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2025-10-29 09:51

ネットワークスペシャリストの勉強をしたメリット

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サマリー

ネットワークスペシャリストの資格を取得することで、広範なネットワークの知識やKubernetes、クラウドとのつながりを深めることができるメリットについて語っています。また、インターネットの基本的な仕組みや専門的な知識の重要性についても考察しています。

資格取得の意義
こんにちは、シニアソフトエンジニアのリドルです。このポッドキャストは、IT業界のいろんな話やリアルをお届けします。
今回はですね、私が以前、ネットワークスペシャリスト、通称ネスペですね、こちらの資格を取った時に、どういうメリットがあったか、みたいなところを回答したいと思います。
ネットワークスペシャリストはですね、IPAの最上位の高度情報と呼ばれる資格でして、主に物理とか論理とかいろんなネットワークに関する
知識を問うようなものです。当時私はインフラエンジニアだったんですけれども、ネットワークは専門外でして、あんまり知らなかったですね。
まあ、ただクラウドのネットワークをちょっと作るとか、まあそれぐらいできましたが、いわゆるシスコとかジュニパーみたいなネットワーク機器を設定するみたいなことはできませんでしたし、
実際にネットワーク企業なんか運用したりみたいな経験もなかったですね。でですね、この資格結構多分難しくて、というのもネットワークスペシャリストって結構試験の範囲が広いんですよ。
いわゆるL2、L3みたいなネットワークの基礎のところだったりだとか、そこから発展して無線だったり、あとボイプって呼ばれるような音声通信の話だったりだとか、
当時はSD-WANとかソフトウェアデファインドなWANとかLANみたいなものを同行するみたいなオープンフローみたいな話もありましたし、あとはIoTが前世紀だったので、
BluetoothとかBLEみたいなネットワークの無線系のものもありましたね。あとは結構セキュリティケットも被る部分があって、IPSECとかVPN系のものだったりだとか、
ゼロトラストのセキュリティみたいなものも出たような記憶があります。そんな中ですね、いろいろ勉強して受かったというよりかは、勉強してよかったことっていう話になるんですけれども、
まずはですね、広範なネットワークの知識がついたのはやっぱりでかいですね。そもそも仕事をするだけだと、まあやらない無線とかボイプの話もそうですし、
ルーティングですね、特に。ルーティングって自分がサーバーを構築してサーバー間の通信にルーティングをみたいな時ぐらいはやるんですけれども、やっぱりこうデータセンターまたぎとかインターネットを経由するみたいな話になると、
専門のルーティングプロトコルというものがありまして、データセンター内だとOSPFとかよく使われるかなと思うんですけども、インターネット越しとかになるとBGPと呼ばれるプロトコルがあって、
それぞれISPがですね、ASっていう、それぞれのネットワークの集合体みたいなものを作っていて、AS間で通信をしているみたいな基本的なインターネットの仕組みがあるんですけれども、
そういう基礎みたいなところがしっかり勉強できたのは結構基礎知識として良かったなと思いますね。あとはVPN系もそのIPSECとSSL VPNと大きく分けて2つあるんですけれども、
そういうのも勉強できて、しかもこの中でちょうどVPNを使ってみんな通信をしましょうとか、そういう時期だったので、どういうふうに繋がっているんだろうというのがよく分かってとても良かったですね。
2つ目として、私その後Kubernetesとかオンプレとクラウドを繋ぐようなハイブリッドクラウドみたいなことをやるような案件にいくつか参画したんですけれども、
やっぱりですね、どっちも結構複雑なネットワークを内包してるんですよ。例えばKubernetesでいうと、ノード間の通信に当時はフランネルっていうオーバーレイのネットワークを作るようなCNIというものがありまして、
それがですね、L2のオーバーレイネットワークを構築するので、ちょっと正確かどうか覚えてないんですけど、VXLANを使ってお互いのノード間で通信をするみたいなのがあったんですね。
これって別にネットワークエンジニアからしたら普通に使われてる概念ですし、VMwareとかで前確か使われてた気がするんで、そんなに珍しくもないんですけど、それ知らない人からしたら意味わかんないじゃないですか。
Linuxの中にブリッジがあって、ブリッジ間でオーバーレイのネットワークを構築しててみたいな。オーバーレイネットワークって遊戯王でしか聞いたことないんだけど、みたいな人もいると思うんですよね。
最近だとEBPFみたいな文脈でシリウムってものが登場していて、シリウムはノード間の通信にジュネーブみたいなカプセルの技術を使ってみたいなことも言ったりするので、そういうところがKubernetesをちゃんと使おうと思うと出てくるので、そういったところで結構役に立ってるなという気がしますね。
あとはAWSと例えばオンプレをつなぐときにダイレクトコネクトみたいなサービスを使うんですけれども、これを使う際にこういうネットワーク的な制約がありますよとかそういうのもありますし、
あとMTUっていうパケット帳に関する最大サイズみたいなのがあるんですけれども、これを1パケットに対してどれくらいデータが入れられるかみたいな概念なんですけど、
これを広げるみたいな話でジャンボパケットみたいなものがあるんですけど、クラウドだとジャンボパケットはここからこうは使えるけどここから先は使えないよみたいないろんな制約があったりしてですね、
そういうの別に普段意識しないので、Netspeで勉強してこういう概念あるんだって知ってからはなんかドキュメント見ても頭に入ってくるようになったんですけど、
それまでは全然わからなかったんで勉強してよかったなって感じですね。そんな感じでKubernetesとかクラウドの複雑なネットワーク環境に立ち向かえるようなスキルがつきましたと。
インターネットの基本理解
あとですね、ネットワークエンジニア、専門の職種の方がいらっしゃるんですけど、そういう方と最低限の会話ができるようになったと思います。
それまでも別にIPアドレスとかサブネットとか最低限のルーティングとかわかってたんですけれども、
やっぱり専門のネットワークエンジニアで本当にいろんなことを考えながら仕事をしているので、
やっぱりこう特定の業界の知識というか専門の知識がないとあまり話に入っていけないんですよね。
同じインフラという領域を線上にしていてもネットワークはネットワークで結構特殊なので、Netspeをやったおかげで最低限話せる能力というか知識はついたかなという気がしますね。
これ名前が良くないと思うんですよね。コード情報っていうやつでしかも一番レベルの上の資格になっていて、ネットワークのスペシャリストみたいな名前ついてますけど、
実際取ってみて別に何のスペシャリストでもないですね僕は。なので、やっとネットワークスペシャリストを取ったことでネットワークエンジニアとしての基礎レベルをちょっと知ったかなみたいな感じなので、
全然ねスペシャリスト感ないんですよね。なので皆さんのまだ受けてない人というか、取ってない人は騙されない方がいいと思います。
難しいんですけど取ったとて、ネットワークエンジニアとしてはまだジュニアレベルって感じですね。
はい最後ですね最後はインターネットの仕組みがまあわかることですね。
でまぁこれはさっきお話ししたISP間でそのASでやり取りしてますよみたいな話はそうなんですけれども、
まあそれ以外のですね自宅のルーターからISPどうやって繋いでるかとか、プロトコルはどういうものを使ってるかとか、
そこから経由して最終的にどっかのクラウドにアクセスするとかってどういう経路で起こっているんだろうみたいなことがわかると。
でですねインターネットですごい基本的な仕組みなので何をするにも、そういう基本的な内容が頭に入ってたりするとやっぱりなんかいろんな案件に入ったときに、
インターネットの仕組み自体が大事になることは少ないんですけれども、それをベースとしてですね、まあいろんなことを話したりとか
見聞きする中で、なんか勉強してたおかげでいろいろと話についていけるなとか、基礎があったおかげでより発展的な内容を考えられるなって思うシーンがですね
ちょこちょこあるんですよ。なのでネットワークフェジャリストを合格したというよりかは、その勉強してネットワークに対していろいろ基礎的なスキルがついてきたってところがやっぱりすごい大きいかなと思うので、
インターネットの仕組みみたいな基礎的な本当にどこでも必要とされるような知識っていったものを身につけるのにはとても良い資格だったなと思います。
一方でですね、この資格を取ったところでできないことももちろんありまして、ベンダーのですねネットワーク機能設定とかもう全然できません。
シスコのルーターとかスイッチとか触れないです。あとは実部レベルのですねネットワーク全体の設計とか運用はもちろんできません。
データセンターにこういう感じでルーターを設置して、ルーター間でHRVPだったかな、VRPだったかな、ちょっと名前忘れちゃいましたけど、
同期用のプロトコルを走らせて、で下にスイッチぶら下げて、そこのセグメントでなんかスパニングツリープロトコルみたいなやつを動かしてループを回避してみたいな、
なんとなくのことはしゃべりますけど、じゃあ実際にどのポートにどこのケーブル挿すべきかとか、どれくらいの収容すべきなのかとか全然わかんないですし、
なんならどこのメーカーの何がいいかとか全然わかんないんで、そういうネットワークを生業とした仕事をやろうと思ったら、
もうとてもじゃないですけど、この資格だけでは足りないです。はい、ということですね、今回は私が取ったスペという資格ですね、
これを取ったことでどういうメリットがあったのかということをお話ししました。 もしですね、似たちょっと経験というか知識が欲しいよという方はですね、
ぜひコード情報のネットワークスペシャリストを勉強してみてはいかがでしょうか。 このポッドキャストはハッシュタグUITで皆様からの感想やコメント募集しております。
またチャンネルの概要欄にありますGoogleフォームのリンクからもご投稿可能です。 ありがとうございました。
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