オフィスのジェネスト
こんにちは、9月22日、月曜日、17時40分、今日の声日記です。
今日は、ジャストバーガーというハンバーガー屋さんに仕事の帰りに来ています。
で、グリルドチキンのハンバーガー、ハンバーガーじゃないですが、チキンの挟まったハンバーガー的なものと、
ポテトとコーラのセット、9000リナール、約900円を食べています。
今日は普通に仕事5時ごろ終わって、職場でちょっとポッドキャストの編集などもしましたが、
シリアに関するポッドキャストなので、これも仕事のうちということにしてもいいんではないか。
で、ここに帰りに寄って、このハンバーガー屋さん、職場からちょうど近くて、うちの帰る道の途中にありますし、
結構おいしいんですよ。そして結構空いている、この時間は。
なので声日記も撮りやすいし、お店の雰囲気も悪くないし、ちょこちょこ来ています。
1週に1回、2週間に1回くらいは来ています。
で、今日はちょっと不思議なことがあって、疑問に思っているというか、
本当にシンプルによくわからない、その否定的な意味でよくわからないと言っているのではなくて、
よくわかんないんですけど、
今日まず朝、団体の代表からメールが来て、
今日はイタリアのオフィスはジェネストですと、
これはパレスチナに対する連携を示すための行動で、
ガザでのジェノサイド、大量殺戮を止めてほしいというメッセージで、
今地中海を航行しているボート、ヨットがあるらしく、
ガザの閉鎖を解いて人道支援を届けるための運動があるので、
いくつかの組合などがジェネストをやっているんだそうです、イタリアで。
なのでそれに連帯を示すために、私たちの本部も今日は開けませんと。
オフィスは閉めますが、リモートワークをする人もいますが、
デモに参加する人たちもいるので、仕事のメールなどの連絡が届くかもしれませんが、
そういうことですので、みんなで連携を表しましょう。
ストライキの意味
フェイスブックにもメッセージを出していますので、それがこちらにあるので見てください。
私たちは、このイスラエルがガザに対して行っていることに断固として反対しています。
それから、レバノンやシリアに対して、またはイエメンに対して彼らがしている攻撃にも断固として反対しています、
というメールが届きました。
私たちの団体は、ヨーロッパのNGOの中でも、特に恐れずにこういった声を上げる団体です。
そのことは本当に誇りに思っていますし、すごくいいのですが、
こういうときに、うちの団体だけではなくて、いくつかのユニオン、ユニオンというのは労働組合みたいなものだと思いますが、
ジェネンストで仕事をしないと。
これってよくフランスとかでも有名ですよね、ストで地下鉄が止まるとかいうことをよく聞くんですけど、
それって自分たちのオフィスの待遇を改善するために仕事をしないだと私は思っていました。
休業引上げ交渉とか、そういうのだったら日本でもあるじゃないですか。
組合が交渉の手段としてストライキをすると。
この場合はもちろん政府に対するメッセージだとも言えますよね。
自分の国の政府がきちんと正しい行動をとってくれるように、そのメッセージとしてジェネンストをすると。
でも私たち人道支援のNGOなんで、仕事をしないっていうことがジェノサイドに反対するメッセージになるのかなっていうのがちょっとよくわからないです。
ただそれをうちの団体の人に聞くにはさすがに聞きにくい気がするので、
誰かもうちょっと身近にこういう質問ができる人が来たら聞いてみたいと思います。
つまりこれがよくあることなのか。
自分の待遇を改善してほしいという理由で職場に行きませんとか働きませんっていうのではなくて、
何かの社会に対するメッセージもしくは政府に対するメッセージがあるときに、私は今日は働きませんということはよくあるやり方なのかっていうのは初めてなのでよくわからないので聞いてみたいと思います。
なんとなく日本人の感覚から言ったら、そういうことがあったら逆にすごい一生懸命働こうっていうふうにメッセージを出したくなると思うんですよね。
私も皆さんが大変な思いをしていますので、私は一生懸命働きますと。
私は一生懸命働くことで皆さんの状況の改善を祈りますっていうんだったらすごいわかるんですけど、私は今日は仕事に行きません。
それによって、結局余計なことに煩わされずにそのことだけを考える日にしますっていう意味か、話しながらわかってきましたけど、そういう意味ならちょっとわかるような気がしますね。
日常の細々とした目の前にあることではなくて、より大切なことのために今日は細々したことはしませんっていうメッセージですか。
なるほど。そうかもしれません。
ただ、根本的に労働というもの、仕事というものに対してそれを何というか善と思っているのか、もしくは悪とまでは言わないけれども、何というか必要なければできればやらないほうがいいという価値観がすごく認められて、
正々堂々と仕事をしないということを価値のあることとして、こういった行動表面に使えるくらいの価値のあることとして位置づけているのかっていうのはすごい文化の違いを感じました。
日本ではまずは働けみたいな価値観ってありますよね。より大切なことのために私は仕事をしませんって言えるのって結構それはそれですごい勇気がいる気がします。
ゴタゴタ言ってないで働けっていう価値観があるから。なのでちょっと興味深いです。もう2年ぐらい働いてるけど初めてではあります。そうやって話題を作ろうとしてるっていうことなのかもしれませんね。そこに参加してるっていうことなのかもしれない。
連帯を示す行動
あとその思いを寄せるっていうことと。あとそういう話題をつくりましょうっていうメッセージを広げましょうっていう意味だとしたらそれが一つすごいわかるのはみんな今日メールのオートマティックリプライにしてました。
だから実はなんか職場に行きませんって言いながらも仕事もしてる人もいたんですけど返事とか連絡が来るから仕事はしている人だとしてもその人も自動返信で今日はこれこれこういう日なので私はこういうこのガザのジェノサイドに連帯を示すために私は仕事をしませんっていう自動返信メールを送っていました。
なのでこうやって自動返信メールとかも使いながら職場が閉まったっていうもしかしたらニュースとかにもなるのかもしれませんね。多くの職場が今日は閉まっていますっていうことがニュースになるとしたらそういう形でメッセージを送るっていうやり方があるんだなというふうに思いました。
あの日本にはないですよね。日本ではそもそもやっぱりデモをするデモに参加するっていうこと自体もだいぶハードルが高いというかなんかちょっと特別な人がすることというイメージがあると思いますね。私自身もデモに参加したことはないです。
だいぶ勇気が要りますよね。で他方オフィスに行かないっていう行動でメッセージを伝えられるとしたらもしくはこの自動返信メールで私も連帯を示しますというメッセージが伝えられるとしたら多くの人が参加しやすいやり方ではありますよね。
なるほど。やっぱりこうやって声日記で話しているとどんどん気づいてくることがありますね。そうやってたくさんの人が参加しやすい形でこの連帯を示すメッセージを伝えるということをしようとしているのかもしれない。
はい。なので私も最後になりますがこの声日記でこのメッセージを今日は入れるということで私も連帯を示すということをしたいと思います。
今ガザで起こっていることは本当に人間としてこれを見逃しているというもう自分を許すことができないという気持ちになります。何とかしてとにかく一日も早く無実の人々が殺されるということ。
大きな力を持っている人たちが人々を閉じ込めてそこで爆撃をして女性や子どもも含め殺す。そしてもしくは食料が入らないような包囲状態をつくって飢えさせているというこのような状況というのは本当にごくも早く止めなければならないというふうに私も考えています。
強く思っています。
はい。では今日は以上にします。
はい。聞いていただいてどうもありがとうございました。ではまた今度。
