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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、インターン生の佐方です。
本日は、記事のご紹介です。
本日ご紹介する記事は、
金価格の今後の予想、暴落は来る、買い時や高騰した要因も解説、です。
コモディティの代表例である金は、資産を守るための投資先の一つとして地位を確立しています。
2023年5月に市場最高値である1g9794円を付けたことで、
金へ投資した方がいいのかな、と悩んでいる方もいるでしょう。
そこで、今回のエピソードでは、金価格の今後の予想や買い時などをご紹介していきます。
では、まず初めに金価格の今後はどうなるのかについて解説をしていきます。
2023年6月現在、金価格は1gあたり9700円台と歴史的な高値で推移をしています。
なぜここまで価格が上がったのでしょうか。
2020年以降、金価格は高騰しており、主にコロナショックによるカピヤス、
ロシアのウクライナ信号による政治的不安が起因しています。
有事の際の金なので、世の中の情勢が不安定になれば、
皆が求めて価格が上昇します。
現状よりも世界情勢が悪化、もしくは円安が進行すると金の価格は上昇します。
ただ、長引くウクライナ信号や米中の関係性を考えると、
現状よりも世界情勢が悪くなることは今のところは考えにくいでしょう。
また、米国の利下げが予想される現段階で、さらなる円安の進行も考えにくいです。
そのため、短期的には金価格の上昇は落ち着く可能性があります。
10年単位の中長期的な視野で見た場合、金価格は今後も上昇し続けることが予想されます。
金の価格が上昇すると考えられる要因は次の2つです。
まず1つ目は、金は埋蔵量に限りがあり、人口増加によって希少性が増すということ。
2つ目は、金の需要がなくなる可能性は低いということです。
今回のウクライナショックやコロナショックの経験で、UJの備えの意識も高まりました。
このまま限られた供給量の中で高い需要が続くとみられるので、金価格は今後も上昇すると考えて良いでしょう。
なお、2000年初頭と比較をすると、現在の金価格はなんと7倍近く上昇しています。
では各証券会社の金価格の予想を見ていきましょう。
2022年に発表された2023年の見通しでマネックス証券と楽天証券が次のような記事を出しています。
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マネックス証券は、「2023年の展開は、5月にかけての前半と9月を想定する後半に高値をつける2つの山を想定している。」と記事を出しています。
楽天証券は、「2023年は年後半に2000ドルを超える可能性があると考えています。
また、瞬間的には史上最高値もあり得ると見ています。」という記事を出しています。
共に2022年の年末時点で2023年は金価格が上昇するとしています。
2023年の6月に改めて見てみると、マネックス証券が上昇していたように5月に高値をつけています。
楽天証券は、「年後半に2000ドルを超える。」と予想していましたが、実際は5月に2000ドルを超えました。
時期の予想は少し外れていますが、史上最高値を更新するという価格の予想は当たっています。
ここまでマネックス証券が予想を当てているので、9月に高値をつける可能性もありますが、鵜呑みにするのではなく、あくまでも自己責任で行いましょう。
続いてここからは、金価格が高騰している理由について見ていきましょう。
金の過去5年間の価格推移を見てみるとわかることは次の4点です。
1つ目は、金価格はここ5年間で右肩上がりのグラフを形成しているということ。
2020年3月にコロナ流行により株安、金価格が大幅に上昇したということ。
2022年2月にロシアがウクライナに進行し、金価格がさらに上昇したということ。
そして、2023年6月は高水準で推移しているということです。
金は有事の際に特に値上がりするコモディティです。
そのため、コロナ流行やウクライナ進行などの紛争が発生すると、価格が上昇しやすいです。
2023年は引き続きウクライナ進行や米中の圧力など、市政学リスクが高いため金価格は高水準で推移しています。
では、ここからは今後の金価格が変動する一般的な要因を解説していきます。
金価格の下落に影響を及ぼす一般的な要因は、主に次の3つがあります。
1つ目は経済の安定です。経済が安定しインフレの恐怖が薄れると金円の需要は減少します。
2つ目は高金利です。中央銀行が金利を引き上げると保有金へのコストが増加し、投資家割り周りのある資産に移行します。
3つ目は投資市場の好調です。株式市場などの投資市場が好調なとき、投資家はよりリスクを負いやすくなります。
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一方、金価格の上昇に寄与する要因には次のようなものがあります。
まず1つ目は政治的・経済的な不安定性です。国際的な政治的・経済的な不安定性が高まると、投資家は安全資産である金に流れやすいです。
2点目はインフレです。高インフレ期には金は価値を保持する手段としての役割が増し、価格が上昇しやすくなります。
インフレとは、継続的に物価が上昇し、時刻通貨の価値が下がる状態を意味しています。
基本的にインフレは、需要が供給を上回り続けるときに起こります。
では、物価が上がるのは良いことなのでしょうか?それとも悪いことなのでしょうか?
経済成長・賃金の上昇と同時にインフレが起これば、それは良いインフレになります。
しかし、物価だけが上がり経済成長がない場合は悪いインフレになります。
円などの通貨の価値は下がりますが、商品価格は値上がりしやすくなるため金価格は上昇しやすくなります。
続いてここからは、金の買い時を見逃さないようにおすすめの購入タイミングをご紹介していきます。
まず一つ目の金購入のおすすめのタイミングは、コモディティ市場全体が暴落中、反転上昇の傾向が見えたタイミングです。
コモディティ市場が全体的に暴落している時期は金購入の狙い目です。
現在のような市場最高値付近で購入すると高値掴みとなる可能性があるため、価格が下落した時期は買い時と言えます。
しかし下落している時に買ったらさらに暴落するかもと思ってしまう方もいるかもしれません。
不安な場合は上昇トレンドへの転換が見えた時期に購入するのも良いでしょう。
そこでを狙って買うのは難しいため、市場の雰囲気が変わるのを待ってみるのもおすすめです。
続いて2点目の金購入のおすすめのタイミングをご紹介したいところですが、
分散投資目的で長期的な積立投資をするなら、いつでもOKです。
市場の状況や最新ニュースを追いかけるのは難しそうと考えている方もいるでしょう。
積立投資であれば、投資タイミングを時間分散して価格変動のリスクを軽減できます。
長期的な積立投資は初心者にも取り組みやすい上に短期的な価格変動を気にせず済むメリットがあります。
価格が下がった時に多く買えて、上がった時には少なく買えるので、平均買付金額を抑えられます。
毎月一定額をコツコツ積み立てていけば、数年後には大きな試算になるかもしれません。
ここまでは金価格の今後の予想、そして金価格が高騰している理由、金の買い時や購入のタイミングについて解説してきました。
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ここまで聞いてくださった方の中には、金に投資をしたいけどどうやって投資をしたらいいの?と疑問に思っている方もいるかもしれません。
ここからは金に投資をする方法を4つご紹介していきます。
まず1つ目の方法は、現物取引です。
現物取引とは、実際に金を購入し自分で現物を保管する投資方法です。
現物取引のメリットとしては、現物を実際に保有できるという点や、自分の好きなタイミングで手放せるという点が挙げられます。
一方でデメリットは盗難のリスクがあるということや、管理の手間がかかるということです。
金などのコモディティでは現物を保有でき、法食品として購入すれば使用することも可能です。
しかし、現物を保有する場合は盗難などのリスクも伴うため、気軽に始めるには難しいかもしれません。
管理の手間はかかりますが、自分が売却したいタイミングで売却でき、実際に自分が保有している安心感もあります。
続いて2つ目は、CFD取引です。
CFD取引とは、株式、商品、経済指数、先物などあらゆる金融商品を先金決済で行う取引です。
現物取引のように現金で株式を購入して保有し、売却するような現物の売買は発生しません。
CFD取引のメリットとしては、レバレッジをかけられるという点や、売りからも取引できるという点が挙げられます。
一方でデメリットは、損失が大きくなる可能性もあるということです。
価格が上昇すると利益が得られる一般的な取引に加えて、価格が下落すると利益が得られるCFD売りからポジションを立てることもできます。
普通は値上がりするときにしか利益を出せませんが、売りからのポジションであれば価格が下がるときにも利益を出せるのです。
金への投資方法のおすすめの3つ目は、
投資信託やETFです。
投資信託とは資産運用のプロに金投資を任せる投資方法です。
ETFは上場している投資信託のことで、2つとも資産運用を任せるため、現物の金が自分の手元に届くことは基本的にありません。
各取引のメリット、デメリットを踏まえて金に投資をしてみましょう。
最後にご紹介をする金への投資方法は、
純金積み立てです。
純金積み立てとは、純金を一定の間隔を空けて積み立てることを指します。
SBI証券や楽天証券などで、1000円から積み立てられるのが魅力です。
積み立て金額の引落し日は、毎月25日までに設定すれば、給料日などに合わせてカスタマイズ可能です。
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純金は金以外何も混ざっていないため、投資対象として適しています。
いろはに投資の記事では、金投資におすすめの証券会社や金投資に関するよくある質問についてお答えをしています。
ぜひ概要欄の方からチェックしてみてください。
今回のエピソードでは、金の価格予想や今後の展望、おすすめの購入タイミングについて解説をしてきました。
最後にこのエピソードの重要なポイントをまとめます。
1.金は紛争やウイルス蔓延で世界情勢が悪化したときに値上がりしやすい。
2.配当や利息がなく管理する手間がかかる点がデメリット。
3.投資神託やETFなら手軽に投資できるのでおすすめ。
現物の金を保有せずに金投資をしたい方は、証券口座を保有しているだけで投資できる投資神託、ETFやCFD取引がおすすめです。
本日の息抜き
今日は金価格についてお話をしました。
そこで今日のこの息抜きエピソードでは、これに関連してゴールド、金にまつわる豆知識をお話ししようかなと思います。
金は今や金メダルにも使用されていることからもわかるように、世界でナンバーワンを示す金属かと思います。
そんな金ですが、今ではナンバー2で使われている銀の方が価値が高い時期がありました。
それも紀元前、1000年から紀元後1500年の2500年間の間です。
歴史を知っている方の中には、銀本位制、そして金本位制という言葉をご存知の方も多いと思います。
銀貨はその後、中世ヨーロッパの時代まで貨幣の主役として使われました。
しかし採掘技術などが発達し、それまで以上に銀が取れるようになってしまったことから、銀の価格が暴落してしまいます。
そこでイギリスで1816年に金を通貨の価格基準とする制度、金本位制の移行が行われました。
このように様々な出来事をきっかけに、徐々に金の価値の方が高いという認識が根付いていったのです。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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