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サマリー
トレーディングカード業界は急成長を続けており、2023年度の市場規模は2774億円に達し、玩具市場全体の27.2%を占めています。特にポケモンカードやワンピースカードなどは業界内での競争が激化しており、多様な新しいキャラクターが市場に登場することで、さらなる盛り上がりが期待されています。トレーディングカード業界は技術革新や市場の拡大に伴い、現在まさに戦国時代を迎えています。特にブロックチェーン技術は偽造品問題の解決に寄与し、投資先としての可能性が広がっていますが、一方で価格下落や人気維持のリスクも存在しています。
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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の渡辺です。
おはようございます。インターン生の斎藤です。
今回は始まりを変えまして、先週放送したインフラ業界は闇落ちというエピソードについて、
実はリスナーさんから、社会インフラの復旧・点検が官民にあげて重要だと思っています。
インフラ関連の株について収録してくださいというご要望をいただき、収録させていただいたという経緯があったんですね。
ありがとうございます。
はい、すごい私たちにない視点だったので、原稿を作った古田さんもすごい新鮮だったという話をしておりますね。
また、そのエピソードの収録内で紹介していたリベラウェアについては、Xでも反響があって、すごくこちらも励みになりましたね。
こういった形ですごいリスナーの方から肯定的なフィードバックをいただけるのも嬉しいですので、ぜひ積極的にしていただきたいと思います。
ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
トレーディングカード市場の現状
ということで斎藤さん、今日のテーマなんですけれども、今回タイトルをトレーカー業界が戦国時代、投資先にお勧めかインターン性が調査してみたということで、
トレーニングカード業界について調べてきたんですけれども、本当に戦国時代という言葉を当てはめるのにぴったりだなという個人的には思いまして。
戦国時代ですか。
確かに最近街歩いていたり、テレビとかでもトレーカーショップの話題とか、実際トレーカーショップ自体がすごく増えているというのは実感としてあるんですけど、
ちょっと戦国時代は言い過ぎなんじゃないかなって思ってしまいます。
そうですかね。今って大人の人もたくさんトレーカー買ってるじゃないですか。
確かにそうですね。
自分の友人もね、投資ってか言いつつポケモンカードを爆買いしてるみたいなのありますし。
投資って言っちゃってるんですね。
でも確かにポケモンカード買ってる子はすごい増えてますよね。
私も1個と一緒にカードショップに行ったことがあるんですけど、カードショップ、それまでは子どもが行けるような場所だと思ってたんですけど、
結構大人の方が多くて、皆さん真剣にカードに向き合って、しかも高額なものとかもあって、本当にびっくりした記憶があります。
そうなんですよ。それで今回調査してみると、本当にすごい市場になっているっていうことで、
各社が新しいIP、知的財産でトレーカー出したりとか、あとはデジタル化に取り組んだりみたいな、
本当にまさに戦国時代の様相を呈していると言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
そうなんですね。それはすごい面白そうです。
でも投資対象としてみたときに本当におすすめできるんでしょうか。
そこも今日のポイントになりますね。
なので業界の将来性だったり、どんなリスクがあるのか詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで聞いてくださいね。
はい、楽しみです。それでは本編に入っていきましょう。
主要企業とその成長
それではまず市場規模からお話ししていきましょう。
ちょっと古い情報にはなってしまうんですけれども、
2023年度のトレーカー市場規模は、なんと市場最高の2774億円を記録したんです。
もう2700億円くらいですか。
結構すごいのかなと思いつつ市場規模があんまりわかってないので、
これがどのくらいのすごさかちょっとわかんないので教えてください。
これがですね、玩具市場全体がそもそも2023年度に初めて1兆円を超えたんですけれども、
そのうちの27.2%をトレーカーが占めるということで、
つまりは玩具市場の4分の1以上がトレーカーということになりますね。
4分の1以上って考えるとすごいシェアですね。
さらに驚くべきは成長スピードでして、
2018年度から2023年度のわずか5年で約2.5倍に市場規模が膨れ上がったんですよ。
これは結構異常なペースの成長ともいえます。
5年で2.5倍を達成してしまうって相当ですよね。
これはもう先ほど言ってたみたいに投資家が無視できないっていうのもわかりますね。
でもなんでこんなにも急成長したんでしょうか。
この大きな理由としてトレーカーが子ども向け玩具から
前世代対応のライフスタイル商品に変化したということはあります。
実際大人のコレクターでノスタルジア、教習みたいなところを動機として上げている人は多くいますね。
でもちょっとわかりますよね。
大人になって昔好きだったキャラクターのカードを集めたくなる気持ちって、
今平成ブームとかもありますもんね。
私も実際に子どもの頃集めていたカードを見ると懐かしい思いになります。
ポケモンのカード集めてたんでしたっけ?
はい。ポケモンのカードすごい熱心に集めてました。
そうなんですね。
それに加えてやっぱりさっきも言っているようにカードが投資対象として見られているということも大きいですよね。
貴重なカードが高額で市場に出回っているっていうのもよく目にします。
そう思うとトレーカー業界を取り巻く企業っていうのはどこになってくるんでしょうか。
そしたら代表的な企業5社軽く説明していきます。
まずは証券コード7974の任天堂になります。
ここは国内外で圧倒的な人気を誇るポケモンカードゲームを出している企業になります。
日本をはじめとして世界中のトレーディングカードゲーム市場全体の成長を牽引しています。
これ大会も活発に行われている上にコレクター需要も高く
高額カードの取引も活発になっていますね。
トレーカーといって真っ先に思い浮かぶのがポケモンカードっていう人も多いと思いますし
やっぱりポケモンカードって本当に息が長いですね。
実際私も子供の頃から知っているのに今でもこんなに人気があるなんて本当に驚きです。
世界中でカードゲームの大会とかも行われたり
本当に世界展開しているっていうのも強みですね。
そうですね。続いてはコード7832のバンダイナムコホールディングスになります。
グループ会社のバンダイからワンピースカードというのが
2022年に発売されてからその勢いが増しています。
ポケモンが王者のことは間違いないんですけれども
ワンピースが結構猛追をしている状況になります。
行跡についてもドラゴンボールのドッカンバトルなどのアプリも好調であるということに加えて
このトレーカー分野も好調なことで
2024年度の行跡は過去最高を記録しています。
私ワンピースあんまり読んだことなくて分からないんですけど
そんな私でもワンピースカードの勢いがすごいってことは知ってますね。
実際私の周りで本当にワンピースすごい好きで
前回漫画持っているような友人とかが
このカードを集めているので見たことがあります。
やっぱワンピースのコンテンツ自体がそもそも長かったりしますからね。
続いて3社目がCode2432のDNAになります。
この番組でも以前取り上げていますけど
昨年秋にリリースされたポケモントレーディングカードゲームポケット
ポケポケのアプリですね。
これが世界的大ヒットをしましたよね。
これポケポケ私もやっています。
実際にこの番組で取り上げるのをきっかけにアプリをダウンロードしたんですけど
スマホで手軽にポケモンカードを集められたり
本当に楽しいですね。
自分も弟と一緒にやったりして楽しんでるんですけれども
業績面で言っても2025年3月期2期では
ゲームセグメントの利益が前年同期比で1016%増という形で
業績のインパクトも測り知れないです。
1016%増って本当にすごい数字ですよね。
このポケポケ1つでこんだけ業績に影響があるとなると
やっぱりトレーカー市場の力って侮れないですね。
そうなんですよ。
そして4社目が9278のブックオフホールディングスになります。
これは以前リユース業界について扱いましたが
そんなリユース市場の注目の高まりとともに注目されています。
確かにブックオフってトレーカーの買取販売も行ってますもんね。
はい。2025年5月期の第三四半期決算によると
国内ブックオフ店舗でのトレーカーホビー分野の売り上げは
前年比16.7%増というふうになりました。
これは書籍やアパレルなど他の商材がある中で
最大の成長率だったんですよ。
16.7%増で最大の成長率だったんですね。
すごいですね。
実際に最近ブックオフに行ったりすると
トレーカーコーナーすごく充実している印象がありますね。
中古市場の過強なんですね。
はい。そして最後にCODE7911の突販になります。
突販は印刷企業のイメージがあるんです。
最近はその技術を生かした多角化を進めている注目企業です。
ここではオーダーメイドのトレーカーが作れるみたいですね。
グッズとして販売したり企業イベントに使用したりするみたいです。
オーダーメイドのトレーカーって面白いですね。
初めて聞きました。
企業のロゴとか入れたりすればノベリティとかに使えそうですし
印刷技術を生かした新しいビジネスモデルって感じがしますね。
このトレーカーの開発、販売だけじゃなくて
その周りにも様々な企業が関わっているということが分かりました。
将来性とリスクの視点
実際にトレーカー業界の将来性やリスクはどのように見ていますか?
個人的には業界の将来性は非常に明るいと思っています。
トレーカーの市場規模は年々拡大傾向にあって
今後もその傾向は続く見込みです。
それを裏付ける要因として2つの要因を自分は考えています。
2つですか。ぜひ教えてください。
1つ目が最近のトレーカー参入ブランドの多様化があります。
24年10月にウルトラマンのトレーカーが登場して
25年1月には世界で10億枚を発売したディズニーロルカナトレーディングカードゲームが日本に上陸しました。
これはディズニーというぐらいなので
ミッキーマウスやシンデレラといった世界的キャラクターのカード化に成功していて
それが大きな話題となって人気トレーカーの仲間入りを果たしています。
ウルトラマンにディズニーにいろいろトレーカーになっているんですね。
さらにこの動きが止まらずに25年7月5日にはゴジラのトレーカーが発売しました。
7月の終わりぐらいにはガンダムのカードゲームも発売予定となっています。
スポーツ系も盛り上がっていますよね。
なので既存のカードの成長性に加えて他の知的財産キャラクターが参入しているということから
さらなる盛り上がりが期待できそうなんです。
なるほど。
実際今紹介してくださったのだけれども知的財産として強いものばかりでしたもんね。
ゴジラにガンダムにディズニーにウルトラマンと。
本当に話題性は尽くんだなというふうに感じました。
これらのキャラクターも世界的に人気があるキャラクターだと思うので
トレーカー自体も世界中で人気が出そうですね。
そうですね。
トレカ業界の市場拡大とリスク
そして2つ目の要因としてデジタルトレーディングカードの市場規模拡大が期待されるということを考えています。
ブロックチェーン技術を活用することでコピーをさせないで取引ができるようになれば
より活発な市場形成が期待できるんです。
なるほど。
ここまで挙げてくださった要因を考えるとトレーカー業界ってすごい明るい気がするんですけど
逆にリスクはありますか?
まずは偽造品問題を解決しなければなりません。
偽造品が流通するとカードの価格が下落してしまって
相場が冷めてしまうことにつながりかねないからですね。
こういった偽造品問題ってどうしたらいいんでしょうかね。
これも先ほど言ったブロックチェーン技術の活用が注目されているみたいです。
物理カードにタグを埋め込んでカードが本物かどうかとか
希少性などを確認できるようになるっていうのが実装されたり期待されたりしています。
ブロックチェーン技術で心眼判定ができるようになれば安心してカードを取引できますね。
偽造品問題の解決っていうのは市場の健全性にとって重要ですもんね。
はい。またもう一つのリスクとして
価格下落による企業の業績悪化だったり
プレイヤーとかコレクターの離れてしまうということが挙げられます。
価格の下落にはいくつかの要因が考えられそうです。
例えばブームが去ってしまったり、あとは供給量が多すぎたり
メタカードが出現してしまうことで価格が下落するということがありますね。
メタカードっていうのはそのカードが出ると
他のカードの価値を下げてしまうようなものですよね。
投資判断のポイント
はい。
バランス調整って本当に難しそうですね。
あとはブームが去っていくとかもありましたけど
人気を維持できるように企業側は絶え間ない努力が必要になってきそうですね。
はい。
投資判断としてはこういった点どういうふうに考えればいいでしょうか。
そうですね。これはまずは短期であれば
季節性やイベントを活用するということは重要になってきそうです。
例えば年末の商戦だったりとか新作販売とか
映画公開、周年記念とかの予測可能な材料を狙っていくということが一つあります。
なるほど。確かにイベント系があれば
それに伴ってカードの盛り上がりも必要ですもんね。
イベントドリブンな投資ということですね。
はい。そういうことになります。
そして中長期でトレカ業界全体の将来性を買うっていうのであれば
先ほど紹介したブックオフなどのリユース企業に注目すると良いでしょう。
リユース系は多様なカードを取り扱っていますし
リスク分散されているのがメリットですよね。
ただし業界は1年以内の短期で爆発的に伸びるということは
おそらくないかなと思うので
中長期目線で保有することが求められそうです。
なるほど。リスク分散という観点ではリユース企業は魅力的ですね。
一つのカードゲームに依存しないからこそ
相対的に安定しているってことですもんね。
はい。その通りです。
それに対して特定のトレカの将来性に期待しているのであれば
カードの開発だったり
発売元の銘柄に狙いを定めるのはありだと思います。
現にワンピースカードのバンダイナムコやポケポケのDNAは業績好調ですしね。
そうですね。特にポケポケなんて一気に株上がったりしてましたもんね。
大学内でポケポケ流行った時に早く気づいて株を買ってればって
未だに後悔しています。
ちなみに最近発売されたカードゲームの発売元はどこなんでしょうか?
これがですね。
昨年発売のウルトラマンカードゲームは
コード2767のつぶらやフィールズホールディングス3家のつぶらやプロダクションというところ。
最近発売されたゴジラはコード7803のブシロード。
7月終わりに発売予定のガンダムは
コード7382のバンダイナムコ3家のバンダイから発売されます。
ウルトラマンカードは既に決算に反映されていて増収の一要因となっているので
こういった企業の将来性に期待を持てるのであれば
投資するというのは個人的にアリだと思います。
デジタル化とグローバル展開
なるほど。ただ一つのカードゲームに依存するとなるとリスクもありそうですよね。
そうですね。どれだけ人気のキャラクターやブランドが参入しても
プロモーションやカードバランスなどで売れない場合がありますから
そういった点はリスクですよね。
カードを在庫として抱えてしまうというのは
企業にとってはコストになってしまいますしね。
また個別企業ではデジタル化対応力とグローバル展開力が勝敗を分けると個人的に思います。
カードの取引価格の下落を少しでも防ぐには
侵害判定のデジタル利用が必要ですし
グローバルで言えば特にアジア太平洋市場が急成長しているので
そこで勝てるかどうかというのは肝になってきそうです。
なるほど。グローバル展開というのが重要なポイントになってくるんですね。
そうですね。トレカ業界は構造的成長期にありますが
ブーム性も強いのでリスク管理を重視した投資というのが重要だと考えます。
トレカ業界がこんなにも大きな投資対象として成長しているなんて
正直驚きの連続でした。
私も調査していて子供の頃に自分もトレカで遊んでいたんですけれども
そういう遊んでいたものが今や大人も取り込む巨大な市場になっていたということに驚きました。
相次ぐ企業参入とかデジタル化の波が来ていて
本当に戦国時代という表現がぴったりだというふうに僕は思いました。
投資家の皆さんには短期的な材料を活用しつつ
長期的なデジタル化トレンドも見据えた投資をお勧めしたいと思います。
何より調べていて楽しい分野というのも魅力の一つかもしれませんね。
確かにそうですね。
自分が好きだったキャラクターやゲームの企業に投資するって何だかワクワクしますもんね。
でも感情に流されすぎずしっかりとリスク管理するというのが大事なんです。
リスナーの皆さんも是非トレカ業界の動向に注目してみてください。
新しい知的財産キャラの参入や技術革新などまだまだ話題がつきなそうです。
お話しした内容は情報提供を目的としたものであり
過去の実績、予想、見解、将来の成果を示唆あるいは保証するものではございません。
投資のご判断はご自身でしていただくようお願いいたします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
アップル・ポッドキャストやスポティファイなどお聞きのプラットフォームでの感想、評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので
番組へのご意見もお待ちしております。
ご感想やご意見はポッドキャストを収録するにあたってとても励みになります。
インターン生に話してほしいテーマなどございましたら
お気軽にコメントやフォームに送っていただければと思います。
それではまた次回お会いしましょう。
17:15
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