転職活動の始まり
こんにちは、riddleです。今回は、最近私が転職活動をしていたんですけれども、そちらが終わったので、どんなふうに転職活動をしていたのかを紹介したいと思います。
そうですね、自分で名乗るのもちょっとアレなんですが、一応シニアエンジニアということで今活動しています。
で、シニアエンジニアってどんなふうに転職活動するんだっけ?みたいなところって、なかなか世の中に散らばってないなと思ったので、ここでご紹介できればと思っています。
まず最初はですね、思い立ってから最初にやること、会社探しですね。会社探しは基本的には転職の媒体を使うんですけれども、私の場合だと、ファインディーとラプラスと転職ドラフトを使ってましたね。
もともと使っていたということもあって、それらの転職意欲みたいなものがあるんですけれども、そちらをまずオンにするところからでした。
オンにするとですね、それなりのオファーが来るので、それを見て、興味あるものは返信して、興味ないものはごめんなさいみたいな感じでやっていました。
またですね、エージェント経由でLinkedInとかからお話をいただいたりすることもあったりしたんですが、そちらはなかなか条件面が合わないとか、やりたいこととマッチしないみたいなところで、そんなに使いませんでした。
あとは自分はゲーム業界を狙っていたんですけれども、ゲーム業界のカオスマップみたいなものを見て、その中でどんな会社があるんだっけみたいなことを探したりなどしてました。
最近は特にAIが進歩しているので、ディープリサーチを使って、そこの調査をしてもらったりなどもしてましたね。
一番最初の転職の時には生成AIなかったので、だいぶこの進歩には助けられました。
その後、大体会社を見つけたら、今度は自分が何やりたいんだっけみたいなことも同時並行で探していきます。
今までの経歴を棚下ろしつつ、自分の場合はMiroっていう付箋を貼れるようなアプリがあるんですけれども、それを使ってこれまでやってきたことと今後やりたいことをたくさん棚下ろししていきました。
その結果、今回だとゲーム業界の仕事が楽しかったなということと、新規のグローバルレベルのものの新規開発から運用までをちょっとやれる会社がないかなというところで、
その二軸を満たすような会社を先ほどの業界探しと会社探しの中でマッチするものを探したりなどしました。
ここまでだと、他のいわゆる別にシニアじゃなくてミドルでも全員同じかなと思います。
書類選考と面接の準備
ここから先は実際の先行になるので、まずは職務経歴書だったり歴書の用意ですね。
自分の場合は仕事が一段落するために毎度職務経歴書を更新していたので、それほど更新の手間はなかったんですけれども、
多くの方はここから新しく職務経歴書を起こしたりって結構大変だと思うので、日頃から準備しておくといいと思います。
またですね、職務経歴書を見ながら自分のPRに使えるものを探したりなどしますね。
だいたい直近のやっていた案件は何ですかとか、そこでどんな技術を使ってましたか、何でですか、
マネジメントで苦労したことは何ですか、もしくは困ったこと、過去に戻れるなら解決したいことは何ですか、などいろんな質問をたくさん聞かれるので、
このタイミングで棚下ろしした職歴に対していろいろ自分なりに突っ込んで答えを見つけておくということもやってます。
そんなことをやっているとですね、カジュアル面談を何社か申し込んだりしていいよみたいなことを言っていただけると、
その会社の雰囲気を知るために相手の会社の方と会える機会がありますので、そこで何社かと会いました。
今回私はですね、合計3社だけ受けました。たまたま最終的には一時面接、最終面接とうまくいって3社ともオファーをいただけたんですけれども、
これはだいぶ運が良かった方で、基本的には10社ぐらい受けて、3社ぐらい受かって、その中のどれかを選ぶみたいなことが平均的には多いみたいなので、
同じ戦略を必ずしも採用する必要はないんですが、ご自身のこの書類の通過率とか、一時選考の通過率みたいなところを見た上で、その辺は判断されると良いかなと思います。
さて、カジュアル面談が終わると、最初は書類選考ですね。書類選考はもう出して経歴が求めているポジションに合っているかどうかの話になるので、
それが満たさない場合はもう落ちますし、満たしていれば受かるというシンプルですね。
ある程度書き方を工夫するとかで、ツッコミポイントを用意しておいて、面接の時に深掘ってもらおうみたいなことはありますが、
書かれていることを基本的に相手が判断して、通る通らないという話なので、ちゃんと書きましょうというぐらいですかね。
ここは通ると会社にもよりますが、事前にサービス使った技術面談でコーディングテストがあったりだとか、
SPIみたいなテストだったりだとか、そういったものがある会社はあります。それを乗り越えるとやっと一時面談ですね。
ITエンジニアの一時面談はほとんどの場合が技術的な質問を答える、もしくは技術課題を答える面談になっています。
例えばホワイトボードでコーディングテストしたりとか、システムアーキテクチャに対する質問だったり、
経歴の中での技術的な深掘りみたいなことをやるような感じになっています。
実際私が受けた会社でも、いずれも技術的な面接がありましたね。
ここに関しては、それまでの職歴の中でやってきた技術について深掘りをされるぐらいだったので、それほどそんなに対策が必要なものではないと思いますが、
受ける会社とか、これまでやってきたドメインとは違うところに飛び込む場合は、そのドメインでよく使われる技術に対して一定の理解が求められることが多いので、
そちらについては事前に学習していくことをお勧めします。
面接の進行とエピソードの使い方
この面接をやるにあたって、自分の経歴の深掘りはもちろんするんですけれども、
今回、生成AIが盛んになってきたというところで、自分はChatGPTの機能を使いまして、
応募先の企業と自分の職歴を加わせたLLMに使って、
私は今度この企業を受けます。あなたは面接官です。なので、質問をしてください。私がそれに回答するので、
5段階評価でいくつか採点して、そのフィードバックを私にくださいみたいなことをいうプロンプトを作って、
実際に喋って聞いて回答するみたいなことを延々とやってましたね。
結構これが効いたのかと言われると、なんか微妙なところはあります。
というのも、AIがしてくる質問が結構レベルが高くて、実際の質問はそんなにレベルが高いことは飛んでこないので、
なんでクリティカルな解決にはならなかったんですが、やっぱり久々の転職活動、私の場合だと4年ぶりだったので、
喋ることに対しての不慣れ感というか、ちょっとやっぱり経験が巻き戻っているという感じはあったので、
たくさん喋れたのはいいことだったかなと思っています。
そして面接は基本的に相手から質問が飛んでくるんですけれども、
コツとしてはこちらが返した後に、そちらはどうですかみたいな感じで、
1回こちらからの質問を挟むというテクニックを結構使いますね。
基本的に面接って60分だったり30分という時間枠をお互いに質問するのではなくて、
自分に一方的に質問されてそれを答えるみたいな感じの場なんですよね。
そうすると例えば1回の往復に3分使うとしたら、60分だと20回ありますと。
ただこちらからの質問をしたりとか、相手にいろいろ考えてもらう時間を設けると、
その質問の回数が減らせることに加えて、あくまで面接ってコミュニケーションの場で、
コミュニケーションを通じてこの人と一緒に働けるかなとか、
今回募集するポジションに適応している人なのかなということを判断する場なので、
それが満たせるのであれば、なるべく意見交換みたいなことをやった方が現実の仕事に近しいので、
そっちの方が最終的な選考としてもうまくいくことが多いんですよね。
なので、なるべく自然な形で、例えば私が攻撃技術をやってたんですけどみたいな話に対して、
これってこうなんじゃないですかみたいな質問されたら、そうなんですよ、こういうところ苦労して。
でも本社の場合でもこのシステム使っているなら、きっとこういう苦労ポイントがあると思うんですけど、
どうされてるんですかみたいなことを自然に挟むだけでワンタン消費できるし、
会話もできるので、より合格を手繰り寄せやすいという感じでした。
二次試験ですね。二次試験はだいたい現場の責任者の方だったり、人事部の部長の方が出てくることが多いかなと思います。
ここでは技術的なことはそんなに聞かれずに、どちらかというとこの会社に入った時にチームとして、
自分の部下として入った場合にうまく回ってくれるのかとか、問題がある人材じゃないのかみたいなところを見られる場かなと思っています。
なので一次試験とはちょっと頭というか回答の仕方を切り替える必要があります。
すごい細かい技術的な話をしたところで相手に伝わらない可能性が高いですね。
なのでそういうことをやってしまうと、この人はTPOに応じて話を変えられない人なんだなみたいな評価にもなってしまうので、
同じエピソードと話す場合でも技術的なことで頑張ったことを一次面接で喋ることに対して、
二次面接ではこのタスクがどういうことに寄与したのかとか、複数の人とうまくやったことでこのタスクが達成できたみたいな評価できる観点を別のものに差し替えた上で、
同じエピソードを喋るみたいな工夫が必要になりますね。
一時試験と同様にこちらもターンを消費することになるので、基本的に自分が回答したらついでに質問も加えてみたいな形で時間を使っていくとより良いかなと思っています。
またですね、結構気をつけていたのが、悪い言葉を極力使わないようにするっていうことですね。
悪い言葉っていうのは、放送禁止用語とかっていうよりかは、何とかがダメでとか、何とかがイケてなくてみたいな、どっちかっていうとネガティブに分類されるワードを使わないって話ですね。
例えば、カルチャーが嫌いでしたみたいな言い方をするよりも、カルチャーが自分とちょっとマッチしなかったみたいな言い方にするみたいなことで、
悪い言葉を言うと、どうしても言った人が下げられるというか、ちょっと不審感を与えてしまうみたいなところもあるので、
それであればちょっと言葉を言い換えて、別に自分には合わなかったけど、別にそれに対して悪意を持ってるわけじゃないですよみたいな感じで同じことを共有できるので、
そういう言い換えみたいなことは、別に面接の場だけじゃないですけども、面接中は特に注意した方がいいかなと思います。
あとこれはもうちょっとテクニックによりますが、うまく笑いを取れると強いですね。
無理してダジャレを言ったりする必要とかもないんですけども、笑いを誘発するような会話とか言動ってできると思うんですよね。
なので、それを仮に笑ってくれたらですよ。
笑ってくれたら、自分がこういう冗談言ったら笑ってくれるってことは、仕事をしたとしても二択機関になりやすいんだなみたいになるじゃないですか。
それは向こうもそうですし、こっちもそうなんですよね。
自分がふざけた時に向こう笑ってくれないとか、すごいブスッとされるとか、何言ってんだみたいな感じされると、
仮にその会社に自分が運良く入れたとしても、その冗談通じない人と一緒に働くのかみたいな感じになるので、
こういうユーモアみたいなところが受け入れられるかどうかを判断する上でも、そういう笑いみたいな要素をうまーく混ぜ込むのはめっちゃ大事ですね。
また、何人か面接官の方がいらっしゃることがほとんどだと思います。3対1だったり2対1だったり。
この時はなるべく全員と平等に話すように私は心がけていました。
例えば人事部の方とエンジニア出身の方がいらっしゃった場合に、
面接でのコミュニケーション
どうしても私はソフトウェアエンジニアで同じ職種だとすると、そちらの方の方が話が合いやすかったりするんですけれども、
それで片方の方ばかりと喋ったりすると、こういう面接って2人の評価者がいた場合、2人が合格って言わないと通らないことが大半だったりするので、
そういう意味ではなるべくその片方の方だけ喋って、片方の方にちょっと気持ちよくない思いをさせてしまう行為につながるかもしれないことっていうのは、
極力避けた方が良いってことを考えると、やはりどちらにも平等に喋りかけるというか回答する。
これはめくばせだったりだとか、そっちの方の方を向くみたいなボディアクションみたいなところでも提供できると思うので、
そういう考え方をしてみるのはいいと思います。
あとはあれですね、面接中にも情報収集しましょうという話です。
これは面接中の受かるためのテクニックというよりかは、仮に面接が通った後にどこの会社に行こうかって選ぶときに自分の中の武器というか判断材料にするものです。
例えばどういう人が出てきて、何歳ぐらいで雰囲気はどんな感じの人なのか。
男性なのか女性なのか、服装はカッチリしてるか緩いか。
例えばオンライン会議の場合は背景にどんなものを使っているのか。
自分で作ったようなものなのかデフォルトなのか、もしくは会社指定のものがカッチリ決まっているのか。
オンラインのミーティングアプリを何使っているのか。
ZoomなのかMeetsなのかTeamsなのかWebExなのか。
これによってその会社のITディティラシーみたいなやつも少し測れますよね。
あとは会話のレベル感。
同じくらい、もしくは自分よりだいぶ高いのかだいぶ低いのかみたいなところで、
この会社に入った時にどれくらい自分はやっていけそうなのかみたいな判断材料もなると思いますし、
またどういうことを重点的に聞いていくのかで、
その会社が大事にしていることとか、過去こういうことで失敗したのかなみたいなことが見えてくるので、
それが自分が強みを持っている領域なのか、もしくは今後伸ばしていきたい領域なのかみたいなところはうまく測れると思うので、
こういった面接中のメタ情報みたいなところをうまくキャッチする。
これはちょっと修練が必要かもしれませんが、これを大事にしていくとより良いオファー取れると思います。
最終面接と転職活動のアドバイス
次が最終面接ですかね。
最終面接は基本的に役員の方が出てくることが大半かなと思います。
場合によっては大きい組織であれば事業部長みたいな方だったり、
小さい組織であれば社長が出てくるようなケースもあるかと思います。
このフェーズではもう基本的にこの人を入れてもいいよねってなっていることが大半ですが、
最後にミッションビジョンやバリューみたいなところに即しているかみたいなところだったりだとか、
長い間いろんな人を見てきた経験豊富な人が、
この人は感覚的にダメっぽいぞみたいなことを判断される場だという感じです。
なので基本的には1次、2次とともに全力で臨存べきですし、
結構突飛な質問されることが多かったイメージですね、最終は。
これもなんかシニアエンジニアだからということはないですが、
基本的にあなたを入れてこの会社はどう良くなりますかみたいなことが聞かれている場だったりしますし、
長いことやっぱりいてほしいので、
あなたのこれまでの生き方だったり意思決定がどんな感じで、
今後はどうしていきたいですか、それはなぜですか、
また前回の転職、もしくは前回新卒で入った時は何が必要なんですか、
みたいなことを問われる会社も結構多いですね。
なのでそれに対して自分の中で一貫性のある答えをきちんと頭の中に考えておいて、
いつでも言えるようにしておくっていうのは大事ですし、
実際のキャリアとして結構ブツブツ切れてしまったものであったとしても、
何か他の人に説明できるような理由を考えておくという感じですね。
なのでシニアエンジニアという形で私は今回転職活動したんですけれども、
ミドルエンジニアの時と比べて何か大きく変わったことはなかったです。
ただ年収がやっぱり上がっての面接にはなるので、聞かれる質問の幅は広がっています。
技術に関すること、マネジメントに関することもそうですし、
苦労したことだったり大変だったことみたいなものも、
その苦労がどれほど大きいものかっていうのも見られましたね。
なのでここはもう面接でどうこうするというよりかは、
普段の仕事の中で苦労を勝手でもしろっていうことにどうしてもつながっちゃいますね。
はい、まとめです。
この後は結局オファー面談があるぐらいなので、それほど何かあるわけじゃないです。
なのでここまでの説明した内容で、
基本的には皆さんもシニアエンジニア総統の経歴と実力さえ持っていれば、
大体の企業はマッチしていれば受かるはずです。
ただやっぱり同じタイミングで同じ選考を受けていて、
AさんBさんどっちがいいかなみたいになるシチュエーションがあったりだとか、
面接受けてみてスキル的にはすごいけど、
ちょっとうちの会社とカルチャー合わないかなみたいな理由でお断りされることも結構あるので、
その辺は運なんで、
あんまり押したとしても気を落とさずに、
次の会社見ていくっていうのも大事かなと思います。
またですね、実際面接中にいろんな理由で、
この会社なんか違うかもって思うこときっとあると思うんですよね。
それはやっぱり同じ業界だったり同じ職種をですね、
同時並行的に受けていると、
なんとなく感覚のところでジャッジできたりすることも多いので、
可能であれば何社か並行して受けるのをお勧めします。
はい、という感じで、私は人生で2回目の転職活動でしたが、
今のところ満足した結果が得られています。
皆さんも転職活動ってね、やってみるまで全然わからないんですけど、
1回転職してみるとこんなもんかってなることが多いですし、
自分の普段の仕事ぶりがですね、きちんとしていて、
他社から評価いただけるようなものであれば、
そんなに苦労することも少ないかなと思うので、
ぜひですね、練習とかポジションとかをもっと改善していきたいとか、
より違うところで働きたいという方はですね、
転職一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
はい、ありがとうございました。