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2017-12-01

Q.73 衣良さんの小説は実体験をもとにしているの?

小説の中に登場する男性の思考やセックスはご自分の体験?願望?とっても気になります。


00:19
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第73回をお届けします。衣良さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、12月に入りましたが、衣良さん、突然ですが、僕なんか変わったとこないですか?
いや、それがね、なんか首が細くなった。
実はですね、人生初めては断食に行ってきまして、3日断食なんですけど、給食水だけで、ということです。
それってあれですか?何か悟りとかは得られます?
はい。結論は言うと、悟りは得てないんですけど、パワーが単純になくなるので、普段、要は考えて考えて思考しまくっている人には、もうボーッとして、みたいな感じ。
なるほどね。じゃあ逆にさ、何か仕事か何かでちょっと考えすぎて煮詰まっちゃったりとかさ、やりすぎて疲れたっていう人は、頭から何かそういう余計な考えを抜くにはいいんですか?
そうそう、おっしゃる通り。だからそういう意味では超オススメですけど、単純に、僕もともとそんな太ってないんですけど、
4kg落ちたので、ちょっとやばいです。
へぇー。びっくりだね。
ただ、今の考えるっていうところなんですけど、伊良さん、思考とその何だろうな、ボーッとというか、いわゆる右脳と左脳のバランスが非常に良い感じがする。
僕ね、考え終わるとすぐに切っちゃうんだよね、解を。あとはもうボーッとしちゃっていい。そんなにいつも頑張ってなくていいっていう。
あれ、書いてる時って、どちらかと言えばどっち側なんですか?
書いてる時は、半々ですね。
へぇー。
要は感情だったり、そのストーリーの自然な流れみたいなものによるのが半分と、あとはその構成だったり、今ボリュームでどの位置にあるな、みたいなこととか締め切りとかね、を考えるのと、半々で何か動かしてないとダメみたいな。
あ、じゃあ両方やっぱ使ってるんですね。
うん。でも面白いよね。ただし、書き終わったらすぐにパッと切っちゃう。
へへへ。
だけどもう、ボーッとしてる時は本当にボーッとしちゃいますね。
なんかTwitterとかで文字上げてる時は、どちらかというとそっちモードっぽい。
ちゃんと考えているっていう感じかな。
なるほど。さあ、今日はですね。
はい。
こんな質問をいただいています。49歳の女性からです。
おー。
こんにちは。少年を初めて読んでからのイラズマファンです。
はい。
正直、体も反応しますが、いつも読み終わった後、いろいろと考えさせられます。いい意味で。
へぇー。
一番好きなのは、夜の桃です。
なるほど。
そこで質問なのですが、小説の中に登場する男性の思考やセックスは、ご自分が体験、経験したものが元になっているのでしょうか。
それとも願望だったりするのでしょうか。とっても気になります。よろしくお願いします。
これからも素敵な作品、楽しみにしていますということです。
なるほど。ありがとうございます。
えーとね、ちょっとこのお答えに入る前に、実は少年の件なんですが、
03:00
はい。
ついですね、一昨日かな、火曜日に、火曜日っていうか、10月の最後の日なんですけど、
少年のゼロ号試写が渋谷のユーロライブであります。
はい。
でね、見てきたんだけど、期待してください。
やっぱね、三浦大輔監督は、やっぱ才能あるね。
すごい。
正直、海外の映画祭も狙うと言っていたので、うまくいくといいなと思います。
あの、本当面白いので。
伊賀さんお墨付きですね。
はい。来年の春の公開なんですけど、この方はぜひ見てくださいね。
楽しみに。
あの、松坂桃李くんのお尻と横顔がいいです。
なるほど。
仕上げてきたな、やっぱ体絞って。
男が見ても美しいということですね。
なかなかでしたね。
はい。というわけで、この質問なんですけど、正直、女性に対する見方とか考え方なんかは、自分自身がすごく反映してます。
ただ、ベッドシーンに関しては、リアルなまま描いても面白くないので、少しファンタジーに振ったり、物語らしくドラマチックに演出したりはしてますね。
うん。
でも、本当に例えば、話しかける言葉付きだったり、初対面、初対面のときにどんなふうに動くかみたいなことは、やっぱり小説って、その作家自身が出てしまうんで、やっぱり僕自身なんじゃないですかね。
そうか。
それはでも、僕自身っていうのもなんとなく描いてるときにあるんですか?完全にそのときは意識してない。
いや、そのときには分からないんですけど、あとで読み返してみると、ああ、やっぱり、特に他の人の小説と読み比べたりすると、全く違うので。
うん。
あの、なんていうのかな。で、実はね、その、ゼロ号試写で映画を見てたときにふと思ったんですよ。
はい。
こういう小説は今まで読んだことないし、なかったな。だからもう、すごく自由な作品だったなっていうのに気がついて。
はい。
結局、自由であると何をするかっていうと、みんな自分が出るんだよね。
うん。
なので、割と素直に自分自身の趣向性とかが出てるんじゃないですかね。
そうか。
そうすると、こう、イラさんがデビュー当初に書いた小説と。
うん。
今書いた小説だと、やっぱりその辺ってどうです?イラさんの中で、まあ、本質変わってないかもしれないですけど、やっぱり変わってる部分もあるんですか?
いや、本質はやっぱり本当に変わらないですね。
うん。
やっぱり、いまだにあの、無責任というか、自由に好き気ままにやっている。
はい。
やっぱり、編集者の人にこういうの書いてくださいとか、今こういうのが流行ってますみたいなことを、一切言われないからね。
あ、そうなんですか。
うん。もう、自由本人で、話しがいいが、結果がいいって感じみたいね。
そうか。
うん。だから言われますね。
うん。
あの、読んだことがないし、ちょっと誰とも比べる相手がいないタイプだねっていうふうには。
うん。
どうでしょう?他の小説家さんとこういう話することあるか分からないですけど、他の作家さんなんか、もう同じようなイメージ書いてる方、そうじゃない方は?
あの、小説、いろんなジャンルがありますけれど、
はい。
一つだけ言えるのは、男女関係に関しては、その人の素が割と出てますね。
06:00
はい。
異性を書くのって、自分のフィルターを通して見た異性しか書けないので。
はい。
なので、あの、いつも必ず。
はい。
出てくるのは、あの、峰藤子みたいな。
はい。
ね。おっぱいがすごくて、常に誘惑的な人みたいなのしか書けない人もいるし、本当あの、女性のバリエーションを持ってない人にも男性作家多いんだよね。
はいはい。そうか。じゃあちょっとそういう視点でね、楽しみに。
はい。ちょっと読んでみてください。
この作家は、あの、女性にモテるか、何やベッドでうまいかどうかっていうのを読むと分かります。
はい。この番組では皆様からの質問を募集しております。石平の公式サイトの質問フォームより質問を寄せください。
また、伊賀さんと双方向でつながれるオンラインサロンの会も不定期で募集しています。詳細はサロンを応援している夜間飛行さんにお問い合わせください。
ということで今日は第73回をお届けしました。伊賀さんありがとうございました。
はい。ありがとうございました。

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