00:03
株式会社インベストメントブリーチがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、最近日本食が恋しいインターン生の坂田です。
このポッドキャストでは、スマホ時代の投資・企業分析メディア、いろはに投資の記事をもとに、
投資の基礎知識から最近のトレンドまで幅広くご紹介いたします。
通勤時間などの隙間時間でながら学習をして、さまざまな知識をつけていきましょう。
本日ご紹介する記事は、3月30日に公開した半導体銘柄ファウンドリとは、本命銘柄5社をご紹介、です。
まずは結論を3点ご紹介します。
1. ファウンドリは半導体の製造を専門に行う企業。
2. 台湾と韓国企業がファウンドリ市場でプレゼンスが高い傾向。
3. ファウンドリ企業は半導体市場において重要な役割を担っている。
それでは記事本文に入っていきましょう。
あなたの周りにある多くの製品に搭載されている半導体。
新型コロナウイルス感染拡大による半導体不足で耳にすることも多いのではないでしょうか。
実はこの半導体業界で重要な役割を担っているのがファウンドリ企業です。
そこで今回はファウンドリの意味や今注目したいファウンドリ関連名柄をわかりやすく解説していきます。
そもそもファウンドリとは半導体チップの製造を行う企業、サービスのことを指します。
半導体メーカーやファブレスからの委託を受けて半導体チップの製造を行う、生産専門の企業ということができます。
委託をする企業のメリットとしては次のことが挙げられます。
1.初期投資額を抑えられる。
2.半導体の設計に集中できる。
3.市場のニーズに柔軟に対応ができる。
製造工場を作るとなると多額の設備投資と人材が必要になります。
実際にファウンドリ採用手のTSMCは熊本工場の建設に約1兆円の設備投資と2000人もの従業員を新たに雇用すると発表しています。
ファウンドリ企業は高い技術水準を誇っていて、さまざまな企業の製品をまとめて生産するため、比較的低コストで製造することができます。
続いてファウンドリの歴史について見ていきましょう。
1948年に誕生した半導体ですが、当時は半導体メーカーが一社で開発から販売までを行っていました。
しかし1960年代に入ると技術進化で半導体の収穫度も上昇し始め、分業化が進みました。
03:00
まず製造装置や試験装置の製造を受け合う企業が現れました。
そして工工程の組み立て、パッケージのアセンブリ工程が別会社となったり、独立会社が生まれたり、水平分業が加速しました。
水平分業が進んでいる中でも未だに設計と製造プロセスが一体となって行われていましたが、半導体工場を建設するための資金も膨大になり、
1980年代後半には工場を持たずに半導体の開発、設計に集中するファブレス企業が誕生しました。
1990年代にはファブレス企業のニーズに対応するために多くのファウンドリが誕生し、新たなビジネスモデルが確立しました。
いろはに投資の記事では半導体について詳しく解説しているため、ぜひそちらも概要欄からチェックしてみてください。
では次にファウンドリの関連名柄を紹介していきます。
まずはTSMCです。
TSMCとは台湾石炭電路製造としても知られています。
同社は台湾証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場しており、時価総額は約67兆円と世界第9位の企業となっています。
日本で最も時価総額の高いトヨタ自動車の2倍近くとも言えます。
TSMCはファウンドリ市場の半分以上ものシェアを占めており、業界トップ企業です。
そんな同社の強みとして最高水準の技術力が挙げられます。
現在最も小さく性能が高い半導体とされている5nmプロセスは同社が世界で初めて量産に成功しました。
また収益面では営業利益率が40%を超えており、技術力を活かした付加価値の高いビジネスモデルの確立に成功しています。
実は日本との関わりも大きく、ソニーグループとともに約1兆円を通じて熊本県に新工場を設立し、
2024年末までに生産が開始できる状態にすることを予定しています。
2019年に東京大学とTSMCによる先端半導体技術の共同研究をすることとなり、日本と対応の関係は深まりました。
その後TSMCは茨城県筑波市に共同開発拠点を設置することを決定し、経済産業省による工場誘致も進められ、
2021年の10月に熊本県に工場も設立することが決まったのです。
熊本県を選んだ理由としては、豊富な水資源が挙げられます。
もちろん、関連企業の集積や交通アクセスの良さなども理由としては挙げられますが、水資源が豊富な点は非常に重要だったようです。
06:00
半導体生産には純度の高い超純水が大量に必要です。
熊本県の生活用水の8割が地下水なので、水不足に苦しんできた同社にとっては最高の利地だと言えるでしょう。
次にご紹介するのは、UMCです。
UMCはUnited Micro Electronics Corporationの略で台湾日本社を置くファウンド利企業です。
同社はTSMCと同様、台湾証券取引所とニューヨーク証券取引所に上場しており、ファウンド利市場のシェアは約8%と世界第3位になっています。
注目点として同社は現在、生産設備の拡大に積極的に動いています。
2022年2月には、シンガポールへの12インチウェア工場の増設を発表しました。
また、現在はアメリカ政府からの誘致もあり、同社初のアメリカでの工場が誕生する可能性が高まっていて、今後の動向には注目です。
次にご紹介するのは、グローバルファウンドリーズです。
グローバルファウンドリーズは2009年にファブレス企業のAMDから分社化されて設立されました。
NASDAQに上場していますが、2021年10月に上場したばかりの休成中の企業です。
同社は2010年にチャーターとセミコンダクタマニファクチャリングを買収、2014年にはIBMの半導体事業を買収することで生産技術・能力を強化しています。
現在では半導体自宅製造市場において、シア約6%と世界第4位のファウンドリーとなっています。
続いてご紹介するのは、インテルです。
インテルとは、集積されたエレクトロニクスの頭文字から取ったもので、世界最大の半導体メーカーとなっています。
同社はロジック半導体メーカーとして知られており、パソコンのノーともいえるCPUに関しては、世界シェアが8割と圧倒的なプレゼンスを見せています。
自社の半導体チップの製造に中力していた同社でしたが、2021年に新規事業部門としてインテルファウンドリーサービスイズを設立し、ファウンドリー市場に本格参入する姿勢を見せました。
2022年の1月には、アメリカ・オハイオ州に最先端の半導体工場を設立することを発表しています。
また、現在はファウンドリー市場で7位に位置するイスラエルのタワーセミコンダクターを約7000億円で買収するための最終工場を行っていることも明らかになっています。
加えて、車採用半導体のファウンドリー市場への進出も宣言しており、今後の動向から目が離せません。
09:00
次にご紹介するのは、サムスンです。
サムスンは、1938年に韓国から中国へ、生鮮食品などを輸出する貿易企業を営む企業として設立されました。
その後、食品産業や保険など他の事業領域に拡大していき、1969年に現サムスンの基礎となったサムスン産用エレクトロニクスを設立しました。
同社は韓国取引所に上場しており、ファウンドリー市場のシェアは約13%と、TSMCに次ぐ世界第2位となっています。
加えて、メモリー半導体市場とスマートフォン市場でのプレゼンスも高く、2021年の市場シェアはどちらも世界トップでした。
同社の強みはTSMC同様に、5nmの最先端の半導体を生産できる高い技術力です。
しかし、先端工程だけではなく、汎用性の高いスマートフォンや車などで使用されるMCU、マイクロコントローラユニットはその多くがTSMCとUMCの台湾勢が生産しています。
では、今後ファウンドリーの需要は伸びていくのでしょうか。
今後、国内外のファウンドリー市場がどのように動いていくのかを考察していきましょう。
半導体そのものはPCやスマートフォン、自動車、家電など様々なものに搭載されており、どれも今後需要が伸びていくにつれファウンドリー市場への追い風となるでしょう。
また、新型コロナウイルス感染拡大による新たな需要拡大とそれに伴う供給体制の逼迫で半導体不足は軽減しており、多くのファベルス企業からの注文が殺到しています。
市場調査会社のICインサイトによると、2024年までにファウンドリー市場の成長率はCACR 9.8%と予測されており、大変大きい成長が期待されている市場になります。
では、日本でのファウンドリー市場はどうなっているのでしょうか。
ファウンドリー事業を行っている企業もありますが、どれも相対的に規模が小さいのが現状です。
過去に国内の半導体メーカーが集まって大きなファウンドリーを作ろうとしたこともありました。
人とお金を少しずつ分け合ってコンソーシアム的な日本ファウンドリーを作ろうとしましたが、半導体メーカーが自社の製造ラインを残したため、顧客を獲得できず頓挫してしまいました。
ただし、微細化技術の観点に立つと日本でも2nmの研究成果が発表されています。
産業美術総合研究所と東北大学は、国家事件研究院台湾半導体研究中心を中心とした台湾チームと共同で、2nmプロセスの開発に成功しました。
では、ファウンドリー関連メーカーに投資をするには何から始めたらよいでしょうか。
12:02
ファウンドリー関連メーカーに投資をするには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。
今までにご紹介した5社はどれも外国企業なので、外国株に投資できる証券会社がおすすめです。
ネット証券はパソコンやスマホから簡単に口座開設ができ、特におすすめなのは次の3社です。
それは、マネックス証券、SBI証券、IC証券です。
いろはに投資の記事では各証券会社について詳しく解説をしているので、概要欄の方から是非チェックしてみてください。
このエピソードではファウンドリーの基礎知識やファウンドリー関連メーカーについて詳しく解説してきました。
最後にこのエピソードの重要なポイントを3つにまとめます。
1、ファウンドリーは半導体の製造を専門に行う企業。
2、台湾と韓国企業がファウンドリー市場でプレゼンスが高い傾向。
3、ファウンドリー企業は半導体市場において重要な役割を担っている。
ファウンドリー関連メーカーに限らず、株式投資では時代の流れを読むことがとても大切です。
今何が流行っているのか、これから普及するテクノロジーは何かなど、日々ニュースに触れておきましょう。
いろはに投資のLINEアカウントでは最新のトレンド情報をお届けしているので、まずは無料登録しておきましょう。
本日の息抜き
現在アメリカに留学中の坂田です。
実は最近人生で初めてサーフィンをしてきました。
私の住んでいるカルフォルニアの地域は最近とても暖かくなってきて、日中には25℃以上という日が普通になってきました。
もう春ではなく夏の気温です。
そこで最近友達とサーフィンに行ってきました。
初めての上に運動がとてつもなく苦手な私には予想通り本当に難しくて、立つことはできませんでしたが、数回並みに乗ることはでき、とても楽しむことができました。
そこで驚いたのは、小さな子供たちが私の目の前でサーフィンをスイスイとしていたことです。
体の重さの差、体力の差、運動神経の差、すべてを実感しました。
しかし楽しかったのは確かなので、また練習をしたいと思います。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
ぜひこの番組への登録と評価をお願いいたします。
また、株式会社インベストメントブリッジは、個人投資家向けのIR、企業情報財団など、
社会財団によるインベストメントブリッジを提供しています。
ご視聴ありがとうございました。
ブリッジサロンも運営しています。
15:01
こちらも説明欄記載のURLよりぜひご覧ください。