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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の中野です。
おはようございます。インターン生の辰美です。 中野さん、最近ニュースで、トヨタを抜いて日本一になった会社があるって聞いたんですけど、これって本当ですか?
はい、本当です。その会社は、キヨクシアホールディングス。証券コード285Aです。 2026年6月12日に、地価総額でトヨタ自動車を抜いて国内トップに立ちました。
あのトヨタを超えるなんてびっくりですよね。 本当ですよね。しかも上場したのは2024年の12月で、上場からわずか1年半のことでした。
今日は、このキヨクシアを会社の中身、業績、株価、そして今後の展望まで掘り下げていきます。
わずか1年半で何十倍にもなっていて、すごい興味があるのでお願いします。
その前に恒例のちゅこった株辞典のコーナーです。 今日の用語は何ですか?
はい、今日の用語はシリコンサイクルです。
シリコンサイクルとは、半導体業界に見られるおよそ4年周期の好況と不況の波のことです。
半導体の材料であるシリコンが名前の由来ですね。
半導体は、需要が増えると各社が一斉に工場へ投資して、今度は作りすぎて価格が下がる。
すると投資を絞って、また品不足になって価格が上がる。この繰り返しで波が生まれるってことですよね。
はい、その通りです。特にメモリーはこの波が激しくて、儲かる年と大赤字の年の差が極端なんです。
今日紹介する記憶試験も、実は数年前まで赤字だった会社なんです。
ここがポイントになるので覚えておいてください。
まず、この会社が何を作っているからか始めましょう。
キーワードは、難度型フラッシュメモリーです。
難度ですか。聞き慣れない言葉ですね。
名前は難しいですが、聞いてみると身近な存在かもしれません。
スマホやパソコン、USBメモリーに入っている、電源を切ってもデータが消えない記憶用の半導体。
あれが難度型フラッシュメモリーです。
写真も動画もアプリもこれに記録がされています。
なるほど、データを保存しておく部品ということなんですね。
はい、実は僕、昔AmazonでUSBのメモリーを買ったんですね。パソコンにつなぐ用の。
その時は何も気にせず評価が高いものを買ったんですけど、
最近になってそのメモリーをよく見てみたら記憶試やって書いてあって、
こんな話題の自分で使ってたなんて知らなかったんです。恥ずかしいですね。
確かに、意外と身近なところにあったりするんですね。
そうですね。
ちなみにメモリーには大きく2種類あって、先ほどの難度ともう一つはDRAMです。
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こちらは電源を切ると消える、計算の時とかに一時的に使う作業用のメモリーのことです。
難度は長期保存、DRAMは一時保存。役割が異なるんですね。
なるほど、保存担当が難度で作業担当がDRAMですね。整理できました。
記憶試やはこのうちの難度一本に絞った専業のメーカーです。
ここが大きな特徴で、ライバルの多くは専業ではありません。
専業じゃない会社は他に何を作っているんですか?
はい、これ気になりますよね。
例えば、シェアの首位のサムスンであったり、2位のSKハイニックスは、難度だけじゃなくてDRAMも作っています。
特に最近はHBMというAI用の超高速メモリーが花形なんです。
これはDRAMを何段も積み重ねた高級品で、GPUのすぐ隣で使われます。
そうなんですね。つまりライバルは難度もDRAMもHBMも手広くやっているってことですね。
はい、その中で記憶試やはあえて難度一本に集中している。ここが差別化になっているという話につながっていきます。
なるほど、ではその記憶試やがなぜ急に評価されたんですか?
はい、これはもうまず直近の決算を見てもらうのが早いと思います。
2026年3月期の売上収益は2兆3376億円で、前の期から37%増。
営業利益は8703億円で、こちらは前の期のほぼ2倍になっています。
2倍、メーカーでそんなに利益が伸びるものなんですか?
それどころじゃないんですよ。特に直近の市販期1から3月期間だけを見てみると、営業利益率は約60%というすごい数字になっています。
売上の6割が利益ですか?あんまり見ないですよね、想像がつかないです。
これだけじゃなくて、さらに今期の予想を見てみると、会社は2026年4月から6月期だけで準利益が前の年の同じ時期のおよそ48倍になると見込んでいます。
48倍ですか、桁を間違えてそうだなって思っちゃいますね。でもなんでそこまで急激に述べるんですか?
ここが一番大事なところで、キーワードは需給です。今、難度は需要が供給を大きく上回る、品不足の状態にあるんです。
物が足りないとどういう風になるんでしたっけ?
物が足りないと価格が上がります。実際、平均販売単価は大幅に上昇していて、同じ量を売っていても単価が倍なら利益はそんどん跳ね上がりますよね。
これが異次元の決算の数字の正体になっているわけです。
なるほど、物不足が荷上がりが利益を生んでいるんですね。でもなんでそんなに足りなくなっているんですか?
これはAIデータセンターの急拡大が一つの要因です。
AIが動くには膨大なデータを保存する記憶装置が大量に必要になります。
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しかも顧客であるGoogleやAmazonなど巨大クラウド企業が数年先の分まで確保しようと長期契約を打診していくおよそします。
だから2026年分の生産枠はすでに完売に近いとも言われているんです。
そこまで先まで売り切れなんですね。ところでこの業界って記憶シェアが圧倒的なシェアを持っているんですか?
いえ、そこは抑えておきたいところなんですが、先ほども少し言ったかもしれませんが、難度のシェアは2026年の3月時点で首位が韓国のサムスン電子でおよそ27%、2位が同じく韓国のSKハイニックスで約22%、そして記憶シェアは約15%で3位となっています。
記憶シェアは3位だったんですね。やっぱりさっき言ってきた韓国勢が強いんですね。
そうですね。ここで面白いのが、記憶シェアには長年組んでいるパートナーがいるんです。
アメリカのサンディスクという会社で、両社は日本の横海市工場や岩手の北上工場で共同でメモリーを生産しています。この業業は2034年末まで延長されることも決まりました。
ライバルと戦うために開発と生産をパートナーと分担しているんですね。
はい、そうです。シェアは記憶シェア単体だと3位なんですが、このサンディスク陣営と合わせると、この周囲3無数級の規模にもなります。
なるほど。今は供給が追いつかず価格が上がり続けていますが、今後の時期はどうなっていくと思いますか?ここが一番気になります。
ここが確信になるんですが、個人的な考えでは、今後数年はまだメモリ半導体の供給不足が続くと私は思っています。
それは何でですか?シリコンサイクルを考えれば、いずれ作りすぎて値下がりするんじゃないかと思うんですけど。
そこはおっしゃる通りで、過去の波はスマホの売り行きみたいに景気の波で需要が上下していました。
でも今回の需要はAIという新しい技術革新が生み出しているものなんです。景気で一時的に増えたのではなくて、
AIの普及そのものが構造的にデータ量を増やし続けていると自分は思います。
ブームじゃなくて、世の中の仕組みが変わったから増えていると考えられるんですね。
はい。だから供給がすぐには追いつかないのではないかと僕は思いました。
なるほど。わかりました。では肝心の株価はどうなっているんですか?
ここが激しいんですよね。上場時の公開価格は1455円でした。
しかし、2026年6月には株価は10万円を超えて上場から約70倍という水準まで上がりました。
70倍。1年半でこんなに伸びるなんて前例もなさそうですよね。
なかなか効かないですよね。
ここで強調したいのがその値動きの粗さです。
この株は1日で5%も10%も動くことが全然珍しくありません。
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確かに上がる時も急ですけど下がる時も急ということですよね。
はい。まさに直近の7月初旬がそうでしたね。
株価は一時的に8万円を割り込んで、7月3日には取引時間中に1時67,000円台まで急落しました。
8万円台から6万円台まで1日でですか。何があったんでしょうか?
これきっかけは為替でも決算でもなくて、アメリカの半導体株全体の下落です。
アメリカのメタが自前のAIクラウド事業を立ち上げる計画だと報じられて、
AIインフラへの投資がそろそろピークを打つのではという懸念が広がりました。
AI投資が一順するかもっていう不安ですね。
はい。それで米国の半導体株質が6%以上も下落して、パートナーのサンディスクも10%以上株価が下がりました。
その流れが翌日日本の記憶試験にも波及したんです。
記憶者単体の業績が悪化したわけではありません。
そうなんですね。自分の会社は好調でも、海外の半導体株が下がると連れて下がってしまうことがあるんですね。
はい。そこがこの銘柄の難しさだと思います。
しかも同じ7月3日に急落した後、今度は8万4000円台まで急反発しました。
1日の高値と安値の差が変動率で約23%と過去最大となっていました。
1日でそんな乱高下ですか。見ているだけでちょっと目が回りそうです。
良い時期と悪い時期が激しい業界だからこそ運営動きも激しいんですね。
はい。
ちなみにこんなに株価が高いと私たちみたいな個人にはちょっと手が出せないんじゃと思うんですけど。
確かにこれはおっしゃる通りで、S株制度とか一株で買えるものもありますけど、日本株は100株単位で買うのが基本なので、
株価が10万円となると1回の購入には約1000万円かかってしまうということになりますね。
1000万円ですか。さすがに気軽には無理ですね。
はい。そこで会社は株式分割を検討しているとも報じられていました。
例えば1株を10株に分けることで、1株あたりの値段を10分の1にすることで個人にも買いやすくしようというものです。
ピザを10切れに分けるみたいなものですよね。
はい。
全体の価値は変わらないけど1切れは買いやすくなりますね。
上手な例えですね。まさにその通りです。
では最後に今後の株価の見通しはどうなんですか。
証券会社の見方はかなり強気です。
アナリストが目標株価を引き上げる動きが相次いでいて、平均でも10万円を超える水準であったり、中には15万円台も掲げるところがありました。
強気ではあるけれど鵜呑みは禁物ということですね。
逆に注意点は何かありますか。
はい。これは3つ紹介したいと思います。
1つ目はシリコンサイクルです。
今はAIという構造的な要因があるとはいえ、メモリ業界の波そのものが消えるわけではありません。
競合のサムソンやSKハイニックスは増産にも動いているので、供給ガスの需要を追い越せば価格は下がっていきます。
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なるほど。2つ目は何ですか。
2つ目はカワセです。
キオクシアは輸出が多い企業なので、急な円高が進むと業績が良くても円換算の売り上げは目減りします。
そして3つ目は散々で見てきましたけど寝動きの荒さです。
海外の半導体株が下がれば釣れやすくなりますし、株価が既に大きく上がっている分、少しでも計画がずれたりすると失望売りなども出やすくなると思います。
期待が大きい目柄ほど、期待が外れた時の反動も大きいんですね。
はい、そうです。みんなが株価上昇の波に乗っている今こそ、楽観視の押し過ぎにも気を付けないといけないかもしれませんね。
AIというとNVIDIAばかり注目していましたが、その裏で日本企業がここまでの存在になっていたとは驚きでした。
サムソンを越していつかは世界のトップシェアを取ってほしいですね。
はい。
なお、今回の内容は情報提供が目的であり、特定目柄への投資を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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