一人語りと映画の話題
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では現役の大学生が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら聞きする感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の塚田です。
この番組、いつもは二人で喋っているんですけれども、本日は普段とは違って、私、塚田一人でお届けさせていただきます。
意外なくて寂しいところもあるんですが、その分、自分の好き勝手に投資について語ろうという新しい試みであります。
今回の評判次第で、今後一人語り会を増やしていくか決めていこうと思いますので、
普段はコメントされない方も、ご感想やご意見をフォームに送っていただけますと幸いです。
ということで、記念すべき一人語り第1回のテーマは、ズバリシネマ、映画でございます。
このポッドキャスト、大体50代、60代くらいのリスナーの方が多いんですけれども、
だんだんと子供に手がかからなくなってきたり、仕事が落ち着いてきたり、もしかしたら丁寧退職されていたりで、
最近映画にハマっているだったり、ハマり始めている方もいらっしゃるのではないかと思います。
実際ですね、僕の両親も今50代半ばだったと思うんですけど、最近鬼滅の刃にハマって映画も見に行ってて、
あと最近で言うと国宝、吉沢亮主演の映画ですけど、すでに工業収入150億円を超える大人気で、
これを聞いている方の中にも映画館まで足を運んだ人多いのではないでしょうかと思います。
かけより僕もですね、もう3回ぐらい見ていて、結構人生で一番レベルで好きな映画かもしれないんですけど。
ちょうどこの話に挙がった鬼滅の刃と国宝ですが、どちらも配給会社が党包となっているのはご存知だったでしょうか。
そもそも配給会社が何という話ですが、簡単に言ってしまえば映画を届ける会社のことで、
具体的には映画の製作会社から上映権を買い取り、その映画を全国の映画館へ配給しヒットするように宣伝する会社を指します。
国宝、鬼滅の刃、製作会社は違うんですけれども、どちらも党包を通じて消費者の皆さんへ流れているということになります。
本日はそんなヒットメーカーの党包について、投資を考えるにあたっての魅力やリスクについて解説していければと思います。
ほぼほぼ直接的に映画に投資できるという映画好きには必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
東宝の企業概要
さて、本題に入る前に投資初心者が知っておきたい株用語の解説をするちょこっと株辞典のコーナー。
本日の用語は寝傘株です。値段の値に山冠プラス高いの傘、株と続いて寝傘株と読みます。
寝傘株とは一株あたりの株が非常に高い銘柄を指しまして、寝が霞むで寝傘株と覚えるのが手っ取り早いと思います。
こちら明確な基準はないんですけれども、単元株の最低購入金額が100万円以上、つまりは一株1万円以上の銘柄は一般的に寝傘株だと言われています。
ただし一つ注意なんですけれども、株価が高いイコール優れた企業というわけではありません。
株価が高くても発行済株式枚数が少なければ時価総額は低いという話になりますので、
基本的に企業の規模は時価総額で測るようにしたらよいと思います。
なお、近年では東京証券取引所の方針により最低購入金額を下げるため、寝傘株となっている企業に株式分割の要請が出ています。
寝傘株でなかなか手が出しづらい企業も株式分割により投資可能になるケースがありますので、
ここら辺のニュースはぜひともチェックしておきたいところです。
今回紹介する東宝も株価が9000円台後半と寝傘株の水準に入ってきていますので、ぜひこの機会に覚えていただければと思います。
それでは本編に入っていきましょう。
シネマから始める資産運用、国宝、禁滅で会心劇、東宝の魅力ということで、まずは東宝の企業概要から説明していこうと思います。
東宝は1932年創業。
戦前からやっていてすでに90歳を超える超老舗企業となっております。
現在は主に4つの事業を取り行っておりまして、それぞれ簡単に説明していきます。
まずは映画事業ですね。
先ほど話した映画の配給だけでなく、映像作品の作成であったり、実際に東宝シネマズで放映して流すといった工業にも携わっています。
基本的には映画に関わることは全部やっているぐらいのイメージでOKです。
2024年では日本全体の工業収入のうち58%を東宝が占めるなど、映画業界では覇権を持っていると言っていいほどのぶっちぎりの業績であります。
次に挙げるのがIPアニメ事業です。
こちらは2025年度から新たに設けられたセグメントで、ゴジラといったキャラクターIPの運用やアニメ制作、放映などに関わる事業となっています。
有名なので言うと、呪術廻戦、俳句、僕のヒーローアカデミアなどが東宝アニメーション作品として知られていますね。
もしかしたらご自身で見たことがあったり、あるいはお子さんがハマっているという方もいらっしゃるんじゃないかと思います。
また、こうした作品を作るだけでなく、作品のIP、知的第三権を使ったビジネスもしていまして、ゲームだったり転用する例も見られています。
近年ではこちらのIPアニメ事業がかなりの成長要因となっていて、利益面では映画事業に迫る勢いとなっています。
最後、演劇事業と不動産事業はかなりシンプルなのでまとめて説明しますが、まず演劇事業、こちら芸能事務所だったり舞台演劇に携わっており、売上や利益面ではかなり規模が小さめのセグメントとなっています。
不動産事業はそのままで、帝国劇場やゴジラで有名な新宿の東方ビールといった不動産の運用をしており、継続的に安定のある利益を出しています。
以上4つ、映画事業、IPアニメ事業、演劇事業、不動産事業を簡単に説明してまいりましたが、大体東方が何をしている会社なのかわかっていただけたかと思います。
東宝への投資の魅力
ここからは実際、投資対象として東方はありかというお話。結論から言うと、映画、アニメならかなりありだと思います。
ここからは主観も強いのでご了承いただけますと幸いです。理由は大きく3つです。
まず1つ目は作品が圧倒的に好調という点。映画に限らずアニメでも東方の作品ってかなり好調で、実際僕らみたいな大学生の世代からすると、みんなこれ見てるよなっていう作品のほとんどに東方が絡んでいるんですよね。
それこそ2025年で言うと、国宝や鬼滅の刃、八番出口だったり、あと湖南映画も毎年跳ねてますし、工業収入ランキングとかも見てもらったらわかるんですけど、
上位作品って本当に東方のが独占しちゃってるような状態になっているんですね。
今後について考えても、最近大ヒットしている鬼滅の刃の映画が3部作の1作目で、あと2発同じ規模の花火を上げられるって考えたら、それだけでもかなり追い風なのかなというふうに思います。
やっぱり安定してヒット、どころかホームランを出し続けて、市場で圧倒的なシェアを誇っているという点は評価しないといけないと思います。
続いて2点目ですが、市場が追い風という話になります。
正直、映画業界の方は割と横ばいで、2024年については約6.5%ほど燃焼しているんですが、アニメの方が半端ないんですよね。
2023年には市場規模が前年比約14%増の3.3兆円となり、この10年余りで2倍以上に膨れ上がっている計算となっています。
先ほど映画業界全体では減少って話もしたんですけど、アニメ映画のおかげで、放画自体の市場規模は上がっていますし、海外での人気も増しているんですよね。
実際、経産省の資料とかでも、アニメ人気から映画の海外輸出が盛んになっているっていうデータがありますし、こちらかなりの追い風が吹いている状況になっているかなというふうに思います。
そんな追い風の中で、東宝は圧倒的なキラータイトルである鬼滅の刃であったり、流通回線を抑えているわけですから、受ける恩恵は測り知れないというところで、
ヒット借が多いことに加えて、そもそもの市場環境が東宝にとって有利に働いているという点は、かなりプラスなんじゃないかというふうに思います。
最後、3点目です。これが個人的にはリスナーの方に最もお勧めしたい理由なんですけれども、売上や利益の動向が目に見えやすいという点です。
還元すれば、消費者に近いビジネスをやっているとも言えるかもしれません。
例えば、NVIDIAが今、めちゃくちゃ株価が伸びていると投資している人がたくさんいらっしゃると思いますが、
実際にNVIDIAが何をやっているのか、何であそこまで伸びているのか、説明できる人はかなり少ないと思います。
結果として適切な市場価値がわからなくて、業界について熟知しているトレーダーに過問にされたり。
一方で、東宝のビジネスは我々消費者の生活にかなり身近なんですよね。
口コミだったり友達との雑談で、だいたいどれくらい流行っているのかというのも肌感覚でわかりますし、
実際に鬼滅の刃を出していると聞いたら、これ絶対に儲かっているなと皆さんわかると思います。
それに対して、アナリストといった投資のプロにちゃんとした数字としてデータが回ってくるのは、結構1週間、2週間、
東宝の魅力と市場の影響
下手したら1ヶ月くらい先の話で、何が言いたいかというと、肌感覚かちゃんとした数字かという差はあるんですが、
市場へ巨大な影響力を持っているプロの基幹投資家に対して、情報戦という意味合いで消費者の方が優位に立てることがあるんですよね。
あくまでも可能性があるという話なんですけど。
リードしている分、先手を打って株を仕込むことができれば、大きな利益を得ることも可能ですし、
NBテアの売上予想できますか?と言われて、ほとんどの人はあまりできないと思うんですけど、
この映画の興行収入はどれくらいですか?と聞かれたら、ぼちぼち予想できる人がいる。
そこの差がある以上、投稿はより分かりやすくて、投資初心者にはおすすめなのかなというお話になります。
例えば、パズドラが流行った時とか、最近ではポケモンのゲームが流行った時、
中国のぬいぐるみのラブが流行った時など、めちゃめちゃ強い流行があった時、
ほんの少しですけど株価の動きは出遅れるんですよね。
だからこそ、映画通の方は裸から市場に対して先手が取れる。
趣味の知識をそのまま投資に活用できるので、映画やアニメが好きな方には投報がおすすめとなっています。
投資リスクと判断
ここまでかなり投報をしてきて、絶対買った方がいいじゃんみたいな思う方もいらっしゃるかなと思うんですけれども、
もちろん投資である以上、リスクというものは存在します。
ここからはそのリスクについて説明していこうかなと思います。
大きく2点あります。
まず1個目が作品が不調になるリスクです。
当然ですがエンターテインメント業である以上、ヒット作への依存というのはどうしても強くなってしまうんですよね。
近年では投報を毎年ビッグタイトルを出せていますけど、来年と来年と必ずしも同じ規模のものを出せるとは限りません。
特に鬼滅や術回線だったりは原作が完結しているけど、アニメ、映画の方は完結していないというところで、
原作に若干の貯金はあるんですけど、逆に言えばアニメ、映画の方も完結まで書き切ってしまえば後を作れないということになるんですよね。
投報がしっかりと鬼滅だったり術の後釜じゃないですけど、次の宿り着を探せるかという、この点は注意しておいた方が良いかと思います。
続いて2点目のリスクが足元の株価に割高感があるというところです。
投報という会社自体は将来性があって投資したくなる企業かなと思っているんですけれども、株価が企業価値に見合っているかどうかは別問題です。
実際PBRは約3.5倍、PRも約40倍弱と日本株にしてはかなりの割高水準となっています。
またファイト売り回りも0.86%とかなり低水準で、ファイト狙いの方はまず避けた方が良い銘柄になっているかと思います。
というところでヒット作による変動リスクとそもそも株価がやや割高であるという2点を主なリスクとして紹介させていただきました。
いかがだったでしょうか。結構映画好きアニメ好きの方だったらそれでも買うぜみたいな人もいらっしゃるのかなというふうに思います。
改めて振り返りますと圧倒的なシェアや強力なIP、市場環境による追い風、ビジネスが身近であるため育成株価の予想がしやすいという点から個人的に東方はアリと言える銘柄かなというふうに思います。
株価がやや割高だったり作品が不調になる可能性が0%じゃなかったりとリスクは当然ながらあるんですけれども
映画好きアニメ好きの方ならこれは落ち目だなと肌感覚でもすぐに気づいたりする方もいらっしゃると思うので比較的お勧めと言えるかなと思います。
ぜひこれを聞いている皆さんも趣味の知識を投資に生かしてシネマから始める資産運業ということで東方への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
なお本日紹介した企業はあくまで主観による情報提供であり投資を推奨するものではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いします。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
アップルポッドキャストやスポーティファイなどお聞きのプラットフォームでの感想評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので番組へのご意見もお待ちしております。
ご感想やご意見はポッドキャストを収録するにあたってとても励みになります。
インターネットに話してほしいテーマなどがございましたらお気軽にコメントやフォームにて送っていただければと思います。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう。