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2025-10-22 09:05

おしえて!議員さん令和7年度第11回ゲスト:北島元雄さん

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議員さん目線の地域再発見番組

「おしえて!議員さん」

普段の議員活動から、伊勢崎の魅力や

個人的に興味があることがらなど紹介してもらいます。


令和7年度の第11回ゲストは、北島元雄さん。


伊勢崎市議会議員になる前は、

養蚕と米麦の農家さんだったという北島議員。


今回は、「この街の未来、こうなってほしい。

10年後の街の姿をどう描いているか、理想とするビジョン」

などについてお話いただきました。お楽しみに♪

00:00
北島元雄(もとお)さん
地域再発見番組おしえて議員さん
いせさきFM 担当スタッフ
皆さんこんにちは。伊勢崎市議会議員の皆様をお迎えしてお話を聞く、「おしえて!議員さん」のお時間です。
早速ご紹介しましょう。今日は北島元雄さんです。よろしくお願いします。
北島元雄(もとお)さん
はい、皆さんこんにちは。伊勢崎市議会議員の北島元雄です。
選挙に立候補するまでは、読み仮名が「きたじま」だと思っていましたが、
「きたしま」が正しいことが分かり、濁らずに「きたしま」というようになりました。
先日届いた、振り仮名の確認もそのようになっていました。
議員になる前は、養蚕と米麦の農家で、養蚕では繭の出荷量が何度か伊勢崎で一番になったこともありました。
しかしその収入では、妻に一枚の着物を買ってやることができなかったのですから、養蚕が衰退するのも無理はありません。
昔は、絹織物の買い付けに来た業者さん相手に、今の織物組合から歓楽街まで伊香保の芸者さんが並んだという時代があったそうです。
今や市内を回っても、あれだけあった桑畑が全く見なくなってしまい、伊勢崎の銘仙も文化遺産的なものになってしまったのは、大変寂しい限りです。
いせさきFM 担当スタッフ
北島さんは、議員さんとして普段はどのような活動や取り組みをされていらっしゃいますか。
北島元雄(もとお)さん
私が市議会議員になった時には、市が助成をする学童保育所は一カ所もありませんでした。
当時の市長は、自分の子供は自分で育てるのが当たり前、平然という方でした。
この30年間取り組む中で、今、放課後児童クラブは市内に公立が11施設、そして民設が60施設あります。
働くお母さんお父さんが安心して子供を預けられるようになりましたが、保育園の保育料は無料だったのに、学校に上がり、学童保育に行くようになったら負担が大きく、複数預けると本当に大変です。
この負担軽減に取り組んでいきたいと思います。
また最近、学校給食費の無償化を実現させるために、多くの皆さんと署名や宣伝活動に取り組み、議会でも繰り返し求め、今年から中学生の無償化が実現しました。
すでに群馬県内35の市町村のうち25の市町村で、小学生含めて完全無償化を実施しています。
前橋や太田市など人口の多い自治体でも始めていますので、ぜひ伊勢崎でも実現したい。
9月の定例会には女性団体から伊勢崎市でも来年度から小学生含めて完全無償化するよう求める請願が出され、紹介品になりました。
文教審議会で多数会派の議員の反対で不採択になってしまいました。
03:00
北島元雄(もとお)さん
市長も検討すると言っていますが、高校世代の医療費の無償化は他市の状況を見て検討すると言いながら、とうとう県内実施で最後の導入になってしまいました。
これと同じように検討しているうちに、県内最後にならないよう、父母の皆さんとご一緒に早期の実現に向け、運動を広げていきたいと思っています。
耳の聞こえが悪くなった高齢者が補聴器を早い段階からつけることによって、難聴の進行を抑え、地方の防止になるということです。
6月の定例会では、そのためにも高齢者の補聴器購入に対する補助制度の実施を提案しました。
来年度から実施できるよう準備をする、こういうことです。所得制限のない制度設計になりをこれからも要望していきたいと思います。
今、痛切に感じているのが日本一の暑さを記録した伊勢崎市です。
この暑さを売り物にし、街づくりをするのもいいですが、この高温はまさに命にかかわる問題です。気温は下げられませんが、命を守る対応が必要です。
生活保護費には冬季手当といって、冬場は灯油台の補助が出ますが、夏には夏季手当が出ません。
それ以外の家庭でも高齢者や病気の人のいる世帯、夏休み中の子どもたちなど、一日中エアコンをかけっぱなしにしなければならない家があります。
公共施設をシェルターとして提供していますが、朝から暑いわけですから、そこまで行けない人もたくさんおり、
毎日毎日暑いのですから、毎日毎日行くわけにはいきません。
電気代の高騰、食料品の支出も増え、物価高騰に応じた収入増のない世帯は、エアコンをつけるのもためらい、本当に厳しい夏になりました。
こうした世帯への支援を国が実施すると同時に、一番身近な姿勢がきめ細かく行うことが大事だと思っています。
伊勢崎市は、今、中心市街地の活性化として、織物組合の用地を借用して、図書館を核として、官民共同でにぎわい施設をつくる計画です。
図書館をにぎわいの核にするということですから、きっと立派な図書館ができると期待しています。
しかし、建設も運営も民間に丸投げで、図書館を民間の儲けの道具にして、リスクだけを伊勢崎市が負うPPP、PFIという手法を導入しようと検討しています。
民間のノウハウを生かし、サービスも良く経費が安く済むということですが、今でも図書館は半数、非正規雇用の皆さんが働いています。
さらに専門職が減り、安上がりな非正規職員さんばかりになったら、図書館としての機能が心配です。
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北島元雄(もとお)さん
図書館のことで言えば、学校図書館の図書購入費、伊勢崎市は小学校では国が示している基準の6割しか出していません。
その差額は他の事業に流用してしまっているのです。
蔵書冊数はあるということですが、古い本を廃棄しなければ、冊数はどんどん増えます。
素晴らしい図書館を作ると同時に、学校の図書館も、せめて国の基準ぐらい図書の購入費を出してほしい。
こんなふうに、今、要望を強めています。
いせさきFM 担当スタッフ
はい、ありがとうございます。
さあ、そして今日はテーマを設けてお話をいただきたいと思います。
今回は、「この町の未来、こうなってほしい。」ということで、
10年後の町の姿をどう描いているか、リソースツールビジョンについてお願いします。
北島元雄(もとお)さん
はい。臂市長が就任してからこの4年間に、伊勢崎の基金の貯め込みは、
99億円から80億円増えて、180億円近くになりました。
一方で、市の借金は60億円も減るという、大変健全な財政です。
この間、市民を苦しめたコロナや物価高騰の対策は、
国が自治体に交付する地方創生交付金と国の給付金頼みで、
名目賃金の上昇で増えた税金、市自民税は基金として貯め込んできたのです。
これを、物価高騰で苦しんでいる市民の暮らしや営業を守るために使えば、
もっともっと暮らしやすい伊勢崎市になります。
伊勢崎市は今、県内で外国人の人数が一番多い町になって、市の産業に大きな役割を果たしています。
日本人ファーストという言葉が、外国人差別につながることが心配です。
伊勢崎市では、11月から多文化共生センターを開設して、
同じ市民として共に安心して暮らせる町にしよう取り組みを強めます。
10年後には、外国人が今の倍になる、こういう推計が出されています。
お互いの文化を理解し合いながら、共に暮らせる町になれたらいいな、そんなふうに思います。
ありがとうございます。ここまで、たくさんお話を伺いました。最後に一言、お願いします。日本共産党議員団は、市議会の会派としては、2人の少数会派です。
道理を通した議会での論戦と、多くの市民の皆さんと力を合わせた市民運動で、
子どもも高齢者も障害者も外国人も、誰一人取り残される人のいない伊勢崎市になれたら、こんなふうに思って頑張っています。
いせさきFM 担当スタッフ
伊勢崎市議会議員の北島元雄さんでした。ありがとうございました。
北島元雄(もとお)さん
ありがとうございました。
09:05

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