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2022-09-25 17:43

#296 【特別編】Bridge Live Seminar「サステナビリティを巡る最近の動向」~前編~

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特別配信!株式会社インベストメントブリッジがお届けするBridge Live Seminarの講演を配信します。

JCRに出向後、株式運用部門で約20年間日本株式アナリスト、ファンドマネージャー業務で多くの経験を培っている加藤様に最近の投資サステナビリティを巡る最近の動向についてお話し頂きました。


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株式会社インベストメントブリッジ作成

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Investment Bridgeがお届けする、いろはに投資のながら学習。今回は特別エピソードの配信です。
9月17日に開催した投資家向けIRセミナープレミアムブリッジサロンから、ブリッジライブセミナー【サステナビリティを巡る最近の動向】の音声を配信いたします。
JCRに出港後、株式運用部門で約20年間、日本株式アナリスト・ファンドマネージャー業務で多くの経験を培っている加藤様の話から、投資の知識をつけていきましょう。
皆さん、こんにちは。加藤と申します。このセミナーは先週に引き続き個人の立場で参加させていただいておりますので、会社の名前は資料に記載していないんですけれども、先週も申し上げましたように、
私は三井住友信太銀行という信太銀行の中で所属いたしまして、先ほどお話がありましたような形で、最近はコーポレートガバナンスとかESG対応コンサルといったコンサルを6、7年間やらせていただいているという状況でございます。
今日は皆様、日頃からおそらく銘柄を選ばれるにあたっては、いわゆる企業の業績ですよね。投機利益とか、今後5年くらいの成長戦略とか、そういったファンダメンタルの話を中心に多分銘柄を選ばれて、あと株価水準、割安とか、そういうものを見ながらやっていらっしゃるかと思うんですけれども、やはりその中で、企業選別の中でどうしても避けて取れないのが、ちょっと私が案内させていただきます。
サステナリーというのがESGですね。この辺りが非常に盛り上がっております。特に機関投資家は、この辺りの投資をどんどん増やしてきているということでございまして、少し数字を調べてまいりましたので、少しお話ししたいと思うんですけれども、日経均株価でございますけれども、2021年は23,319円ですね。
2020年の年初は23,318円だったんですが、2021年の末が28,791円ですね。現在も28,200円ぐらいですから、そんなに変わってないんですけれども、この伸び率ですね、この2020年から2021年、2年にわたって23%、日経均は上昇しました。
一方ですね、今私が申し上げたESG投資、サステナリー投資というのはですね、2020年初は315兆円だったんですね。それは今514兆円、2021年末514兆円。多分今年に入ってもうちょっと増えてます。伸び率で65%、65.8。日経均は2割に対してですね、今言ったようなESG関連投資が急速に伸びているということでございまして、今のESGファンドというのは投資委員会でもずいぶん出ておりますものですが、機関投資家個人の方がですね、かなりこの辺りを見てるんじゃないかと。
いうことでございまして、ぜひともちょっとこの辺りのですね、皆様の知識を見ていただければなと思っております。
じゃあ早速本題でございますけれども、今日話したいことが4つあります。まずそもそもサステナビリティとは何ぞやということですね。様々な言われ方をしますけれども、そもそもサステナビリティとはどういうものかということをちょっとご説明した後にですね、ESG経営、つまり環境、社会、ガバナンス、経営というのはですね、どういうふうに企業さんは考えながらやっているのかといったあたりのご紹介が2つ目です。
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3つ目がちょっと個別の企業がどういうふうにSGDsに対応しているのかなと。ESGとSGDsの違いについてお話ししますけれども、そんなこととですね、最後はサステナティ経営の基本と他社の先進事例ということでありまして、サステナティ経営ということになりますと、様々な委員会を作っている場所が多いわけですね。
その委員会がどうあるかということをですね、少しお話しさせていただきたいなと、この4つのポイントで今日ご説明したいと思っています。
早速ですけれども、サステナビリティに関する定義というところをここに書いております。サステナビリティ、英語でございますよね。サステナブル、サステインというのはですね、アビリティというのは同号になっています。
持続する能力ということで、持続可能性。持続可能性という言葉自体も今かなり新聞に出ていると思うんですけれども、持続可能性というのはサステナビリティということですね。
より深く浮かばりしますと、二段落にありますように、地球環境という大きな環境と人間の社会、これがですね、良好な環境を保ちながら共存していってですね、発展し続けていこうとするという、それがそもそも考え方というのをこのサステナビリティというふうに一般的には定義されているということでございます。
投資が長い方はですね、今から10年ぐらいですかね、CSRとかSRIというのがつながったかと思うんですけれども、ちょっと似て非になるものということでございまして、CSRと赤字で書いてありますけど、コーポレートソーシャルレスポンシビリティ、これは企業社会的推移に定義されているんですね。
要はですね、企業というのは社会的な抗議でありますから、お客様とか従業員の方、取引先など要件それぞれを答えてですね、それを満たすということでですね、法令を遵守したり、説明責任を果たしたり、あくまでもですね、企業の社会的責任というところだけにスポットライトアップしていったのがCSRKということで、CSR推進部とかCS部みたいなものはですね、IR部門とは別によくできていたということでございますが、サステナビリティはこれはさらに包含しております。
CSRの概念もあるんですけれども、それに加えましてですね、この下から4行目にありますように、サステナビリティ経営関連社員が持続的な企業価値の向上、利益成長ですね、これもサステナビリティ経営の中に入っているということで、社会とか環境とかにガバナンスに対してですね、ふさわしい対応をしながら、一方で利益的な成長も目指していきましょうと。
サステナビリティ経営をやることによって長期的なですね、企業の持続的な成長もですね、達成できますよというのがですね、サステナビリティ経営の根本になっております。
グローバルでいきますと、この1987年ですね、国連の環境と開発に関する世界委員会といったところがですね、初めてこのサステナビリティ、こういうようなことをですね、言ってきたということで、ここから広がってきたということでございます。
2つ目でございまして、日本のコンプリートガバナンスコード、先週私ちょっとガバナンスのお話をしているわけでございますけど、ガバナンスコードにはですね、サステナビリティというところがですね、取り込まれているということで、特に第2章といったところにですね、ありますけれども、サステナビリティを要素を含む中長期の可能性がですね、重要な経営課題であるといったところですね、企業はしっかり持ってくださいというのが、ガバナンスコードの第2章というところに謳われているということで、コードはですね、金融庁が作っているわけでございますけれども、
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金融庁もこのサステナビリティということで重視して、コードの方に文書として盛り込んだということでございます。
じゃあ、より具体的にということで、コードの中に補充原則の2-3-0-1というのがあるわけですけれども、具体的に何がサステナビリティ経営として対応しなきゃいけないのかというのが、ここに書いてあるわけですね。
気候変動などの地球環境問題の配慮、人権の尊重、従業員の健康とかですね、労働環境の配慮、あるいは公正適切な処遇、これは社員向けの処遇ということですね。
それとお取引先さんとの公正適正な取引、自然災害の危機管理といったもの、この辺をすべて含んだものを取締役会で議題として挙げて、これが経営課題だと認識してですね、この点に関する課題を能動的に取り組みなさいというのがですね、
行動に似たわれておりまして、より具体的に言いますと、ここに書いてあるような事柄がですね、サステナビリティ経営の基本になっているということでございます。
じゃあ続きまして、ESGKということでございます。サステナビリティ経営の基本はESGKということで、ほとんど同義語と考えていいわけでございますが、
これはですね、国際で言いますとここに書いてあります、国連環境計画、金融イニシアチブ、グローバルコンパクトといったものがですね、ありまして、ここで歌われているということでございます。
金融イニシアチブということですが、金融機関の行動を期間していくというものがですね、一つあるわけでございますが、企業が人権や労働基準、環境、外貿首等のですね、原則を経営方針や戦略に組み込むということを求めていくといった形でございまして、
ここにある6つの原則ですね。こんな6つの原則をですね、この国連環境計画で盛り込んできたというのがありまして、この責任投資原則というのはですね、これは2006年に出てきた。
ここから国際的にはですね、進んできたということで、今から16年くらい前から進んできているという話でございます。
ここからちょっと個別論になりますけど、まずですね、エンバイロベント、いいですね、環境外輸出の内容ということで、ちょっと4つほど分けております。
一番上はですね、皆様、よく新聞とかで出てますし、非常に夏が続いているわけですけれども、いかにですね、温室効果ガスの排出を削減するかといったところですね。
2050年、カーボンニュートラルを目指しましょうということがありまして、産業革命以降のですね、気候変動をその時から1.5度の上昇にさせましょうということで、世界各国が努力しているわけでございます。
ということで、石炭火力発電から、実情ですね、原子力発電がないのかどうなんだというような意味で言われてるんですけど、一応建前としてはですね、石炭火力発電はやめましょうというのが1つ目です。
2つ目、座礁資産となりますけれども、座礁資産の中に向かいに当たってはですね、やっぱりいろんな資産が使えなくなるということになりますものですから、そういうものについてですね、価値観を明示していくというものにどう対応していくというのが2つ目。
3つ目は、大気の汚染とか水質汚染というのは、森林破壊といった生物多様性に対しての損害ということでございます。
4番目は廃棄物の管理、こういったものです。環境問題の対応ということでございまして、やはりダボス会議、ご承知かもしれませんが、毎年世界のリーダーが集まってくるという会議なんですが、この会議でもですね、ずっとですね、この気候に関してがですね、気候に関する問題がトップに来ているということで、世界のリーダーもですね、かなり気候に関してはですね、
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かなり関心が高いということでございます。
次はソーシャルということで、社会が意味する内容ということで、これも社会課題ですね。いろいろ言われています。人権侵害、ウイグルの問題とかですね、強制労働といったものがありますものですから、こういう人権に対しての侵害を管理していく、あと人的支援、人材の兼ねてね、あと政府や地域コミュニティとの関係といったもの、こういうものをですね、企業のほうもしっかり目指していきましょうということと、マーケティング、労働基準、労働慣故、サプライチャーマネジメント、
いわゆるその会社を取り巻く様々な環境ですね、データセキュリティもそうなんですけども、こんなものがですね、環境としての社会課題ということでございます。サプライチャーマネジメントもですね、これは利率廃範的でございまして、安い価格で物事を売れば当然消費者のメリットがあるわけですが、そのためには生産コストを抑えなきゃいけないということになりますけれども、生産のイナー立場では生産コストを抑えられると、労働条件がですね、劣策になるということで、労働削減で生産価格が低するリスクがありますから、ちょっと利率廃範的なところ、こういうサプライチャーをい
していくかというところが非常に重要になってきておりまして、世界的にはですね、人権利用ディレクションを作ったり、イギリスはですね、
英国現代奴隷法みたいなものが、奴隷法ってちょっとかなり刺激的な法律の名前ですけれども、奴隷制を排除する、つまり強制労働を排除していくという形でですね、
チェックしていきましょうというようなことがですね、そういうことの声明を義務化しましょうということが出ているというのが社会の問題です。
ガバナンスに関しては少し先週もお話ししたところがあるんですけれども、取締役界の監督ですね、あとは役員報酬制度とかですね、利益相反管理といったもの、
取締役界を巡る課題について、しっかり体制整備していきましょうということでございまして、これが今より稼ぐ力をですね、持っていきましょうというところが今のようなガバナンスの体制というところでございます。
今言った意味でですね、EとSとGというものがですね、いろいろその企業を巡る課題としてあるんですけれども、ちょっとここにこういう絵が描いてあります。
価値創造プロセスと呼んでいるんですけれども、企業のビジネスモデルにおいてですね、さまざまなものをインプットしてですね、その生産カードの中に生かしていって、アウトプットで出していきますよというような、この企業の負荷価値をどうやって作っていくかというようなお話になります。
ちょっと左の方にですね、いくつか資本、6つほど資本が出ています。製造資本とか財務資本、知的資本、人的資本、社会関係資本、自然資本と。
財務情報は財務資本なんですけれども、それ以外のですね、例えば工場の資本は製造資本になりますし、知財とかについては知的資本になります。あと人材に関しては人的資本。
社会関係資本というのはですね、これは共通な行動規範、会社の中にコミュニティ全体をですね、こういう資本として表していく。自然資本は森林資源、水素とかそんなものをですね、一緒になってやっていきましょう。
要は企業の外側にあるもの、こんなものをですね、うまく活用することによって、企業はこれをですね、リスク管理とかマネジメントすることによって生産を作っていく。
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出てきた生産が最終的には利益になって、それがまた資本に配布されていく。こういうのがですね、企業活動の根本的にあるというのが、この価値創造プロジェクトのモデルになっているということで、ちょっと別の見方から企業のビジネスモデルをちょっと捉えたということでございます。
ESGをですね、経営に実装するために何が必要かということで、これもですね、赤字で書かせていただいたことでございます。
今言ったEとSとかGの経営をですね、企業活動を続けて社会に貢献し続けるためにはですね、社会価値を作って、それを提供し続けること。
これがですね、存在意義がありますよ。これに存在意義が認められる経営だということで、だからもう利益だけじゃないんですね。経済的に上げていけばいいというわけじゃなくて、今言ったような形の社会価値を創造して、それを提供し続ける。
それ自体が企業の存在が意義がありますよということをですね、考えていくというのがですね、ESG経営の根本になっているということであります。
先ほど申し上げた6つの資本というのがですね、ぐるぐる回りまして、価値を生んでいくというようなところでございます。
ちょっと自動車の販売の例で書いてありますけれども、まずですね、自動車を買う人ですね、個人のお客さんなんですけれども、これは自動車を買ったことによって新車が買えたねという喜びとか、運転していろんな場所に行きますよというような喜びがある。
これがビアルスの自動車を購入した人の価値ですね、お客様の価値です。
で、販売会社にとってみたら自動車売りますので、これは自動車のディーラーにとってみたら売り上げが上がります。これが経済価値になるんですね。
あと自動車を作るには部品メーカーがありますから、部品メーカーはその原料を供給したら部品を供給するということで、販売代金として経済価値が。
地域社会は自動車が出てくることによって水とか空気が汚れてくるというようなことに対して、ちょっと配慮していかないといけないということで、地域社会に対してもそういうような考えが根付いてくるということと、地域にとっては工場の労働者の方々が労働として貢献するということで、ここで労働者の方々の雇用が創設されるということで、自動車メーカーにとって見てもこういうような価値が生まれてくるという見方。
これがESG経営の一つの見方でございます。単にだから統計率が上がるということではなくて、こういったお客様のこととか、自動車ディーラーさん、部品メーカーさん、地域社会にとっての関係性とか、その地域の方の雇用がどう出てくるかといったような価値がESG経営として求められるということでございます。
次はパーパスという言葉をちょっとご説明したいなと思っています。昨今このパーパス経営ともよく言われているわけでございますけれども、企業活動を通じて他の方と他社と相互に影響し合っているため、企業に対して創設される価値と他社に対して創設される価値、要はバランスを追求するといったことが、持続的な成長につながっていくということでございますが、この持続的な成長をつなげていくためには、実際自分たちの会社は何のためにあるのかというところを突き詰めていかなきゃいけないということでございます。
これがパーパスと言われているものでございます。昨今、いろんな会社が自分の会社のパーパスはどこにあるのかどうだというようなことを統合報告書という報告書に結構書いてあるわけですけれども、自分たちの会社は何のために社会に存在しているかということを突き詰めていくということがパーパス経営でございまして、まずパーパスを作って、その次に企業が果たすべき使命や役割は一体何だろうなということを立ち上げて考える。これがミッションと言われているんですね。自分たちの企業は何をすべきか。
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ミッション、何をすべきかという役割や使命が達成した後に、どういう姿になればいいのか。これがビジョンと言われているものです。バリューというのは、そのミッションとかビジョンを達成するために具体的な指針というものが作らなきゃいけないということで、企業のですね、会社のいろんな媒体、特に報告書とか読まれると、パーパス、ミッション、ビジョン、バリューというのにちょっとぜひ注目していただきたいと思います。
こういうことが書いてある会社はしっかりSustainability経営とかESG経営を考えているということでございまして、書いてない会社はあんまりこれ考えてないなということでございますので、この視点からですね、企業を選別することも一つあるんじゃないかなと考えております。
なかなかですね、パーパス、ミッション、ビジョン、バリューと言われてもですね、これ何かカタカナなんてわからないということで、ちょっとよく使用される例として、桃太郎の話を私よくするんですが、桃太郎は桃から生まれましたので、ナノタに生まれたんだということですけど、やっぱり悪い鬼はタイツルに生まれてきた。これがパーパスですよね。
じゃあミッションは何でしょうか。桃太郎が果たすべきあり、これは村の平和を守るのがミッションですよということでございます。
じゃあ無事ですね、鬼を退治したと言った後に実現した姿というのは、鬼がいろいろ村にやってきて人をさらったり人を食べちゃうんで、それがなくなることによって平和が取り戻される。これがビジョンになります。
じゃあそのために何が必要かというと、キビ団子ですね。キビ団子を作って、キジとかサルとか犬を家来に従えて鬼を退治する。こういう例えですと分かりやすいかなと思いますので、ぜひこんな例えでパーパス、ミッション、ビジョン、バリューというものを少し覚えていただくといいんじゃないかなと思います。
いかがだったでしょうか。こちらは前半エピソードとなっているため、後半も続けてご視聴ください。
このように投資初心者の方にも役立つプレミアムブリッジサロンはライブ配信を行っています。説明欄記載のURLよりぜひご覧ください。
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