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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の古田です。
おはようございます。インターン生の斉藤です。
今回のテーマは、金利上昇中の今、金利の影響を受けにくいおすすめの無借金銘柄をご紹介、です。
主力日の今日が2月18日なんですが、つい先ほど長期金利が1.4%になったというニュースがありました。
そうなんです。長期金利1.4%は、15年ぶりの高水準で、銀行株などは株価が上昇しています。
今回は金利の仕組みや株価への影響、逆に金利の影響を受けづらい銘柄など、多岐にわたって解説します。
よろしくお願いします。
さて、本題に入る前に、投資初心者が知っておきたい株用語を解説するちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
はい、本日の用語はズバリ金利です。
金利とはわかりやすく言うと、お金を借りるときに、借りる方が貸してくれる方に支払う利息のことですね。
例えば、企業が新しい事業をしたいというときに、銀行からお金を借りますよね。
その後、お金を返すときに、年率何%と決められた金利分を上乗せして返す必要があります。
これで銀行は利益を得ているわけですね。
なるほど。この年率何%というのはどうやって決まっているんですか?
はい、中央銀行である日本銀行がそれぞれの銀行に貸し付けを行うときの金利をまず、政策金利と言うんですが、
この政策金利より高い金利で貸し出し金利を設定しないと、それぞれの銀行って利益が出ませんよね。
そのため、政策金利が上がれば銀行の金利も上がりますし、政策金利が下がれば銀行の金利も下がります。
なるほど。ということは、金利が上がると企業は銀行からお金を借りにくくなるんですね。
はい。
金利が上がっているという最近のニュースがそういうことだったんですね。
そうなんです。金利が上がっているということは景気交代を表し、株価も下がることが予想されます。
これらを踏まえて本編に入っていきましょう。
本編では金利変動に影響を受けない銘柄を紹介していきます。
よろしくお願いします。
まず質問なんですけれども、金利変動に影響を受けないというのはどういう仕組みなんでしょうか。
先ほどのちょこっと株辞典でも出てきましたが、金利というのは企業が銀行から資金を借りるときに発生するものです。
そのため、多くの企業は銀行から融資を受けているので、金利上昇に伴い株価が下落するのですが、
銀行から融資を受けていない、いわゆる無借金株というのは金利変動の影響を受けづらいのです。
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なるほど。無借金ということは長期短期の借入金ともにということなんですね。
はい、そうです。また企業の財務体質も重要な条件になります。
財務体質ですか。
はい。財務体質というのは会社の財務の基本的な状況のことを表すものです。
一般に負債が少ない、つまり自己資本比率が高いほど財務体質が良いとか強いとか言われますね。
じゃあつまり無借金に加えて企業の財務体質が強いということも金利変動に影響しづらい要因になるということですか。
そうです。そこで無借金かつ財務体質が強い銘柄なんですが、一つ目にご紹介するのは島村、証券コード8227です。
島村はアパレル事業を展開しています。無借金経営をポリシーとして掲げています。
固定負債、つまり長期の借入の比率が2%と低い水準です。
他のアパレル企業のファーストリテイリングは約20%なので、それに比べるととても低いことがわかりますね。
本当に低いですね。株価の推移はどうなんでしょうか。
株価の推移を見てみると、右肩上がりに推移していることがわかります。
安定した手元資金確保による持続可能な経営を掲げているため、金利上昇中でも株価の上昇に期待できます。
なるほど。では続いて無借金株のおすすめ2つ目は何でしょうか。
小林製薬、証券コード4967です。小林製薬は医薬品などを中心に製造・販売しています。
超短借入金は明日ともにゼロで、流動比率、これは流動資産割る流動負債と言っているんですが、
それは311%と財務体質も堅毅であると言えます。
製薬会社って新薬の開発や事業領域の拡大をするために無借金では経営できないようなイメージなんですけれども、小林製薬は違うんでしょうか。
はい。一般的に財務体質が堅毅で、キャッシュを多く抱えている企業は、投資が少なく利益を生み出していないことが多いと見られることが多いようです。
しかし同社のROEは他の企業と比べても高く、今後の業績にも期待できます。
なるほど。株価も上がり続けているのでしょうか。気になります。
そうですよね。株価を見てみると2022年頃から下落し続けていたのですが、
2024年からは顕著に推移してきています。金利の影響を受ける企業が多い中で小林製薬株の下落は考えられにくいと言っていいでしょう。
なるほど。理解できました。それでは今日のまとめをお願いします。
長期金利が15年ぶりに1.4%近くまで上がっている中、金利変動に左右されにくい目柄を選ぶことで、
金利の影響を最小限に抑えることが重要です。気になる企業があれば、ぜひご自身でも調べてみてください。
なお、本日ご紹介した企業は主観による情報提供であり、投資を推奨するものではございません。
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投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
また、概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めていきます。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
ありがとうございました。