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2025-02-14 19:27

【著者の声 #22】『トライロバレット』 佐藤究さん(作家)(大人の放課後ラジオ)

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アポの結果は、連絡を取る前にほぼ決まっている。
会える確率を高める準備、スムーズな対話への入り口、効果的な質問、関係を深めるための気遣いまで――コネゼロ・知名度ゼロから2000人以上への取材を成功させたインタビューのプロが失敗しない「人との会い方」のコツを包み隠さず大公開!話しかけるのが苦手でも、自然と人とつながる力が身に付く!公私に使える実践的なノウハウが満載の一冊です。

 

▼「著者の声シリーズ」について
人生を豊かにする一冊を書いた著者のお話を届けることで、
ひとりでも多くの人に本と著者の方の魅力を知ってもらいたい。
そして本の世界を元気にしたい……
石田衣良と編集部の思いから立ち上がったプロジェクト。プロインタビュアー早川洋平が聞き手をつとめます。
(著者の声 再生リスト https://bit.ly/3quYEj5

 

▼今回の対談について
今回のゲストは、直木賞作家・佐藤究さん。新刊 『トライロバレット』 は、退役軍人のPTSD、アメリカ社会における銃乱射事件、ダークヒーローという三つの要素を掛け合わせた異色の物語。学内でいじめを受ける17歳の少年と、彼に接近する不可解な同級生、影で暗躍する謎の男……三者の関係性が絡み合う物語の構造とは?「文庫完全書き下ろし」という異例の出版形態の背景にも迫った。
現代の小説家はどう生き残るのか? 佐藤さんの創作に不可欠な「音楽」の役割と「プレイリスト」をつくる理由、「AI と創作」などについてもうかがった。
「好きに書くだけでは生き残れない」と語る彼が考えるこれからの作家に求められる視点と覚悟とは──フィクションの最前線に立つ作家の思考に迫る。

 

▼佐藤究さんへのインタビューフル版はこちら
YouTube https://youtu.be/CwlFwXtnric
Spotify https://x.gd/1EHob
Apple Podcast https://x.gd/kTZAX
Amazon music https://x.gd/dY7ar

 

▼ゲスト略歴
佐藤究(さとう・きわむ)/1977年福岡県生まれ。2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。16年、『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。18年、受賞第一作の『Ank: a mirroring ape』で第20回大藪春彦賞および第39回吉川英治文学新人賞を同時受賞。さらに21年、『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞と第165回直木賞のダブル受賞を果たす。24年、『幽玄F』で第37回柴田錬三郎賞を受賞した。ほかの著書に『爆発物処理班の遭遇したスピン』がある。

 

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▼インタビュアー略歴
早川洋平(はやかわ・ようへい)/1980年横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。羽生結弦、よしもとばばな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビュー。13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。『We are Netflix Podcast@Tokyo』』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。

 

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▼早川洋平から石田衣良へのインタビューシリーズ
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【石田衣良 大人の放課後ラジオ】
小説家石田衣良が、若い仲間たちと大人の放課後をテーマにお届けする、自由気ままな番組です。映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで、日常のひとときを、まったりにぎやかにするエイジレスでジェンダーフリーなプログラムです。

 

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サマリー

佐藤究さんは新著『トライロバレット』について語ります。その過程で、執筆のエピソードや文芸業界での経験をシェアします。また、創作背景や過去の作品との関連についても触れながら、文庫化の理由やビジネス的側面について深く考察します。特に、アメリカのヒーローものや銃のリアリティを視野に入れた独自の視点が印象的です。

トライロバレットの背景
さあ、ということで今日はですね。これ、場所言っていいんですか?
場所はいいんじゃないですか?
第一高段車、本館の第一王子ですよ。
あ、そこまで行っちゃっていいんですかね?
新館か、はい。そう、行っていいんじゃないですかね。
さすがの描写力ですけど。26階、これ最上階?
最上階で、わりといろんな文芸師の写真がここで撮られたりするから、
大体、あっちかな、あそこに座って、半身で座って、写真が。
よく見てください。いろんな文芸師。やたら多いんですよ。
そうなんですね。
だから、ある時それに気づいて、僕はここでの撮影を拒否して、
下のアトリウムに行こうとか、いろいろ核を凝らしているんですけど、
だから知ってる人は知ってるじゃないですかね。
前回ね、インタビューさせていただいたのが2022年3月なんで、
2年半以上なんですけど、
もう忘れられた、忘れてたでしょ?
いやいやいや、僕はずっとTwitterたまにいいね押して、気づいてたかもですが、あんまりストーカーに…
ただ、2年半っていうのはね、忘れてたっていうのにふさわしい数字なんですよ。
1年とかだと、ああまだ忙しかったんだなぁと思うんですけど。
いやいやいや、でもあれですよ、あんまり歌うことはしないでしまして。
でも忙しかったんですよね。
まあまあおかげさまで。
そんな中で、前回仮名22歳ぐらいだったと思うんですけど、その後お元気ですか?
元気ですよ。今25歳ぐらい?
25歳かな?
25歳ですね、四半世紀です。
すごいですよ。人間にすると何歳ぐらい?
人間にすると、あんまり考えたことないですけど、
考えたことはないですけど、人間にすると25歳。
いいですね。
四半世紀ですよね。
質問量が足りなかったんですけど。
僕、あらためてインタビュー聞いたんですけど、
やっぱり直木賞を取ってから、とにかく本を読む時間なくなっておっしゃってて。
そうですね。
その時にトマス・ピンチョンの本読みたいんだけど読む時間ないよねっておっしゃってたんで、
そうすると、その時にすでにこのトライローバレット、もうちょっとしこくれたって。
いや、あれは、その年の、あの年の夏か翌年の夏かな、松本成長記念館に呼ばれて、
成長先生の記念館で講演するって依頼があったんですよ。
執筆依頼と作業
文豪レジェンドTシャツで成長先生のプレゼンして、いろいろ手伝ってもらったから、やっぱり断れないじゃないですか。
確かあの時は陰謀論の話をいろいろしようと思って、
そのうちの一巻でトマス・ピンチョンを読もうと思ってたんで。
それよりはそっちの講演の方の準備ですね。
ところでもういきなり話が飛びまくりますけど、神川坊主、何かあったんですか?
いや、初心に一から死んで死からやり直そうと思って。
どうしたんですか?何かあったんですか?
いや、今初心に戻ろうと思って、あとバリカン買ったんで。
要は前の論芸も、ある日通ってた床や声援カットが何も言わずに潰れてたんですよ。
で、そうすると行くとこがなくなってずっと伸ばしてただけだったんですね。
本当に?
そうそう。で、今バリカン買ったら、僕子供頃こういう坊主丸刈りだったんですけど、
昔のバリカンって性能悪くて髪引っかかったり、大変だったんですよ。油刺したり。
今もう、ヒゲ剃りもそうですけど、すごい進化してるじゃないですか。
だからもう床屋行かなくていいなと思って。
僕の中では論芸も坊主も、床屋に行かなくていいっていうヘアスタイルの裏返しなんですよ。同じなんですよね。
あんまり本人の中では変わってないっていうか、ある意味。
そうですね。あともう論芸で見られる景色は全部見たなと思って。
この文芸業界で。
もう飽きたし疲れるし。
あと取材行ってもね、髪かかすのも大変じゃないですか。ホテルとかも。
あと筋トレ行っても巻き込まれたりとかいろいろ面倒くさいことばっかりなんで。
でもバッと見たら周りに僕の友人みんな髪短いんですよ。モンザリスさんも含めて。
そりゃそうだなと思って。すぐ出て行けたりするから。
あとあれですかね。有限夫のアーシャーがあったんですけど、有限夫っていう作品が一応三島さんのチームだったんで。
三島さんの時にちょっとね、スキンヘッドで映るとちょっと意味深なアーシャーになってしまおうと思って。
アーシャー取り割るのまで待って、ちょっとそこはやって、その後夏に全部。
青いジャケット着てみて、空見てみて。
バリカンでやって、アーシャーいらねえなと思って、結局この日の柴田レンズアボリューションで呼ばれて、
その姿で映ることになりましたけどね。
今ちょうど有限夫の話も出ましたけど、またちょっと一回戻りますけど、やっぱりね、
けんさんの本というと河原純さんの想定のイメージがあって、今回もトライロバレットもそうですけど、
確かアンクでしたっけ、やっぱり10ページぐらい予算の都合で削んなきゃいけなくて、
どうしても河原さんでっていうぐらいやっぱりその愛着があって。
有限エグもね、カバー外すと、これヘビですかね。
それはそうですね、ヘビかな。
こっちの爆発物処理の遭遇したスピンも、こっちもヘビ。
これはね、ガじゃないか。
ガですかね、そう言われてみればガですね。
話の中でガが出てくる話があるんですよね。
多分ガの羽が上から連なってるんじゃないですかね。
なので今回このトライロバレットの河原さんとの想定で裏話というか仕込んだものは何かあります?
毎回いつも同じ通りサウンドトラックを渡して、
それで終わりで、あと最低限のサンヨウチュウの資料とか、
あとあれか、高くないですけど化石?
サンヨウチュウの化石を一個やってプレゼントしましたね。
ユータ集で撮れたやつをね。
まさに。
こんな高く、場が高いやつだとちょっと大変だから、安価なやつを。
あ、そうだったんですね。
プレイリスト聞かせていただいて、僕はアットダス。
あの辺のちょっと静かな感じがすごく良くて冒頭も良かった。
トレントリズナーとアティカロスかな、ナインチネーズのね。
あれは地球が何だっけ、デカプリオのドキュメントで。
サウンドトラでたまチェックして、聞いたことなかったんで聞いて、
いつもトレントリズナーの音楽には助けられてますよね。
そうなんですね。
じゃあそれを川名さんにお渡しして、どのくらい上がってくるっていうかと思うんですけど。
上がってないかな。
この辺はでも編集者さんにね、そこから先のやり取りっていうのは僕は個人ではやらないから、
ただプルーフが上がってきて、これ多分プルーフとほぼ一緒だから。
プルーフがどれくらいで上がってきたかによりますけど。
でも川名さんは調子のいいっていうか、多分すでにすぐできてるんですよね、頭の中でね。
あとそれを実行に移すかだから。
そのテンシル風に作ってあるやつをどういう風にしたのかちょっとわからないです。
文庫化の理由と意義
聞いてないですけどね。
このロッカーがね、また本編でも出てくるイメージがありますけど、
せっかくまだ出たばっかりにもう折りまくっちゃってるんですけど。
文庫本はやっぱね、ボロボロになってポケットに刺さってるのがかっこいい。
ちょっと紙をポケットに入れてみた。
かっこいいですよ、そうそうそう。
ありがとうございます。
いやでも今ね、文庫の話出ましたけど、
今日まずシンプルにお話の前に聞きたいのが、この書き下ろしで文庫?
はい。
これはなんででしょう?
これはね、ビジネス的な側面とバージョンとクリエイティブなバージョンの2つがあるんですけどね。
どっちから行きますか?
でも財布に優しいっていうところからシンプルに。
これ大丈夫かな?逆にこんなありがたいんですけど、こっちとしてはビジネス的にみたいな。
そうそう。
もともとは僕は、サージュースの死神が、
純文学時代に佐藤則一っていう名義で出してて、
その名義で発表した本が高段社にあと1冊残ってて、
あと短編とかもいくつかあるんですけど、
高段社さんはサージュースの死神と同じように、
佐藤極名義でそれを文庫化したいって言うんですよ。
僕としても1回単行本で出ても問題だから、文庫化しないでくれって言えないんですよね。
こないだの村上春樹さんみたいに、
街と不確かな壁みたいに、文芸紙の状態でそれを本にするのはNOっていうのはまだありかもしれないですよ。
でも1回本にこっちでしちゃってるから。
野間沢偉いんですけど、
佐藤極っていうのは新しいペンネームとか野望で、
その一応ブランドって言ったらあれですけど、完成度。
印を押せるっていう。
サージュースの死神まではギリギリ押せるんですけど、
他のがねちょっとやっぱりイマイチなんですよね、僕の中では。
でもこの佐藤極って言ってボンって文庫で出すと、
読者もやっぱりそう思って買っちゃうし、書店さんも止まるんですよね。
純文のもう10年以上前?古い前の作品だから。
ただ講談社さんはやっぱり商売なんで、やりたいって言うんで、
でもだとしたら書き卸しで頭に1個、今の状態の僕がつけたのをやって、
そこに昔の作品が入ると、僕らはほらCD世代だからあれですけど、
新しいバンドが新曲出して、後ろ3つを昔のバンドのデモテープみたいなのを
おまけでつけるとかあったらまだアリじゃないですか。
っていうのがビジネス的な理由だったんですよ。
だからしょうがなく、じゃあもう特巻工事でやりましょうと。
で、特巻工事でやって、これとあと1個披露する予定だったんですよね。
昔の純文のやつ、トライローバレッタがあって、
昔の1個あれば、昔のちょっと純文テイストであんまエンタメなくても
みんな我慢してくれだろうと。1曲目のシングルカットしたやつは面白いから。
ところが、先ほど言ったカーナさんがゲラ読んだ時でも
ものすごい盛り上がって、シリーズ化するんですか?みたいなことすごい言って。
やっぱりそうですね。
で、だんだんと、僕とそこにいますけど担当の長辻さんで2人だけで細々とやってたのが
会議で話題になり、プルーフも作るかとか、
文庫って普通プルーフ作らないんですよ。
観光本っていうのは仕入れるのに書店さんばリスクがあるから、
見本を取ってうちで何冊だけど、文庫ってやっぱりそこまでリスキーではないんで、
プルーフいらないからこの形式で作るんですけど、プルーフを作るとかいろいろ言い出して。
作品の制作過程
そうなってくると盛り上がってくるのが、昔の作品の兵力がいるみたいな話になって、
いらないんじゃないかと。
元々のあれが消えて、結果書き下ろしで新作が文庫で出るっていうね。
しかも12月っていうクリスマスにグイグイと。
それももうちょっと早く出す予定だったんですけど、
長辻さんがいろいろプロモーションをやりたいって言ってきて、
だから細々とやってきたのが後でどんどん膨らんでいって、
普通こういうのって全部計画でされて軍隊が進むようにガーっていくんですけど、
ひっそりと出して終わらせる予定が。
そこからどんどんいろんな人が混ざってきて。
僕は文化祭とかやったことないですけど、真面目に。
文化祭的なノリでみんながあれしたいこれしたいとか言って、
今日に至ったっていう感じですね。
結構最後に今みたいな形になったみたいな。
そうそう最後すごかったですよ。
今の話を伺ってても個人的にはどの作品も本当に好きなんですけど、
この爆発物の…
爆発物処理班の遭遇したスピン。
これって本当にちょっとね、もう今日はトライドバレットであるんですけど、
全部なんて言うでしょう、要は短編って普通言い方あれですけど、
ちょっとなんかこれはみたいなあるんですけど、
全部要は本命みたいな感じだったんで、
けおさんってそういう方なんですかね。
これも吉田大輔さんか他の書評家さんのインタビューで答えたことあるんですけど、
僕らがさっきのCD世代の話に戻りますけど、
アルバム12曲入りだったら、
2,3曲いいのがあればかなりいい方じゃないですか。
短編集も1つ2つ気に入ったのがあればいい方だけど、
たまにCDとかでも、ビートルズはそうですけど全部いいとかあるじゃないですか。
その時に極下を超えたものすごい高豪心。
今日の26回目見ると空みたいな感じになるじゃないですか、全部いいって。
そういう経験が僕は感動的だったんで、
なるべくやるときはそれに挑戦したいなと思って。
完成度っていう意味では、完成度って言うといろいろ人でありますけど、
面白さでどれも退屈しないっていうのが入ってるといいなと思って。
どう疑問抜かれたっていうか、ほんとに全部ベストアルバムっていうか、
他の短編集が読めなくなりましたね。
そうですね、そう言っていただけるとあれなんですけど、読んでください、他の。
プレッシャー自分でかかったりしないですか。
常に佐藤喜山は全部最高傑作だろうみたいな感じ、ちょっと期待しますよね。
そうですね、いろんなアーティストなんですけど、
ビートルズが好きなんですけど、ビートルズ全部すごいですからね。
およばないですけど、ああいうのはチャレンジ。
特にそんなに何でもかんでも仕事を受けてないんで。
そういうチャレンジもしないとね、
ビジネスとして強かった時代はまだ10発のうち3発いいとかだと。
今はもうほんと全部いいぐらいにして、ようやく他のと戦えるぐらいの。
レベルは上がってんじゃないですかね。
昔の大御所の短編集とか、夢宇野旧作さんとか乱歩先生も、
何だこりゃっていうのは結構ありますからね。
それはそれで味になってるんですけど、やっぱり強かった時代なんでしょうね、まだね。
ニーズがあったというか、他にエンターテイメント。
お金は儲かんなかったかもしれないですけど、
他のエンターテイメントの競争相手がいなかったんで。
今はもう何でも下がりますからね。
ちょうど昨日久々にコロナ禍の救済式、乱歩全集みたいな、
あんな昔は手による大変だったんで、僕は恥ずかしながらちゃんと読んだことないんで、
いろいろ読もうかなと思ったんですけど、
乱歩先生ですら木山さんからするとあれみたいなやっぱりあるんです。
乱歩先生とか、あと前週、夢宇野旧作先生の前週とか読むと、
何だこりゃっていうのはオチもないような、
多分新聞小説とかいっぱい頼まれて、バーって書いたやつとかはあって、
それはそれで味なんですけど、
今だったらこれボツになるんじゃないかっていうのはあると思いますよ、多分。
そういう時代は厳しいというかね、今土俵なんですよね。
そうですね、今はだからそういう大らかさはないんじゃないですかね、商業の世界ではね。
この中でこの高山社の最上階で話し切るというのも贅沢な感じです。
これは漫画が作り上げた会なので、社員の人に聞きましたが、
別の方に聞いてきました。
言ってました?文芸は遥か下の5階にあるんで。
全然なくなっちゃいましたが、ここからはトライローバレットですけど、
テーマの探求
やっぱりタイトルもされることながら、本当にテーマとかキャラとか、
場所も全部いろいろ伺いたいこといっぱいあるんですけども、
ズバリやっぱりトライローバレットはどこから生まれたんですか?
つまりタイトルからなのか一文からなのか、テーマからなのか。
これはね、もともとはあの時もテスカ・トリポカのインタビューの時も
話したような気がするんですけど、最初に門川の編集者さんから
ダークナイトみたいな話にしてくださいってオーダーがあって、
あれはちょっとハードコアな感じで、バットマンとジョーカーが戦うやつだったんで、
それを日本でやったらちょっと笑っちゃうよなっていう風な考えから
テスカ・トリポカになってきたんですけど、
多分そのオーダーが心の底の方に気にかかってたんでしょうね。
ヒーローもの、ヴィランものっていうのは、
自分だったらどういう風にするかなっていうのがあって。
ただやっぱり銃とかもし使うんだったら、
日本だとかなりリアリティがないから、アメリカしかないだろうなっていうところで、
今回ちょっとやってみるか。
もともとさっき言った古い人文学タイトルの上に乗っけるやつだったから、
ちょっと実験的なこともできると思ったんで。
今後の作品のテストショットみたいな感じも含めて、
軽くやるつもりでこういう風になって、
今後のスケジュールにも影響をきたすほどのいろいろな影響力をね、
僕の仕事上では持ってしまってるんですけど、そこからですかね。
じゃあその銃とかがあって、アメリカあってみたいな、
そしてそこに何て言うんでしょう。
個人的には勝手に3つの切り口がやっぱり面白いなと思ったのが、
退役軍人っていうところと、ダークヒーローとアクティブシューターというかね。
いろいろあると思うんですけど、僕はその3つが結構面白いなと思ったんですけど、
木山さんの中では銃とかアメリカっていうところは当然あったと思うんですけど、
そこにまた三葉地とかがどう被ってる。
今日の著者の声はいかがでしたか。
トークのフルバージョンは早川陽平のライフアップデートより無料でお楽しみいただけます。
概要欄のURLよりぜひお聞きください。
それではまたお耳にかかりましょう。ごきげんよう、さようなら。
19:27

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