ラマダンの生活
こんばんは。3月3日、6時55分、きょうの声日記です。
イラクでなに食べたです。
基本に戻って、なに食べたをお話します。
きょうはですね、今、比較的ローカルなレストランというか食堂みたいなところに来ています。
で、職場から歩いて帰ってきて、ちょうどですね、きょうは6時ぐらいまで仕事をしたら、イフタールの時間になったんです。
イフタールの時間って、なんだかご存知ですか?
今、イラクは、イラクというかたくさんの中東の国、イスラム教の国は、ラマダンの月で生活がラマダンモードに移行しています。
私のいる町では、ラマダンモードに移行というのはどういうことかというと、
普段8時間勤務、昼休み休憩を入れて、8時間勤務なんですけど、9時から5時まで。
それがラマダン月の間は、皆さん日中短縮をするので、9時から3時までの6時間勤務に変わります。
業務が短縮ですね。これは、私たち国際NGOなので6時間働きますが、もしローカルの人たち、公務員とかだったら、もともと8時間勤務もしないですし、もっと短く働きます。
勤務時間が短縮するということですね。そして日暮れになると、日が沈んだときにマグレブといってお祈りの時間が来るんですけど、
1日5回お祈りをするイスラム教のお祈りのうち、日暮れの時間にあたるお祈りがマグレブって言うんですけど、マグレブって日暮れっていう意味なんです。
その時間になるとマグレブのアザーンが鳴ったら、アザーンというのはお祈りを呼びかける、モスクから流れる放送みたいなものですが、マグレブのアザーンが鳴ったらイフタール。
イフタールっていうのは朝ごはんという意味なんですけど、ラマダンの間は夕方断食明けに初めて食べるご飯が朝ごはんということになります。
ほとんどの人は自宅で家族と一緒にイフタールを食べるので、イフタールの時間から1時間前くらいになると道がだんだん静かになって人通りがなくなって、
もしくは車がビュンビュン家に急いで帰る車がビュンビュン飛ばしたりして交通マナーも悪くなったり、みんなちょっとイライラしたりしていてお腹も空いているので、イフタールが近づいたなっていう時間になると街がちょっと様子が変わります。
多くのレストランはイフタールの時間は閉まってたりするんですよね。レストランの人たちも自分のお家でご飯を食べるから。ラマダンの間中閉まっているレストランも結構あります。
ただ、今私が来ているところとか、いくつかのちょっと庶民的な感じのローカルなレストランというか食堂というのが、このイフタールに合わせてこのイフタールを食事を出してくれる営業をしているレストランがあるので、
今日はちょっと思いついて、帰りが遅くなってちょうどイフタールの時間に帰ることになったので、ここのレストランに来てイフタールのご飯を食べることにしました。
イフタールの食事
とはいえ、レストランなので、イフタールといっても特別に何かいつもとメニューが違うわけではなく、ただ一つだけいつもと違うのが、ぶどうジュースがついてきましたね。
これがなんかラマダンの時に必ずこの辺の人は、なんだろう、このぶどうに少しハーブの香りがするようなぶどうジュースを飲むんですよね、必ずラマダンの間に。
それ以外には、これはラマダンのイフタールメニューというよりはいつも通りの、こういったレストランでのメニューではありますが、まず前菜がお皿がたくさん並びます。
注文する前から。それはトマト、きゅうり、レモン、あと玉ねぎとかっていう割と生の野菜のサラダというか、切った野菜に、さらに漬物。結構ね、イラクの人は漬物を食べるんですよ。
これ多分カリフラワーの漬物みたいなものと株の漬物がここでは出てきました。それからこれがホンモスって聞いたことありますか?ひよこ豆のペーストなんですけど、割と日本でもビーガンの人とかだと知ってたりするホンモスが出てきました。
それから必ずこの割と食堂で出てくるスープに、アダス、レンズ豆ですね。レンズ豆のポタージュスープみたいな。カレー、ちょっとカレーの味がついているレンズ豆のスープが出てきました。
まずこれらセット、注文する前にテーブルの上にダダダダと並べられます。そして私が今日注文したのはピッカっていうんですけど、牛肉の串焼き?炭火焼きみたいな。
実は炭火ではないんですけどね。バーベキューみたいな感じの焼き鳥じゃないけど、焼き牛みたいな串に刺して、ちょっとスパイスとか塩味とかちょっと濃いめで焼いて食べるみたいな牛のお肉を注文しました。
これらはちょっと半分量ぐらい注文したので少し少ないですが、普通こっちの地元の人だったらこの倍ぐらい一人で食べます。
それらをご飯を注文するとね、ご飯も出てくるんです。イラクの人たち結構ご飯大好きなので米も注文すれば出てくるんですが、特にお米を注文しない場合はパンで、
なんのような平べったいパンと一緒にこれらを食べます。というのがまさに今日の何食べた。今食べながらというか食べる前に話してるんですけど、今から何食べるのメニューです。
で、食べながら話すとちょっと聞き苦しいと思うので、一旦ここで止めて食べてからまたちょっと続きを撮りたいと思います。
はい、ご飯行きます。食べ終わりました。お茶を飲みながら続きを撮ります。
さて、また言い訳なんですけど、前回録音したときにもう1週間以上前だと思うんですけど、
さあ、ポッドキャストをこの番組だけではなくて、100人100週の編集と、それからシュリアのアップデートのポッドキャストを録音するぞって、
そのために4日間、半日勤務4日間の休暇まで撮って、やる気満々だったのに、そのとき風邪をひいてしまいました。
それでその風邪がまた長引く。今まだ結構お花水と咳が続いてるんですよ。
もう元気はいいんですけど、なんだろうこれ、コビットみたいな感じなのかもしれないと思っており、少しちょっと変わったタイプの風邪をひいています。
そして職場の人に明らかに一番長く話をした人が同じ症状だったので、それを写された。
私の周りにいる人たちも何人もこの同じ感じの風邪をひいています。
コロナのバージョンAとかBとかCとかZとか言ってた、バージョンじゃなくてなんて言うんでしたっけ、バラエティとか言ってたのの、もうだいぶ進んだやつなんじゃないですかね、これ。
とにかくちょっと具合が悪かったので、せっかく休暇を取ったお休みは寝て過ごすことで終わってしまい、その後やっと元気になって、体調が元気になったらと思ったらですよ。
またこのあの、USAIDの大混乱だ、ついに大波きました。
1月の末からこの混乱は始まっており、ただ初めはだいぶ状況がわからず予測で動いているところがあったので、まだわからないけどと言って、でもまあでも活動縮小の計画を立ててはいたんですよね。
だからねみみにみずではないんですけど、2月26日付かな、ついに私たちのプロジェクト名入りで、このプロジェクトは直ちに本日をもって活動を止めてくださいというレッターが届きました。
なのでもうそういうふうに言われちゃったら、契約していて、契約終了です、活動を止めてくださいって言われたら止めざるを得ないんですよね、止めることしかできないんです。
なので、いろいろオフィスの契約を減らしたり、スタッフの契約をカットしたり、いろんなそういったことをまたやっております。先週末からそれをまた忙しくやっております。
まあとはいえ、1ヶ月くらい前から動き始めていたので、予測コンティンジェンシープランというのを、もしAパターン、Bパターン、Cパターン計画して、Cパターン、最悪のパターンがもし起こったらこういうふうにしますということを1ヶ月前くらいに計画立て始めていたので、
まさに最悪のCパターンが起こりましたっていうのに沿って淡々と粛々と進めるしかないんですが、ただ、私の同僚の人たちも急に先週末に契約解除通知を受け取って、
3日後、4日後とかの、今日自分の国に帰るとかですかね、そんなことが進んでいるので、なんかまたポッドキャストどころじゃない感じになってしまいました。
これをシリアのアップデートのポッドキャストの中で言うのは違うような気もしているんですけど、でも実際に今シリアが大きな変革の時を迎えていて、しかも人道支援も必要というか、むしろ今までやれなかった人道支援もやっとそういう経済制裁とかが解除されてできるようになったって言って、
それが12月時点での情報、状況だったのに、別にそのシリアの状況に合わせてきたのでは全然ないとは思うんですけど、今こそ支援が必要とされているときに、このように全世界の支援を止めます。
アメリカが。ということの影響をまともにシリアも受けています。
2,3週間くらいまでのうちの団体の予測では、シリアでの活動についてはすべてライフセービングのための命を救うための活動というふうに認められる可能性も高いでしょうなんて言って予測していたんですが、全くそんなことはなく、レーターが出てその日付でプロジェクトを停止しますという通知をもらってしまいました。
本当はこんなことを普通だったら、また情報として漏らしてはいけないことなような気もしているが、声日記だし、今ちょっとこれは世界的に知っておかなければならない大切なことだと思うので、別に秘密をばらすためにやっているわけではない。
むしろ私たちが口をつぐまないでこんなことが起こっていますということを知りたいと思う人には伝えていくことが大切だと思うので、これぐらい話してもいいでしょうということで話します。
スレーマニアへの旅行
そんな中、ただ私は3ヶ月に1回休暇が5日間の休暇がもらえるんですが、大抵私だけではなくて人道支援とかに関わっている人はバンアウト、燃え尽きにならないように2ヶ月とか3ヶ月に1回休暇をある意味強制的に取ることになっていて、
休暇の時は自分のいつも離れている職場の街を離れなくてはならないということになっています。気分転換をするためにね。
今回はちょっといろいろバタバタしているので、その休暇を1回分パスでいいですかとかいう交渉もちょっと人事としたんですけど、その休暇をやっぱり取ってください。
普段だったらここで海外に出て5日間のR&Rという休息のための休暇にプラスして有給とかをくっつけてお休みを取って日本に帰るとか海外の他の国に行くとかって普段だったらするところですが、
ちょっととてもじゃないけどまた状況がいろいろ変化があるときに2、3週間休みを取っている場合ではないので、1週間だけお休みを取って、しかも海外には出ず、車で5時間ほどの距離のところにあるイラン国境の方に近い方にあるスレーマニアという町ですが、
スレーマニアに休暇で行くことにしました。
それで今度こそスレーマニアに休暇で行ったら、そこでポッドキャストを編集したり、ポッドキャストを録音したり、イラクで何食べたのこれに今日毎日何か食べて毎日録音したり、
やっぱりこんな名物の美味しい食べ物があるんだよなんて言ってお土産買ってきてなんてうちの職場のスタッフに言われたので、
なんかね、のし梅みたいなものなんですよ。しかも面白いことにそれが。あんずのジュースをコークに詰めて薄く伸ばして乾燥させて、まさにのし梅みたいに薄く甘酸っぱい濃い味のあんずのグミみたいなシート。
大きいしかもかなり大きいシート。なんかそういうクルドの伝統的なお菓子があるんですけど、スレーマニアのこれは本当に美味しいんだって買ってきてねなんて言われて半分冗談まじりで他のスタッフへそんな何言ってんだ買ってこなくていいよって言うんですけど、一番美味しいやつを探して買ってきてあげようかなというふうに思っています。
そんないろんな人に聞いてホテルのフロントとかちょっと何人かの人に聞いて、どこで買ったら一番美味しいですかっていうのをちょっと探して、その美味しいのしあんずを探して買いに行くという旅にしたいと思っています。
明日からお休みだと思っているからちょっと気分も転換、気分転換に既になってこうやって外食をしたり、こうやって子園日記も撮ろうなんていう、ある意味ちょっと元気が出たというか、既に気分転換が始められているような感じはありますね。
それはやっぱりいいことだというか必要だと思いますね。
でもまあ動いてどっかに行こうとなるとちょっと頭が切り替わると、なんかその街の美味しいお土産は何なのかな、じゃあそれを探して買おうなんていうふうにちょっと発想が明るいというか好奇心みたいなものが久しぶりに頭をもたげて出てきているみたいな感じがあるので、やっぱりお休み、
お休み必要だなというふうに思っています。
はい、そしてそうね、ラマダンのデコレーションとかもスレイマニアではどんな感じなんでしょう。
ラマダンの夕方以降のその夜6時半から7時ぐらいのイフタールっていうご飯の時間以降に街が本当に賑やかになって結構夜遅くまで皆さん外に出歩いたりするんですよ。
それももう自分の今住んでる街にいると自分の家の街なので、なんかそんな夜9時とかに外に出ないよっていう感じでもう夜は家で猫と寝る時間、お家が快適なので外になんか出ないんですが、
そうやって旅に出れば夜、街をちょっと歩いてレストランとか市場の様子とかを見るのも旅の間ならちょっと楽しいんじゃないかなと思っており、そんなことも楽しみにしたいと思います。
ではスレイマニアから次の恋日記はお届けしたいと思います。
はい、ではどうもありがとうございました。
じゃあまた今度。
