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株式会社インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習
こんにちは、アメリカに留学中のインターン生の佐方です。
このポッドキャストでは、スマホ時代の投資企業分析メディア、いろはに投資の記事をもとに、
投資の基礎知識から最近のトレンドまで、幅広くご紹介いたします。
通勤時間などの隙間時間でながら学習をして、さまざまな知識をつけていきましょう。
本日ご紹介する記事は、2021年12月13日に公開した、信託報酬の目安・平均は、
投資信託の手数料は高い、抑えるコツを解説、です。
まず最初にこの記事の結論を3点ご紹介します。
1、信託報酬は投資信託の運用に係る手数料。
2、インデックスファンドよりアクティブファンドの方が信託報酬は高い。
3、初心者はインデックスファンドでノーロード商品がおすすめ。
それでは記事本文に入っていきましょう。
投資信託で積立投資をしようと調べていると、信託報酬という言葉に出会います。
しかし信託報酬の意味、目安がわからないという方も多いでしょう。
このエピソードでは、信託報酬など投資信託の手数料について、
目安や抑えるコツ、手数料の高い投資信託まで初心者向けに解説していきます。
投資信託とは、投資先の選別、入れ替えまで全てを
投資のプロに任せることができる商品です。
難しい運用はプロがしてくれるため、
初心者でも始めやすい投資方法として人気があります。
しかし、本来投資とは、投資家が自分で投資先を調査して投資判断をするものです。
本来投資家がすべきプロセスを全てプロに任せることになるため、
それなりの手数料を支払わなければいけません。
ただ、手数料は投資信託にとって大きく異なる場合もあるので、
なるべく適正水準の投資信託を選ぶことが大切です。
主な手数料としては次の3つがあるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①販売手数料
②信託報酬
③信託財産流報額
まずは販売手数料について見ていきましょう。
販売手数料とは、その名の通り販売にかかる手数料のことです。
投資信託の販売会社に直接支払う手数料となり、
投資信託を購入するたびに販売手数料が発生します。
販売手数料は投資信託ごとにその上限が決められ、
目論見書に記載されています。
その上限を超えなければ、販売会社で自由に手数料を設定できる仕組みなのです。
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最近では販売手数料が無料のノーロードと呼ばれるファンドも増えてきているので、
初心者の方はノーロードの商品を選ぶようにしましょう。
続いて、信託報酬を見ていきましょう。
信託報酬とは、投資信託を運用するための費用として支払う手数料のことで、
運用管理費用とも呼ばれています。
投資信託では、運用会社が自分の代わりに銘柄の選定や売買などをしてくれますが、
それには当然、人件費や調査費、システムの費用などが発生します。
信託報酬はそれらの費用を賄うためのものです。
信託報酬は運用・管理するための費用なので、
投資信託を保有している期間はずっと発生する手数料になります。
そのため、投資信託を選ぶ際には、信託報酬に注意するようにしましょう。
3つ目に挙げた、信託財産流報額について解説していきます。
信託財産流報額とは、投資信託を解約するときに発生する手数料のことを言います。
これは、途中解約する人に対してのペナルティのような手数料でもあります。
投資信託には一定の運用期間があり、途中解約することは、
監禁のための売却費用が発生するということです。
その費用を投資信託の利益から負担するのは、
継続保有する人に対して公平とは言えないですよね。
そのため、監禁費用を解約する投資家自身に負担してもらっているのです。
信託財産流報額は、解約代金から差し引かれて支払うため、
投資家が別途支払う必要はありません。
販売手数料と信託財産流報額は、入り口と出口でのみ必要な手数料ですが、
信託報酬は、保有中ずっとかかってくる手数料です。
そのため、信託報酬に最新の注意を払って、
投資信託選びをする必要があります。
では次に、信託報酬の目安について見ていきましょう。
あなたが投資したい商品の信託報酬額が適正かどうかを知るには、
目安が必要ですよね。そこで簡単な目安を教えちゃいます。
次に挙げるのは、積立にいさ対象商品の信託報酬から算出した目安です。
積立にいさは、金融庁が選定した商品でもあるので、これを目安にするといいでしょう。
インデックスファンドの場合は、0.1%から0.5%、
アクティブファンドの場合は、0.9%から1.3%です。
適正な信託報酬はファンドごとに異なりますが、
初心者の方であれば、今挙げた範囲内の投資信託を選ぶのがおすすめです。
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では、信託報酬はどうやって確認するのでしょうか。
信託報酬額は、投資信託の説明書や証券会社の商品ページに記載されています。
%で表示されているため、年率1.5%といった記載がされているのが一般的です。
この場合は、保有額に対して、年間1.5%の信託報酬がかかるということになります。
さらに、信託報酬は基準価格から差し引かれます。
信託報酬は手数料といっても、投資家が直接支払うわけではありません。
営業日ごとに通知される基準価格は、この信託報酬が差し引かれた後の金額で通知されています。
信託報酬とは、投資信託の価格のことです。
では、信託報酬で利益は変わるのでしょうか。
例えば、次の場合の信託報酬を見てみましょう。
投資信託A 想定利回り 年4.0% 信託報酬1%
投資信託B 想定利回り 年4.0% 信託報酬0.5%
投資家が年間で得る利益は、利回りから信託報酬を差し引いた金額です。
そのため、投資信託Aは3%、投資信託Bは3.5%、これが実際の投資家の利益となります。
この利回りで、毎月1万円を投資し、10年間運用したとしましょう。
その場合、10年後には次のような結果になります。
投資信託Aは約139万7千円、投資信託Bは約143万4千円。
信託報酬が0.5%異なるだけで、約3.7万円もの差が発生するのです。
日々の額は小さいですが、長期間投資する場合には大きな差になります。
では、信託報酬は安い方がいいのでしょうか?
これは半分正解で半分不正解と言えるでしょう。
というのも、信託報酬は運用にかかる費用が手数料として反映されているものです。
その費用は投資信託の運用方法や投資対象などによって異なります。
例えば、インデックスファンドよりアクティブファンドの方が信託報酬は高い傾向にあります。
これは運用するための費用構想が大きく違うためです。
インデックスファンドの場合、手数料は安いですが、リーマンショックなど市場全体が値下がりする場合では勝ちようがありません。
しかしアクティブファンドであれば、市場環境にかかわらず勝てる可能性もあります。
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ただ、長期投資であれば一時的に下落しても問題ないので、インデックスファンドが最適と言われています。
また、同じインデックスファンドでも、投資対象によって信託報酬は異なってきます。
例えば、対象が日本株式であればコストは低いですが、新興国株式の場合は手間がかかり、コストも多くかかる場合があります。
では続いて、投資信託の手数料を抑える方法を説明していきます。
手数料を抑えるには次のような方法があります。
1.販売手数料無料の商品を選ぶ
2.初心者はインデックスから始める
3.信託財産流報額なしの商品を選ぶ
まずは、販売手数料無料の商品を選ぶということについて見ていきましょう。
ノーロードの商品を選べば、購入時の手数料はかかりません。
ただし、ノーロードの商品でも、その分、信託報酬や信託財産流報額を高く設定している場合があるので注意しましょう。
積み立てに良さ対象の商品は全てノーロードです。
続いて、初心者はインデックスから始めるというポイントについて見ていきましょう。
初心者の方は、信託報酬の安いインデックスファンドがおすすめです。
ただ、日経平均やトペックスに連動したインデックスファンドだとリスク分散がしにくいため、基本的には全世界型や米国S&P500連動型を選ぶようにしましょう。
また、投資金額も小額での毎月積み立てがおすすめです。
毎月積み立てにすることで、ドルコスト平均法を実施でき、なるべくリスクを抑えた資産形成ができますよ。
続いて、信託財産流報額なしの商品を選ぶというポイントについてです。
こちらも販売手数料と同じで、無料の商品を選ぶのがおすすめです。
ただし、信託財産流報額がゼロでも、販売手数料や信託報酬が高い商品は選ばないようにしましょう。
それでは最後に、信託報酬の安い投資信託を3つご紹介します。
1つ目は、SBI VS&P500インデックスファンド。
2つ目は、楽天全米株式インデックスファンド。
3つ目は、日製外国株式インデックスファンドです。
これらについての詳しい解説は、いろはに投資の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
では最後にこのエピソードの重要な点を3つ復習しましょう。
1、信託報酬は投資信託の運用に係る手数料。
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2、インデックスファンドよりアクティブファンドの方が信託報酬は高い。
3、初心者はインデックスファンドでノーロード商品がおすすめ。
信託報酬は投資信託の収益に係る重要な手数料です。
まずは目安を理解して適切な手数料の投資信託を選ぶことから始めてみましょう。
本日の息抜き
私はアメリカで今年お正月を迎えましたが、やはり日本のお正月がとても恋しいです。
サンクスギビングやクリスマスはホリデー続きでしたが、アメリカでは1月から街の雰囲気は通常通りになります。
みなせかせかと再び働き出します。
実家でのんびりと久々に親戚や家族と集まってのんびりしているあの雰囲気は日本ながらの文化と言えるかもしれません。
友達のSNSや家族から送られてきた写真を見て、とってもお節が食べたくなりました。
さらにアメリカでは1月にもかかわらずまだクリスマスツリーが飾られていることが多々あります。
私の友達も当然のように、毎年片付けるのは2月とかだよと言っていました。
ところで皆さんは正月ボケはしていませんか?
正月ボケとは年末年始の正月休みの間隔が抜け切れずに、普段の仕事や生活の間隔が取り戻せないことを指します。
私は毎年のように正月ボケは抜け切れません。
年の初めの初日の学校は本当に頭が回らず、いつもボケっとしてしまいます。
そんな方も多いかもしれませんが、仕事に学校を頑張っていきましょう。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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