいな、データベースを正しく運用していい感じに性能を担保したり、保守していこうみたいな、そういったところは学べないですし、
実務で使えるような複雑なSQLだったり、パフォーマンスを意識したクエリの叩き方みたいなところもそんなに学べないですね。
また、NoSQLとかNewSQLっていうのもほとんど単元には入っていないはずですし、
ただ最近だとそういったものを使うプロジェクトもだいぶ多いので、そこの構成とRDBMSとの違い、P3とLSMとかの違いみたいなところも一切学べないので、
そういったところはこの資格じゃなくて、自分でデータベースを勉強する必要がありますよという感じなので、
現場の複雑性を考えると、この資格を勉強したところでなかなか足りない知識は多いという感じです。
資格の実務での価値
それにも変わらず、なんでこの資格を100時間かけて今やってるのかというと、
ひとえにデータベーススペシャリストっていうものをいつか取りたいな、持ってないなっていう個人的な心のとっかかり、引っかかりがあるためですね。
なのでそれさえなかったら、100時間もかけてこの資格勉強しないんですよ。
ということで、まあ結構個人的には合理性があんまりないんですけど、自分の心の中をすっきりさせて次のフェーズに移行するために、
今時間をかけて取るという選択をしている感じです。
そんな感じで、実際には皆さんも受けられている資格が本当に必要なのかどうか、
会社に言われて取るとか、キャリアアップのために取るっていろんな話があったりすると思いますし、
資格勉強はあくまで通過点で、網羅的に勉強できるっていうのも資格試験の良いところであるので、
そこで基礎を蓄えて次のステップに進むためっていうこともあるかなと思いますが、
一方でこの資格を取れば就職できるとか、この資格を取れば転職に有利みたいなものがTikTok見ると結構流れてくるんですよね。
これは個人的な経験で言うと一切ないです。
例えば中途で来た方で、この資格を持ってるから優遇してあげようって思ったことはもう1回もないですし、
会話の中でも全然そこに関しては深掘らないですね。
仮にAWSを12巻、全てのサーティフィケートをコンプリートしたとしても、
ああそうなんだすごいなぁと思うけど、別に実務には何の関係もないので、
何の関係もないって言うと言い過ぎですけど、そこはそんなに重視するところではないので、
流されてしまうことが多いかなと思います。
なので資格を取って一発逆転とか、この資格さえ取れば一旦なんとかなるだろうみたいなのは結構個人的には甘い考えかなと思いますし、
実際に資格を取ったところからがスタート地点みたいなところになるので、
あくまで資格は資格、特にそれがあるからといって仕事ができるようになるわけではないというところを理解した上で、
なぜ今この資格を勉強して合格して賞賞をもらおうとしているのかっていったところは、
一度資格受験をする前にぜひ考えていただければなと思います。
はい、今回は資格の取得とそれをそもそも受けるべきなのかについて受ける前に考えようという話をさせていただきました。
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ありがとうございました。