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2025-06-15 30:27

#77 エルビル空港は6/15時点で閉鎖しています

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2025/6/15

後半でご紹介している原貫太さんのYoutubeはこちらです。(取材は2025年5月)

 #声日記 

サマリー

エルビル国際空港は6月15日に閉鎖され、イラクとイスラエルの緊張が高まっています。ドホークの状況や国際スタッフの移動についての懸念が示されており、YouTubeチャンネル「ハラカンタ」の新しい番組が紹介されています。エルビル空港は現在閉鎖中で、国際スタッフやコンサルタントの出張にも影響が出ています。また、戦争が起こる可能性がある中で、イラクの人々の平和な日常が脅かされています。

エルビル国際空港の閉鎖
おはようございます。6月15日朝の7時22分、今日の声日記です。
はい、また少し久しぶりになってしまいましたが、ちょっとそろそろ経っておかないと心配してくださっている方もいるかと思いましたので、声日記をとります。
まず、私は安全なところでいつも通りにしているのですが、実は今ドホークにはおらずに出張に来ています。
少し後でどこに出張に来ているかお話します。
なので、猫たちとは離れているのですが、猫たちのこともそんなに心配しなくても大丈夫なぐらいに、ドホークの町自体は落ち着いています。
私の友人たちも引き続きドホークにおりまして、いつも通りに活動をしています。そういう状況です。
ところが、6月15日のこの朝の時点で、私たちのいつも使うエルビル国際空港が閉鎖中です。
カバーアウトにフライトレーダー24という飛行機の位置情報のアップデート、フライト情報のオンラインでアップデートが見えるサイトからスクリーンショットを貼りましたが、
今2日前、木曜日の朝方からイスラエルとイラン(注: 音声でイラクと言っているのは言い間違い)の状況がだいぶエスカレートしてしまって、昨晩も互いにインフラ設備の攻撃があったということで、
私もずっとYouTubeであるジャジーラとかBBCを金曜日と土曜日をずっと見てしまいましたが、
2020年の1月に一旦だいぶエスカレートした時があって、その時はイラクの東北から日本の大きいNGOに働いていたので、避難しましょうということになって、
イスタンブールまで避難して3週間ぐらいイスタンブールから仕事をしたことがあったのですが、その時の状況よりさらにエスカレートをしています。
そんなこともあるので、現時点ではイラク自体に何か攻撃があったとかいうあまり大きなものはないので、外務省の危険レベル、安全レベルも、
今、イラクのクルド自治区北部はレベル2、いつもはレベル2ということで注意しながら手前の事業の職員が滞在することはできているのですが、レベル3、4になってくると、
どこに暮らしているかによって、同じ県の中でも状況が違うので、その県全体が急に危なくなるわけではないのですが、
私たちの住んでいる場所が県として危険度レベルが上がってしまうと、大使館とか領事館からご連絡が来たりするのです。退避してくださいというふうに、私の身近で感じている治安レベルが一切変わらなかったとしても。
なので、このレベルが上がってしまうということは本当に避けたいし、避けてほしいというふうに言うと、自分のことばかり考えているようですが、このイランとイスラエルの状況が、民間人の死者が増えていくというふうになってくると、非常に長引きしてエスカレートしますよね。
なんとかここで踏みとどまってほしいなというふうに切に願っております。
フライトレーダーのスクリーンショットを貼ったのは、ミサイルを応集しているわけなので、2個区間で。
そうなってくると、イラクが真ん中にありますよね。
イラク、シリア、ミサイルの応集の下にあるので、飛行機が全部止まっています。
昨日あたりは、イラクは昼ごろに一旦開くかもしれないという情報があって、昼ごろ1回、あと3時間延長します。
空港の閉鎖というよりは、上空の領域の空域の閉鎖が、3回ぐらい昨日何時まで閉鎖します、何時まで閉鎖します、何時まで閉鎖しますという3回ぐらいのアップデートがあって、
最終的に夜の7時の時にあと24時間閉鎖しますという連絡が出て、そしたら夜の間にまたイランとイスラエルで攻撃の応集があったので、
空港閉鎖、領域の空域の閉鎖が長引いてしまうのではないかと本当に心配していますし、イランとイスラエルに住んでいる子どもや一般の人たちがどれだけ怖い思いをしているか、
そして例えばイランの人はどこに逃げるんだろうか、どこに逃げるんだろうか、イラクで受け入れるしかないんじゃないだろうか、そういったことを心配しています。
それから私の仕事という意味では国際スタッフ、他の海外からシリアで働いているスタッフのトラベル、旅行の管理というかサポートをするのがお仕事なので、
今ちょうど木曜日にシリアからドホークまで移動して、金曜日の夜のフライトで南アジアの自分の国に休暇で帰る予定だった人がいたんですけど、ちょうどタイミングが悪くこれになってしまって、今ドホークで足止めになっています。
とりあえず月曜日のフライトに変更したと言っているんですけど、今の状況だと今日日曜日で月曜日のフライトもおそらくキャンセルになるんじゃないかなと思っていて、
彼は今後どうするか、休暇なので休暇で休んでほしいんですけど、ドホークで足止めという状況だとお休みにもならないだろうし、
でもできるだけ空港に近いところで待ちたいだろうけど、シリアの方にもう一度入ってきてもらう方がいいんじゃないのかななんてことを心配しており、今日それを話し合います。
それからヨーロッパ中のスタッフでも休暇で、彼女の場合は自分の隣の国のヨーロッパに休暇で行っているんですけど、そこで足止めになっているので、何日間かはそのまま休暇の場所で待つけれども、
イラクに飛べないんだったら、ヨーロッパの自分の自宅の方に戻ってもらう方がいいんじゃないかとか、そういったことを私自身が何か直接決めることはできないんですけど、
情報をアップデートしながら決めてもらったものに合わせていろんな手配を変更するということをしているので、ちょっと情勢を追っていますね。
これが長引くと国際NGOとしては、国際スタッフに関しては一番身近な、いつも使っている空港が閉鎖しているという状況は本当に良くないので、
今、イラン・イスラエルの攻撃の応酬自体で何か直接的な避難がないとしても、もし追加で今この空港を閉鎖している状態の中で、もし何か起こってしまったときに避難経路がないという状況になってしまうのは大変良くないので、
影響を受ける国際スタッフ
長引くと本当に大きなことになってしまいますね、私たちにとっても。非常に心配な状況です。
ただ心配な状況なんですけど、多分日本の皆さんがテレビでこのミサイル攻撃の報道を見て、それで不安になるような、自分自身の身の危険という状況では、私はそういう状況にはないし、
私の周りの一緒に仕事をしている人たちも、そういう危険の中にいるわけではないので、そこは本当に安心してくださいというふうにお伝えしたいと思います。
そんな中、ちょっとトピックを変えますと、実は今日は皆さんにYouTubeのチャンネル、YouTubeの番組を1個ご紹介したいと思って、声日記の2つ目のトピックとしました。
これは原貫太さんという方のYouTubeなんです。原貫太フリーランス国際協力師。
このハラカンタさんという人は、大学を出てからNGOの立ち上げとかも大学のうちにしたりしたんだけど、結構すぐ間もなくフリーランスになって、
ご自分でこうやってYouTuber活動をしながら、アフリカのウガンダを中心に人道支援の活動をしたり、もしくは本当にYouTuber、もしくはジャーナリストとして世界の情報を日本の人にも分かりやすく伝えるという活動をなさっている人なんですよ。
彼が何かのきっかけで、もうだいぶ5、6年前に私は知り合いになって、彼のやっているオンラインサロンにずっと入っているんですよね。
情報交換を週に1回の定例会というオンラインサロンの勉強会の中で、いろいろ世界の状況とか国際協力について学び合ったりということを一緒にしている仲間なんです。
その彼が1ヶ月ぐらい前の5月にイラクに取材に来ました。
私自身はあまりアテンドしていないんですけど、私が一緒にイラクのドホークで活動をしている高遠菜穂子さんを1つのトピックとして取り上げてくれて、
その原くんがイラクに到着しましたという、イラクシリーズの第1本目のビデオが昨日YouTubeで公開されています。
戦争とテロで荒廃したイラクの現在を取材しますというYouTube番組で、もう17時間前にアップされて、今のところ13,500ビューワーになっています。
私たちは高遠菜穂子さんというふうに言ったんですけど、私は今2つの帽子の活動が主にあって、
1つ目は、トラベルのアレンジをしているのはヨーロッパのNGOに職員として勤めていて、そちらは北東シリアの支援をしている人道支援団体NGOなので、
そちらで私はフルタイムで働いていますし、お給料ももらっていますし、それで今シリアに出張に来ているところなんです。
北東シリアですね、シリアの北の方です。
私はそういう団体内の中のこと、人事とか組織の中のことをやっているというのが、そちらのヨーロッパのNGOの活動。
もう1つが、そもそもドホークにずっといる理由なんですけど、高島菜穂子さんたちと立ち上げた、そちらは日本を拠点にした小さな小さなNGOがあって、
それはピースセルプロジェクトという名前です。
高遠菜穂子さんが立ち上げて、私もドホークに住んでいたので、知り合いになって参加させてもらっているピースセルプロジェクトという活動があります。
そちらはですね、イラクのドホークの周りの状況というのは、緊急人道支援という段階から既に移行して、つまりイラクがだいぶ平和になってきたところで、
もう緊急人道支援は必要ないけど、将来どんな平和な未来を築いていくかという活動が必要になってきているところ。
ピースセルプロジェクトというのは平和の細胞を増やそうということで、子どもや若者に対して平和な未来を一緒につくっていこうというような活動をしている団体です。
原くんのYouTubeの今紹介している1本目の中にも、菜穂子さんのインタビューが出てきますし、これからこのインタビュー、イラクシリーズ、原くんのYouTubeのイラクシリーズ、多分10本ぐらいYouTube番組が続くんですよ。
彼がちょっと1ヶ月ぐらい前に来て取材をしたものを編集して、これから続けてアップしてくれる予定です。
こちらのYouTube番組を見ていただくと、私自身はなかなか中に入りすぎてしまって、
もしくはYouTuberはすごいですよね。一般の人にとって魅力的にわかりやすく、かつでもちゃんと偏らない情報を正確に伝えようという姿勢で原君は取材をしてくれているので、
これを見ていただくと、私がなかなかできないイラクの日常、一般の人々の日常を伝える、私の小屋日記のリスナーの皆さんにも、本当だったら私が伝えればいいんだけど、なかなか伝えられないイラクの今を伝えるということを、
こちらのYouTubeを通して原貫太君にやっていただくというのがすごくいいアイデアだなと思いましたので、ぜひもしよろしければ原貫太さんのYouTube番組のイラクシリーズを見ていただけたらなと思います。
これも実は裏話ですけれども、昨日これがアップされてYouTubeで公開されたんですけど、これを高遠菜穂子さんと私も含めて原君も含めて、ちょっと公開のタイミングを迷いました。
ちょっと今はあまりにも中等情勢悪化していて、5月に取材していたときの状況と、つまり、5月の取材のときは、イラクの日常は今こんなに平和になってきていて、
こんなに美味しい食べ物とかもあるし、人々もこんなに親切で、街を歩いていてもこんな雰囲気で、安全そうな雰囲気を映して、皆さんのイラクは危険な場所という偏ったイメージを、もうちょっとニュートラルにしていただきたいという意図を持って取材したものなので、
なんとなくイラクに行きたくなるような感じの映像になっていると思うんですけど、それが今、そもそも空港を閉鎖しているから、来れないという意味では大丈夫なんだけど、
ハラカンタのYouTube番組
あんまりこのYouTubeを見て、イラクってすごい平和そうだし、楽しそうだし、安全そうだし、気楽に調べないで、行こうなんて言って、来ようとするタイミングではないんですよね。
そもそも飛行機がいつキャンセルになるかわからないし、中東の全体の情勢が悪化しているという中では、イラクの日常の様子は変わらなかったとしても、やっぱりだいぶ警戒して情報を集めたり、もしくはもし何かあったときにはどうやって避難するということを考えられる。
地元に信頼できる人がいて、相談できる相手もいるというような状況じゃないと、ふらっと旅人として観光で来れるような状況では、少なくとも今はそういう状況じゃないので、
これをYouTubeであまりポジティブな印象を出す、今実際に紛争が始まりつつある状況の中で出すのはどうなのかみたいな話をしたんですけど、
最終的には原君の思いというか、そもそもそういう状況だからこそ、今だからこそ、こういう平和な日常を送っていた人がこの戦争に巻き込まれてしまうんだということを伝えるためにも、今だからこそ出したいと。
つまり報道だけ見ていると、中東ではいつもどんぱちと紛争が起こっているんだというふうになると、こちらの人たちはみたいな感じで、自分たちとは関係のない人たちで、ある意味中東の人は紛争に慣れているみたいなイメージを持たれてしまう可能性もあると思うんですけど、
そうではなくて、子どももいて女性もいて、しかも本当にカフェに行ったりレストランに行ったり、楽しい日常を平和な日常を送っているという現実は、イラクの中でさえもイラクの人たちもそういう生活を送ってきたと。
もちろんイラもシカリ、イスラエルも一般の人々が平和な日常を、一般の市民の人たちは本当に政治には興味もない人もたくさんいると思うし、平和な日常を送っているというところを紛争が始まってしまうということで、
どれだけその人たちの生活が脅かされて急に生活を変えなければならなくなるか、避難をする準備をしてスーツケースとかリュックを背負って移動している人の映像も、私も報道でたくさん見ました。
そういうことを伝えるために、このYouTubeを今公開することが大事だろうということで、公開に踏み切ったという判断をなさっています。
それはもうここで覚悟を決めたことなので、もちろん今原君が既に日本に帰国して安全だという状況もありますし、この映像は5月に撮影したもので、現在の最新の情報を反映したものではありませんので、
最新情報はきちんとニュース報道とか、外務省からご確認くださいという注意書きを入れた上で、公開に踏み切るという判断をなさいましたね。
そういったちょっとした覚悟も持った上で公開している映像でもあるので、だからこそ皆さんにもぜひ見ていただきたいと思います。
長い48分の映像ですけど、もし私の活動とか高遠菜穂子さんに興味を持っていただいてくれている方は、2003年からイラクの支援をしている高遠菜穂子さんという、ちょうど16分、開始後16分ぐらいからなほこさんが登場しますので、そこも見ていただけたらと思います。
それが私がイラクのほうで、ドホークの中でやっている、プロボノ、ボランティアとして、理事として関わっている活動になります。
イスラエル、イランの状況が非常に心配ではあるし、ずっとその報道を追っているというのが本当に今の状況なんです。
実際、国際スタッフが飛行機に乗れなくなるということで、私の仕事にも実際に影響が出ている。
あと国際スタッフだけじゃなくて、本当は2週間、ヨーロッパのドナーの契約したコンサルタントがレビューミッション、あるプロジェクトの成果を確認する出張に来る予定だったんですけど、
その人もオンラインインタビューに切り替えるということで、飛行機キャンセルになっちゃったので、少なくとも1週目はオンラインインタビューに切り替えましょうという連絡を金曜日に取り合って、
オンラインインタビューをどうやってやるか、通訳の人が代わりに行って、インターネットをつないでという細かいやりとりの会議が今日もあったりとか、
ロジスティックサポートですけど、いろいろこの状況が変更したことで、すでにアレンジしてあることを変更しなければならないので、そんな困難でお仕事も忙しくなります。
しかも、さらにみんな中東に心配して関心が向いているときだと思うので、情報を発信したいという気持ちも少しはあるが、
人道支援の重要性
報道されるような政治的なこと、もしくは本当に紛争の攻撃とかに関することの事実については、私も報道を通して知っているだけですし、
だいぶ政治というのがバックグラウンドにあるので、身近な人がこの状況に関してどういうコメントをするかということも興味はあるし、今日職場に今から行ったらそういう話にはなると思うんですけど、
どうしても政治的なスタンスのコメントになったりすると、つまりこの人たちがこんなことをしたんだから攻撃されるんだみたいなふうな話というのは、私はそういう話はしたくないというか、
どちらが悪いみたいな、どちらがこうしたから悪いみたいな話をしたくないんですよね。誰がどう悪かったとしても、どちらの国でもほとんどの巻き込まれている一般の人というのは悪くないですからね、というふうに考えたいですね。
悪いんじゃないかという話も今回についてはありますが、政権を支持しているという意味ではね、いやいやいや、でもどんな政権を支持していたからといって爆弾で子どもが殺される状況を生むのは誰にとっても良くないことですよね。
なので、どこまで声日記でこういう話をできるか正直わからないところはあります。
やっぱり私の仕事の話をするというのが声日記なのでいいんですかね。
そうすると少しでもこういう国際的にこういう情勢が明かしたときに、どういう影響が出るかということを日本では想像できないことを少しは知っていただくきっかけになるというのは何かいいことな気もするので、
少しは何か自分として語れることは語っていきたいという気持ちもあります。
ただ、私は政治アナリストみたいな立場の人間ではないのでそういう話はしないで、やっぱり人道支援のための情報、人道のための本当に一般の市民の人々をどのようにしたら少しでも苦しみが和らぐのか、苦しみが和らぐのかの話を今するというのも、こういう状況が起こっていると本当に虚しくなりますね。
とにかく話せることは話していきたいというふうに思います。
それから私自身は今安全にしているので、少し忙しい通常運転をしているというところなので、安心していただければというふうに思います。
さらに言えば、私は本当に実は6月22日の飛行機が予約してあって、カタール、ドーハ経由で日本に帰国する飛行機なんですけど、それが飛ぶかなというのはちょっと微妙だなというふうに思っております。
ただ私の場合はトルコ経由に帰るとか、なんとかすれば6月の末ぐらいまでは日本に帰るということはできるんじゃないかなと思っているんですけど、日本のパスポートが強いからルートを変えるということが気楽にできます。
ただ私たちの団体の国際スタッフの中には、そういうパスポートじゃない人が多い人もいるので、そうすると経由地とかもどの飛行機でも気軽に使えるというふうにはならないので、
以上にしたいと思います。聞いていただいてどうもありがとうございました。
はい、ではまた今度。
30:27

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沢山の方々が苦しんでいる中、 少しでも痛みを和らげられるよう取組んでおられること、 誇りに思います。 くれぐれもご無理なく。

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