エンジニアのアウトプットの重要性
こんにちは、シニアソフトウェアエンジニアのリドルです。
こんにちは、ミドルソフトウェアエンジニアのひびのです。
このポッドキャストは、2人でIT業界の様々な話やキャリア、困ったことについて話して、
IT業界のリアルを届けていこうという趣旨の番組となっております。
今回のテーマは、エンジニアのアウトプットについて。
エンジニアのアウトプット、エンジニアのアウトプットですよ。大事ですね。
知ってますか?
おろそか。おろそかになってます。
おろそかですか?
仕事を業務に全力投機をすると、なかなかアウトプットできる隙を見つけるのが、僕はなかなか苦手で。
でも、ポッドキャストはやってますよね?
ポッドキャストはそうですね。リドルさんが引っ張ってくれているおかげで、何とか配信できております。
あと、ポッドキャストは文章を書くよりもアウトプットのハードルは低いなと思う。
しゃべる文だけですか?
そうですね。形式ばった文章を書かなくてもいいし、あと文章としてまとめると、
何というか、自分であらに気づいてしまって、公開したくなくなるとか結構ありませんか。
分かりますね、それは。
そういうことも、自分の声でしゃべっていれば一定、もちろんあらはあるかもしれないが許容できる側面はありますよね。
それは確かにあるかもしれない。でもポッドキャストだと今、仕事のすごい細かい情報とかは出してないじゃないですか。
そうですね。
そうするとそっちの方の情報を出すアウトプットみたいなところは別でやらないとできなさそうですよね。
そうですね。仕事の細かいこと、言ってみたら社内でブログ書くとか、業務からこういうことを、
業務でこういう知見を得ましたよだったり、みんなも困ってると思うからこういうことを書いておきますよみたいなのはちょっと、
自分がやってる中でもアンテナを張っておかなきゃいけないことではあります。
そうですね。
それで言うとリドルさんはちょっと前のポッドキャストでも言ったかもしれないんですけど、その業務の中でアウトプットするのがめちゃめちゃうまいなと、僕は。
質の高いアウトプットの必要性
ありがとうございます。
だってあれじゃないですか、社内のブログ、ドックベースで1日1回必ず更新してません?くらいの頻度で。
そんなんやってないよ。全然やってないよ。
いやいやいやいやいやいや。
いや、それ言い過ぎじゃない?
いやいやいやいや。
そんなんやってないよ、全くないよ。
それくらいの頻度で、でもなんか本当に頻度高い日は1日、1日2本3本とか平気で書いてたじゃないですか。
そうね、あれね、なんかヒヤヒヤしてるんだよね。
そうなんですか。
だってさ、あれ書いてるってことはさ、その分他の仕事してないってことじゃん。
まあ、そう言い換えられるかもしれない。
だからさ、いつさ、刺されるんじゃないかと思って。しかもなんか書いてる記事がさ、別に技術のことじゃない時あるじゃないですか。
まじでどうでもいいやつ。
リドルさん専用のハッシュタグみたいな、記事についてるタグ作って、雑談系全部そこに放り込んでましたよね。
そうですね。例えばなんか渋谷でおいしいフィナンシーのお店とか、会社にこうね、1ヶ月に1回買われるモニュメントみたいなのがあって、それをなんか写真撮って定期投稿するブログ記事とか。
なんかね、髪の毛がね、いろんな色してる奴は何を考えてるのかみたいな、僕がカラフルだった時の話とか書いてますよ。
これって別に仕事に関係ないじゃないですか。すごいざっくり言うと。
まあ関係ない。で、それはそれで社内のコミュニケーションを促してるとか、いろんな言い方は、まあまあいろんな評価はできるんじゃないですか、でも。
確かにね、評価してもらうと思えばそう評価できるし、すごいね、僕のことをね、貶めようと思う人は、こいつは仕事をせずにブログを書いて遊んでると、そういうことも言えるわけですよ。
なかなか難しいですね。
否定できないかな、これ。
なんか僕としても多分あれなんですよね、部署、今めっちゃ忙しいかつなんかちょっとシリアスな問題が起こってるみたいな時はなんかさすがに他部署でも見えるようなところへの書き込みは控えようかなみたいな、空気の読み方はしちゃいますね。
そうね、まあまあでも確かにそういうのあるよね。ちょっと戻しますが、アウトプットね、ソフトウェアエンジニアにとってはめちゃくちゃ大事で、やっぱりアウトプットによって成長したりとか、自分の知識が蓄積するみたいな側面もあるというところで、強く奨励されているものではあると思いますが、
僕別のポートキャストで喋りましたけど、10年間ぐらい技術プログやって、自分の記憶がない記事いっぱいあるんで、本当に蓄積されてるかっていうのは若干怪しいんですけど、まあまあ多少何らかの力にはなってるのかなという感じはしないでもないって。
まあなんというか、僕一回、それこそリドルさんと同じ部署でGoogleクラウドのスパナーを触ってたときに、スパナーのことを調べてたらリドルさんのブログ記事にたどり着いたことがあって。
でもなんか、なんというか、もうその時点で僕の助けになっているし、かつリドルさんの立場だとなんかもうこれはもはやしてやったりじゃないですか。
いやもうアウトプットしている時点で偉いですよ。
ありがとうございます。まあ今回はですね、そんな中でどういったアウトプットがいいのかっていう話をね、ちょっとしようかなと思います。だいぶ最初の前置きはなくなりましたが、すみません。
引用しますが、のぼりさんっていうですね、スーパーエンジニアがいるんですよ。
新リモートワークシステムを作った方。
そう、新リモートワークシステムをチームで作られて、そこの多分トップやられてたりとか、あとVPNのサービスダッシャーしてましたね。
ソフトイーサー?
ソフトイーサー。
ソフトイーサー、昔Raspberry Piにインストールして使ってました。
大学時代は同僚と一緒にどっちがASMTPを早く実装できるかを勝負してバトってたという、そういう逸話も聞きましたね。
なんかすごいコンピューター、サイエンス学徒ですね。
その方がラプラスっていう転職媒体のとこですね、そこのブログで書かれてたんですよ、アウトプットに対しての一加減みたいな。
それがよかったので紹介したいんですけれども、アウトプット、一言申し上げるべきことがあると思っています。
ジャンクフードのような情報を吸収し、それに少し手を加えた程度の情報をアウトプットと呼ぶとしたら、そこに価値はないということです。
ジャンクフードというのは技術的なレベルが低いということでしょうか?
それも含みますが、それだけではありません。
表面をなぞっただけの情報や、正しさが担保されていない情報をどこからか拾ってきて、都合よくアレンジして作ったコンテンツは、そうしてジャンクフード的と言えます。
ということで、この方はですね、ざっくりと適当な記事を書いてんじゃないよと、そしてそれをアウトプットと言うんじゃないよと。
この後も言ってるんですけど、余ってさえそれをですね、なんかコメントやいいね欲しさに量産に走ってるんだったら、それもっと他にやることあるんちゃうかっていうふうにおっしゃってると。
もうグーの音も出ないですよね。
アウトプットのハードルと意識
まあ、そうですね。いや、わかりますよ、すごく。それは正しい。
あとかつ、なんというか、なんか自分でアウトプットするときに、なんか純粋にこれ今出したらいいねつきやすいんじゃないかみたいなモチベーションで、
モチベーションが少しでもあると、なんか書き上げた時点でやっぱりやめとこうってなりますよね。
本当ですか、やめとくんですか。僕はもういいやで出しちゃいますけど、それは偉いな。
まあまあまあ、その勢い、思い切りの良さも大事ですね。
そうですね。なので、そういうものじゃなくて、もうちょっと重厚なもの。
自分のオリジナリティとかを追加した、もうちょっと厚みのある、読み応えのある、要するに一見しただけだと、なんかわかんない。
一読しても何かわかんないけど、何度も何度も読み進めていくと、あ、こういうことだったのかっていう感じで、学びの深いものをちゃんと出していきようよね。
出していきましょうということを提案されてるんですね。
なるほど、なるほど。いや、そのおっしゃってることはもう本当に正しいと思うんですよ。
いや、正しいと思いますよ。が一方で、この言説はアウトプットに対するハードルをものすごく上げていないかっていう懸念があって。
上げてますよ。
上げてますよね。なんか何ならもうプログラミング始めたてですみたいな人、アウトプットとてもできないですよね。
できないですね。なんかここのRubyの一行間違えてましたみたいな。この関数こういう使い方ですみたいな紹介とか、ダメです。ジャンクフードって言われちゃうから。
そうですね。何なら僕自分のブログで、なんか本当にメモ書きとかディボウロクみたいな予防線を貼って、このエラーが出た時に見る、この辺り見ればいいみたいな、本当に数行で終わるようなことを書いてたりするんで、
ちょっとのぼりさんにめちゃめちゃ怒られそう。
怒らないと思いますけど、ここで個人的にはですよ。のぼりさんの意見は、ひめさんもおっしゃる通り、正しいと。一方で、やっぱり萎縮させてしまうというか、アウトプットのハードル上がるっていうのも確実なので、
これを最終目標としつつ、自分の書いてるものはジャンクフードなんだという意識はね、最低限持った方がいいかなっていう。
なるほど。ジャンクフードではない意識は。
アウトプットの重要性
ゆくゆくですね、技術者を名乗るのであれば、ある程度人様に読んでもらって、何か学びを持ち帰ってもらえるような厚みのあるものが書けるようになるっていうのは素晴らしいことじゃないですか。
はい、それはおっしゃる通り、そうですね。
今すぐ書けなくてもいいんで、ゆくゆくね、書ければいいよねっていうところで、そういう意識はやっぱりちょっとアウトプットしながらも、どっか保ち続ける必要がまずあるんじゃないかというところだけは、ちょっと持って帰っていいと思うんですよ。
そうですね、それはおっしゃる通り。
なので、アウトプットは変わらずしてった方がいいですねっていうのが、まずこの意見を受けた上での我々の話で。
そうですね。
ただ目的はね、ちゃんと誤らないようにした方がいいかなと思っていて。
目的。
氷野さんも途中でおっしゃってましたが、バズ目的とか知名度を上げたいとか、それが本当に目的だったら、それやってもいいと思うんですけど、なんかね、それだけを追い求めて薄い記事を量産するっていうのの価値がどれほどあるのかみたいなのは、ちょっとやる前に一回ね、立ち止まって考えた方がいいって思いますよね。
いやー耳が痛いな。
多分次僕がブログ記事書くときに脳内ののぼりさんがささやいてくるかもしれない。
いやでも、やっぱりでも難しいと思うんですよね。特にあんまりアウトプットを知られてない人だと、じゃあ何出せばいいのみたいな。
自分が出す情報なんて、所詮誰かの2番センジ、何だったら5番センジぐらいなのに、どうすんねんって話じゃないですか。
いやもう多分多くのアウトプットがそれですよ。
ここでまた別の人の記事を紹介したいんですけど、これいなとみすぐるさん、ラコラコさんっていうハンドルネームかな。
Xでフォローしてて、アンギュラジャパンスクリプトのライブラリーのグーグルの認定受けた人みたいな詳しい方だった記憶があります。
そうなんですね。ちょっとすいません、私はそれを存じ上げなかったんですが、その方のブログでいいことが紹介されていて、情報じゃなくて経験をアウトプットしようと言われています。
僕も前ね、全然わかんなくて、コルスあるじゃないですか。
コルスわかんなさすぎて自分で調べてブログ書いてたんですけど、途中でこれ絶対モジラのコルスのページの方が絶対詳しいじゃんって丸ごと消したんですよ。
はいはいはい、ありますね。
モジラのデータから部分的にコピーった劣化、コピーみたいに作るだけだから。
で、それは良くないんですよ。ただコルスを使ってみて、なんかトラブってこう解決したっていう経験の話だったら価値はあるぞと。
そうですね。それは本当に自分オリジナルのコンテンツでもね。
たつ、経験をアウトプットする、例えばこういう場面で困ったっていう、こういう場面の情報、こういう場面をフックに検索で引っかかる人も救える可能性がありますもんね。
そうですね。同じシチュエーションが全員遭遇するわけじゃないですし、完全に同じシチュエーションじゃないと役に立たないってわけでもないので、
自分のした経験っていうのはどんどん出していった方がみんな助かるし、自分も助かることが多いですね。自分の記事で何回か助かってますもん。
本当にそうなんですよ。自分の書いたものって本当に数年したら忘れちゃいますもんね。
そうなんですよね。なのでちょっとまとめると、アウトプットをいっぱいした方がいいです。アウトプットするときは、情報を出したいならめちゃくちゃ重厚なものをちゃんと書いてオリジナリティを出す。
例えば自分でこういうRFCを提案しましたみたいなのって、自分が出してるからいろいろ書けると思うんですよ。
でもTCPのRFCはこうですっていうのはTCPのRFCの劣化コピーだからやめたほうがいい。
ただし自分の経験をベースに何かアウトプットを出すという行為はあなたにしかできないのでそれでいくべき。
そうですね。
本当で経験のアウトプットを重ねつつ、いつか重厚なものを出せるように頑張りましょう。
エンジニアとしての成長
頑張りたい。自分が一時ソースになりたいですね。いつかは。
僕はもういいです。
そんな。
もういいですっていうかやったことないけど。
はいはいはい。
大変そうだもん。
うん。いや、わかりますよ。
もうなんか一生ね、技術者って名乗れないと思うわ。
なかなか難しい話ですよね。
ちょっと私はもうできたものをこねくり回してさらにいいものを作るというところに生きていこうかなと思いますので。
今でこそもうどの分野の人も巨人の肩の上に立っている時代だし、なかなか自分が一時ソースになるのは難しい。
あと学術的な論文だといわゆるこの分野の論文をまとめて紹介しますみたいなサーベイ論文っていう形式もあって、それはそれで価値が認められているものなので。
そうなんだ。
あくまで生き意見としてアウトプットは積極的にやっていきたいですね。
そうですね。アウトプットの言い方もね、いろいろあるんで、この聞いていただいてるポッドキャスターのような気軽に発言するものもありますし、
それこそね、禅とかキリタみたいなところでブログ記事として出すのもあるし、
禅だとスクラップっていうね、単純になんかポストしてって延々とつながっていくツイッターみたいなモードもありますし。
そうですね。
あと他にもSNSですかね。
あとは登壇とかLTとか、そういうのでも全然いいと思うので、何がしか人目につくようなところに出すと。
まあまあそうですね。人目につく、まあ目立たなくてもいいんでね、とりあえず出す大事だと思います。
なんだかんだね、転職媒体にそれ載せたりすることもまあまああると思うんで、ぜひ気軽にやってみてください。
やっていきましょう。
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ありがとうございました。
ありがとうございました。