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2021-08-18 11:12

#78 【株主還元とは】自社株買い・配当など総還元性向の計算式も解説!

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株主還元とは何か理解することができる記事です。

なぜ自社株買いが株主還元の一つと言えるの?総還元性向の計算式は?と言った疑問を解決!

「本日の息抜き」では、「マネーショート」をご紹介。

★元の記事★

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株式会社インベストメントブリッジ作成

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株式会社インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、夏休み中のインターン生の星野です。
このポッドキャストでは、スマホ時代の投資・企業分析メディア、いろはに投資の記事をもとに、
投資の基礎知識から最近のトレンドまで幅広くご紹介いたします。
通勤時間などの隙間時間でながら学習をして、さまざまな知識をつけていきましょう。
本日ご紹介する記事は、2月21日に公開した【株主還元とは】
自社株買い・配当など総還元性向の計算式も解説、です。
まず最初にこの記事の結論を3点ご紹介いたします。
1、株主還元には増配や株主優待、株式分割や自社株買いなどがある。
2、自社株買いが株主還元と言える理由は、EPSの上昇と割安のアナウンス効果があるから。
3、株主還元の度合いを調べるときは、総還元性向に注目する。
ウェブサイトの記事においては図を掲載しているので、ぜひポッドキャストの視聴後の復習にご活用ください。
それでは記事本文に入っていきましょう。
株主還元とは、企業が事業によって獲得した利益を株主に還元することです。
主な還元方法としては、増配、株主優待、株式分割、自社株買いなどがあります。
中でも特に重要なのが増配と自社株買いです。
順番に解説をしていきたいと思います。
まず最初に増配です。増配とは配当金を増やすことです。
株主は配当として受け取る金額が増えるため、株主還元の一つということができます。
また増配を発表すると株式が変われる傾向にあり、株価も上昇することが多いです。
既存株主は増配によって、副次的に株価上昇という恩恵を受けることもあります。
続いて株主優待です。
株主優待とは企業が株主に自社サービスの割引権や商品などを無料でプレゼントすることです。
全ての企業が株主優待を行っているわけではなく、上場企業の約4割が株主優待を設けています。
中にはかなりお得な株主優待を出している企業もあるので、ぜひチェックしてみてください。
続いて株式分割です。
株式分割とは株式を分割して発行する株式の流通量を増やすことです。
なぜ株式分割が株主還元になるのでしょうか。具体例を用いて考えてみましょう。
投資家Bが企業Aの株式を保有していたとしましょう。
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そしてこの企業Aは1対2の株式分割をすると発表しました。
つまり1つの株式を2つに分割するということを発表したということです。
分割前の企業Aの株価を1万円、そして発行済株式数を1億株とします。
そしてこの企業Aの株を投資家Bは100株持っていて、試算が100万円だったとします。
このような状況で株式分割が行われると、投資家Bの保有株の価値は変わりません。
つまり分割前に100万円の価値を持っていたとしたら、分割後も100万円の価値を保有していることになります。
ただし最低購入金額が100万円から50万円に低下することで、企業Aへの投資のハードルが下がります。
そのことによって多くの投資家が企業Aの株を買いやすくなり、分割後に株価が5000円から5100円に上昇したとしましょう。
この時、もともと株主だった投資家Bの試算は100万円から102万円に増えるので、既存の株主は株式分割による利益を得られるというわけです。
つまり最低購入金額が下がることで、その企業の株主を買いたいと思う投資家が買いやすくなり、株価が上昇する可能性が高いということです。
さらに分割後も配当金を据え置く企業が多いという傾向もあります。
今回のような株式分割が行われると、投資家Bの保有する株式数は倍の200株になります。
配当金が据え置かれた場合、分割前の2倍の配当を受け取ることになり、実質的な増配になるということです。
以上の2つの理由から株式分割は株主還元の1つと捉えることができます。
しかしこれらの事象は必ずしも起こるわけではないので注意してください。
株式分割をしても投資家の買いが増えない場合や減配される場合もあります。
では続いて4つ目の株式還元の方法、自社株買いです。
自社株買いとは企業が自社の株を買い戻し、市場での流通量を減らすことです。
自社株買いを行った後に株式を消却すると、発行済株式数を減少させる効果があります。
消却しない場合は基本的に企業がそのまま保有します。
企業が保有し続ける株式のことを金庫株と呼びます。
企業が金庫株を保有する目的は大きく2つあります。
まず1つ目がストックオプションへの利用です。
ストックオプションとは企業の従業員があらかじめ設定された金額で自社の株式を購入する権利のことです。
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企業は従業員のモチベーションを高める目的でこのストックオプションの制度を利用します。
そして2つ目の目的として株式交換によるM&Aが挙げられます。
他の企業を買収するM&Aの際に自社の株式を非買収企業の株主に割り当てる方法です。
その際に割り当てる株式を金庫株から面出することができます。
ではなぜ自社株買いが株主還元になるのでしょうか。
自社株買いが株主還元になるのは株価上昇をもたらす効果があるからです。
なぜ自社株買いをすると株価が上昇するのでしょうか。
理由は大きく2つがあります。
1つ目はEPSの上昇です。
自社株買いによって市場での株式流通量が減少すると一株の価値が上昇します。
するとEPSが上昇しPERが低下します。
ちなみにEPSとは一株当たりどれほどの利益を稼いでいるかを知るための指標です。
そしてPERとは株価が一株当たり利益に対して割安か割高かを知るための指標のことです。
PERは低いほど割安と言えることができます。
つまりEPS一株当たりどれほどの利益を稼いでいるかという指標が上昇して
PERつまり株価が一株当たりの利益に対して割安か割高かを知るための指標が低下する
つまり割安になることで投資家から高く評価され株価が上昇する傾向があります。
そして自社株買いをすると株価が上昇しやすい2つ目の理由を見ていきましょう。
2つ目の理由としては株価割安のアナウンス効果が挙げられます。
企業は主に資金調達を目的に上場します。
もし自社の株価が適正価格から割高の場合はそのまま市場に流通しておき
必要に応じて資金調達をすればいいのですが割安の場合は変わってきます。
企業が自社の株価が割安だと考えるときには
自社株買いをすることでうちの株価は今安いんですよとアナウンスメントを出すことができます。
企業が自社の株を割安と判断しているなら今が買い時だと多くの投資家が考えるので株価上昇につながります。
これをアナウンスメント効果と言います。
そして株主還元に力を入れている企業の探し方については記事よりご確認ください。
本日の息抜き
皆さんはマネーショート華麗なる大逆転という映画をご存知でしょうか。
今月ズーム上でリーマンショックについての勉強会が当社のインターン生の間で開催され
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その勉強会でこの映画の一部を見ながら学んでいきました。
非常に面白く勉強会が終わった後に最後まで全部見てみたので
今日はこの映画について少し紹介をしたいと思います。
この話は実話に基づいている映画であり
リーマン危機が起こる前に経済の破綻が置きかねない状況が発生していることに気づいたキャラクターたちを追った物語です。
この映画の非常に良かった点として
難しい金融の概念も分かりやすいように普通の言葉や物に置き換えて説明がされていたことが挙げられます。
映画の途中で新たな金融商品などが出てくると解説のパートが挟まれるような構成になっていました。
金融や経済の知識をつけるには本を読む講座に出席するこのようなポッドキャストを聞くなど様々な方法がありますが
このような映画を見ることで学んでいくのも非常に楽しくこれからも実践していきたいなと思いました。
マネーショート華麗なる大躍転という映画はAmazonプライムで視聴できるので気になった方はぜひチェックしてみてください。
次回はTCFDとは当初再編で企業のTCFDへの取り組みが課題にという記事をご紹介いたします。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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