パチスロ関連企業の紹介
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の塚田です。
おはようございます。インターン生の山口です。
山口さん、最近、うちの本社がパチンコ屋の目の前にあることもあって、パチンコ屋の前を通ってきたんですけど、
すごい人だかりができてびっくりしたんですけど、あれって何のために並んでいるんですかね。
確かにいつも賑わってますよね。
特に寝台が入った時や、店舗自体が暑い日にスロットに設定が入るお店が多いので、それを狙っていく人が並んでいると思います。
日によって設定変わったりするんですね。知らなかったです。
でも、あんだけ賑わってたりすると、パチンコ台製造しているメーカーさんも結構儲かってるんじゃないかなというふうに思ったんですけれども。
なるほど、確かにその視点すごく面白いですよね。
実は今日のテーマ、パチスロ機を製造している上場企業についてなんです。
投資先としても気になりますよね。
今日はパチスロ機メーカーの主要上場企業3社について掘り下げていきます。
セガサミーホールディングスの分析
よろしくお願いします。
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の用語は何でしょうか。
今日の用語はアクティビストです。
アクティビストとは株主としての権利を積極的に行使して、企業に影響力を及ぼそうとする投資家を指します。
物言う株主とも呼ばれていますね。
なるほど、セブン買収の件でもアクティビストとか有名になりました。
こちらは特にM&Aに関わる投資ファンド会社の中で積極的なアクティビストとして活動するファンドはアクティビストファンドと呼ばれ、株価にも少なからぬ影響が出ることからその動向が注目されます。
確かにオリエンタルランドの株ってまさにアクティビストファンドが関わって株価が影響が出ていますよね。
気になる方はぜひカブリッジの方でオリエンタルランドの株について調べてみてください。
それではパチスロキの製造開発を行うメーカーの主要上場企業3選を個人的な見解も交えながら紹介していきたいと思います。
楽しみです。まずはどの企業から紹介していきましょうか。
まずは業界最大手の一つセガサミーホールディングスからいきましょうか。
当初プライムに上場していて証券高度は6460となっています。
セガといえばソニックとかのゲームとか、あとは初音ミク系の音ゲーとかでも有名な企業ですよね。
そうですね。まずセガと聞いて思い浮かぶのはゲームセンターかと思うんですけれども、
セガサミーはサミー株式会社を中心とした遊戯機、パチスロキの事業だけでなく、ゲームコンテンツ事業も同時に展開しているんです。
ソニックや竜が如くなどの人気ゲームも手がけています。
なるほど、そうだったんですね。パチスロといえば何か有名な機種ってあったりするんでしょうか。
そうですね、個人的に有名だと思っているのはカイジやイニシャルDなどのアニメや漫画の知的財産権を活用したスロット機を多く出している点が有名かなと思います。
コンテンツの力を生かした機種の開発が特徴的といえます。
僕もモンハンの会にお話ししたんですけど、ポッドキャストで。
セガサミーさんがモンハンのパチスロを出しているから結構好きなんですよね。
そうですね。
セガサミーさんはおすすめだったり好きな機種ってあったりするんですか。
私はイニシャルDが大好きでメダル機も好きなんですけど、スマスロのイニシャルD2もすごく推しのないとなっています。
なかなか渋いチョイス。結構好きな企業だけあって株価とか業績とかも伸びて欲しいところですけど、
こちらセガサミーホールディングスさん業績の方はどうなっているんでしょうか。
はい。2025年の3月期の決算では売上高は前年同期比で-8.53%の4289億円となっています。
また営業利益も前年同期比-16.8%の481億円とちょっと厳しい状況ですね。
なるほど。マイナス成長になってしまっているんですね。何か理由だったりあったりするんでしょうか。
実はコロナ後の市場変化や欧州の経済悪化の影響を受けて、カナダのゲーム開発会社を売却するなど事業の再編を進めています。
その過程で特別損失を計上しているんです。
なるほど。構造改革の最中だからその過程で損失が生じてしまっているというわけなんですね。
はい、その通りです。公式ホームページによると改革に伴って約56億円の売上減価と約62億円の特別損失を計上する見込みとのことです。
一時的には損失が出ますが、長期的には収益改善を目指している状況となります。
やっぱり投資は長期投資が基本となってきますから、目先の特別損失じゃなくて、将来性の方も気にしていきたいところです。
そうですね。
こちら株価の方はどうなっているんでしょうか?
5月9日時点の割り値で2,963円、PERは16.88倍となっています。
日本市場の平均PERが約15倍前後となっているので、やや高めとなっています。成長期待が織り込まれている状態と言えますね。
なるほど。PBRの方はどうでしょうか?
PBRは1.66倍で、日本市場の平均PBRが約1.2倍前後と比較すると若干割高と言えますね。
総合的に見るとゲーム事業の業績改善や将来性に期待が持たれているように思えます。
やっぱりセガといえば、任天堂とかあとはソニーと並んで日本のゲーム業界を引っ張ってきた企業でもあるので、ぜひ今後も頑張ってほしいところですね。
サンキョウの市場における位置
それでは山口さん、次はどの企業について教えていただけますでしょうか?
次はサンキョウです。証券コードは6417です。
こちらもパチンコ機、パチスロ機の製造大手で、特に新世紀エヴァンゲリオンシリーズなどのヒット作を持つ企業となっています。
エヴァのパチンコと言えばすごく人気で、本当に毎年レベルで新作が出ているというイメージですね。
サンキョウさんならではの特徴とかってあったりするんでしょうか?
はい。サンキョウでは1.演出 2.大当たりへのハードル 3.大当たりした際の出玉料という3つの特色をサンキョウ、ビスティ、JBという3つのブランドを通じて展開しています。
3つもブランドが分かれているんですね。それぞれ特徴が違ったりしてるんでしょうか?
はい。まずサンキョウのブランドは親会社そのもので、ガンダムユニコーンの129バージョンであったり、シンフォギアなど人気のIPを活用した機種開発に強みがあります。
最近ではアニメ作品の題をよく出していますね。
なるほど。シンフォギアって言ったら芸人のさしなさんが耳コピしてるみたいな、めちゃめちゃ人気になりましたけど。
確かに。あれでパチンコを知らない人だったらあまり面白くないかもしれないですが、知ってる方だとすごく面白いというのが分かりますよね。
是非、そしな、シンフォギアって調べたら出てくると。
是非見てみてほしいですね。
それでは2つ目のブランドであるビスティについてもお伺いしていきたいです。
ビスティはどんな感じのパチンコで作っているんでしょうか?
ビスティはサンキョウのグループ会社で1992年に設立された子会社です。
ビスティダホーってご存知ですか?
聞いたことだけっていう感じですね。
そうですよね。こちらオカルトダホーで全然信憑性とかないんですけれども、ビスティダホーすると勝てるという面白い神話などもあって。
こちらで名前を知っている方もいるかもしれませんね。
こちらはガンダムシードであったり、最近では東京グールなどの人気機種を開発しています。
東京グールなんかここ最近めちゃめちゃ広告で見たりしますね。
そうですね。
それでは最後JBについてもお伺いしていきたいです。
JBはサンキョウのグループ企業で第三のブランドとして展開しています。
フィーバークイーンや羽物といったシンプルな構造のパチンコ機が特徴的です。
親会社のサンキョウやビスティとはまた違ったコンセプトで開発しています。
なるほど。3つのブランドでそれぞれ違ったイメージを出しているんですね。
こちら業績の方はサンキョウさんどうなっているんでしょうか?
5月9日時点で株価が2071円。
売上高は前年同期費-3.7%の1918億円となっています。
ただし営業利益は前年同期費プラス1.5%の736億円となっており増益しています。
売上は減っているのに利益が増えているという状態なんですね。
こちらはなんでなんでしょうか?
利益率の高いパチスロ機関連事業が大きく伸長したことで前年費増益を達成し過去最高益を更新することができました。
またパチンコパチスロ漁師場における年間トップシェア獲得という業界初の改挙も達成しています。
パチスロメーカーの紹介
サンキョウって聞いたことはありましたけど年間トップシェアなんですね。
なるほど。株主還元の動きだったりはあったりするんでしょうか?
はい。サンキョウは5月12日に発行済み株式総数の13.66%にあたる3000万株600億円を上限とする自社株買いを決議したと発表しました。
13日から2026年3月31日にかけて市場で買い付けるそうです。
なるほど。積極的な株主還元は株主にとっても個人投資家にとっても嬉しいニュートンなんですね。
はい。
それでは3社目に移っていきましょうか。3社目はどこの企業でしょうか?
3社目はユニバーサルエンターテインメント証券コード6425です。
こちらもパチスロ機の周辺機器の製造や販売を行う大手メーカーで有名なものでいくとシャーマンキングだったりアラザーゴッドハーネスなどの人気機種があります。
なるほど。ユニバーサルエンターテインメントって言ってますけど、こちらパチンコだけでなく他のエンターテインメント事業だったりも手掛けているんでしょうか?
はい。おっしゃる通りでユニバーサルエンターテインメントは統合型リゾート事業にも携わっています。
フィリピンのマニラでの統合型リゾート施設岡田マニラの運営が事業の中核になっています。
なるほど。やっぱり統合型リゾート施設っていうと韓国のパラダイスティとかも結構有名だったりするんですけど、カジノがついてるみたいなのが有名だったりするんですけど、岡田マニラもカジノがついてたりするんでしょうか?
そうですね。全体的にカジノの運営をしているといったものが事業の中核になっています。
パチスロメーカーカジノ経営もしてるんです。でもやっぱりカジノ経営っていうとそれだけリスクも若干大きそうに見えてくるんですけれども、業績の方どうなっているんでしょうか?
はい。おっしゃる通りで売上高は前年同期費-29.4%の約1263億円。営業利益も前年同期費-90.1%の約30億円とかなりの減収減益となっています。
営業利益がほとんど10分の1とかになってしまうとかなり厳しいかなというふうに思うんですけれども、こちら何か理由があったりするんでしょうか?
はい。マニラの統合型リゾートではVIPやマステーブルの省率が他の市販機に比べて低い水準だったことが影響しているそうです。カジノ事業はこういった波があるので業績の変動も大きくなりがちです。
なるほど。若干下ぶれたという可能性も否めないという形なんですね。
こちら株価の評価はどうなっているんでしょうか?
はい。PBRが0.23倍と非常に低い水準となっています。純資産の価値に対して株価が大幅に割安な状態と言えます。
なるほど。当初がひたすら一番にしろっていう中でなおも0.23倍って聞くとかなり低く感じてしまいますが、やっぱりそれだけリスクも高いっていうことなんですかね?
そうですね。総合判断としては極めて割安ですが高リスクと言えると思います。
PBRが0.23倍という水準は市場が企業価値を大幅に割引いて評価していることを示しています。
フィリピンの統合型リゾートなどのリスク要因や業績の不安定さが反映されている可能性が高いですね。
なるほど。リスクとリターンのバランスを考えると結構投資判断は難しくなってきそうですね。
そうですね。パチスロキメーカーは国内の有効期規制や市場の縮小、海外展開のリスクなど様々な要因を考慮する必要があります。
投資を検討する際は自分のリスク許容度に合わせて判断することが大切だと思います。
はい、ありがとうございます。
本日はパチスロキメーカーの主要上場企業3社、セガサミーホールディングス、産協、ユニバーサルエンターテイメントについて学んできました。
投資判断の考慮事項
山口さんはこの中で特に気になる企業ってあったりしますか?
そうですね。個人的には私、東京グールがすごく好きなので産協が気になっています。
売上高は若干減少しているものの、利益率が向上して過去最高位置を更新している点は評価できると思います。
なるほど。やっぱり産協っていったらエヴァを出しているところでもあって、
僕も成人式の直後に友達とエヴァを打つという愚行をして、かなり思い出に残っている企業なので今後も頑張ってもらいたいなというふうに思います。
はい、その通りですね。今回紹介した内容はあくまで参考情報ですので、実際に投資を検討される際はご自身でしっかり調査することをお勧めします。
そうですね。パチスロメーカーという少し変わった業種になってくるんですけれども、こうして見ていくとそれぞれ特色があってかなり面白いので、ぜひご自身でも調べてみてください。
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