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2018-04-27

Q.92 小説のストーリーの種はどうやって見つけてますか?

18歳になって小説を執筆することに興味をもちました。


00:17
こんにちは、早川洋平です。石田衣良 恋と仕事と社会のQ&A、今日は92回お届けします。
皆さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今日は18歳男性ですよ。
おお、夢がありますね。
小学生の頃から小説が好きで、18歳になった今、小説を執筆することにも興味が出てきました。
そして、1、2個ストーリーを練ってみたのですが、なかなか納得いくストーリーができません。
というか、ストーリーの種すら見つけられていない現状です。
伊賀さんは、どのようにしてストーリーの種を見つけていますか、ということです。
まずね、1つストーリーの種とかっていう前に、今まだ18歳じゃないですか。
なので、自分の生活、例えば受験だったり、大学だったり、分かりませんけど、自分の生活を楽しんで、
例えばガルフェンダなんかも作った上で、でも小説を書いていくっていうのはすごくいいことだと思います。
それはやっぱり人生経験とかとも関係ある。
やっぱり18歳で書く小説、そこで完成してしまったらもう先はないので、
基本的には今から10年かけて、ゆっくり自分の力を上げていくぐらいのつもりで執筆ができるんであれば、
プロになる可能性はあると思うんですよね。
ですから、すぐにデビューしなきゃとか、急がないほうがいいね、18歳だったら。
全く急ぐ必要ないですよね。
ほんと。
ライトノベルみたいなものを書くんであれば、早いほうがいいかもしれないけれど、
元の小説を書くんであれば、20代後半から30代のデビューで全然問題ないので、
ともかくたくさん読んで面白いことをして、友達と遊んでっていう普通の生活をちゃんと充実させてほしいかな。
今村さんおっしゃった、ライトノベルを書くんであれば早いほうがいいかもっていうのはどういう意味でしょう?
それはもう漫画と一緒で、妄想が小説になるじゃないですか。
なので、ああいうもので、青少年期の妄想をストーリーにするっていうパターンであれば、
ライトノベルは早いほうがいいかもしれないっていうだけで、それだって要するに30代でいいんだよね。
そうですね。
ただ、最近のアニメとかアナビを見ても思うんですけど、正直ちょっとパターン化してて面白くない?
普通の何の能力もない人がいきなり世界、しかもゲーム世界のPRGの中に飛んで、いきなり抜群の魔法使いだったり、
抜群の勇者で始まるみたいな、なんでしょうね、もうチートなんですよね、全部が。
その中で女の子にもモテて。
で、モノを倒してっていうような話なので、もうそんなのがダーッと山のようにありますから、
ああいう異世界モノを描くんであれば、ちょっとそういうのはやめて、またなるまで待とうよって思いますけどね。
なるべくそんなお勧めしないので。
そういう意味ではやっぱり、皆さんおっしゃったように、なんでしょう、インプット、アウトプットってやっぱあるわけですよね。
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大事ですね。
あとそのストーリーの種についてですけど、ストーリーの種に関しては、自分が生まれてからこういう人間になるまで、
彼の場合でも18年経って。
はい。
その18年間で磨き抜いた心とか感性で、うわあ、こういうことが面白いんだって、感動することとか、これはいいなっていう、主中心とかがあるじゃないですか。
はい。
それを元に描いていくんですよね。
ちょっとアニメの話になりますけど、さっき話したNetflixのアイコ・リ・インカリエーションのクライマックスのシーンっていうのは、要はクローンなんですよ。
はい。
人工生態のクローンが、
はい。
自分のオリジナルの、
はい。
人の家族を助けるために、その命を懸けて頑張るんですけれど、
はい。
最後、その2人ともいるので、親の前、親と弟の前には、自分の姿は2人ではいけないじゃないですか。
うん。
なので、自分が命懸けで助け合った人と最後に1回だけ会って、もう二度と会わないで去っていくっていう話なんです。
うん。
そういうシチュエーションみたいなのを1個作れれば、
ああ。
どうやってその最後まで、エンディングまで持っていくかっていうふうにストーリーを組めるじゃないですかね。
うん。
うん。
そう。
これから一目あって、でも自分の中には思い記憶があるわけですから、本当の弟とお母さんなんですけど、でも命懸けで助けるけど、もうこれで1回会ったらこれから一生会えないっていう、若いのシーンとかが出てくるんですよ。
そういう方っていうのはあることはあるんですね。
あるんです。そういう、あるものすごく感情が高まるようなシチュエーションを1個見つけ、それを元に逆に物語を広げていく。
じゃあ、この弟はどういう子なんだろう、お母さんは。
この子はどういう経験をするんだろうみたいなふうに作っていくといいと思います。
種はやっぱりどっかに感動がないとダメなんですよね。本当に心が動いているっていう。
ちなみに平田さん、18歳でこの方で、書くのもいいけど、やっぱりまだまだいろんな人生経験っていう話もありましたけど、実際、直木賞とか芥川賞でもすごい若くして撮る人もいるにはいるんですよね。
いるんですね、はい。
でもやっぱりその後。
大変です。
ってことですよね。
そうです。
大変がないし、人間って何でも書けるように見えて、この世界の一部しか書けないんですよね。若いとそれが本当に幅が狭いんですよ。
で、成功してしまうと、その成功に囚われて同じようなものを書いたりしてしまいますし、だからなるべく引き出しを増やして、自分の中にたくさんの素材を入れてからデビューするほうがいいですね。
まさに岩田さん、デビュー36か37…
そうですね、35代の顔ですね。
この方、まだあと18年ぐらいかけてるから。
全然いいと思うし、とりあえずずっと読みながら書く、読みながら書くっていうのを続けて、普通の生活をしていけばいいんじゃないかな。
そうですね。彼女も、もしいなかったら、まず彼女も作ってね。
そう、そういうのも大事ですからね。
楽しんでください。
はい。
さあ、この番組では、皆様からのご質問を募集しています。ぜひ、恋や仕事、社会に関する疑問を寄せください。また、イラさんと双方向のコミュニケーションが楽しめるオンラインサロンの会も募集しています。詳しくはイラさんの公式サイトからご覧ください。
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また、この番組の本、身も蓋もないけど、大人の知恵と情案、セキュララ人生相談も出版されました。この本の一部分が取読できますので、詳しくはiChains上のPDFをご覧ください。
はい。
今日は第92回をお届けしました。皆さん、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。

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